ブラチリカSP秩父三十四ヶ所札所巡り其の一(第一番から第十二番)
- GPS
- 06:03
- 距離
- 25.3km
- 登り
- 518m
- 下り
- 457m
コースタイム
- 山行
- 5:04
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 6:02
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:西武鉄道「西武秩父駅」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ほとんどの道は舗装路です。 今回のコースの第二番から第三番の途中や第十番から第十一番など一部歩行者のみの登山道があります。 巡礼道には道しるべがありますが、第六番から第七番へ向かう途中や第十一番から第十二番など住宅街の中に入ると見失う場合がありました。 |
その他周辺情報 | 巡礼道から少し離れればコンビニや食堂がありました。 第十四番にはおうどん屋さんがあります。 トイレは巡礼道沿いや各お寺にあります。 |
写真
感想
今日は以前から気になっていた秩父三十四ヶ所札所巡りの第一回です。
ちょうど今年は秩父札所の午歳総開帳の年に当たるので廻ってみたかったのですが、なかなか行けずこんなぎりぎりになってしまいました。
最初の予定では江戸巡礼古道を現在起点と言われている東秩父村の落合から歩こうと思っていたのですが、ここ最近ずっと仕事が忙しく早起きができなかったので和銅黒谷駅からの出発ししました。
それでも、駅に着いたのが11時近くになってしまったため最後出来れば西武秩父駅近くの第十二番、無理なようなら横瀬駅近くの第九番までと決め出発です。
まずは第一番と行きたいところですが、せっかく和銅黒谷に来たのでちょっと逆方向にある聖神社へ行きます。
ここは、この地で初めて見つかった和銅(ニギアカガネ)が祀られていて銭神様とも呼ばれているそうです。
今日も、宝くじ当選のお払いが行われていました。
その後も、岩つつじで有名な瑞岩寺に寄り道した後、やっと第一番札所「四萬部寺」へ着きました。
ここは第一番と言うこともあり多くの人たちがいました。
総開帳のときだけ観音様の納められている場所が開かれ、その手から紐が伸ばされつながることができるようになっています。
ここでは売店があり巡礼装束などが売られていますが、今回は納経帳だけ購入しました。
ここからは当初の予定通りなるべく江戸巡礼古道にそって歩いて行きます。
次の第二番「真福寺」は山の上にあるため約2km程の坂道を登っていきます。
やっと登り切るとそこには駐車場もありほとんどの人たちは車で来ていましたが中には徒歩や自転車の人たちもいました。
ここは、無人のため納経所(御朱印を授かる場所)は反対側に下った「光明寺」にあります。
坂を下っていくと途中徒歩でのみ通れるショートカットの登山道もありました。
「光明寺」で御朱印を授かった後、横瀬川を一旦渡り第三番の「常泉寺」へ行きます。
ここでは、きちんとした巡礼服を纏った人たちが熱心にお経をあげていました。
再び、横瀬川を渡り、第四番の「金昌寺」です。
ここは、石仏の寺として有名らしく境内には多くの石仏が並び中には酒樽に座り杯をかぶった酒飲み地蔵などもあります。
「金昌寺」には食事処もありここで休憩と思っていたのですが、ちょうどお昼時と言うこともあり満席だったのでそのまま次へ進んでいきました。
次の第五番の「語歌堂」へ向かうと目の前に武甲山が見えるようになりました。
「語歌堂」も無人のため納経所のある「長興寺」へ向かいました。
ここから第六番へは途中の町営グラウンドの所から巡礼道を離れ寺坂棚田のほうへ進みました。
グラウンドの前を左に行き、上り坂を越えると目の前の武甲山と棚田が見えてきますが、稲刈りが終わった後だったのが少し残念でしたが、とてもいい雰囲気でした。
第六番の「卜雲寺」へ向かう道はわかりやすい順では先に第七番の「法長寺」が手前にあるのですそちらからのほうがいいのかもしれませんが、順を追って廻りたかったので住宅街の中を通っているので巡礼道を第六番へ向かいましたが少しわかりづらかったです。
「卜雲寺」は少し高台にあるため門の前から武甲山がよく見えました。
再び、住宅街を通り第七番へ戻りますが、ここで何度か違う方へ行ってしまいました。
第七番の「法長寺」は牛伏堂とも呼ばれていてその昔、悪行を働いた父親が牛の姿にさせられてしまった所、母子が共に出家してきたという言い伝えがあるそうです。
「法長寺」からは境内を横切り横の階段を下り進んでいきます。
一旦、国道に出ましたがすぐに細い道に変わり国道の下をくぐっていきます。
くぐった先は坂道になっていてここは「けんむし坂」と呼ばれているそうで昔、巨大な毛虫が棲んでいたとか、桜の木に多くの毛虫がいたからだとも言われているそうですが、実際は寄居の鉢形城の城代で渡辺監物(けんもち)と言う武士がこの付近に住んでいたからだというそうです。
「けんむし坂」を登った後途中にある武甲山御嶽神社に寄り道した後、第八番「西善寺」へ向かいました。
ここの境内には樹齢600年と言われる巨大なコミネカエデの木がありました。
このカエデは高さと言うよりも横に広く境内を覆い尽くすような感じでした。
第九番へ向かう途中には、田んぼの中を抜けるような昔からの巡礼道もあれば、セメントの原料を積んだ大型トラックの行き交う道があったりと不思議な感じがしました。
第九番の「明智寺」は境内が駐車場になっているようで車でいっぱいになっていました。
この時点で、まだ時間に余裕がありそうだったので第十二番まで行き西武秩父駅まで行くことにしました。
再び、国道に出た後住宅街へ続く階段を下り細い巡礼道を通っていきます。
ここの道を通っているとすれ違う人が「こんにちは、御苦労さまです。」と、声をかけてくれました。
恰好は全くの登山使用なのですが巡礼者として見てもらえたのでしょうか?
