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Yamareco

記録ID: 520818
全員に公開
沢登り
奥秩父

西沢渓谷ワンダーランド1, 釜ノ沢西俣-甲武信岳-木賊山の周回で沢靴を無くす

2014年09月28日(日) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 埼玉県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
--:--
距離
27.2km
登り
3,910m
下り
3,895m

コースタイム

日帰り
山行
12:56
休憩
0:00
合計
12:56
距離 27.2km 登り 3,911m 下り 3,910m
5:15
776
西沢渓谷駐車場
18:11
西沢渓谷駐車場
西沢渓谷駐車場5:15〜5:46二俣吊橋(間違えたと思って引き返し上の道に進み間違いに気づいてまた戻る)〜
6:10二俣吊橋〜6:19鶏冠谷〜7:21山ノ神7:34〜9:19魚留ノ滝9:41〜
10:15両門の滝10:50〜14:25水師〜15:04甲武信ヶ岳15:19〜
15:51木賊山〜16:50徳ちゃん新道分岐〜17:49徳ちゃん新道登山口17:54〜
18:11西沢渓谷駐車場
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
西沢渓谷駐車場(トイレは有りません)
トイレは手前の道の駅みとみか、少し先のネトリ橋です。
コース状況/
危険箇所等
<全般>
今回は水量が少なく、日帰りの軽装なら沢靴が無くても行けそうでした。水温は思っていたより冷たく無く、沢の中を歩いても全く大丈夫でした。

<西沢渓谷駐車場〜山ノ神>
事前の調査不足で、二股吊橋を渡っては行けないと思い、引き返して林道の様な上の太い道を歩いてしまいました。この道は行き止まりになり、下の河原には下りられません。
山ノ神の少し手前で、上に行く踏み跡をたどって進めなくなりました。直前にロープも有り間違っていないと思ったのですが、GPSで位置を確認すると谷間のせいか、左岸を歩いているはずが右岸を歩いている事になっており、役立ちませんでした。
取りあえず戻ってみると下に下りる薄い踏み跡を発見、先に赤テープも見えたのでそちらに進みました。上の踏み跡を強化してしまいすみません。
山ノ神の写真を見て、高台にあると勘違いしていたのが失敗でした。ほぼ河原の近くに有ります。

<山ノ神〜魚留滝>
支沢が何か所かで流れ込んできますが、本流は大きいので間違わないと思います。釜の沢と金山沢に分かれる所には、ちゃんと書かれているので分かります。

<魚留滝〜両門滝上>
魚留滝は左から巻きます。滝の淵まで行くと左側に赤テープとその先のルートが見えます。但しそこから登れません。一旦少し戻ってから登り、赤テープの場所に下ります。その近辺から登ろうとして時間をロスしました。少し戻って取り付けば、後は簡単です。
両門滝も左側から巻きますが、滝の直ぐ左側に明瞭な道が有り、そこを進んでしまいました。この道は最後の岩場を越えるのが難しいです。もう少し滝から離れた所を登ると、簡単に滝の上部に辿り着きます。
どちらの滝もルートが分かれば、登攀用具不要の簡単な巻道です。ルーファイが鍵です。

<両門滝上〜水師>
暫く綺麗なナメが続きますが、途中からゴーロ帯になります。明瞭な二俣の分岐を2回とも右沢に辿ると、また滝が連続して続く綺麗な沢になります。連続した滝をどんどん越えて行くと、その先でまた二俣に分かれます。両方とも直ぐに滝ですが、本流の左側の沢に進みます(間違って右に行きかけました)。連続した滝を登ると倒木が沢を遮っています。この倒木を越えてもっと先まで沢を詰めてから、右の尾根に登るのが正解の様ですが、ここから右の尾根に登ってしまいました。所々劇藪で、何度か崩落地に出て水師からの尾根に着きました。尾根に着くと後はなだらかな登りで水師に着きます。

