【白毛門・巻機山】上越国境稜線縦走

2023年02月18日(土) [日帰り]

• GPS: 18:56
• 距離: 27.1km
• 登り: 2,714m
• 下り: 2,859m

コースタイム

日帰り

• 山行: 16:38
• 休憩: 2:17
• 合計: 18:55

22:54 谷川岳山岳資料館
22:59 23:00 谷川岳インフォメーションセンター
23:02 新道入口１
23:04 23:05 白毛門登山口駐車場
23:18 東黒沢
23:59 0:01 日付変更
1:18 1:20 松ノ木沢の頭
2:03 2:04 白毛門
2:50 2:53 笠ヶ岳
2:57 笠ヶ岳避難小屋
4:10 朝日岳
4:40 4:48 ジャンクションピーク
6:03 7:12 大烏帽子山
8:24 8:31 檜倉山
11:12 11:13 柄沢山
11:47 11:48 居頭山
12:30 12:32 米子頭山
14:20 14:33 栂ノ頭
14:56 14:57 巻機山
15:03 15:27 御機屋
15:48 15:49 巻機山避難小屋
15:58 15:59 ニセ巻機山
16:55 5合目
17:21 17:22 桜坂駐車場
17:50 西谷後バス停
17:51 ゴール地点

MAX19kg
ログには載せていませんが巻機山登山口から六日町駅まで徒歩で移動。
距離14km

天候

晴れ後曇り後雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

■駐車場
谷川岳RW駐車場を利用　一日1000円
http://www.tanigawadake-rw.com/category/32/blogid/18
夜間に停めた際は紙が挟まれています。

白毛門の駐車場は降雪のため入れません。
土合駅の駐車場は登山者禁止の立て看板が設置されています。

■復路
□バス　清水-六日町
南越後観光バス　六日町＝沢口＝清水線
http://www.minamiechigo.co.jp/pdf/jikoku-R04.10.01/muikamachi/sawaguchiR4-10.pdf
※土日祝日は終発が早いので注意。
最寄りの清水バス停は便数が少ないため4km先の沢口バス停も
把握しておいたほうがよい。

□電車　六日町-土合
https://www.navitime.co.jp/diagram/timetable?node=00009094&lineId=00000150&updown=0
※水上方面の最終は18：54

コース状況／危険箇所等

ヒドゥンクラック多数あり。
身体丸ごと埋まります。境目が見えないこともあり運の要素も強いため
PTでの行動推奨。

風で磨かれカリカリの部分と、吹き溜まりのラッセル
両方対応できるスノーシューが理想。

その他周辺情報

■高橋の若鶏
https://tabelog.com/gunma/A1003/A100302/10009220/
衝撃の美味さ。休日は並ぶ模様。でもその価値は十分にあり。