第十番の「大慈寺」は小高い山の麓にあり目の前には田んぼが広がり境内からは武甲山が見えとてもいい場所でした。
ここからは境内横の遊歩道に入り今回、唯一の本格?登山道になりました。
九十九折りに尾根上まで出ると最初は木々に覆われていますが途中所々伐採されているため麓の田園風景や武甲山がよく見えました。
尾根道が終わる場所には「上之臺稲荷神社」がありいくつもの朱色の鳥居をくぐり下りていくと第十一番「常楽寺」に着きました。
ここは、今は曹同宗のお寺ですが以前は天台宗のお寺だった時の名残から元三大師の変化した姿の角大師のお札などもありました。
次の第十二番へ行こうとすると入口の所に「補陀所第拾一番」と彫られた石碑がありました。
気になったので調べてみると「補陀」とは日本仏教で「補陀落」と言う永遠の聖地であり、死後の魂が行きつく所を表しているそうでそこから札所になったのでしょうか?
次の第十二番への道も住宅街の中にあり少しわかりずらいのと思ったより距離があったので途中で少し不安になりましたが道案内が途中にありあっていることが分かりました。
第十二番の「野坂寺」はかなり大きなお寺で境内には池があったり、休憩所もありました。
また、地元の鉄鋼業者の方が御両親の供養のために独学で彫った十三体の仏像が納められた建物もありました。
今日はここまでにして、第十三番へ向かう道の途中から西武秩父駅に行き、次回は西武秩父駅から第十三番「慈眼寺」へ向かうことにしました。
なんとか、目標の第十二番まで廻れましたが午歳総開帳の期間が11月18日までなので期間内にすべて廻れるといいのですが、もし間に合わなくても結願はさせようと思います。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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秩父札所巡り、
始められたのですね。
総開帳の期間、ということでなく、この時期に観音さまに手を合わせに行かれるChiliさんの清らかさを感じます。
でも、さすがブラチリカ、
通ったことあるのですか?
語歌堂からぶらりと離れ、寺坂棚田へ?
わたしはグラウンドのところでしっかり間違えて、武甲温泉の方へ行ってしまいましたよ!
寺坂棚田、行ってみたく思っていたのです。
こちらの方だったのですね
武甲山の写真、素敵です。
ブラチリアン・アイズの札所巡り、楽しみにしています!
以前から行こうとは思っていた秩父札所やっと始めました。
ここ最近、自分の身の回りを含め色々なことが起こっているのも始めた一つの理由かもしれません。
この辺りを歩くのは初めてですが、寺坂棚田の行き方などはここに載ってる「ちちぶおもてなしマップ」を参考にしました。
http://navi.city.chichibu.lg.jp/pamphlet/index.html
あとは、地形図が得意ではないので、山と高原アプリも初めて利用してみました。
秩父市内からは武甲山が色々な場所から見えてとても良いですね。
とりあえず、結願を目指して歩こうと思います。
札所めぐりでも、ガツガツ数だけ攻めず、
ステキな所ピックアップして寄り道してるんですね〜〜
(それでも12個回れるガッツリさも残して)
11月18日締め切りはきついけど、
冬のあいだにボチボチ回ればいいんじゃない?
いっぱい御利益あって、さらなる健脚になれそう
出発地は違いますが、基本は江戸巡礼古道に沿って歩きましたが、色々なコースを調べていて寄り道出来そうな場所を通ってみました。
残り22ヶ所ですが、最後の方は1日で1ヶ所か2ヶ所しか廻れそうにないので総開帳の期間は難しそうですが、頑張ってみようと思います。
私も今年はじめたけどまだ三ヶ所しか行けてないです(^_^;)
のんびり時間かかってもいいから歩こうと思ってます(*^^*)
巡礼の旅と言うのは数や速さを競うものではないのでしょうが、こういう記録になってしまいましたσ(^_^;)
巡礼古道沿いには興味深い場所も多そうなので、時々寄り道しながら歩いてみようと思います。
はじめまして。秩父巡礼をはじめられたのですね。
ちちぶおもてなしマップの江戸巡礼古道編はよくできたガイドブックなのですが、目印になる建物があまり記載されていないので、イマイチ使いづらいところがあります。札所に置かれている地図が非常につかいやすいので併用をお勧めします。
無事結願しますように。
今回の秩父札所巡りはstella2さんの記録を参考にさせていただきました。
後からになりますがありがとうございました。
本当は同じように落合から歩きたかったのですが、和銅黒谷からになってしまいました。
「ちちぶおもてなしマップ」は、やはり解りづらいところがあり、私の場合は六番から七番辺りの住宅街で迷ってしまいました。
次回からはもっと下調べをして廻って行こうと思います。
Chilicaさん、おはようございます。
年頭に、秩父巡礼やろうと意気込んで本まで買ったのに、まだ行けてません。
結構、混み合っていますでしょうか?
総開帳の時期には間に合わないかもしれませんが、私も歩きたいと思います。
でも道迷いしやすいのですね。気をつけなければ。
四国のお遍路に行くのも、夢です。
私も今年の初めごろから本を用意して計画していたのですが、ここにきてやっと実行に移せました。
各札所はそれなりの人出でしたが、車で回っている人が多いようで歩いている人はあまり出合いませんでした。
巡礼道に沿って歩こうとすると少しわかりづらい場所がありますね。
私もいつか四国八十八ヶ所を歩いてみたいです。
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