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Yamareco

記録ID: 516251
全員に公開
アルパインクライミング
槍・穂高・乗鞍

前穂高岳北尾根&滝谷ドーム中央稜(ソロ)

2014年09月21日(日) ~ 2014年09月23日(火)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
36.5km
登り
2,258m
下り
2,247m
天候 21日:日中晴れ、夕暮れ頃一瞬曇
22日:日中晴れ、夕暮れ少しガスが出るが、直ぐに晴れ
23日:晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
さわやか信州号にて22日より上高地入り、下山は上高地からバス、新島々から電車
コース状況/
危険箇所等
登山届は上高地BTにて提出。
今回も上高地スタート。ちょっと肌寒い。
2014年09月21日 05:40撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/21 5:40
今回も上高地スタート。ちょっと肌寒い。
さぁ、あそこに行くぞ。
2014年09月21日 07:40撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
9/21 7:40
さぁ、あそこに行くぞ。
屏風岩。
2014年09月21日 08:09撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/21 8:09
屏風岩。
涸沢まで後少し。まだ紅葉には早いようだ。
2014年09月21日 09:36撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
2
9/21 9:36
涸沢まで後少し。まだ紅葉には早いようだ。
涸沢ヒュッテから大雪渓を目指して進む。
2014年09月21日 10:02撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
9/21 10:02
涸沢ヒュッテから大雪渓を目指して進む。
ガレ場を行くのだが、途中で道を間違えて…
2014年09月21日 10:12撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/21 10:12
ガレ場を行くのだが、途中で道を間違えて…
6峰と5峰の間に行くはずが、6峰のピーク目指して登ってしまっている。途中はスラブになってて緊張する場面が続く。
2014年09月21日 11:02撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
9/21 11:02
6峰と5峰の間に行くはずが、6峰のピーク目指して登ってしまっている。途中はスラブになってて緊張する場面が続く。
ようやく抜け出してきた。目の前にあるのが5峰
2014年09月21日 11:20撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/21 11:20
ようやく抜け出してきた。目の前にあるのが5峰
6峰と5峰のコルで装備を整えスタート。予定より大分遅い。
ここは2級?
2014年09月21日 12:12撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/21 12:12
6峰と5峰のコルで装備を整えスタート。予定より大分遅い。
ここは2級?
4峰は浮石だらけのコケ石だらけ。岩登り自体はそれほど困難ではないが怖い。
2014年09月21日 12:41撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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9/21 12:41
4峰は浮石だらけのコケ石だらけ。岩登り自体はそれほど困難ではないが怖い。
核心の3峰。思わず声が出る。「でけぇ!」
2014年09月21日 13:31撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
2
9/21 13:31
核心の3峰。思わず声が出る。「でけぇ!」
3峰の途中。
2014年09月21日 14:48撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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9/21 14:48
3峰の途中。
2峰から山頂までの小さな懸垂下降。せっかく持ってきて出していたザイルはここで使う。
2014年09月21日 14:55撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3
9/21 14:55
2峰から山頂までの小さな懸垂下降。せっかく持ってきて出していたザイルはここで使う。
前穂高岳山頂に到着。青空が気持ちいい。
2014年09月21日 15:02撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/21 15:02
前穂高岳山頂に到着。青空が気持ちいい。
前穂高岳山頂から槍ヶ岳を望む。
2014年09月21日 15:06撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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9/21 15:06
前穂高岳山頂から槍ヶ岳を望む。
さて、穂高岳まで行きましょう。
2014年09月21日 17:06撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/21 17:06
さて、穂高岳まで行きましょう。
奥穂高岳山頂。
2014年09月21日 17:15撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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9/21 17:15
奥穂高岳山頂。
穂高小屋に何とか日が暮れる前に到着。ここでツェルトを張って寝る。
2014年09月21日 17:40撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
9/21 17:40
穂高小屋に何とか日が暮れる前に到着。ここでツェルトを張って寝る。
早朝の涸沢岳山頂。何人か人が上がっていて日の出を見ていた。
2014年09月22日 05:33撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
3
9/22 5:33
早朝の涸沢岳山頂。何人か人が上がっていて日の出を見ていた。
朝は空気が澄んでいて気持ちいい。
2014年09月22日 05:34撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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9/22 5:34
朝は空気が澄んでいて気持ちいい。
最低コルから少し先、ドームの基部からC沢のルンゼを下ります。
2014年09月22日 07:00撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/22 7:00
最低コルから少し先、ドームの基部からC沢のルンゼを下ります。
滝田ドーム中央稜1P目