以後は一般道なので割愛します。
鶏冠尾根の岩峰でしょうか。朝日が当たっていますが、沢は谷なのでまだ日は差していません。
2014年09月28日 06:06撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 6:06
鶏冠尾根の岩峰でしょうか。朝日が当たっていますが、沢は谷なのでまだ日は差していません。
二股の吊り橋を渡ります。今日は良い天気の様です。
2014年09月28日 06:06撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 6:06
二股の吊り橋を渡ります。今日は良い天気の様です。
2014年09月28日 06:21撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 6:21
これが有名なホラ貝のゴルジュですね。日が差せばもっと綺麗になるのでしょうね。
2014年09月28日 06:45撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 6:45
これが有名なホラ貝のゴルジュですね。日が差せばもっと綺麗になるのでしょうね。
山ノ神の祠です。てっきり小高い山の上かと思っていたら、河原のすぐ近くでした。
2014年09月28日 07:19撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 7:19
山ノ神の祠です。てっきり小高い山の上かと思っていたら、河原のすぐ近くでした。
乙女の滝、良い名前ですね。
2014年09月28日 07:59撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 7:59
乙女の滝、良い名前ですね。
でも水量は少なかったです。この後も全般的に水量はどこも少な目でした。
2014年09月28日 07:59撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 7:59
でも水量は少なかったです。この後も全般的に水量はどこも少な目でした。
同じく乙女の滝ですが、青空に露出が合っていると随分と雰囲気が違います。
2014年09月28日 07:59撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 7:59
同じく乙女の滝ですが、青空に露出が合っていると随分と雰囲気が違います。
こんな綺麗な沢が続きますが、沢靴に履き替えていないので渡渉が毎回大変でした。
2014年09月28日 08:02撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 8:02
こんな綺麗な沢が続きますが、沢靴に履き替えていないので渡渉が毎回大変でした。
空と木々の緑が素晴らしかったです。
2014年09月28日 08:02撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 8:02
空と木々の緑が素晴らしかったです。
次々に美しい滝が見えて飽きさせません。
2014年09月28日 08:03撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 8:03
次々に美しい滝が見えて飽きさせません。
2014年09月28日 08:03撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 8:03
水につかってのんびりしたくなります。
2014年09月28日 08:03撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 8:03
水につかってのんびりしたくなります。
2014年09月28日 08:05撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 8:05
次にコーナーを曲がるとどんな景色が見えるかワクワクしました。
2014年09月28日 08:05撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 8:05
次にコーナーを曲がるとどんな景色が見えるかワクワクしました。
これも鶏冠尾根の岩峰でしょうか。
2014年09月28日 08:08撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 8:08
これも鶏冠尾根の岩峰でしょうか。
2014年09月28日 08:08撮影 by  DSC-TX5, SONY
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いよいよ東のナメ沢が見えてきました。なんて大きいのでしょうか。
2014年09月28日 08:14撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 8:14
いよいよ東のナメ沢が見えてきました。なんて大きいのでしょうか。
ととんでもない天然のウォーター滑り台ですね。
2014年09月28日 08:14撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 8:14
ととんでもない天然のウォーター滑り台ですね。
2014年09月28日 08:14撮影 by  DSC-TX5, SONY
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東のナメ沢の下の清流が素晴らしい!
2014年09月28日 08:20撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 8:20
東のナメ沢の下の清流が素晴らしい!
まだまだ登ります。
2014年09月28日 08:20撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 8:20
まだまだ登ります。
この天然の滑り台、飛び込みたいですね。夏にまた来よう。
2014年09月28日 08:22撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 8:22
この天然の滑り台、飛び込みたいですね。夏にまた来よう。
ずっと続きます。
2014年09月28日 08:22撮影 by  DSC-TX5, SONY
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ずっと続きます。
西のナメ沢です。
2014年09月28日 08:35撮影 by  DSC-TX5, SONY
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西のナメ沢です。
ここも滑ってみたい!
2014年09月28日 08:36撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 8:36
ここも滑ってみたい!
なかなか写真を撮ってるだけで先に進めません。
2014年09月28日 08:36撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 8:36
なかなか写真を撮ってるだけで先に進めません。
2014年09月28日 08:42撮影 by  DSC-TX5, SONY
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素晴らしいナメです。
2014年09月28日 08:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 8:46
素晴らしいナメです。
2014年09月28日 08:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
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やっぱり沢靴に履き替えて水の中を歩くべきでしたね。
2014年09月28日 08:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
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やっぱり沢靴に履き替えて水の中を歩くべきでしたね。
2014年09月28日 08:47撮影 by  DSC-TX5, SONY
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2014年09月28日 08:57撮影 by  DSC-TX5, SONY
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こんな大石もよく見かけました。
2014年09月28日 08:57撮影 by  DSC-TX5, SONY
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こんな大石もよく見かけました。
登山靴なので沢に入れない為、何度も岩を乗り越え、時にジャンプしながら渡渉を繰り返して登りました。
2014年09月28日 08:59撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 8:59
登山靴なので沢に入れない為、何度も岩を乗り越え、時にジャンプしながら渡渉を繰り返して登りました。
2014年09月28日 08:59撮影 by  DSC-TX5, SONY
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この辺りの景色は丹沢に似ています。
2014年09月28日 08:59撮影 by  DSC-TX5, SONY
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この辺りの景色は丹沢に似ています。
水を浴びると気持ち良さそうです。
2014年09月28日 09:08撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 9:08
水を浴びると気持ち良さそうです。
