乗鞍岳
- GPS
- 09:06
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,433m
- 下り
- 1,424m
コースタイム
- 山行
- 8:25
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 8:58
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雪崩エリアに踏み跡多数 休暇村駐車場からの閉鎖ゲレンデは気温が上がると踏み抜き多数 |
写真
感想
冬の終わりを惜しむかのように先週に引き続き山へ、今週は乗鞍岳。
先週の焼岳でボロボロになったので、乗鞍岳は登頂できないかもしれない…、まぁ、それはそれで実力という事で。
11日の土曜日は乗鞍高原にあるゲストハウス雷鳥(改めRaicho Onsen In)に前泊。土曜登頂班と夜は交流会という名の飲み会。
まだまだ話し足りない空気はあったが、翌日の出発時間を考えて申し訳無いながらもお開きに。
12日は5:30に宿を出る予定。いつもなら2時間前に起きて準備をするところだが、夜会で遅くなったので4:20起床。ササッと準備をしたらお楽しみの朝食ベーグルサンド。前日のうちに冷蔵庫へ準備してくれるので、温めて食すのだ。時間に縛られないうえに美味しい!さいこぅ(╹◡╹)
休暇村の駐車場で準備を整えたら出発。うーん…まだ登頂できるか不安だ。いや、むしろ今回は自信の無さが先行している感じだ。
それにしても随分暖かい。まだ、3月だよ?
休暇村管理の閉鎖ゲレンデからスタート。帰りは踏み抜き地獄になるらしい。それにしても急だ…早く抜けだしたいなぁ。ペースを上げすぎないようにしながら、なんとかゲレンデに到着。まだまだ山頂は遠い。リフト営業前なので、スキーやボードのお客さんは居ない。圧雪されたゲレンデは歩きやすいが、傾斜はそこそこあるのでここも無心で歩く。
スキー場管理エリアを抜け、冬のルートを辿る。スキー場までが急だとは聞いていたが、スキー場を抜けてもまあまあ急ですなぁ。
スキー場ではない様子だが、なぜこんなに開けているのか?どうやら川が雪で埋まっているらしい。自然の力、すごいなぁ。身体は正直で、少し平坦になると呼吸も落ち着き、また少し急になると息が上がる。
そんなこんなを繰り返しながら歩いていると、雪崩地形の手前で注意喚起の看板。コース脇の樹林帯との境目に設置されているのでわざわざ近づいていかないと確認しにくいが、ビーコンon、過去の雪崩現場の写真で注意喚起していた。
のだが、やはり、ど真ん中に踏み跡が多数。いや、でも、私もガイドさんに付いてもらっているからレクチャーを受けられるが、そうでなければ踏み跡を辿ってしまいそうだ。まだまだ勉強不足です。
樹林帯を抜けると、景色が一気に開ける。剣ヶ峰まで辿るルートも一望できた。うん、まだもう少し行けそうだ。頑張るぞぉ!
夏は道路だという場所を横切り、肩の小屋脇から最後の登りへと進む。
稜線に出ると風は強く感じた。それでも、これくらいは吹くよね〜のレベルだったので、ほんとにお天気には恵まれた。風除けにバラクラバ装着と同時にサングラスからゴーグルへ転装。
シュカブラがとても綺麗だ。風の力でこんな模様が作られるなんて…と登りでは感動しきりだった。
脚はだいぶ疲れている、ガシガシと一気に終わらせてしまいたいが、気持ちに身体がついていかない。無理せず、負担の少ない歩き方を心掛ける。
山頂直下の登りは、とても長く見えた。あぁ、まだまだ登らないといけないのか…。時間にしたら30分もかからない道のりが、とても長く見えたのだ。
それでも黙々と登るとあっという間、山頂の鳥居を潜るとなんとも言えない達成感。崩れるかと心配していたお天気も、遠くに雲が見えてはいるが山頂からは北アルプスがよく見えた。
先週登った焼岳も見える。なんだか嬉しい、先週の自分はあそこに居たのだ。山頂は風もそこまで強くなく、好きなだけ景色を楽しめた。それにしても、人が少ない。山頂独り占め状態だった。
存分に山頂を楽しんでいると、だんだんと雲が迫ってきた。下山開始だ。
膝が痛いぜ。あんなに美しく見えていたシュカブラ、段差が大きくて膝にツラい笑。エエィ!憎らしや、でもないが、エビのしっぽやシュカブラなど、立体的なものを見ると壊したくなるのは人の性なのか?
とにかく下りは早い。早いが膝にくる…。
雪がグサグサでやたらとアイゼンにまとわり付く、重たいのだ。傾斜が落ち着いた頃に試しにアイゼンを外して下る。ほんとに怖いところは滑り下りた。
スキー場の木陰にデポしたワカンを付け、いざ!踏み抜き地獄へ〜!
ツボ足だと太腿くらいまで踏み抜く様なコンディションでは、ワカンもまあまあ踏み抜く。思い切り前に転んだのはいつ以来だろう…ギャ!とかウワ!とか騒ぎながらやっとこさ駐車場に帰還。
あぁ、楽しかった。
登りの大変さよりもくだりの踏み抜きが印象に残っている笑笑。
よくよく考えてみると、雪の3000メートル超えは初めてだった。お天気に恵まれたので、寒さで辛くなることもなく、素晴らしい景色に魅了されとても良い山行になった。
スタート前の不安は未知の世界への不安だったのだろうか?色々と初めての経験もあり、次のシーズンが楽しみになってきた。
それにしても、雪山の紫外線は危険だ。
言われないと気付かない位だが、一日で日焼けした。嬉し恥ずかしゴーグル焼け。マスクが当たり前の生活で良かったよ。
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