仙丈ケ岳



- GPS
- --:--
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,115m
- 下り
- 1,064m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 8:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(前日に移動) |
コース状況/ 危険箇所等 |
良く整備されているため歩きやすく道迷いの心配なし 小仙丈ケ岳付近に岩場 ざれてやや滑りやすい |
その他周辺情報 | 温泉:公共交通機関利用で日帰り仙丈ケ岳ハイキングの場合、手軽な日帰り温泉をみつけられず |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
紅葉を楽しみながら気楽に歩けそうな遠くの山…ということで仙丈ケ岳に。とにかく行くのが面倒で避けていたので初の南アルプス。天気に恵まれたという事もあるけど、とても気に入った。また来よう。
前日に北沢峠で前泊。夕飯まで少し時間がある。良い天気だし、電車にバスにとじっと座ってばかりだったし、ちょっと歩きたかった。仙水峠まで行ってみたかったが、そこまでの時間はなく仙水小屋までの往復とした。沢沿いを水と緑と紅葉に包まれながら写真撮りまくり。数人の下山者とすれ違う。甲斐駒ケ岳からか、お疲れ様です。ザックがないとこんなに歩くのが楽なのかと衝撃をうけた。身軽ってすごい。
長衛小屋は新しくて快適。ごはんも美味しかった。宿泊者も少なくて大部屋でもゆとりがあった。さんざん電車とバスで居眠りしてしまったので夜寝れないんじゃないかと心配したのはなんだったのか、20時前から耳栓なしで明け方まで熟睡。早出の人たちの準備の音で目が覚めたけど耳栓して再び爆睡。まだまだ寝れたけど起きないことには山登りはできないので起きる。
朝の森林は少し肌寒いが清々しい。コメツガとシラビソの木漏れ日の中をずんずん登ってあっというまに二合目合流地点に到着。ここからは尾根沿いを行く。ところどころ紅葉した樹が楽しませてくれる。大滝の頭からは馬の背方面へ。鋸岳を眺めながら何度も沢を横切る展望の良いコースでアップダウンもきつくないのでとても気に入った。草紅葉もこのあたりから見られた。藪沢に出たところで大平山荘からの藪沢ルートと合流。ここから一気に馬の背ヒュッテへ急な登りが始まる。でも天気が良くて景色が綺麗なのでウキウキ歩いているうちに馬の背ヒュッテ到着。ここでお昼と食べるつもりだったが当初のルートから変更したため早く着きすぎた。穏やかな天気とベンチに魅了されて、先におやつを食べてしまうことにした。甲斐路はやはり美味しいね。馬の背ヒュッテから少し登ると、丹渓新道との分岐にでる。紅葉の時期に丹渓新道方面からの景色が良いらしいという情報も目にしていたので少しだけ寄り道した。往復、写真撮影の時間をいれて10分少々の距離しか行かなかったがこちらも楽しそうな道だった。仙丈ケ岳、伊那市方面の街の風景、甲斐駒ケ岳など360度の景観が楽しめるが、残念ながら今回のルートにわざわざ追加する程ではなかった。その後ハイマツ帯に入ったあたりで、小鳥が登山道をずっと先導して歩いてくれた。鳥は植物以上に苦手分野だが、調べた感じではカヤクグリと思われる。小鳥の先導がなくなったころに、仙丈ケ岳のカールが目の前に登場。とても見応えがある。植物の生えていない真っ白の砂地を、まるで川を渡るかのように向こう岸へ渡ると仙丈小屋に向けての登りが始まる。ナナカマドの紅葉の林を抜けると急に樹がなくなり、石だらけの白い山肌に真っ赤な草紅葉が点々とした登山道になる。白い石、赤い草、雲一つない青空。仙丈小屋についてランチをとる。景色が良くてベンチもあるのでくつろぐのに最高の場所だった。トイレも借りましたが綺麗でうれしかった。ここから仙丈ケ岳までは登りが厳しいが、草紅葉で彩られたカールをぐるっとまわるのでとても楽しい。仙丈ケ岳山頂にはそこそこ人がいてくつろいでいた。私たちは景色を楽しむと山頂を後にした。遮る樹のない尾根をずっと歩いていく。この間、甲斐駒ケ岳と北岳と雲でちら見えの富士山がずっと楽しめる。ところどころトラバースしながら尾根をたどっていくと、岩場が少しあって、小仙丈ケ岳に到着。ここからはひたすら下りになる。景色を楽しみながらも砂で滑りやすい道を注意して降りる。夢中になって降りるうちに、知らない間にハイマツ帯を抜け、樹林帯に突入していた。もう展望はないが、樹林帯も気持ちが良い。5合目から2合目は行も通った道のはずだが、こんなに急だったかなと不思議に思う。2合目から先は緩やかな樹林帯で、今回の山旅の思い出を振り返りながらクールダウンするのに丁度よい道。ほどなくして北沢峠に到着。てゃんと終バスに間に合ってよかった。
いいねした人