バリ尾根探険隊DE㊙岩発見!in 静寂の千町ヶ峰(^^)/
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- GPS
- 07:36
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 535m
- 下り
- 527m
コースタイム
天候 | ☁→ 強風 →☀ポカポカ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
●登山Pは 積雪のため駐車不可でした。無理して入ると雪で隠れた溝に脱輪の可能性大。P前の道路脇に駐車可(3台ほど) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●駐車場から尾根の取り付きまでが少しわかりにくい。 橋を渡ったらすぐ川沿いの建物の横をすり抜けるように進みます。 ●登りで歩いたバリエーション尾根は全体的に急な登りの途中、特に等高線が詰まっている箇所が850〜900mの間にありますが、10〜12本爪アイゼンとストックがあれば、ピッケルまでは必要ありませんでした。 ●尾根の急な部分を登り切って開けたところの横は、アイゼン&ピッケルで登るのに良さそうな急斜面がありました。 ●尾根の上の方は特に、雪をかぶったアセビで踏み抜き地獄になります。 主稜線に出ると広々として快適ですが、やはりところどころ踏み抜く恐れあり。 ●わかん無くても歩けますが、ノートレースならばわかんの方が快適です。 ●山頂からの下り一般道は雪が積もってノートレースだと、谷に降り始めるまでが非常にわかりにくいです。(以上、文責 うさぎ) |
その他周辺情報 | 千町の大ミズナラ 一宮まほろば♨ |
写真
地形図は数日前に拡大プリントアウトして眺め暮らしてたんだけど、等高線色分けぬりぬりは前日に夢中でやってて、気付いたら日付またいでましたー!朝3時に起きなくちゃなのにぃー!!ガビゴ\(◎o◎)/!(笑)(U)
よくなーーい!ヽ(`Д´)ノプンプン
珍しく(?)まじめに登山届出そうとQRコード読み込んだのに、ビックリしましたね。あれ見てそのお店に食べに行こうと思う人 絶対居ない!!もしかしてお店への嫌がらせ??(U)
いや、マジでこのナイフリッジ(笑)怖かったですぅ。下手したら下の川に落っこちるぅ〜。こしき岩の上、思い出した(^O^)(笑)(U)
とても明確な尾根だったので、しばらく道間違いの心配ナッシング〜♪で、ルーファイ隊長うさぎ、安心しまくりで お山を楽しむことに専念できました(^_-)-☆(U)
もっととんでもなかったらどうしよ?ピッケル君の出番か??と登る前は少し心配してました。やっぱり現地に行ってみないと分かりませんね。この等高線の詰まり方で、岩場などが特に無ければ けっこう大丈夫だと勉強になりました!(U)
「THE ふしあな」おめめ の うさぎは気づかずスルーしちゃって、後ろでjyunntarou先生が「何かの巣がある」って言われて引き返して覗き込んでみました。けっこう低い場所にあって、天敵に襲われないのかな?と思ったけど、誰が棲んでたのかなぁ。既に空き家っぽかったですね(U)
アセビは鹿さんが食べないから、他のは全部食べられてもアセビだけが残るってjyunntarou先生が教えてくれました。そっか。アセビは毒があるのね(U)
わぁ!カメちゃん!!磐座になってもおかしくないような 立派で珍しい形の、本当に凄い岩!!逢えて嬉しいよーー(U)
この尾根、ひとっこひとり居ませんでしたが、うさぎちゃん、あっちこっち自由自在、縦横無尽にぴょんこぴょんこ飛び回ってる足跡いーっぱいありました!めちゃくちゃ可愛い!!(U)
ほんと!最高の急斜面でした!!ピッケル、バスバス差し込んで登ったら めちゃくちゃ楽しそうです(U)
踏み抜き地獄、半端なかったですぅ(T_T)アセビが雪に埋もれてほんとどこ踏み抜いちゃうかわからないの!!踏み抜いた瞬間ドキッとして、心臓に悪かった(笑)(U)
どわあああああーーーー!!!マジですかああーーー!美し過ぎるぅぅぅーーー!!!やっと主稜線に着いたよーーーー!!!(U)
なーんも無い(ように見える)真っ白な雪の上をひとりトコトコ歩いてどこに向かうんだい?君は??アップで撮るとタランチュラみたいでかっこいい!!惚れてまうやろーー!(うさぎは虫大好き!)(U)
いやマジで、主稜線はさすがにトレースあるだろうと たかをくくってたんだけど(勿論ノートレースが一番大好きですけど!)想定外のまっさらの雪!!アイゼンで歩くのも楽しいんだけど、せっかくわかん 担ぎ上げて来てるし、わかんの歩き心地確かめたいですもんね?(U)
この日1000mを超えた辺りからの、雪を踏み込むとゆっくり沈み込むあの感触、気持ちよすぎて大変でした(^^)(笑)たまらんっ!!わかん装着するとやっぱり歩き心地変わりましたね(U)
なんちゅーグッドなタイミング(笑)さすがjyunntarou先生のスマホ君、笑いのツボを心得てる(笑)(U)
あ、最近話題のあれ?
