巻機山 米子沢 ココロ踊る
- GPS
- 06:39
- 距離
- 13.7km
- 登り
- 1,482m
- 下り
- 1,484m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車地〜井戸の壁】 ・ツボ、スキー共にトレースあり。一部トレースが滑るので新たに引く。 【井戸の壁〜ニセ巻機山】 ・井戸の壁E990でクトー装着。樹木が多いので斜度はあるが恐怖感は少ない。 ・5合目手前からは尾根芯を外したクライマーズレフトが登り易かった。 ・ニセ巻下の急登E1660で硬い雪面が多くなりクトー装着。ツボの方が安心安全。 ・急登を登りきり下部を確認したらE1630位から尾根芯を外しクライマーズライト側は軟らかそうに見えた。 【ニセ巻機山〜巻機山】 ・ニセ巻から避難小屋のある鞍部まで-50mシール滑走。 ・御機屋は直下はE1890くらいからトラバースして稜線へ。 【滑降 巻機山〜米子沢〜駐車地】 ・E1840あたりからスキーヤーズライト上部に小雪庇あり。 ・雪崩地形だと思うのでリグループは安全地帯で。 ・デブリは一切なかった。一部右岸から雪玉が落ちてきていた。 ・沢芯の雪割れもない。 ・場所は忘れたが右岸に水流あり。 |
写真
感想
今シーズンまこっちゃんと好天時に巻機山へ行こうと話していた。出来れば米子沢を滑れる条件で。
日曜の午前中は快晴、無風(弱風)と好条件が揃ったので巻機山へ行く事にした。
5時30分頃清水集落手前に到着。駐車車輛は既に20〜30台程度か。
準備を済ませ6時前に元気よく出発。
二子沢川の左岸を進み2本目の左の橋を渡り桜坂駐車場を過ぎると、割引沢の奥に黒々とした天狗岩が見える。米子沢の右岸を進み左手の井戸尾根の基部から取付くと暫くは快適なブナの尾根だが、徐々に斜度が増してくる。井戸の壁登場だ。先行スキーヤー4名は担いでいた。
壁に取付き少し登ってみるがシールだけでは足元がやや不安。クトーを付けるとまこっちゃんに伝えると彼は担ぐとの事。出だしはツボの方が良かったかなとも思ったが難無くクトーで登り上げた。
待つ事30分でまこっちゃんも到着し、先へ進むと恒例の腹減った合図発動。ニセ巻機山が見える台地でエネ補給。
ニセ巻機山の下にも急斜面が見える。
少しテカっているのでシールでは厳しいか。まこっちゃんは取付きから担いで行く。自分はシールのまま登って行くと先行スキーヤーが担ぎの準備をしていた。話を聞くと先がアイシーでシールでは不安だから担ぐとの事。たしかに見るからに硬そうな面が出ている。試しに2〜3m進んでみたがやはり怖い。バックしてクトーを装着して進むが後悔。斜面は硬くクトーが抜けたらどこまでも落ちて行きそうだ。クトーに命を懸ける事になってしまった。
慎重に高度を上げて行き、やっと安全地帯に到着し一安心。久し振りに痺れた。ここは安全マージンを取ってツボが正解だった。風もなく太陽が元気で薄手シャツ一枚でも暑い。ゆるゆると登りニセ巻機山に登頂〜。それにしてもかわいそうな山名だ。
ここでもエネ補給をしてシールのまま鞍部まで降る。御機屋を巻きながら稜線に乗り上げ少し進んだら巻機山登頂〜。
標柱も何もありません。エネ補給をしながらまったりと過ごす。景色を堪能しパシャパシャする。米子沢方面にはシュプールが一本あった。念の為、源頭部で雪質確認。−45〜55僂妨任ち悗あるが結合良さそうだ。
十分山頂を堪能ので米子沢に行きますか。
米子沢は左右にうねっているので見通しが悪い。初見でもあるし適当に安全地帯でピッチを切って行くことにした。
米子沢へGO〜。
雪質は日射を受けてはいるがクリーミーで快適。ストレスフリーだ。
右岸と左岸ではまるで雪質が異なり左岸は良い。途中ブラインドサイドになる右岸壁の岩が露出していたので滝でも出てくるのかと思い高巻き気味に左岸に取付いたが、ただの露岩だった。お互い写真をパシャりながら落ちて行く。シュプールを振り返り悦に入る。
右岸の一部にクラックがあり、稀に雪玉が落ちてくる。標高差1000mをあっという間に米子沢のボトムまで滑ってしまった。流石にこの先は雪が重くなるが先行者のトレースに乗り高速ボブスレーで駐車地へ無事下山。
自宅からは遠いがロケーションも素晴らしく再訪決定。来シーズンはパウダーの米子沢を滑ってみたい。
帰りにへぎそばで腹を満たし満足の一日となった。お疲れ様でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する