硫黄岳・赤岳 (↗️文三郎尾根 ↘️県界尾根)

2023年03月11日(土) ~ 2023年03月12日(日)

• GPS: 13:22
• 距離: 25.1km
• 登り: 2,055m
• 下り: 2,251m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:20
• 休憩: 0:54
• 合計: 5:14

距離 11.5km 登り 1,293m 下り 564m

10:15 美濃戸口
11:01 美濃戸山荘
12:18 12:54 赤岳鉱泉
13:49 13:50 赤岩の頭
14:23 14:38 硫黄岳
14:51 14:53 赤岩の頭
15:29 赤岳鉱泉

2日目

• 山行: 7:01
• 休憩: 1:05
• 合計: 8:06

距離 13.6km 登り 763m 下り 1,709m

6:45 赤岳鉱泉
7:11 行者小屋
8:14 文三郎尾根分岐
8:40 竜頭峰分岐
8:44 8:57 赤岳
8:59 9:18 赤岳頂上山荘
9:44 9:49 赤岳頂上山荘 (再)
11:13 大天狗
12:13 12:21 小天狗
13:14 真教寺尾根方面分岐
13:28 13:29 赤岳県界尾根ルート登山口
13:56 14:15 美し森
14:51 清里駅

天候

2日とも晴れ🌞。ほぼ無風。

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往) 🚃 JR中央本線
　　　 東京4:59→高尾→茅野8:48 (青春18)
　 🚌 バス 茅野駅9:25→美濃戸口10:00
復) 🚃 JR小海線/中央本線
　　　 清里15:42→小淵沢→新宿18:29 (特急)

コース状況／危険箇所等

◆県界尾根
・頂上山荘から2600m辺りまでは、夏ルートから外れています。山頂でルートを見つけられず、どなたかの足跡をそのままトレースさせてもらったのですが、正しいルートだったのかは正直疑問です。
・滑落＆雪崩リスクがありそうな、無木立の急斜面も数回横切りました。(足元の雪が流れたら一巻の終り)
・足跡の人がこのルートを採った理由は分かりませんが、登りで難所にぶつかり北へ回避したのかも。ただ、後で他の方々の記録を拝見したら、そのまま夏ルートで登頂してる記録も多く、そのまま行けるのかもしれません。
・とはいえ、見つかった足跡はこの人のだけで、これが無かったら断念して美濃戸口に下りてました。感謝。
==
・夏ルートに載った後は素直に尾根をたどればよいので進路の不安はありませんでした。ただ、踏み抜くと膝関節あたりまで潜ってしまうのがやっかい。
・小天狗から尾根を外れ南へ下り始めると、雪は急速に減り雪が全く無い区間も。ただ、アイゼン脱いだものの、その後も半分くらいは雪面で、結局、車道合流までチェーンアイゼン使いました。