てか、jyunntarou先生 よくこんなに綺麗に撮れましたね。うさぎはシャボン玉吹くだけで精一杯で、写真撮ろうとスマホかまえたら もう遠くに飛んでっちゃってました(笑)下手くそだー(T_T)(U)
これも想定外!下山は一般道だし、まったく何の心配もしてなくて、地形図の予習も超お気楽にしてきちゃったから、緩やかに広がる尾根を違う方に行きそうになったり。雪が積もってノートレースの下りの難しさを再認識しました。でもうさぎにとってはその失敗したことがとても良い経験になりましたっ!!(U)
いやー。段ヶ峰まで全然行けなかったし時間もかかりまくったけど、いろいろ思う存分堪能することができて楽しかったー!大満足20000%で、はい たっち(^^♪♪(U)
装備
個人装備 |
アイゼン ストック メット(今回は装着せず)ピッケル(念のため持参)わかん
|
---|---|
共同装備 |
20m補助ロープ
|
感想
たがが1000mチョイのお山…されど1000mチョイのお山。
奇岩 踏み抜きラッセル 風紋 霧氷 冬の風音・・・
真っ白なノートレースが続く 尾根 稜線。
陽が段ヶ峰なら 陰の千町ヶ峰。
しかし
地形図からも解るように ひそかなる?独立峰。
山頂からは360°の大パノラマビュー。
マイナーなお山にマイナーなバリ尾根で上り詰めたら どっこいメジャーな?サプライズがたっくさんお出ましに!(^_-)-☆
ありがとう 千町ヶ峰! いいお山です(*^-^*)
千町ヶ峰。
段ヶ峰と千町ヶ峰を縦走してみないかとjyunntarou先生からのご提案を受けた時、うさぎはその存在を知らなかった。
調べてみると、段ヶ峰にほど近い千町ヶ峰は1141m。
1103.4mの段ヶ峰より少し高いお山だけど、段ヶ峰ほどメジャーではないようで 登山者も比較的少なそう。
実際に登った人のレコを見てみると、眺めが素晴らしいみたいだし、人の登らないであろうバリエーションルートならばきっと、静かな雪山を心行くまで堪能できる!
これは行くしかなーーーーい!!
今月4日に 千ヶ峰・三谷を詰め上がって山頂に直登した山行から、“超絶ダメダメ へっぽこバカたれアホうさぎ”はそれまでの「連れてってもらう登山」を卒業して、主体的・能動的へっぽこバカたれうさぎに脱皮した(←大して変わっとらんなww)つもり。
今回の山行のハイライトは、登りで歩く等高線の詰まった急峻なバリエーション尾根。
事前に地形図をプリントアウトしてしっかり予習するのは勿論、今回は50mごとに標高で色分けヌリヌリ塗り絵もして行ったんだけど、現地で登りながら見ると、どうしてなかなか、うさぎ印のカラフル地形図は 凄く使える子だった!(絶賛・自画自賛ww)色分けすると頭で考えるよりも 感覚的にスッと、入って来やすい。人間ってやっぱり視覚の動物なんだなあ。
登りながら現在地の状態と地形図の等高線をしっかり比較して確認。とてもわかり易かった。今回は地形図を何枚も用意してたから、それを入れるために小さなウエストバッグを使ってみたら、必要なときすぐに出し入れできて便利(^^)
おどろいたことに、あんな激上りの尾根でも野生動物たちのフィールドサインは至るところで見ることができ、足跡はシカさんやうさぎちゃんの他にも 狐さんのような一本線のものがけっこうあったし、うさぎちゃんのフンらしきものもあった。とにかくうさぎちゃんたちがめちゃくちゃ元気なお山で、とんでもない斜面を走り回っていたであろうことは足跡でバレバレ。(笑)
人っ子一人いない尾根。
動物たちの足跡がにぎやかな尾根。
だけど途中で一匹も動物の姿は見かけなかった。
シカの食害で、登り始めからしばらく尾根の斜面には植林された杉の他は殆んどがシカも食べない馬酔木だけだった。
そのアセビも春の予感を感じさせる小さな花芽を沢山つけていた。が!その先では 綺麗だ!可愛い!ばかりも言っていられない「踏み抜き地獄」も待ってた。
雪に埋もれたアセビはどこに隠れているかわからず、この日一日でいったい何度踏み抜いたことか....。でもまあ お陰で とってもいい全身運動になった。(笑)
天気予報を見て 朝から晴れるかと思っていたけど、登り始めは雲の多いお空で だんだん風も出てきて、登りの尾根ではなんと 冬のお山の音がした!うさぎが大好きな冬のそよ風の音。その音に包まれる幸せ。
ちょうどその頃、尾根には大きな岩が現れた。
横に回り込むと すごく不思議で珍しい形のチョックストーンは、まるで巨大なカメちゃんが「こんにちはー!」って飛び出してるみたい。
カメちゃんの上にのぼると、予想以上の高度感と 冷たい風に吹かれてみるみる手の感覚が無くなっていった。その周囲には素敵な形の岩々が雪をかぶって美しかったし、ニャロメの耳みたいなトンガリ岩もあって、殆んど誰も知らないであろう秘密の宝物を見つけたみたいな気持ちになった。
山頂手前で尾根が緩やかになる辺りからの 突然に開けた眺めは、とてもとても雄大で 本当に素晴らしかった。
更にそこで、期待すらしていなかった霧氷をも見ることができて、本当に幸せの極み☆☆☆
更に更に、そのタイミングで、それまで雲の多かったお空が一気に晴れてくるという幸運にも恵まれた。なんて素敵な神様の演出!