2014年09月22日 09:19撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/22 9:19
滝田ドーム中央稜1P目
1P目のビレイ点はこんな感じ。多くの人はピナクルだけ使ってるのかな。
2014年09月22日 09:19撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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9/22 9:19
1P目のビレイ点はこんな感じ。多くの人はピナクルだけ使ってるのかな。
2P目を降りてきたところ。ここのスラブは迷った末にA0。
2014年09月22日 11:19撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/22 11:19
2P目を降りてきたところ。ここのスラブは迷った末にA0。
多分3P目。凹角の向うに更に顕著な凹角を登りフェイスをとバラースして大きなクラックを登るという表情豊かなピッチ
2014年09月22日 11:45撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
1
9/22 11:45
多分3P目。凹角の向うに更に顕著な凹角を登りフェイスをとバラースして大きなクラックを登るという表情豊かなピッチ
3P目途中を見下ろす。
2014年09月22日 12:42撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/22 12:42
3P目途中を見下ろす。
3P目の途中で撮影。登り返しに撮る。
2014年09月22日 12:42撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/22 12:42
3P目の途中で撮影。登り返しに撮る。
最終ピッチの4P目。簡単な凹角の向うにハングがあり核心がある。
2014年09月22日 13:27撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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9/22 13:27
最終ピッチの4P目。簡単な凹角の向うにハングがあり核心がある。
4P目の支点。正直ちょっと怪しい。
2014年09月22日 13:27撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/22 13:27
4P目の支点。正直ちょっと怪しい。
正午も過ぎてガスってきた。寒い。
2014年09月22日 13:27撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/22 13:27
正午も過ぎてガスってきた。寒い。
終了点。少し横にボルトが打ってるけど、すぐ横のピナクルで支点を取って登り返す。
2014年09月22日 14:12撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
2
9/22 14:12
終了点。少し横にボルトが打ってるけど、すぐ横のピナクルで支点を取って登り返す。
ドームの頭。一般縦走路からは見えない景色。
2014年09月22日 14:12撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
2
9/22 14:12
ドームの頭。一般縦走路からは見えない景色。
一般路に戻ってきてドームを振り返る。
2014年09月22日 14:37撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
2
9/22 14:37
一般路に戻ってきてドームを振り返る。
北穂高岳南稜の頭テント場から北尾根を見る。やっぱりかっこいい。
2014年09月22日 14:47撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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9/22 14:47
北穂高岳南稜の頭テント場から北尾根を見る。やっぱりかっこいい。
昨日道に迷った部分。中央のラインが昨日昇ってしまった所。正しくは一本の右から。
2014年09月22日 15:07撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/22 15:07
昨日道に迷った部分。中央のラインが昨日昇ってしまった所。正しくは一本の右から。
涸沢のテン場は空いていて場所を選べた。
2014年09月22日 16:05撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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9/22 16:05
涸沢のテン場は空いていて場所を選べた。
ガスも切れきれならがも気持ちいのいい青空
2014年09月22日 16:12撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/22 16:12
ガスも切れきれならがも気持ちいのいい青空
3日目の朝。穂高を振り返る。紅葉は後少し位が見ごろ。
2014年09月23日 05:36撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/23 5:36
3日目の朝。穂高を振り返る。紅葉は後少し位が見ごろ。
朝焼けはここからじゃ見えないが、空は綺麗だった。
2014年09月23日 05:42撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/23 5:42
朝焼けはここからじゃ見えないが、空は綺麗だった。
屏風岩。
2014年09月23日 06:26撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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9/23 6:26
屏風岩。
昨日あそこにいたんだなぁと思うと感慨深い
2014年09月23日 06:51撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/23 6:51
昨日あそこにいたんだなぁと思うと感慨深い
横尾には事故が起こった場所が掲示してあった。1日目に通った吊尾根では8月と9月だけで死亡事故が何件か起こっている。
2014年09月23日 06:53撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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9/23 6:53
横尾には事故が起こった場所が掲示してあった。1日目に通った吊尾根では8月と9月だけで死亡事故が何件か起こっている。
河童橋と穂高。やっぱり絵になる景色だ。
2014年09月23日 08:44撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
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9/23 8:44
河童橋と穂高。やっぱり絵になる景色だ。
上高地BTについたら野沢菜おやきとカレーパンを食べる。
2014年09月23日 09:10撮影 by  COOLPIX AW100 , NIKON
9/23 9:10
上高地BTについたら野沢菜おやきとカレーパンを食べる。
撮影機器:

装備

個人装備
ヘッドランプ(1) 予備電池(2) 1/25 000地形図(1) ガイド地図(1) コンパス(1) 笛(1) 筆記具(1) ライター(1) ナイフ(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) バンドエイド(1) タオル(1) 携帯電話(2) 雨具(1) 防寒着(1) 手袋(1) ビニール袋(3) シュラフカバー(1) ザックカバー(1) コッヘル(1) プラティバス(1) 非常食(1) ハーネス(1) クライミングシューズ(1) 環付きカラビナ(5) カラビナ(20) テープスリング(10) ロープスリング(2) 確保器(ルベルソ等)(1) クイックドロー/ヌンチャク(10) ヘルメット ナッツ(1) テントマット(1) ツェルト(1) ガスストーブ(1) ガスカートリッジ(1) ファーストエイドキット 医薬品 カメラ ザイル

感想

9月最後の連休は、再び穂高岳でした。

強引に作った3連休に高速バスの予約をねじりこみ。いざ出発。

お盆に見下ろした前穂高小屋の北尾根の美しさが忘れられず登ってやろうと計画を立てました。

慣れた足で涸沢までの快適な山歩きを終えた後は、大雪渓の一般路から外れた道を歩きます。

しかしここで6峰5峰のコルを目指すはずが6峰を直登ルートを取っていたらしく、道を間違えて、無駄に難しい浮石だらけ岩壁やガレ場を登り、おかしいと気づいて巻きながら、何とか6峰の正規ルートに合流してようやく6・5峰コルに到着する。

6・5峰のコルはテントが2張ほど出来そうな程広く、ハーネスやガチャ類を身に着け、靴を履き替えてから、カロリーメイトを一袋食べて出発。

5峰は簡単な岩稜歩き。あっても数手のみ卦蕕世蹐Δ。

4峰からいよいよ岩稜登りといった感じ。浮いた巨岩とコケ付の岩が滑りそうで怖い。ルートファインディングが難しく。岩登りなので踏み跡も残らないので苦労した。

3峰は予想以上にでかい岩壁。

とりあえず自然なラインに導かれ、元蕕涼羆凹角に取り付くがいきなり難しい。
ピトンが打ってあり、半ば強引に一つ目の棚を乗り越えが、その次が手がかりなく、大きく割れたクラックから一段上がり、左手にスラブ状の棚を登るような箇所で行き詰まる。
フリクションを信じてマントルを返すようにしてスラブ状の棚に一段上がって進めば先に行けそうだったが、思い切る事が出来ない。
別のルートはないかと、辺りを見渡すと右手側に楽なリッジがあったので少し巻いて卦薀襦璽汎って先へ進む。
しかし、これで自分がどこに居るのかトポ上で今一つ把握できないまま登り続ける事になり、いつの間にか3峰ピークを過ぎ、2峰のピークに居た。