■ラーメン香華
https://twitter.com/kouka326
何を食べてもおいしい。オススメ。

写真

2/17 23:08

最初の橋からエクストリームで笑う

2/18 1:14

風が強い…

2/18 1:51

白毛門、3hも経過していて先行き不安

2/18 2:47

笠ヶ岳の避難小屋に入れた。暴風が過ぎるためここで小休止

2/18 4:03

朝日岳。まっすぐ歩けない。ここはいつでも強風だな

2/18 4:55

クラックを踏み抜く。半分くらい運。回避できない。

2/18 5:16

景色がわからないからまともな写真も撮りづらい。暴風だし。朝日岳を振り返って。

2/18 5:33

夜が明けてきた。

2/18 5:55

三角点だけ出ていた

2/18 5:58

明るくなりとんでもない道ということに気づく。真っ白やんけ。

2/18 6:28

日の出…

2/18 6:29

朝日岳、お前こんなに白かったんか！

2/18 6:31

美しい最高の時間だった。

2/18 7:14

ドローン飛ばしたりタイムラプス撮っていたら1時間くらい過ぎていた。先を急がねば。

2/18 7:19

こんな感じのもこもこが無限にあります。

2/18 7:48

シュカブラと

2/18 7:49

魔王の城みたいにしてみた

2/18 7:55

太源田山、かっこええのう

2/18 7:59

だだっ広い檜倉山。ここでもドローン飛ばす。低温のせいで低電圧で中々飛ばないw

2/18 8:23

この縦走一押しである柄沢山

2/18 8:24

美しすぎる…

2/18 8:25

ドローンで写真撮れない！写真撮れない！って連打していたらたくさん写真撮れてた1枚

2/18 8:27

この辺も強風でカリッカリ

2/18 8:27

美しい雪庇を確認

2/18 8:51

シュカブラが凄い

2/18 9:07

とんでもねーところに来てしまった

2/18 9:07

近辺カリカリでスノーシュー外していたが埋まりまくって歩けなくなった。

2/18 10:38

自分のトレースだけ

2/18 11:01

無事越えましたがヘロヘロに。重量がきつい

2/18 11:04

魚沼の街並みが一望

2/18 11:04

何がどこの山かは一切わからん

2/18 11:05

越えたらBCの人がいた。巻機からだろうか？

2/18 11:16

めちゃめちゃ広い。サッカーできるね。

2/18 11:28

居頭山だろうか？雪の塊

2/18 11:28

雲が増えてきた

2/18 12:33

この辺でほぼHPが0に

2/18 12:37

この後アイゼン落として無くし、間違って割引岳の方へ進んでしまい、スノーシュー二回外れてと散々な目にあった。

2/18 14:40

スノモン的なのは風で落ちてしまったようだ

2/18 15:50

巻機山は気づかずスルー…山頂かと思ったらニセモンでしたw

2/18 20:49

え？何かって？最後のバス、逃しちまったんだよ…とりあえず駅方向に歩く。自販機見つけて狂喜乱舞。そして止まない雨。

2/19 5:33

そしてコンビニ見つけて狂喜乱舞！助かった！

2/18 21:21

近くに屋根付きのバス停まで、最高だ、条件は整った、ここを最終地点とする。

2/19 4:52

山に比べたら下界ビバーク余裕、だが靴の中がずーっとビショビショで不快MAXだった

2/19 6:42

バス待ってもよかったけど週末は始発が遅かったので歩いて駅まで。

2/19 6:43

さらばだ

2/19 8:42

土合まで戻ってきた！ここからRWまでが地味に長く疲れました。

2/19 10:04

車回収後開店直後のため寄ることに

2/19 10:11

昨日頑張ったから2つゲット

2/19 10:13

めちゃめちゃうまいやんけ…

2/19 10:17

うますぎるうううううううううううう

2/19 11:39

追いでラーメン、このあと風呂、ということでお疲れ様でした。

撮影機器：

ILCE-7RM4 SONY

iPhone 13 mini Apple

L1D-20c Hasselblad

装備

個人装備

長袖シャツ ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 バラクラバ 毛帽子 靴 ザック アイゼン ピッケル 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） 地図（地形図） 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス ツェルト カメラ

感想

also

冬期谷川系列の山行記録

谷川主脈
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2948330.html
谷川馬蹄形
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4082802.html

本当は厳冬期から少し過ぎてしまったので改めて2月に馬蹄形をやろうと思いましたが…上越国境稜線という素晴らしいルートがあったことを思い出しました。
主脈や馬蹄は割と余裕があったので国境稜線も余裕でしょう！

と、いうことで舐め切っていた私は一眼やら三脚やらドローンやら
フル装備、ほぼ20kg近かったのですが楽観視してそのまま突撃。

稜線に出ると止まらない暴風にひたすら殴り続けられる。
これは辛い、アルプスでも中々ない感じである、が
気温がそれほど低くないのが救いだった。以降下山まで15時間近く強風に曝され続けられることに。

撮影にはそこそこ時間をかけた。ドローンも何回か飛ばした、が
低電圧でその場で着地してしまうトラブルに見舞われ離れた場所まで回収する羽目に、トホホ…
風も強いため繊細な操作ができなかった。
とにかく景色は最高だった。この近辺に限らず私が歩いてきた稜線の中でTOP3に入る素晴らしさでした。
故にビューポイントやフライト場所、何も知らないまま突撃してしまったので
惜しいなとも感じた。次からはもっといい写真が撮れたらいいなぁ。

そして進んでいくにつれ、山行頻度の少なさとトレーニング不足
機材の重量が重なり足が全然動かなくなってしまったw
こんな感覚は初心者の時以来だ…
へろっへろでアイゼンをクラックに落としても気づかない始末。
さらに道を間違え割引岳の方に進んでしまったり、スノーシューが外れててもそのまま進んでしまったりと判断力も著しく落ちてしまい
「こうやって人は遭難するのか」
と痛感いたしました。最終ピークである巻機山も標識に気づかず
ニセ巻機山を山頂と勘違いしてしまいましたw

重量物もあるので計画的に16〜18hくらいかと計算していましたが
見込みが甘すぎた。
しかも週末のバス時間を勘違いしており最終便が出た後に下山。

どうしようと途方にくれましたが…
タクシー呼んだりホテルに泊まったりはしないぜ！
その辺で寝ようかとも思いましたが
雨が酷くなってきたので移動することに。
駅まで行こうとも思いましたがコンビニと屋根付きのバス停を見つけてしまったのでそこで終了とし、コンビニで腹を満たしてバス停ビバークで締めました。

翌朝はバス待ってもよかったのですが始発が週末は遅いため駅まで歩いてその後電車に乗り無事車の回収となりました。

自分の体力の過信と慢心、これに尽きる。
きちんと自分の劣化を受け入れて見合った行動をしなければいけないなと強く反省しました。

コメント

sunatomo

お疲れさまでした！
こんなん日帰りでできるなんて、さすがすぎます！！
どこが劣化やねん！！と心の中で突っ込みましたよｗ
それにしても素晴らしい景色！やはり上越国境、いいですね〜！

also

sunatomoさん
夏は激藪でsunatomoさん向きだと思いますのでぜひ！

もふもふカリカリで足元が安定していなくてスノーシューで通せばよいものを
体力消耗したくないのでいちいち履き替えてたら時間過ぎまくってました！