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Yamareco

記録ID: 5258340
全員に公開
ハイキング
京都・北摂

天王山〜ポンポン山〜小塩山〜老ノ坂

2023年03月11日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:37
距離
26.9km
登り
1,477m
下り
1,309m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:51
休憩
1:54
合計
8:45
6:55
18
西山天王山駅
7:13
7:16
22
7:38
7:38
13
7:51
8:03
12
8:15
8:17
4
8:21
8:21
16
8:53
9:39
3
9:42
9:42
50
10:32
10:39
13
10:52
10:54
14
11:08
11:09
9
11:30
11:48
10
11:58
11:59
11
12:10
12:14
39
12:53
12:57
3
13:00
13:03
32
13:35
13:41
16
13:57
13:57
24
14:21
14:21
36
14:57
15:01
23
15:24
15:24
16
15:40
老ノ坂峠バス停
柳谷観音楊谷寺を拝観。ポンポン山頂上で昼食休憩。
天候 晴れ。気温高め(老ノ坂峠16時前23℃)
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き)阪急京都線・西山天王山駅
帰り)京都京阪バス・老ノ坂峠BS/阪急京都線・桂駅
コース状況/
危険箇所等
 全区間で道は明瞭ですが、分岐が多いので周辺の位置関係を把握していると悩まずに済むでしょう。トイレは柳谷観音(要拝観料)とポンポン山北麓の森の案内所にあります。
■小倉神社〜天王山〜柳谷観音〜ポンポン山〜森の案内所
 よく整備されています。
■〜小塩山〜大暑山〜西山団地
 ここまでと較べると整備の度合いが小さく、ステップのない急坂やザレ場などがあります。西山団地へはグラウンドの左手を抜けて入ります。羽虫が多かったです。
■〜大枝山〜老ノ坂
 西山団地の北端ゲートから西山連峰トレイルに入ります。丸太を切株形に置いた足場があります。NTTアンテナ跡の右手から入り2辺を廻りこみ大枝山ピークへ。そこから激下りが始まります。ザレた痩せ尾根もありスリップ注意。ルートはやや判りにくいものの手製道標、テープのマークあり。国道9号は交通量が多く、僅かながら歩道がない区間を歩くので注意。今西山霊園入口にある老ノ坂峠バス停は3/13から道路工事のため亀岡市側に140m移動します。
その他周辺情報 ポンポン山に福寿草観察園(〜3/19)、小塩山にカタクリ保護地(4/1〜4/23)。どちらも10〜15時。
小倉神社。
2023年03月11日 07:14撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 7:14
小倉神社。
左は直登して奥の山展望広場へ。右の方がメインルートっぽいので初回はこちらに。
2023年03月11日 07:20撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 7:20
左は直登して奥の山展望広場へ。右の方がメインルートっぽいので初回はこちらに。
水曜・土曜の午前中カフェをやっているようです。
2023年03月11日 07:24撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 7:24
水曜・土曜の午前中カフェをやっているようです。
天王山の頂上広場。展望はまあボチボチ。
2023年03月11日 07:54撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 7:54
天王山の頂上広場。展望はまあボチボチ。
奥の山展望広場。左に比叡山の四明岳と大比叡、右に音羽山と千頭岳。
2023年03月11日 08:15撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 8:15
奥の山展望広場。左に比叡山の四明岳と大比叡、右に音羽山と千頭岳。
背後には反射板があります。鉄道会社の通信用ではなく、関電のマイクロウェーブ反射板だそうです。何に使うのでしょう。
2023年03月11日 08:15撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 8:15
背後には反射板があります。鉄道会社の通信用ではなく、関電のマイクロウェーブ反射板だそうです。何に使うのでしょう。
手の込んだ立体的な道標。さっき通り過ぎてきた「森の学舎」の仕事でしょうか。
2023年03月11日 08:23撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 8:23
手の込んだ立体的な道標。さっき通り過ぎてきた「森の学舎」の仕事でしょうか。
浄土谷の車道出合。のどかです。車道を横切ってまた山道へ。
2023年03月11日 08:37撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 8:37
浄土谷の車道出合。のどかです。車道を横切ってまた山道へ。
ピンクの馬酔木。
2023年03月11日 08:52撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 8:52
ピンクの馬酔木。
柳谷観音。9時の開門まであと少しなので寄っていくことにしました。
2023年03月11日 08:58撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 8:58
柳谷観音。9時の開門まであと少しなので寄っていくことにしました。
右奥に見える本堂から入って、上書院、奥の院と渡り廊下を通ってここまで上がってきました。立体的な面白い堂宇です。
2023年03月11日 09:19撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 9:19
右奥に見える本堂から入って、上書院、奥の院と渡り廊下を通ってここまで上がってきました。立体的な面白い堂宇です。
境内の休憩所。
2023年03月11日 09:30撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 9:30
境内の休憩所。
花手水。
2023年03月11日 09:38撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 9:38
花手水。
鹿よけゲートを開けて西山古道に入りました。チェーンを外そうとゴソゴソやっていたらいつの間にか背後に犬がいて驚きました。(扉の蝶番の下に写ってる) 君は通れないよ!
2023年03月11日 09:46撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 9:46
鹿よけゲートを開けて西山古道に入りました。チェーンを外そうとゴソゴソやっていたらいつの間にか背後に犬がいて驚きました。(扉の蝶番の下に写ってる) 君は通れないよ!
左の陽の当たっている道を行くと細くて危険な沢ルートに出るそうです。私は右の橋を渡って安全な尾根ルートへ。
2023年03月11日 09:49撮影 by  F-02L, FUJITSU