釜ノ沢出合いに着きました。左の岩に赤ペンキで釜ノ沢と書かれています。
2014年09月28日 09:08撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 9:08
釜ノ沢出合いに着きました。左の岩に赤ペンキで釜ノ沢と書かれています。
こちらは金山沢です。こちらもいつか登る予定です。
2014年09月28日 09:08撮影 by  DSC-TX5, SONY
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こちらは金山沢です。こちらもいつか登る予定です。
魚留ノ滝に到着しました。
2014年09月28日 09:15撮影 by  DSC-TX5, SONY
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魚留ノ滝に到着しました。
岩の上の木に道標がかかっているのが見えます。この岩を登れるか試したのですが無理でした。
2014年09月28日 09:18撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 9:18
岩の上の木に道標がかかっているのが見えます。この岩を登れるか試したのですが無理でした。
魚留ノ滝を巻いて登り、いよいよこれから沢靴に履き替えて水の中を歩きます。
2014年09月28日 09:37撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 9:37
魚留ノ滝を巻いて登り、いよいよこれから沢靴に履き替えて水の中を歩きます。
もう最高ですね。
2014年09月28日 09:37撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 9:37
もう最高ですね。
全身で飛び込みたいくらいです。
2014年09月28日 09:37撮影 by  DSC-TX5, SONY
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全身で飛び込みたいくらいです。
両門ノ滝に着きました。左の滝をさらに左から巻いて西俣に進みます。
2014年09月28日 10:20撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 10:20
両門ノ滝に着きました。左の滝をさらに左から巻いて西俣に進みます。
良い滝です。滝壺に飛び込みたいですね。
2014年09月28日 10:21撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 10:21
良い滝です。滝壺に飛び込みたいですね。
2014年09月28日 10:21撮影 by  DSC-TX5, SONY
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上流にはこんな倒木帯もあります。
2014年09月28日 11:53撮影 by  DSC-TX5, SONY
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上流にはこんな倒木帯もあります。
かき分けて登ります。
2014年09月28日 12:00撮影 by  DSC-TX5, SONY
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かき分けて登ります。
2014年09月28日 12:00撮影 by  DSC-TX5, SONY
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沢靴なので水に浸かって登れるので楽しいです。
2014年09月28日 12:06撮影 by  DSC-TX5, SONY
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沢靴なので水に浸かって登れるので楽しいです。
だんだん源流部が近づいた感じです。メインの滝やナメ歩きはGoProでビデオに撮ったので写真は少ないです。
2014年09月28日 12:06撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 12:06
だんだん源流部が近づいた感じです。メインの滝やナメ歩きはGoProでビデオに撮ったので写真は少ないです。
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この倒木帯は越えずに右の尾根に登る事にしました。
2014年09月28日 12:39撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 12:39
この倒木帯は越えずに右の尾根に登る事にしました。
本来はこれを越えてもう暫くは沢沿いに登るのですが。。。
2014年09月28日 12:39撮影 by  DSC-TX5, SONY
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本来はこれを越えてもう暫くは沢沿いに登るのですが。。。
2014年09月28日 13:11撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 13:11
2014年09月28日 13:11撮影 by  DSC-TX5, SONY
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水師に出ました。富士山が綺麗です。
2014年09月28日 14:29撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 14:29
水師に出ました。富士山が綺麗です。
これから登る甲武信ヶ岳と木賊山が並んでいます。CTだと直ぐのはずですが、正直まだあれだけ登るのか〜と思いました。。。
2014年09月28日 14:29撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 14:29
これから登る甲武信ヶ岳と木賊山が並んでいます。CTだと直ぐのはずですが、正直まだあれだけ登るのか〜と思いました。。。
やっと甲武信ヶ岳に着きました。これで登りは木賊山への登り返しのみ。後少しです。
2014年09月28日 15:02撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 15:02
やっと甲武信ヶ岳に着きました。これで登りは木賊山への登り返しのみ。後少しです。
今日は本当に良い天気でした!
2014年09月28日 15:02撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 15:02
今日は本当に良い天気でした!
来し方の水師とそのバリルートの尾根も綺麗に見えます。きつかったよな〜。
2014年09月28日 15:02撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 15:02
来し方の水師とそのバリルートの尾根も綺麗に見えます。きつかったよな〜。
この谷が東俣でしょうか。ここから登ると下山ルートがまだ見えないんですよね。。。無雪期単独行の第二ルール、可能な限りピストンはしない。。。東俣から登ってくると、甲武信ヶ岳に登ったらそのまま反時計回りに周る下山ルートで無いと駄目です。最短は西俣ですが、金山沢から下山とかいろいろ有りますが、時間が問題です。
2014年09月28日 15:02撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 15:02
この谷が東俣でしょうか。ここから登ると下山ルートがまだ見えないんですよね。。。無雪期単独行の第二ルール、可能な限りピストンはしない。。。東俣から登ってくると、甲武信ヶ岳に登ったらそのまま反時計回りに周る下山ルートで無いと駄目です。最短は西俣ですが、金山沢から下山とかいろいろ有りますが、時間が問題です。
木々も少し色づいていますが、紅葉のピークはもう少し先ですね。
2014年09月28日 15:02撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 15:02
木々も少し色づいていますが、紅葉のピークはもう少し先ですね。
癒される午後の一時です。
2014年09月28日 15:18撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 15:18
癒される午後の一時です。
では木賊山を目指しましょうか。これが今日の最後の登りです。
2014年09月28日 15:18撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 15:18
では木賊山を目指しましょうか。これが今日の最後の登りです。
でも中々良い景色で進めない。
2014年09月28日 15:19撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 15:19
でも中々良い景色で進めない。
この岩に腰かけてボ〜と眺めていたいけど先に進まないと。
2014年09月28日 15:19撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 15:19
この岩に腰かけてボ〜と眺めていたいけど先に進まないと。
で木賊山に到着です。これからは下りだけです。膝の痛みはサポーターとダブルストックで騙せています。
2014年09月28日 15:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
9/28 15:46
で木賊山に到着です。これからは下りだけです。膝の痛みはサポーターとダブルストックで騙せています。
下の湖も見えてきました。これから走らず、でも急いで下ります。
2014年09月28日 16:01撮影 by  DSC-TX5, SONY
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9/28 16:01
下の湖も見えてきました。これから走らず、でも急いで下ります。
撮影機器:

装備

個人装備
ダブルストック ヘルメット 沢靴 ヘッドランプ 惣菜パン6つ おにぎり3つ 水2ℓ(尾根へ登る前に1ℓ補給)。ただ1ℓ余しました。

感想

初めての西沢渓谷で最初からトラブルの連続でした。まずナビ君が指示した左折先の道は、細くて車が入れませんでした。暫くそこをグルグルして時間ロス。ロスを少しでも取り返そうとして、目的地に設定した道の駅から先の西沢渓谷の駐車場に変更。そこで駐車場探しに少しロス。さらに歩き初めの二股吊り橋の勘違いで大幅なロス。出発の遅れと道迷いの合計が山ノ神までで1時間5分も😭 この時点で当初予定の雁坂峠経由は諦め、エスケープルートの徳ちゃん新道での下山になりました。
初めての場所では良く有る事なので、最初から少し難しい計画にし、エスケープルートの時間に余裕を持たしていました。しかしそれ以降もルートロスや、ルート確認に時間を取られ、林道に下山したのがぎりぎりの明るさで、ヘッドランプのお世話になりました。
まあ初めての場所の第一回目の山行は、こういうハプニングが多いので楽しみです。元々8月の以下の日記に書いたように、ここは観光地かと思ったら地図に載っていないバリルートの宝庫だという事が分かって楽しみにしていたので、出だしの連続のロスタイムでもワクワクしていました。