写真

3/11 10:36

美濃戸口からスタート。初めは雪を避けながら歩けるが、

3/11 11:11

美濃戸山荘から先は、路面凍っててチェーンアイゼン装着。

3/11 12:00

徐々に雪増える。奥に稜線の岩々が見えてきて刺激的

3/11 12:18

赤岳鉱泉に到着

3/11 13:52

チェックイン後、硫黄岳へ。
稜線近くなると展望開ける。
硫黄岳から横岳への、長い稜線を側面から見られるのは割と新鮮

3/11 13:53

硫黄岳までもうちょっと

3/11 14:10

硫黄岳山頂。ほとんど風なく暖かく、座り込んでのんびりしてる人多い。

3/11 14:34

毎度おなじみな眺望。

3/11 14:31

《北》北八ヶ岳方面。東＆西天狗、蓼科山。

3/11 14:39

《西》春霞で、北アルプスは見えず

3/11 14:47

来た道戻り、赤岩の頭にも寄ってみた

3/11 14:53

見慣れぬ、尖ってカッコいい硫黄岳。

3/11 15:14

帰り道、木の合間から赤岳。

3/11 16:59

夕食。ステーキ(固形燃料)、ポトフ。サラダ山盛り。
一点豪華主義なれどしっかり量ありました。

3/12 6:44

【3/12(日)】奥に見えてる赤岳へ。あまり寒くない。

3/12 7:11

行者小屋前で、稜線が前にそびえる

3/12 7:36

ここからひたすら急登。

3/12 7:44

急登が一服

3/12 7:46

右側面に阿弥陀がドアップ大迫力。

3/12 8:35

核心部の岩場

3/12 8:44

赤岳に登頂。
ほぼ無風で穏やか。

3/12 8:53

《西》先週と打って変わって春霞で、北アルプスも御嶽も見えない

3/12 8:55

《南西》間近な南アも、ほぼかすみの中。

3/12 9:00

頂上山荘の前から南側。
手前から横岳/硫黄/天狗/北横/蓼科。左端の白いのは霧ヶ峰。

3/12 9:05

さて、自分的にはここからが核心部・県界尾根。
小屋の裏側に回って進路の看板の先を見ても、道が見当たらない…

3/12 9:27

一人登ってきた人の跡を見つけて、それをたどって下りる

3/12 10:19

途中で危ない急斜面を横切ったりしながら、木々がぽつぽつある夏道に復帰。

3/12 10:53

滑落と雪崩の心配は無くなったが、木が邪魔

3/12 11:14

大天狗。

3/12 11:38

3/12 12:02

小天狗のすぐ手前で振り返ると稜線が。
(この尾根、眺望いいとこ少ない)
踏み抜きだらけでペース上がらず疲れてたけど、これ見てちょっと元気出た

3/12 12:03

3/12 12:13

小天狗

3/12 12:57

小天狗から南へ下ると、地面が露出するように

3/12 13:02

“登山道入口”。山道は実質ここで終わり。

3/12 13:19

後はなだらかで幅広い道を歩く

3/12 13:28

車道に合流。なんか”閉鎖中”って書いてる...
舗装道路を6km歩いて清里駅へ。

3/12 14:11

美し森に立ち寄って、最後に一望。

撮影機器：

iPhone 14 Pro Apple

感想

ikerina

今週も八ヶ岳へ。
茅野市のふるさと納税で赤岳鉱泉の宿泊券をもらってたので、冬の間に消化を。
ホントは厳冬期に登りたくて2月に計画してましたが悪天予報で中止。その時(2/19)は雨降ったらしいのでそれはそれで正解だったのですが、小屋の予約の取り直しがすぐできず、3月にずれこんでしまいました。

で、完全に春山モードでした。
土日共とても暖かく、硫黄岳も赤岳も山頂はほぼ無風。
長袖シャツとアウターでずっと過ごせました(ベンチレーション全開)。手袋も100円フリースで十分。
その代わり、春霞がしっかりかかって、先週は見えてた北アルプスも御嶽も全く見えず、ご近所の南アルプスさえ輪郭がかろうじて見える程度。

下りは、歩いたことなかった県界尾根を下りました。
美濃戸から硫黄岳や赤岳へ至る道は、たくさんの往来で踏み固められて”道”ができてましたが、県界尾根の方は踏み跡がさっぱり見当たらない。
途方に暮れてたら、夏道とはズレた方向から登ってきた足跡を1つ見つけて、それを忠実にたどって下りました。少なくともその方は登って来れたわけだし。
ただ雪崩&滑落リスキーな急斜面をトラバースしたりで結構冷や汗。
おまけに途中で、山頂にポールを置き忘れたと思ってムダに登り返したり。(→ザックの背面にちゃんと付けてた😥)
夏道をたどるようになって安心したものの、後半は踏み抜きしまくりで疲れました。
まあその甲斐あって、奥多摩から八ヶ岳までを赤線でつなぐという野望を果たせました。

コメント

かずらん

赤岳鉱泉泊まってのんびり八ヶ岳ハイクしてみたいです。

県界尾根、山頂近く結構急じゃなかったですか😲
この時期下りで使うとなると、難しそうな感じになるんですね。
気温のせいか春霞も濃そうですね。
お疲れさまでした(^^ゞ

ikerina

県界尾根、下り始めはかなりの急斜面だったんですが、ズボズボ潜る雪面だったので、なんとか下れたように思います。凍結や固い雪面あったら、もう身動きとれなかったでしょうし。

しかし、帰ってから (今更ながら) 他の方々の歩いたルートと見比べてますが、やっぱ下り始めは本来のルートから全然ズレてましたね。多分、夏場なら誰も踏み込まないような斜面を強引に下ってしまったようです。