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左の陽の当たっている道を行くと細くて危険な沢ルートに出るそうです。私は右の橋を渡って安全な尾根ルートへ。
音羽山と千頭岳。
2023年03月11日 10:10撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 10:10
音羽山と千頭岳。
右のサントリー林道はテープが張ってあります。直進と左は先で合流。
2023年03月11日 10:14撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 10:14
右のサントリー林道はテープが張ってあります。直進と左は先で合流。
送電線の先に比叡山。
2023年03月11日 10:19撮影 by  F-02L, FUJITSU
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送電線の先に比叡山。
ようやく日陰に入れました。今日は暑いくらいです。
2023年03月11日 10:29撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 10:29
ようやく日陰に入れました。今日は暑いくらいです。
大沢峠。
2023年03月11日 10:35撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 10:35
大沢峠。
川久保からポンポン山への沢ルートはまた(まだ?)通行止め。
2023年03月11日 10:37撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 10:37
川久保からポンポン山への沢ルートはまた(まだ?)通行止め。
左手に階段。その通行止めエリアに下る道でしょうか。しっかりした階段に見えますが、みんなの足あとも僅かしかありません。
2023年03月11日 10:46撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 10:46
左手に階段。その通行止めエリアに下る道でしょうか。しっかりした階段に見えますが、みんなの足あとも僅かしかありません。
大沢山へ寄り道。頂上にはベンチもあります。今日もっとも展望に勝れていました。
2023年03月11日 10:52撮影 by  F-02L, FUJITSU
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大沢山へ寄り道。頂上にはベンチもあります。今日もっとも展望に勝れていました。
霞がかっていますが、東側への展望が大きく開けます。肉眼だと手前の清水山の辺りに消えていく広い道路が見え、五条通(国道1号)だなあ、と判りました。
2023年03月11日 10:53撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 10:53
霞がかっていますが、東側への展望が大きく開けます。肉眼だと手前の清水山の辺りに消えていく広い道路が見え、五条通(国道1号)だなあ、と判りました。
右は生駒山かな。
2023年03月11日 10:53撮影 by  F-02L, FUJITSU
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右は生駒山かな。
さっき横を通って来たベニーカントリークラブですね。
2023年03月11日 10:53撮影 by  F-02L, FUJITSU
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さっき横を通って来たベニーカントリークラブですね。
三等三角点・点名「善峰」
2023年03月11日 11:08撮影 by  F-02L, FUJITSU
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三等三角点・点名「善峰」
釈迦岳。狭い頂上にテーブルが1脚ありましたが先客がいたので先を急ぎます。
2023年03月11日 11:09撮影 by  F-02L, FUJITSU
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釈迦岳。狭い頂上にテーブルが1脚ありましたが先客がいたので先を急ぎます。
二等三角点・点名「加茂勢山」
2023年03月11日 11:30撮影 by  F-02L, FUJITSU
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二等三角点・点名「加茂勢山」
頂上はすごい人でした。30人はいたでしょう。
2023年03月11日 11:30撮影 by  F-02L, FUJITSU
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頂上はすごい人でした。30人はいたでしょう。
リョウブの丘。ベンチもあり人は少ないのでこっちで昼ごはんにすればよかったかも。
2023年03月11日 11:58撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 11:58
リョウブの丘。ベンチもあり人は少ないのでこっちで昼ごはんにすればよかったかも。
出灰川の上流。釈迦岳頂上直下に発した源流がポンポン山を反時計回りに捲いて最後は摂津峡まで流れていきます。堰堤がなく(少なく?)雰囲気のある川です。
2023年03月11日 12:47撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 12:47
出灰川の上流。釈迦岳頂上直下に発した源流がポンポン山を反時計回りに捲いて最後は摂津峡まで流れていきます。堰堤がなく(少なく?)雰囲気のある川です。
森の案内所近くにあった謎の小屋。炭焼き小屋? それとも何かの貯蔵庫でしょうか。
2023年03月11日 12:54撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 12:54
森の案内所近くにあった謎の小屋。炭焼き小屋? それとも何かの貯蔵庫でしょうか。
馬酔木。春本番です。
2023年03月11日 13:26撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 13:26
馬酔木。春本番です。
うっすらと「山頂近道」「山頂」の文字があったのでありがたくその教えに従います。
2023年03月11日 13:36撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 13:36
うっすらと「山頂近道」「山頂」の文字があったのでありがたくその教えに従います。
この石垣が淳和天皇陵です。
2023年03月11日 13:39撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 13:39
この石垣が淳和天皇陵です。
歴代天皇陵の中で最高標高。遺言で火葬と散骨を行った天皇でもあり、その灰が飛ばされていった方角なので東麓に灰方という地名ができたとか。では出灰も何か関係があるのかと思ったら、そっちは石灰の産地に由来するそうです。
2023年03月11日 13:42撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 13:42
歴代天皇陵の中で最高標高。遺言で火葬と散骨を行った天皇でもあり、その灰が飛ばされていった方角なので東麓に灰方という地名ができたとか。では出灰も何か関係があるのかと思ったら、そっちは石灰の産地に由来するそうです。
