予定変更、秋の始まり仙丈ヶ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 1,089m
- 下り
- 1,089m
コースタイム
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:20
天候 | 晴れ曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特にありませんが、藪沢小屋の沢水で足元は気おつけてください。 |
予約できる山小屋 |
馬の背ヒュッテ
|
写真
装備
備考 | ガムテープ |
---|
感想
AM3:00-自宅発
AM5:15-仙流荘着
AM5:35-臨時バス
AM7:39長衛小屋テント設営
AM7:41-入山開始
AM8:12-2合目
AM3合目-
-6合目-休憩10分
AM10:20-小仙丈ヶ岳30分軽食
AM11:42-仙丈ヶ岳
PM12:25-仙丈ヶ岳小屋30分休憩
PM13:18-馬ノ瀬ヒュッテ
PM13:35-藪沢小屋
PM15:11-北沢峠
PM15:25-長衛小屋テント場
PM16:40-爆睡
AM-7:20-北沢峠定期バスにて下山
AM-11:30-自宅
19日に早めの帰宅後、双六岳へ「双六飛行場」を見に意気込んでおりました。直前まで天気とにらめっこ。
なんとか行けると踏みましたが・・・仕事が遅くなり22時頃帰宅。
徹夜で走って、寝不足の状態で7時間以上テント装備をあげれるか不安(へたれですな・・)
しかも先週の3連休でのレポを参考にすると、かなり冷え込む様です。寝不足で風邪を引いたり怪がをしよう
ものなら、会社で何言われるか分からない(^^;
とりあえず、先月の「グズグス登山」で登れなかった「仙丈ヶ岳」へと予定変更。
ただ、前回(テント張って)少し横になったらそのまま爆睡。 予定では8の字周遊。結果は甲斐駒ヶ岳のみ。
仙丈ヶ岳は取りこぼす始末。
今回もそんなことにならないように3時間は寝ました(T T)
始発のバスの時間には十分間に合い、しかも臨時のバスが都合よく出発。ラッキー!!
バスの中で睡魔に襲われましたが、天気がよく鋸岳・甲斐駒ヶ岳がバッチリ。結局寝れずじまい。
バスを降りてから。凜とした秋の空気が心地よく長衛小屋に向かいます。
途中「20日長衛小屋は満室です。予約の無い方は宿泊できません」あら? そんなに一杯なの?
テント場を見ると「ガラガラ」先月は隙間がないぼとの混みようだったのに。小屋泊まりの方が
多いのかな? テント場所は選び放題。川沿いで水場と小屋に近い所に設営とします。
テントに入ったら絶対横になりそうなので、アタックザックにあらかじめいれておいた物のみを取り出します。
小屋から2合目への近道を使います。5合目までは寝不足にはちょうどよい気持ちのよい歩き。大滝の頭(5合目)
は、藪沢・馬ノ瀬への分岐ですが、ここは復路に通ります。なのでこのまま小仙丈ヶ岳へ。
6合目を過ぎるとハイマツ帯に変わり始めますが、これがまた足が進まない状態になりました。
理由は、「北アルプス」のほとんどが、雲の上に顔を出しているではありませんか。しかも青空!!
無理をしても北にすべきだったか・・槍の穂先もしっかり見て取れる。
八ヶ岳は顔を出したり隠れたりと、雲海が厚い状態。
そのおかげで写真は、仙丈ヶ岳にいったのですが甲斐駒ヶ岳が多い始末・・・でも、かっこいいんですこれが!!
甲斐駒ヶ岳と鋸岳の稜線が雲一つなく、その奥に見える雲海の上に「ちょこん」とみえる八ヶ岳の「赤岳や特徴的な」
横岳を見て上機嫌な嫁さん。
何度も振り返りながら、目の前にある、甲斐駒ヶ岳の勇姿や鋸岳が残念に思う気持ちに元気をもらいました。
鳳凰三山は、オベリスクがみえてひと目で分かりますが、雲海が高い。
富士さんは霞がかかっているものの、しっかりと北岳と肩を並べてみえます。
北沢峠を境に南方面は曇天。しかし「塩見や赤石岳」方面までもしっかりと見渡せます。目指す仙丈ヶ岳の上に
も雲は無し。ただお日様の光が少なく青空が無いいだけ・・・ぐすん(T T)
青空なら・・なんて想像しながら左手に「富士・北岳・間ノ岳」、小仙丈ヶ岳から見る偽ピーク下には「小仙丈カール」
正面には北岳から続く間ノ岳への3000mの縦走路。
その景色を見ながら「軽食タイム」にはぴったり。さすがに、時折吹くそよ風も冷えています。そしてとてもテンショ
ンが高い嫁さん。
先月なら気持ちよい風が今の時期ではすぐに体が冷えます。冷え切らないうちに行動開始。軽い岩場がありますが、
左手のカールは緑のハイマツ。仙丈小屋の分岐がみえれば、右の藪沢カールの赤色に色づき始めた草紅葉。
見上げると頂上には、小さな人影が沢山。ゆっくりとカールの上をお散歩です。これが気持ちいいんです。北アルプス
への後ろ髪は引かれますが、来てよかったと思える時間でした。久々の3000m越え。御岳山以来ですから、ほぼ2年ぶり
