平ヶ岳 (鷹ノ巣から往復)
- GPS
- 09:13
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 1,813m
- 下り
- 1,793m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り 無風・微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・駐車場付近は携帯電話使用不可能。小出ICからシルバーラインを使って来る場合も、途中の多くの場所は携帯電話が使用できない。 ・シルバーラインのトンネル区間が終わった後、ダム湖に沿った道は舗装はされているが、センターラインはなく全般に細いクネクネ道が延々続く。車酔いに弱い人にとっては登山よりも大変な思いをするかもしれない。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・コース全長は20km以上と長いので、日帰りで狙う場合は早立ちが必須。ルートに避難小屋などはないが、池ノ岳付近でテント泊が可能。 ・下台倉山の手前はヤセ尾根が続く。普通に歩いていれば落ちることはないが、帰りに披露しているときなどは要注意。両側すっぱり切れ落ちているので。滑落などしたらかなり危険。 ・下台倉山の手前は急登。ロープなども設置してある。 ・台倉山までは通常の登山道と同様に標高を上げるが、その後、白沢清水付近までは標高を稼げない。この区間は木道も設置してある。 ・池ノ岳への登りは急登。 ・池ノ岳から山頂や玉子石までは木道が設置してある。湿っている時などは大変よく滑るので要注意。 ・水場は山頂付近が利用できたようだが、もし自分が利用するなら煮沸したと思う。テント泊で山頂付近に泊まる場合は水をどのように持つか要注意。 |
写真
感想
数年前から企画していたものの、自宅から遠いのでなかなか機会が得られなかった平ヶ岳だが、ようやく重い腰を上げて日帰りで出掛けてきた。山歩きそのものよりも、やはり往復の運転に疲労困憊することになった。
自宅を早朝1時30分頃出発、関越道小出ICは山スキーで何度も利用しているし、シルバーラインの利用もある。が、その先は未知数。地図で見るとえらくクネクネしている道を30km以上も運転しなければならないようだ。まだ夜が明けない4時頃からこの区間の運転をしたが、想像以上に大変だった。永遠に続くとも思われるクネクネ道はほんとうに難儀で、運転者自身が車酔いになってしまったくらいだった。小出ICから1時間以上ドライブしてようやく駐車場到着。好天予報の百名山だったが、登山口に至近の駐車スペースを確保できた。すっかり車酔いで食欲はなかったが、食べないと歩けないので無理矢理食事をし、準備をして歩き始める頃にはすっかり明るくなっていた。ヘッドライトはもう不要。
歩き始めは緩やかな登り。外の気温は一桁台まで下がったようだがちょうど良いウォームアップ。やがて橋を渡り「平ヶ岳まで10.5km」の標柱があらわれ本格的な登山道に入る。ここから台倉山までは結構キツイ登りが続き、下台倉山の手前付近はヤセ尾根が続く。所々にロープもかかっている。視界は広がり景色も良いが、滑落の危険性もあるので慎重に歩く。天気は良く、登りに差し掛かってからはTシャツ一枚で十分歩けるほどの気温。台倉山までは順調に標高を上げるがこの先はほとんど標高の変わらない区間が続く。水場が2箇所あらわれたが、いずれも水は出ていないようだった。
池ノ岳への登りが見えると左手には平ヶ岳の山頂方向も見えるようになる。紅葉も少し始まっているようだった。最後のきつい登りをこなして姫ノ池に到着すると多くの人。鷹ノ巣から登ってきた人ではなく、途中までは林道をクルマか何かを使って登ってきた人達のようだ。鷹ノ巣からのルートは好天の百名山にも関わらず空いていて静かで好ましかったが、ここに来た途端に別の山に来てしまった感覚になったくらいに賑やかだった。池からは木道が巡らせてあるのでそれを利用しつつ、平ヶ岳の山頂を目指す。名の示すとおり、平たい山なので山頂がどこか判然としないが、GPSやら地図などと見比べて最高点付近に到着。天気は良く、周囲の山々を確認できた。ここで大休止したかったが、玉子石もぜひ見ておきたかったので、山頂付近では栄養補給のみ行ってまた歩き出す。山頂から玉子石は案外遠い。木道歩きにも飽きてきたころにようやく到着。やはり不思議な石だった。が、岩石の風化が進んでいるようで玉子石が今の姿でいられるのもそう長い期間ではないかもしれない。
玉子石から再び姫ノ池まで戻って下りに取りかかる。登りが長かったので下りも当然長くかかるはずである。下りにさしかかって以降、通常の山であればこれから登る登山者を多く見る筈であるが、さすがの平ヶ岳のせいか、11時頃から山頂に向かう登山者は少なく、多く見掛けたのはテントを背負った宿泊予定の人達だった。下りは登りと全く同じルートなので変化がなくてだんだん飽きてくる。が、登った限りはとにかく戻らないわけにはいかないので、怪我しないように慎重に降りる。登りで慎重になったヤセ尾根は、下りでは更に慎重に歩いた。
出発から約9時間かけて山頂往復と玉子石を見ることができた。通常であればさあ後は帰るだけで気持ちも晴れやかなのだが、帰りもあのクネクネ道を運転するかと思うと大変気が重かった。しかも天気が良かった日曜日のため、高速の渋滞も予想された。平ヶ岳の山自体は良い山で、アクセスさえ良ければ再訪も可なのだが、とにかくここは遠い山であると再認識した。
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