通常は山ノ神から沢靴に履き替える様ですが、自分は丹沢では沢は晩秋から初春にかけてが多いので、沢靴は履かずに渡渉は基本的には全て飛びます(この時期は丹沢でも水がとっても冷たい)。ただ今年はフェルト底の沢靴を買ってそれを試してみたかったので、飛ぶのは魚留滝までです。フェルト底はお店で試し履きした際、登山靴より滑るので心配でした。店員さんの説明だと、沢の中の苔が生えている様な場所だとラバー底の物より滑らないとの事でしたが、乾いた場所で滑る物がそういう悪条件で滑らないというのは疑問でした。

実際に水の中に入って歩いてみると、確かに店員さんの言う様に大丈夫でした。飛ぶ必要が無いので、渡渉点を探す手間がいらずに便利です。水温もまだそんなに寒く無いので、裸足で沢靴を履いていても気持ちが良い位でした。水量が少なく、天気も快晴で暖かかったので、短パン・Tシャツで滝もわざと水を浴びるルートで直登したのですが、苔が岩に付いていても靴底は滑らず安心できました。奥の二俣の3mナメ滝二つは、まとめて左から巻くと書かれていましたが、そのまま直登できた程でした。
ナメや滝をバシャバシャと濡れるのを気にしないで歩けるのは、とっても気持ちが良かったです。山ノ神から沢靴に変えるべきでしたね。その方が絶対楽しかったでしょう。





ガイドブックの最後の多段10mの滝を登って倒木が現れた所で大休憩。もう少し先まで沢を溯上してから右の尾根に登ると書かれていましたが、ここから右の尾根に登る事にして靴をチェンジし、長袖、長ズボンも履きました。ここまででも倒木を越えたりで、短パン・Tシャツだと腕も足も傷だらけでしたから。出だしは適当に登れたのですが、途中から凄い藪で大変でした。地図だとここから登ると右は崖の印でしたが、崩落地で藪よりましとそこも時々歩きました。流石に水師に着くとヘトヘトでした。晴れて景色はとっても良かったのですが、エスケープルートでも林道に着く頃には暗くなっていそうな時間だったので先を急ぎました。

徳ちゃん新道に入ってから直ぐの所で若い青年二人組を、下に近い所で中年位の男女3人組を追い抜きました。どちらの組も大きな荷物を背負っていたので、途中の今朝の野営跡の人たちだと思ったら、やっぱりそうでした。この人たちは林道まで、暗くなってから30分から1時間位は歩く事になったと思います。怪我をしなければ良いのですが。

今回22日から持病の膝が悪くなり、水師に着く頃には左膝は痛みだしていたのですが、甲武信ヶ岳で膝のプロテクターを着け、ストックの長さを120センチにして走らずに下山したらなんとかなりました。ただ家に帰って沢靴が無くなっているのに気づきました。てっきり西沢渓谷の駐車場に置き忘れたと思い、電話して聞いてみたのですが無かったそうです。まだ実質1回しか使っていません。ザックの上に載せて紐で結んでいたので、それがほどけて落ちた可能性が有ります。そうすると探しにまた行くしか有りません。どこまで靴が有ったか曖昧なので、沢を逸れて右の尾根に登るところから探す必要が有ります。誰か拾って届けてくれるかもしれませんが、最悪また今回のルートをトレースするしか無いですね。これさえなければ最高の一日だったのですが。。。次の予定の穂高の池巡りは沢靴の捜索に変更ですね。。。

