【奥高尾縦走路】陣馬山→景信山→城山→高尾山
- GPS
- 05:15
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,015m
- 下り
- 1,170m
コースタイム
- 山行
- 5:12
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 6:11
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
泥道多し |
写真
感想
3月1日。今年ももう6分の1を消化してしまっている。
今日は晴れで、最高気温はなんと18℃。いよいよ春の訪れ実感させる。
そんな日、奥高尾と呼ばれる山々を縦走することにした。
陣馬高原下から陣馬山へ登り、そのまま笹尾根を歩き、景信山や城山、高尾山を登るルートである。
そこそこ時間と体力を要するルートであるが、かなり人気の縦走路らしい。
それぞれの山は登ったことはあるが、一度にまとめて登るのは今日が初めてとなる。
結論から言えば今回は平和な登山道だった。しかし、別の問題で苦しい目に合った。
【陣馬高原下〜陣馬山】
JR中央線 高尾駅北口からバスで陣馬高原下へ。
着いたのは9時20分だった。今回のコースではちょっと遅めのスタートといえる。
バス停からは他に5人くらいの登山客が降りていた。
バス停から登山口までは集落の中をしばらく歩く。
ガードレールの隙間に登山口があった。
登り初めからやや急登が続き、平坦な道はほとんどなかった。
遅めのスタートだったためややペースを上げて登っていくと、開始から1時間ほどで山頂へ着いた。
以前に歩いた栃谷尾根ルートよりも短い。
山頂は登山客が結構いた。
売店も営業しており、やはり人気の山なのだと実感する。
【景信山】
山頂のオブジェを通って、景信山に向かって下る。
この辺りは泥道が多く、非常に歩きづらかった。
しかしそれは大した問題ではない。
なにより酷かったのが、花粉だった。
全国花粉シーズンの開幕である。
アレルギーの症状が激しくなり、くしゃみが止まらなくなった。
鼻水も止まらずティッシュで拭いてもすぐにくしゃみが出てまた鼻水が出ての繰り返し。
幸い笹尾根は緩やかな道で、鼻をかむことに集中することができた。
しかし鼻をかみティッシュをただ消費しながら歩いていると、一体自分は何をしているんだろう?と思った。
気づいたら景信山に着いた。
山頂にはそこそこの登山客組がいて、老夫婦や大学生くらいのカップルなど多様な客層だった。
山頂はそこそこ広く、売店らしき木造の建物がいくつかあった。
しかしどこも営業はしていない。
売店近くの席で、登山客が自前の食べ物を取り出し昼食をとっていた。
僕も同様に、コンビニで買った弁当を食べた。
【小仏峠】
景信山を出て、ひたすら坂道を下る。
あいかわらずくしゃみ鼻水は止まらない。
登山客と何人もすれ違うが、誰も花粉に苦しんでいないようだった。
途中で開けた場所に着く。景信山登山口への道などの分岐路があった。
以前高尾山からここへ来たときはこの分岐路で迷った覚えがある。
林を抜けると、笹の道が続いた。
泥だらけになっている土もあり、笹の隙間の細い道を歩かなければならなかった。
くしゃみと鼻水は止まらない。
【城山】
小仏峠の広場から少し歩くと長い木の階段があり、そこを登ると城山の山頂に着く。
ここも景信山山頂のようにすっからかんの売店が並んでいた。
やはりここも登山客で賑わっている。
ちなみに城山というのは、戦国時代に小仏峠上に築かれた城のことである。
北条氏照が武田信玄の侵攻に備え、戸倉城や滝山城を拠点としたことは以前に記した。
しかし、甲斐から攻めてきた武田軍が小仏峠を突破したことで不意を突かれ、これが北条軍の敗北を招いた。
武田信玄はこのとき拝島に陣を敷いていたが、まさか甲州街道からの援軍も来るとは思わなかったのだろう。
こうした経緯から、北条氏は景信山や小仏峠に城を築き、侵攻に備えたとされている。
この辺は諸説あるようだが...。
【高尾山】
城山山頂を出ると、ひたすら笹の道が続いた。
くしゃみ鼻水はまだ止まらない。
この辺りは高尾山の付近だからか、やたら綺麗に整備されている。
展望台だったり、公園のような広場もあった。
ピクニックをしに来る人も多いだろう。
長い階段があり、高尾山山頂までひたすら登る。
景信山登山口から行けば大した道ではないが、陣馬山から登りつづけて体力もだいぶ削れているため、結構キツい。
高尾山山頂に着くと、予想どおり登山客で溢れかえっていた。休日に登っていたらこの倍以上はいるのか。
外国人観光客も増えたように思う。マスクを外している人も多く、ようやくコロナ禍以前に戻れたのだろうか。
下山ルートは6号路を選んだ。
人が少ないだろうと思って選んだのだが、そこそこ人はいた。
ここは以前に通ったので特に書くことはない。
高尾山口駅に着くと、そのまま電車に乗って帰った。
無事、奥高尾縦走路を登り切ることができ達成感はあったものの花粉症のおかげで辛酸を舐める結果となった。
花粉が多く飛散している場合は登山を中止するか花粉症を抑える薬を飲んでおくことを心がけたい。
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