ここで2峰のピークで初めてザイルを使って懸垂下降をし、1峰までは再び岩稜歩きで難なく山頂に立った。

思ったよりも時間が経ってしまっていて、前穂高岳の山頂には誰も居らず、夕暮れ前までに急いで穂高小屋まで足を進めて初日を終えた。

2日目は滝谷ドーム中央稜。
今回の装備の半分は今日の為にある。

取り付きを見失わないように確認しながら、ドームまでやってきて疑心暗鬼ながらも先行するパーティーの姿も見えたので追いかける。が、またしても道に迷う。
どうやら第3尾根上のケルンに騙されてそこで巻いた為に、別の踏跡に導かれてしまい、別ルートの途中ピッチ辺りまで来てしまったようだった。
撤退も考えたが少し引き返した所で、正規のルートに復帰し、ようやく取り付きにたどり着く。

1P目。
いきなりでかい。40m近くはありそうなそのピッチは序盤は簡単そうに見える。
先行するパーティーが2ピッチ目を上がるのを見てからスタート。
簡単なリッジからチムニーに入ると急に難しくなる。ザックを背負ってしまうと一気に難しそうだが、ここはソロの強みか空身なので、チムニーの中に入り込みながら、不慣れなチムニー登りをかなり強引な感じで登り越えて終了。チョックストーンの先でピッチを切って下降する。50mザイルが残り10mもなかった。残置支点がやや不安ではあるので、下降用にクラックにナッツを効かせてバックアップを取った。

2P目。
チョックストーンの上の簡単なリッジは3級程度ではあるもののノーピンだったので、ルートを間違えたかと不安になったが、直ぐにテラスに出たのでここでピッチを切って仕切りなおす。

3P目。
快適なビバークが出来そうな広々としたテラスだが、その先のルートがわからない。
トポを確認すると右上に行きカンテか凹角で4級、スラブで5級との事だった。

上り始めて直ぐに右に巻いて側面に出ると、確かにカンテと凹角というよりクラックが見える。
クラックまでのトラバースは不安定そうなので、そのままザイルの流れも考慮してカンテを登る。かなり高度感あるフェイスだ。フットホールドはしっかりしているものの緊張が続く。カンテから左に巻いて安定したフレーク上に立つと、核心のスラブが現れた。3手ほどの短い場所だが、確かにホールドもなく難しい。しかも高度感ばっちりなので緊張する。右手に効きそうなホールドがあるが、結局躊躇して一手目の足上げにA0を使って乗り越える。

4P目。
1級のリッジ歩きとあるが足だけで歩けるほどではなく2級はあるんじゃないだろうか?ザイルはまとめて5P目の取り付きまで歩く。

5P目。
右側に巻いて簡単な凹角を登る。少し登ると大きなクラックがあって、そこがルートのように見えるが、更に右に巻くと凹角に走った別のクラックにもピトンが打ってああったのでそっちに進路を採る。
クラックをなぞるようにしてそのまま真っ直ぐも行けそうだったが、最後はチョックストーンがクラックから迫り出していて、ハング状になっていたのでそれを回避して途中のフレークを使って左に巻き。先ほどスルーした大きなクラックの上部に合流したところにある小さなテラスでピッチを切った。

雲が流れる穂高連峰の側面からチラチラと槍方向から縦走する一般登山者の姿が見えた。遠くから見てもこちらからの姿は見えているだろうか?