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土曜日の夜に出発する時は、まだ御嶽山の噴火の事は詳細が分かっていませんでした。日曜日の深夜に帰宅したので月曜日のニュースを見て状況を知り、その惨状に言葉が有りません。行方不明者の一刻も早い救助と、亡くなられた方々のご冥福をお祈りしております。

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コメント

次は沢靴捜索ですか
Futaroさん、こんばんは。

奥秩父の沢まで遠征、お疲れ様でした。
丹沢とちがって、滑がきれいで癒されますね
私も行きたくなりました。
沢靴無くされたとのこと、とても残念ですね。せっかく新調したのに
私も先日iharaさんyoutaroさんと初めて沢登りへ行き、
次はぜひ自分の沢靴を買ってから行きたいと思っていました

沢靴捜索&回収に行かれるのですか
交通費や、貴重な休日を費やすことを考えると、
私だったらあきらめてしまうところです。
FUtaroさんは以前丹沢へストック回収にもいっていましたね。
とても真似できません
Futaroさんのことなので、ただ回収に行くだけでなく、
何か別の企画を盛り込んでいくのだと思います。
レコ楽しみにしております。そして無事に沢靴が見つかることを
祈っております
2014/10/1 19:35
Re: 次は沢靴捜索ですか
shigetoshi さん、今晩は。

忘れ物、多いです。手袋とか、アイゼンとか、ストックとか良く忘れます。特に買ったばかりの物を落とす事が多いんで、諦めきれずに捜索に行きますが、回収率は50%位なので行く価値は有りますね それからこの沢靴、モンベルのアウトレット品だったので安かったのですが(6000円弱位)もう品切れで売っていません。ただ沢から尾根に登る区間で無くした場合、藪漕ぎ地帯だと見つからない可能性が大です。同じ道は歩めないです。踏み跡無かったので。。。

別の企画といっても、見つからなければ最後まで前回と同じコースを歩くしか無いので難しいです ただ時間をどれだけ短縮できるかが、次回の企画といえなくも無いです。
それから釜の沢に入ってからは、GoProメインで写真をあまり撮っていないので取る位でしょうか。。。
2014/10/1 22:55
忘れ物。。。
Futaroさん、こんばんは。

釜ノ沢西俣、行かれたのですね。
昨年歩いた時のキラメキを思い出します

それにしても、Futaroさん、忘れ物多いような。。。気をつけ
ましょう
以前、鳳凰でアイゼンをなくし、翌年春(だったかな)に
見つかったこともあったような。

釜ノ沢西俣、こんど(来年?)息子と行きたいなあと思っています。
2014/10/1 22:10
Re: 忘れ物。。。
youtaro さん、こんばんは。

釜ノ沢西俣、とっても良いですよね
息子さんもきっと喜ぶでしょう

はい、忘れ物や落とし物が多いです 何とか見つかると良いのですが。
でも次回は駐車場も分かったし、道迷いも無いと思うので楽に行けると思います。探しながら楽しみたいと思います。
ところで写真を見比べると自分の時は本当に水量が少ないですよね?
2014/10/1 23:03
釜ノ沢西俣
東京にいた頃は沢は全くやってなかったので
全然知らないのですが、甲武信岳の付近にもあるんですね。
これだと周回もできて、しかもナメ滝もきれいそうで楽しそうなコースですね。

沢靴、悔やまれますね!
アルプスの池めぐり、私も行きたいと思っていて
前回も南岳から北穂池を眺めつつ、どうしよーかーなーっておもってました。
沢靴みつかるといいですね~
2014/10/3 21:48
Re: 釜ノ沢西俣
僕も沢をやり始めたのは丹沢のバリルートとしてだからまだ1、2年です。やってみると丹沢はバリルートの多くは沢なので、沢を入れるとルートのバリエーションが飛躍的に増えて、楽しい事が分かりました 西沢渓谷エリヤには、調べると面白そうなバリルートが一杯ありますよ。沢やそれ以外や。
沢靴、3連休の中日の日曜が天気がそこそこ良ければ探しに行く予定です。まだ実質1回しか使っていないので諦めきれません
穂高連峰の池巡り、今年こそは行きたかったのですが残念です。tamaoさん、是非行って下さい。レコ、楽しみにしています
2014/10/3 23:48
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