かな? 人も多くなり、あまり広くない山頂ですので下山開始です。カール内にみえる小屋はとても立派で、ものすご
くありがたい経験をしました。
実はテント内で履く、くるぶしくらいまでの長さの靴下をはいてきてしまったのです。登山用の靴下はテントの中。
どうやら朝の出がけに、普通の靴下とテント内の靴下、登山靴下を分けていた時に間違えて履いてきたようで、登山開
始時に気がついたんですが、別に大丈夫だろうとそのまま登りました。登りはよかったんですが、頂上から小屋までの
砂礫を歩いているとき、くるぶしにハイカット靴がすれる違和感が出てきました。しかも両足・両くるぶし。
小屋で「バンドエイド」の購入が出来ないかを聞くと、銀色テープ。よく補修用にあるものを出して来てくださり。
バンドエードは余計にすれて痛めるから、これが一番。もしくはガムテープが重宝すると教えてもらいました。
そして、使いなよとだしてくた事が大変うれしかったです。本当に感謝。実際もうすれて血がでておりましたが、テー
プを張ったことにより、それ以上の悪化が防げれ無事下山。今回は経験と知恵を頂きました。再度感謝です。
そして下山時に「写真」でよく見る、仙丈ヶ岳・藪沢カール・小屋の写真を撮って、来年は小屋泊まりとしてもう一度
こようと心に決めました。
下山時には、後ろは藪沢カールと仙丈ヶ岳・前は鋸岳と甲斐駒ヶ岳。文句なしのルートですね。最初はこのルートのピス
トンか、今日の逆ルートで小仙丈ヶ岳を後にするか悩みました。先月は渇水の情報が長衛小屋に張ってあったため、復路
の水場確保の為に、小屋を回るのを後にしたわけです。でも実際はそれが正解でした。保険の意味で給水も出来ましたし。
でも、水場とかかれた場所には水は無し・・小屋でコーヒーを沸かしててる時、嫁さんが給水にいったが水がない!!
まあ、馬ノ背ヒュッテ・藪沢小屋もあるからいいよ。なんてはなして下山すると、水場とかかれている所からさらに下の方
に、ホースで水が沢山出ておりました。渇水ではなかったんですね(^^;
テントに戻ると、秋の夕暮れはつるべ落としなんていいますが、実際日が暮れるのが早かった。それと同時に一気に冷え込
み、軽くおにぎりを食べて30分くらい寝ましたが、寒くて起きあがり、そとの暗さにはびっくり。
冷えた体を温める為に、ビーフシチューリゾットと、焼き鳥缶詰をおいしく頂く。すぐさま又眠気が襲い、再び嫁さんと爆
睡モードへ突入。10時くらいに寒さで起きトイレを済ます。足が冷える為に、ザックに足を入れて再び就寝。
夜中2時にはそれでも寒くて起き上がり、トイレ後に「貼るカイロ」をぺたぺたと貼る始末。テント内の室温は3度でした。
朝5時30分には起き、テントの外に出ると「フライシート」がバリバリ。霜なのか氷なのか・・どうりで寒かった訳です。
野菜スープに、朝から棒ラーメン・魚肉ソーセージプラス・味付け卵を2個のトッピングで二人して冷えた体を暖める。
おなかがふくれると再び睡魔が来そうでしたが、無理矢理体を起こして7時20分のバスの為に準備します。
フライシートやテントの水分を拭いても、冷えている為に再び朝露で濡れてしまう為、撤収は時間ぎりぎりまで待ち、その
ままザックに。バスの運転士さん曰く、今期最低の気温だったらしいです。しかも昨日より今日のほうが快晴・・・羨ましい・・
おきまりのソースカツ丼をたべて午前中には帰宅。その後テントを干したりしながら、今期のテント泊は今の装備では限界
かな? と、嫁さんと話しておりました。あわよくば、シュラフのグレードアップを・・やはり化繊はかさばるし寒いです。
あと全体的に思う事は、中々高度が上がったり・下がったりが少ない気がします。高度差1000mですが、急高や急坂という
感じもなく非常に登りやすかったですね。
こんばんは。
週末なのにテント場が空いていることに驚きました。
紅葉シーズンのアルプスは南も北も一杯かと。
遅くまでお仕事をお疲れ様です。
私なんかは、今、仕事をしていないという有様なのにテントを担ぎ上げる自信なしです。せっかく買ったテントなのに8月の北沢峠以来、使っていません。(>_<)
それに、やはり寒いのですね〜。ますます萎えますね。(情けないですが)
おひさしぶりです。 mikiwhiteさんの毎週のレポも楽しみにしてますよ。
私は去年まで、山は逃避行の場所でしかなかったのですが、今では至福の時間となりつつあります。山での睡眠時間のほうが、下界より長い(^^;
スマホ・テレビ・ネット無しでは日々の暮らしに苦労しますが、山では別の時間がゆっくりと確実に流れています。こどもさんには、山の経験を沢山作ってあげてください。失敗や嬉しかったことなどキットこれからの人生に役に立つと思います。
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