ポンポン山は福寿草でしたが、小塩山はカタクリの観察園があるそう。これはまた来ないと。
2023年03月11日 13:47撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 13:47
ポンポン山は福寿草でしたが、小塩山はカタクリの観察園があるそう。これはまた来ないと。
日章突撃隊修練道場という謎の看板がかかった建物。監視カメラもついていかにもそれらしい雰囲気を漂わせていますが。人の気配なし。
2023年03月11日 14:03撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 14:03
日章突撃隊修練道場という謎の看板がかかった建物。監視カメラもついていかにもそれらしい雰囲気を漂わせていますが。人の気配なし。
ボロボロですが、ワイパーだけ新品同様にピカピカしています。
2023年03月11日 14:05撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 14:05
ボロボロですが、ワイパーだけ新品同様にピカピカしています。
いい雰囲気の山道です。
2023年03月11日 14:15撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 14:15
いい雰囲気の山道です。
大暑山頂上。展望なし。
2023年03月11日 14:21撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 14:21
大暑山頂上。展望なし。
三等三角点・点名「大原野」
2023年03月11日 14:21撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 14:21
三等三角点・点名「大原野」
枝の間に愛宕山。
2023年03月11日 14:50撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 14:50
枝の間に愛宕山。
フェンス沿いに90°ターン。木とフェンスの間へ。
2023年03月11日 14:59撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 14:59
フェンス沿いに90°ターン。木とフェンスの間へ。
次の角のちょっと高いところが大枝山らしいのですが、頂上を示すのはこれだけ。
2023年03月11日 15:02撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 15:02
次の角のちょっと高いところが大枝山らしいのですが、頂上を示すのはこれだけ。
ザレた激下りです。緊張しました。
2023年03月11日 15:10撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 15:10
ザレた激下りです。緊張しました。
味のある一輪だけの椿。
2023年03月11日 15:13撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 15:13
味のある一輪だけの椿。
何でしょう、これ。謎のゲート?
2023年03月11日 15:19撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 15:19
何でしょう、これ。謎のゲート?
このゲートから出てきました。「これより東、山城国」の石標。このすぐそばに酒呑童子の首を埋めたという首塚大明神があります。
2023年03月11日 15:22撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 15:22
このゲートから出てきました。「これより東、山城国」の石標。このすぐそばに酒呑童子の首を埋めたという首塚大明神があります。
源頼光の一党が、丹波の大江山で退治した証の首級を持って凱旋しようとしたところ、道端のお地蔵に「天子のいる都に鬼の首などを持ち込むことは相ならん」と言われ坂田金時の怪力をもってしても首が持ち上がらなくなったのでここに埋めたのだとか。
2023年03月11日 15:26撮影 by  F-02L, FUJITSU
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3/11 15:26
源頼光の一党が、丹波の大江山で退治した証の首級を持って凱旋しようとしたところ、道端のお地蔵に「天子のいる都に鬼の首などを持ち込むことは相ならん」と言われ坂田金時の怪力をもってしても首が持ち上がらなくなったのでここに埋めたのだとか。
2023年03月11日 15:31撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 15:31
歩道橋から国道9号を見下ろす。右に半分だけ見えているのが歩行者用の老ノ坂トンネル「和風洞」。自動車用の「松風洞」は中央奥に隠れています。風流な名前です。
2023年03月11日 15:37撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 15:37
歩道橋から国道9号を見下ろす。右に半分だけ見えているのが歩行者用の老ノ坂トンネル「和風洞」。自動車用の「松風洞」は中央奥に隠れています。風流な名前です。
昭和9年竣工。それまで使われていた旧トンネル「松風洞」の交通量増加に対応して新設されたものの、それでも追いつかなくなったため旧トンネルを拡幅して復活。「和風洞」は歩行者用に格下げになりました。道理で歩行者用にしては立派です。
2023年03月11日 15:39撮影 by  F-02L, FUJITSU
3/11 15:39
昭和9年竣工。それまで使われていた旧トンネル「松風洞」の交通量増加に対応して新設されたものの、それでも追いつかなくなったため旧トンネルを拡幅して復活。「和風洞」は歩行者用に格下げになりました。道理で歩行者用にしては立派です。
花粉症のせいか、急に暖かくなったせいか、どうも体のコンディションがいまいち。足が重かったです。計画段階ではこのあと唐櫃越えも足そうか考えていたのですが止めて正解でした。
花粉症のせいか、急に暖かくなったせいか、どうも体のコンディションがいまいち。足が重かったです。計画段階ではこのあと唐櫃越えも足そうか考えていたのですが止めて正解でした。
福寿草観察園へ寄り道。入口にテントがあり、係の方にその場で書いた申込書を提出して中に入りました。
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福寿草観察園へ寄り道。入口にテントがあり、係の方にその場で書いた申込書を提出して中に入りました。
急に春真っ盛りになったので、慌てて咲いている感じでしょうか。2週間前は六甲で霧氷が見られたのに。
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急に春真っ盛りになったので、慌てて咲いている感じでしょうか。2週間前は六甲で霧氷が見られたのに。
意味があるかどうかわかりませんが、一応位置と時刻の情報は盗掘防止で消しておきました。そんなことを気にせず済む世の中になるといいですね。
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意味があるかどうかわかりませんが、一応位置と時刻の情報は盗掘防止で消しておきました。そんなことを気にせず済む世の中になるといいですね。