青空と霧氷と太陽の光。そして遠くのお山。
そのとき既にお昼に近い時間だったと思う。
太陽の温かな光で 霧氷は少し融け始めていた。
風が吹くとまるで樹上の雪が落ちるかのごとく、霧氷はパラパラと音を立ててうさぎの上に降ってきた。
それがまた素晴らしく美しかった。
その瞬間に立ち会うことのできた幸運。
1000m辺りから見え始めたシュカブラも美しかった。場所によって風の足跡はその姿を変え、とても繊細で 表面が少し凍ってキラキラ輝いていた。その文様の上に太陽の光が降り注ぎ、そこに木々の影が真っ直ぐに落ちる様子は まるで巨大なゼブラの背中のようで、とても言葉では言い尽くせない感動だった。
アセビ踏み抜き地獄の森を抜けると、一般道と遭遇したすぐ先で山上の主稜線に出合った。
驚いたことに、一般登山コースも主稜線にも、人間の足跡は一つも無かった。
ああああああああ!!ラッキーすぎる!!
うさぎが初めて本当の雪山に行ったのはjyunntarou先生との氷ノ山だった。その時、生まれて初めて深い雪を踏んでお山に登った。ノートレースをラッセルして。それ以来、うさぎの中で雪山に登るんだったらノートレースでなくちゃイヤになっちゃった。新雪の美しさ。そこを初めて歩いて崩して行き、自分で最初の道を作るという快感と楽しさ。
それを一度知ってしまったらもう、ノートレース以外は歩きたくないと思うほどになってしまった。
だからこの日の千町ヶ峰は、うさぎにとってこれ以上ない幸せだった!
どんな雪山でもたいてい頂上に行けば誰かが既に歩いている。
ところがこの日、登りのバリエーション尾根はもちろんのこと、山上の主稜線にのっても、その先の山頂まで行っても、どこを探しても人の足跡はひとつも無く、代わりにあったのは野生動物のトレースのみ。
千町ヶ峰では前日に雪が降っていたから、少なくともこの日、そして前日も、誰一人このお山に人間は登っていないのだ。素晴らしい贅沢。うさぎにとってはこの世の極楽。おそらく、うさぎは 世界で一番幸せなうさぎだ。いや、間違いなく。宇宙で一番幸せなうさぎだろう。
この瞬間、千町ヶ峰はjyunntarou先生とうさぎだけのもの!昨日も、今日もずっと!この2日間で初めて登ってきた人間なんだ!すごい!!!
あんまり嬉しくて、こっそりザックに忍ばせてきたシャボン玉セットを取り出して jyunntarou先生とふたりで山頂でシャボン玉した。
綺麗だった。
さて、すっかり満足してもう段ヶ峰のこと忘れちゃった。(笑)と言うよりも、もうこの日は千町ヶ峰だけを味わい尽くしたかった気持ち、わかるかなあ。
他に縦走しに行く必要性を全く感じなかった。
予想よりも雪が深かったこともあり、のんびりし過ぎて時間もなかったというのもあるけど、それだけじゃなくてとにかくもう、十分だった。これ以上ないほど心が満たされ尽くしていた。
そして下り。
下りは一般登山コースという意識があって、読図しなくてもわかるだろうぐらいにナメてたバカバカうさぎ。
あかんわ!やっぱり!ちゃんと読図せんと!!
下り始めでいきなり尾根自体を間違うという大失態。地形図見ながら確認して間違いには気づいたけど、GPSにまったく頼らずに正しい夏道を下ってって、降りたい谷を見つけるのは ほぼ不可能だった。
雪で夏道が隠れてしまったノートレースの一般道は、実はとても手強いこともよくわかった。
これからはぬかりなく、一般道もしっかり予習してこなくちゃ!!
うさぎ、まだまだバカたれぶり、健在でした。(笑)
でもちゃんと、間違いや失敗は教訓にして次に活かしていこう。むしろ天気もよく気温も低すぎないという好条件のこの日に失敗しておいてよかった。大切なことに気づけたから。そして、ヤバい状況であれをやってたら、ホント大変だっただろうから、そんなことになる前に気づけてよかった。転んでもただでは起きない、それがうさぎよ!
学びも楽しみも素晴らしい景色も秘密の奇岩群も冬のお山の音も、熱々の美味しいコーヒーと甘いパンも、何もかもが夢のように素晴らしく、盛りだくさんで大満足の一日だった。
360度全方位素晴らしい景色の千町ヶ峰。
大好きなお山になりました。
ありがとう!
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