天王山〜ポンポン山〜小塩山〜老ノ坂


- GPS
- 08:37
- 距離
- 26.9km
- 登り
- 1,477m
- 下り
- 1,309m
コースタイム
- 山行
- 6:51
- 休憩
- 1:54
- 合計
- 8:45
天候 | 晴れ。気温高め(老ノ坂峠16時前23℃) |
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過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り)京都京阪バス・老ノ坂峠BS/阪急京都線・桂駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全区間で道は明瞭ですが、分岐が多いので周辺の位置関係を把握していると悩まずに済むでしょう。トイレは柳谷観音(要拝観料)とポンポン山北麓の森の案内所にあります。 ■小倉神社〜天王山〜柳谷観音〜ポンポン山〜森の案内所 よく整備されています。 ■〜小塩山〜大暑山〜西山団地 ここまでと較べると整備の度合いが小さく、ステップのない急坂やザレ場などがあります。西山団地へはグラウンドの左手を抜けて入ります。羽虫が多かったです。 ■〜大枝山〜老ノ坂 西山団地の北端ゲートから西山連峰トレイルに入ります。丸太を切株形に置いた足場があります。NTTアンテナ跡の右手から入り2辺を廻りこみ大枝山ピークへ。そこから激下りが始まります。ザレた痩せ尾根もありスリップ注意。ルートはやや判りにくいものの手製道標、テープのマークあり。国道9号は交通量が多く、僅かながら歩道がない区間を歩くので注意。今西山霊園入口にある老ノ坂峠バス停は3/13から道路工事のため亀岡市側に140m移動します。 |
その他周辺情報 | ポンポン山に福寿草観察園(〜3/19)、小塩山にカタクリ保護地(4/1〜4/23)。どちらも10〜15時。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
|
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感想
大阪平野一周を目指してあとは犬鳴山から加太か岬町までの紀泉アルプスを残すのみと意気込んでいたのですが、プロフィールの全ルートを眺めながらよく考えるとポンポン山から天王山が繋がっていないことに気づきました。ヤマレコ始める前に歩いた区間が結構あるので見落としてました。やはりフィニッシュでは海に出たいし、山中渓は桜が見ものらしいのでここも少しあとに残すとすると、この未踏区間は今行くべき、ついでに「分県登山ガイド」の小塩山、大暑山も、と考え歩いてきました。すっかり暖かくなってしまいましたがひょっとしたらまだ福寿草も見られるかもしれませんし。
2013年の新設以来まだ降りたことがなかった西山天王山駅からスタート。分岐から天王山をピストンして柳谷観音へ。天王山は地元の方のお散歩が多い感じでした。5人くらい追い越したりすれ違ったりしたでしょうか。
ちょうど開門だったので柳谷観音に立ち寄り。一番乗りです。先日行った生駒山に伏拝があったのでそんなに格の高いお寺なんだと記憶していたのと、花粉症の薬のせいでつい水分を摂りすぎるのでトイレも済ませておこうかと。そんな不純な動機で拝観しましたが、本堂から廊下と階段を歩いていくといつの間にか本堂を見下ろせる高所に出る堂宇は面白く、俗過ぎない程度に今風のフォトジェニックな工夫などもあったりしてなかなかいいお寺でした。紫陽花や紅葉も綺麗らしいので機会があったらそのうちまた。眼力にご利益があるらしいので登山の役にも立つかもしれません。
西山古道で釈迦岳まではほぼ無人。大沢山の手前と後で1人に追い抜かれて1人とすれ違ったのみでした。そろそろ昼ご飯にしようかと思いつつ着いた釈迦岳は先客がいたのでスルーして先へ。そこから先は一気に人が増えます。しかし頂上はさらに想像を超える混雑。手早くパン2個の昼食を済ませて北の尾根道(現地の表現では西尾根)へ。ここも釈迦岳からのルートより人が多かったので、どうも森の案内所から登ってくる人が多いようです。今のシーズン限定の福寿草狙いかもしれません。さてその福寿草ですが、バッチリ見られました。下調べをせずに来たのですが、今は自然保護区域の竈ヶ谷流域は踏み荒らしや盗掘防止にフェンスで囲って立入には届出が必要となっていましたが(いつからそうなったのかは書いてありませんでした)、その場で用紙に記入するシステムで助かりました。人も配置せねばなりませんし大変なことです。
途中リョウブの丘や、その福寿草観察園の入口ゲート周辺、ツツジの丘など食事休憩に良さそうなスペースは結構あり頂上と違って空いているので、次はこの辺りでゆっくり食事がいいかなと思いました。北側の麓、府道733号の森の案内所には駐車場があり、7,8割程度埋まっていました。
そこから小塩山は一転また無人に。頂上付近で2組ほど女性のグループを見かけましたが、登山ではなく何かの整備活動中のようでした。カタクリの自生地関係でしょうか。大暑山から西山団地に下りようとしたところ、グラウンドに突き当たりちょうど練習中でフェンスの外にも関係者らしい人がいたので通ってもいいものかどうか悩んだり、別のルートを探したりしてうろうろした挙句、道標にフェンスの左手を抜けていくルートが示してあるのに気づいたので、結局挨拶をしつつ通り抜けました。不審だったろうなあ…それともちょいちょいあるのかしら。西山団地は団地というのでマンションとか、でなくとも比叡平みたいに戸建て住宅が立ち並ぶエリアを想像していたのですが、確かに住宅もあるものの営業しているのかどうかよく判らない寂れた町工場や空き地などが妙に目につく、まあ何というか微妙な雰囲気でした。あ、京都市街の夜景は綺麗に見えるそうですよ。
また通ってもいいのかどうか悩む(いいんでしょうけど)ゲートを越えて大枝山から首塚大明神、老ノ坂峠へ。当然のように誰とも遭いませんでした。首塚大明神の辺りは「昼でも薄気味悪いところ」と「分県登山ガイド」でもひどい書かれようですが、私は何も感じませんでしたね。感受性の問題かしら。舗装路をしばらく歩き国道9号に向けて右折する辺りに割と新しい蜂蜜屋がありました。ドリンクでもあるならと思って覗いてみましたがお留守のようでした。国道に出るまでに廃屋の立ち並んだ道を通り抜けて、これが帰ってからネット検索するとモーテルサンリバーという心霊スポットらしいのですが、もっとちゃんと調べた人によると特に何か事件があったということもなく、ただの廃墟にちゃちな悪戯や面白がった噂話がくっついただけのようです。
国道9号に出るとすぐに新しいバス停が目についたのでそこでしばらく待っていると、トンネル工事(写真でトンネル手前に停まっていた車)の関係者らしい方が通りがかって、「ここにはまだバスは停まらない、今日はまだ140m向こうの古い方」と教えてくださる。バスの時刻まであと2,3分、助かりました。(結局5分以上遅れてきましたけど、バス)…まあとにかくありがとうございます! 待っている間にボートを3段積みにしたトラックが亀岡の方へ走っていきました。あれは保津川下りの舟ですね。
今日は花粉症のせいか気温のせいか、どうも体のコンディションが思わしくなく足が重かったのですが、期待以上に福寿草がたくさん見られたので大満足です。私は草花も木も名前が全く判らない人間ですが、やはり植物園などに植わっているのを見るよりは自然の中で観察する方が楽しいとは思うので、こうやって自生地で保護されているくらいのがちょうどいいですね。最近はうかつにレコを上げると盗掘されたりするらしいですし… 小塩山の方はカタクリがあるそうでこれはまた来なければならないかも。
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