装備

個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 携帯 時計 タオル

感想

 大阪平野一周を目指してあとは犬鳴山から加太か岬町までの紀泉アルプスを残すのみと意気込んでいたのですが、プロフィールの全ルートを眺めながらよく考えるとポンポン山から天王山が繋がっていないことに気づきました。ヤマレコ始める前に歩いた区間が結構あるので見落としてました。やはりフィニッシュでは海に出たいし、山中渓は桜が見ものらしいのでここも少しあとに残すとすると、この未踏区間は今行くべき、ついでに「分県登山ガイド」の小塩山、大暑山も、と考え歩いてきました。すっかり暖かくなってしまいましたがひょっとしたらまだ福寿草も見られるかもしれませんし。

 2013年の新設以来まだ降りたことがなかった西山天王山駅からスタート。分岐から天王山をピストンして柳谷観音へ。天王山は地元の方のお散歩が多い感じでした。5人くらい追い越したりすれ違ったりしたでしょうか。

 ちょうど開門だったので柳谷観音に立ち寄り。一番乗りです。先日行った生駒山に伏拝があったのでそんなに格の高いお寺なんだと記憶していたのと、花粉症の薬のせいでつい水分を摂りすぎるのでトイレも済ませておこうかと。そんな不純な動機で拝観しましたが、本堂から廊下と階段を歩いていくといつの間にか本堂を見下ろせる高所に出る堂宇は面白く、俗過ぎない程度に今風のフォトジェニックな工夫などもあったりしてなかなかいいお寺でした。紫陽花や紅葉も綺麗らしいので機会があったらそのうちまた。眼力にご利益があるらしいので登山の役にも立つかもしれません。