6P目。
ピッチを切った小さなテラスは大きな浮石がごろごろしていて居心地が悪くどうやら左に巻いたルートが正規ルートのようだ。
不安定な場所にザックを置いておけないのでザックを背負って巻き始める。

いきなり怖い。ぱっくりと足元に開いた空間を跨いで壁にフリクションを聞かせて上部右手のガバで体を持ち上げる。落ちたらひとたまりもないかもしれない。

何とか一段一段と乗り越えて、凹角状のクラックの中に入り、最後にチョックストーンを乗りこえてフェイスをよじ登ると安全なテラスに出た。
多分ここが正しい4P目の終了点。

7P目。
最後は簡単な凹角だが、最後にハングがあって怖い。
色々考えてハングを乗り越えようとしたが、びびって足のフリクションを信頼できずにA0で右に巻いてしまった。ピトンが打ってあった左巻きのルートは登り方がわからなかった。

終了点に出て登攀終了。
道迷いのせいでまたしても結構時間がかかってしまっている。
あわよくば今日で上高地まで降りる事を考えてたがもう13時だ。

明瞭な踏み跡を辿り、一般縦走路に合流した所で装備をザックにしまい。
涸沢まで下る。

16時に涸沢到着し、今日はここで眠ることに決めた。穂高小屋よりは幾分か温かいのも期待できた。連休の涸沢にしてはテン場は空いていて僕と同じようにツェルトが何張かあった。

翌日はただ横尾経由で降りるだけ。4時間かからずに下山完了し、バスで帰った。


総括としては、北尾根はともかく滝谷では自分の実力不足を思い知らされた。体感グレードとしては一ノ倉南稜より1グレード上に思えた。A0を多様してしまった時点で登れたとは言えないので、ジムで身につける技術のほかにジャミングやステミングなどの技術をもっと磨かなければならないと思った。

というより道に迷いすぎなので、もっと地図を頭に入れてから取り付けよと本気で反省した。


滝谷ドームは日も当らないし風も冷たいので、ダウンを着込んでの残雪期並みの服装で調度よかった。

今回食料から寝具までかなり削って30リットルザックに15kgで装備を抑えた。登攀用具を抜けば5kgにもならないんじゃないかと思う。食事も最低限のもので、シュラフですら省略してシュラフカバーで寒い夜をすごした。テントも置いていきツェルトにしたが、これは風もなく快適だった。

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コメント

拝見したかもしれません
22日に北穂から奥穂まで歩いていて、ドームに人がいるのが見えました。
私も大昔ドームを登ったのですが、ルート名とかは忘れてしまいました(チムニー状のところを登ったから中央稜だったかな?)。
烏帽子の南稜よりは難しいと思いますよ。岩は冷たいだろうし。
お疲れさまでした。
2014/9/23 21:12
Re: 拝見したかもしれません
はじめましてhiro-kuwanaさん
22日のお昼前後でしたら僕だったかもしれません。先行PTが4組程度いてその最終の後を追う形になっていました。

北穂からの下りで何人かに同じように見えてましたよ。と言わて少し恥ずかしい思いをしました
2014/9/24 14:30
北尾根ですれ違った者です。
kaakakaさんの軽やかな登りを間近で拝見し、
”只者ではない方なんだろうなぁ〜”
と思っていましたが、やはりそうでした

とても綺麗に歩く姿を勉強させて頂きました
強い方程、とても静かに歩かれますものね。

滝谷ドーム、、いつの日か、歩いてみたいです。
2014/9/26 12:30
Re: 北尾根ですれ違った者です。
はじめましてtanukimiさん。
先週末の北尾根の山行記録読ませていただきました。北尾根コンプおめでとうございます。
ただ記録を見る限り9月19日〜20日となっているので、たぶん別人かなぁ〜と……

僕もその方の登り見てみたかったです。歩き方が綺麗とか僕も言われてみたいなぁ〜
2014/9/26 16:07
Re[2]: 北尾根ですれ違った者です。
ひゃー 恥ずかしいっ
懸垂下降のロープが似ていたので、
つい同じ方と確信してしまいました

でも、当日朝、上高地を発って、
このルートをサクサク。。
やはり、只者ではない方ですね!

こんな奴ですが、いろいろ勉強させてくださいませ。
どうぞよろしくお願いします。
2014/9/26 18:19
Re[3]: 北尾根ですれ違った者です。
サクサクって程でもないので恐縮です。

こちらこそよろしくお願い致します。
2014/9/26 19:47
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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