 西山古道で釈迦岳まではほぼ無人。大沢山の手前と後で1人に追い抜かれて1人とすれ違ったのみでした。そろそろ昼ご飯にしようかと思いつつ着いた釈迦岳は先客がいたのでスルーして先へ。そこから先は一気に人が増えます。しかし頂上はさらに想像を超える混雑。手早くパン2個の昼食を済ませて北の尾根道(現地の表現では西尾根)へ。ここも釈迦岳からのルートより人が多かったので、どうも森の案内所から登ってくる人が多いようです。今のシーズン限定の福寿草狙いかもしれません。さてその福寿草ですが、バッチリ見られました。下調べをせずに来たのですが、今は自然保護区域の竈ヶ谷流域は踏み荒らしや盗掘防止にフェンスで囲って立入には届出が必要となっていましたが(いつからそうなったのかは書いてありませんでした)、その場で用紙に記入するシステムで助かりました。人も配置せねばなりませんし大変なことです。

 途中リョウブの丘や、その福寿草観察園の入口ゲート周辺、ツツジの丘など食事休憩に良さそうなスペースは結構あり頂上と違って空いているので、次はこの辺りでゆっくり食事がいいかなと思いました。北側の麓、府道733号の森の案内所には駐車場があり、7,8割程度埋まっていました。

 そこから小塩山は一転また無人に。頂上付近で2組ほど女性のグループを見かけましたが、登山ではなく何かの整備活動中のようでした。カタクリの自生地関係でしょうか。大暑山から西山団地に下りようとしたところ、グラウンドに突き当たりちょうど練習中でフェンスの外にも関係者らしい人がいたので通ってもいいものかどうか悩んだり、別のルートを探したりしてうろうろした挙句、道標にフェンスの左手を抜けていくルートが示してあるのに気づいたので、結局挨拶をしつつ通り抜けました。不審だったろうなあ…それともちょいちょいあるのかしら。西山団地は団地というのでマンションとか、でなくとも比叡平みたいに戸建て住宅が立ち並ぶエリアを想像していたのですが、確かに住宅もあるものの営業しているのかどうかよく判らない寂れた町工場や空き地などが妙に目につく、まあ何というか微妙な雰囲気でした。あ、京都市街の夜景は綺麗に見えるそうですよ。

 また通ってもいいのかどうか悩む(いいんでしょうけど)ゲートを越えて大枝山から首塚大明神、老ノ坂峠へ。当然のように誰とも遭いませんでした。首塚大明神の辺りは「昼でも薄気味悪いところ」と「分県登山ガイド」でもひどい書かれようですが、私は何も感じませんでしたね。感受性の問題かしら。舗装路をしばらく歩き国道9号に向けて右折する辺りに割と新しい蜂蜜屋がありました。ドリンクでもあるならと思って覗いてみましたがお留守のようでした。国道に出るまでに廃屋の立ち並んだ道を通り抜けて、これが帰ってからネット検索するとモーテルサンリバーという心霊スポットらしいのですが、もっとちゃんと調べた人によると特に何か事件があったということもなく、ただの廃墟にちゃちな悪戯や面白がった噂話がくっついただけのようです。

 国道9号に出るとすぐに新しいバス停が目についたのでそこでしばらく待っていると、トンネル工事(写真でトンネル手前に停まっていた車)の関係者らしい方が通りがかって、「ここにはまだバスは停まらない、今日はまだ140m向こうの古い方」と教えてくださる。バスの時刻まであと2,3分、助かりました。(結局5分以上遅れてきましたけど、バス)…まあとにかくありがとうございます! 待っている間にボートを3段積みにしたトラックが亀岡の方へ走っていきました。あれは保津川下りの舟ですね。

 今日は花粉症のせいか気温のせいか、どうも体のコンディションが思わしくなく足が重かったのですが、期待以上に福寿草がたくさん見られたので大満足です。私は草花も木も名前が全く判らない人間ですが、やはり植物園などに植わっているのを見るよりは自然の中で観察する方が楽しいとは思うので、こうやって自生地で保護されているくらいのがちょうどいいですね。最近はうかつにレコを上げると盗掘されたりするらしいですし… 小塩山の方はカタクリがあるそうでこれはまた来なければならないかも。

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