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Yamareco

記録ID: 5271235
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積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

聖山・赤禿山 (山之坊から往復)

2023年03月11日(土) [日帰り]
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GPS
10:07
距離
15.6km
登り
1,318m
下り
1,317m

コースタイム

日帰り
山行
9:22
休憩
0:46
合計
10:08
6:01
126
山之坊
8:07
8:27
205
11:52
12:17
156
14:53
14:54
75
16:09
山之坊
天候 晴れ(春霞)
過去天気図(気象庁) 2023年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
山之坊集落先の除雪終点からスタート
その他周辺情報 姫川温泉(瘡の湯、朝日荘)
山之坊集落を過ぎて、除雪終点。手前の路肩スペースに停めスノーシューでスタート。
山之坊集落を過ぎて、除雪終点。手前の路肩スペースに停めスノーシューでスタート。
林道に沿って多数のトレースが刻まれている。かなり昔、大峰峠周辺エリアにスキー場があったようだ。
林道に沿って多数のトレースが刻まれている。かなり昔、大峰峠周辺エリアにスキー場があったようだ。
まずは最初の急登に取付く(750m)
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まずは最初の急登に取付く(750m)
急登を登り切って振り返ると、頚城山塊から朝日が昇ってくる、左手前の黒々とした峰は辰尾山。(元サイズ)
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急登を登り切って振り返ると、頚城山塊から朝日が昇ってくる、左手前の黒々とした峰は辰尾山。(元サイズ)
前方になだらかな半円状の赤禿山が見えてくる
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前方になだらかな半円状の赤禿山が見えてくる
異形のブナが目を引く
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異形のブナが目を引く
直下の急登を上がり赤禿山へ。東側のみ眺望が開ける。
直下の急登を上がり赤禿山へ。東側のみ眺望が開ける。
登ってきた緩やかな斜面。強烈な春霞で頚城山塊がやっと見える程度。
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登ってきた緩やかな斜面。強烈な春霞で頚城山塊がやっと見える程度。
赤禿山からナカオ沢に沿って大きく左カーブしながら下る。源頭部は崖になっている。
赤禿山からナカオ沢に沿って大きく左カーブしながら下る。源頭部は崖になっている。
砂防堰堤の多数のナカオ沢と大所川の谷間。、まずは80mの下り、さらに小ピークへ登りさらに150m下る。
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砂防堰堤の多数のナカオ沢と大所川の谷間。、まずは80mの下り、さらに小ピークへ登りさらに150m下る。
1155m峰手前までは右に傾斜した片斜面の通過が多く、スノーシューでは足底がおかしくなりそう。
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1155m峰手前までは右に傾斜した片斜面の通過が多く、スノーシューでは足底がおかしくなりそう。
辿ってきた、アップダウンの多い尾根。左は明星山、中央は赤禿山、右は1120m。(元サイズ)
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辿ってきた、アップダウンの多い尾根。左は明星山、中央は赤禿山、右は1120m。(元サイズ)
この先、ようやく登りメインの尾根になってくる。左上は1401m峰。
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この先、ようやく登りメインの尾根になってくる。左上は1401m峰。
1200mを超えると尾根筋に雪庇が現れる。弱点を突いて這い上がる。
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1200mを超えると尾根筋に雪庇が現れる。弱点を突いて這い上がる。
尾根筋に乗り1370m峰を望む
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尾根筋に乗り1370m峰を望む
1370m峰より辿ってきた尾根
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1370m峰より辿ってきた尾根
1370m峰より次のピーク、1401m峰を望む。右端に初めて聖山が現れる。ここまでが、かなり遠く感じた。
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1370m峰より次のピーク、1401m峰を望む。右端に初めて聖山が現れる。ここまでが、かなり遠く感じた。
一旦下ると地面の露出していた。うっすらと踏み跡があるようだ。
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一旦下ると地面の露出していた。うっすらと踏み跡があるようだ。
次の1401m峰への登り。
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次の1401m峰への登り。
1401m峰を過ぎると聖山以遠のダイナミックな景色が広がる。(元サイズ)
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1401m峰を過ぎると聖山以遠のダイナミックな景色が広がる。(元サイズ)
左側の急斜面にカモシカ君がじっとしている
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左側の急斜面にカモシカ君がじっとしている
南側(大所川の中流域)の展望。左から木地屋、白池、蓮華温泉方面。(元サイズ)
南側(大所川の中流域)の展望。左から木地屋、白池、蓮華温泉方面。(元サイズ)
スタートから5時間20分、ようやく聖山が射程距離だ。
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スタートから5時間20分、ようやく聖山が射程距離だ。
振り返ると中央に1370m峰、その手前に平坦な湿地帯「神の田圃」がある。右は1401m峰。
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振り返ると中央に1370m峰、その手前に平坦な湿地帯「神の田圃」がある。右は1401m峰。
きれいな残雪の縞模様、聖山。
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きれいな残雪の縞模様、聖山。
とにかく広くてなだらかな聖山山頂。バックは犬が岳方面。
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とにかく広くてなだらかな聖山山頂。バックは犬が岳方面。
聖山からの黒負山方面パノラマ(元サイズ)
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聖山からの黒負山方面パノラマ(元サイズ)
小蓮華岳、白馬岳、雪倉岳ズーム
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小蓮華岳、白馬岳、雪倉岳ズーム
蒲原山、白馬乗鞍岳、白馬岳パノラマ(元サイズ)
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蒲原山、白馬乗鞍岳、白馬岳パノラマ(元サイズ)
鞍部を拡大すると黒負山方面から単独のスキーヤーが滑走してくる。
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鞍部を拡大すると黒負山方面から単独のスキーヤーが滑走してくる。
北東方向パノラマ(ヨシオ山、村杉山、青海黒姫山、明星山、赤禿山)(元サイズ)
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北東方向パノラマ(ヨシオ山、村杉山、青海黒姫山、明星山、赤禿山)(元サイズ)
北方向パノラマ(栂海新道、犬が岳、柴倉山)
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北方向パノラマ(栂海新道、犬が岳、柴倉山)
輝く黒負山、見納め。
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輝く黒負山、見納め。
聖山を後にする。
聖山を後にする。
下山もまた、気が遠くなるほどの道のり。振り返ると黒負山と聖山が背中を押してくれていた。
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下山もまた、気が遠くなるほどの道のり。振り返ると黒負山と聖山が背中を押してくれていた。
1401m峰を過ぎると1370mの尖った峰が現れる。
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1401m峰を過ぎると1370mの尖った峰が現れる。
1370m峰は、往路は尾根を直登したが復路はスキートレースに従って左斜面をトラバース。スノーシューでは辛い(^^;)
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1370m峰は、往路は尾根を直登したが復路はスキートレースに従って左斜面をトラバース。スノーシューでは辛い(^^;)
スキーとスノーシューのコース取り比較。非効率的なスノーシュー。小さな積み重ねが大きな差となり体力と時間の消耗につながる。
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スキーとスノーシューのコース取り比較。非効率的なスノーシュー。小さな積み重ねが大きな差となり体力と時間の消耗につながる。
ヘロヘロになりながらアップダウンを登り返して赤禿山へ。朝方より多くのスキーのトレースがついていた。赤禿山はバックカントリーに人気エリアのようだ。
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ヘロヘロになりながらアップダウンを登り返して赤禿山へ。朝方より多くのスキーのトレースがついていた。赤禿山はバックカントリーに人気エリアのようだ。
相変わらず強烈に霞む頚城山塊とこれから下る尾根。既に腐れ雪だが下りなのでマシ。
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相変わらず強烈に霞む頚城山塊とこれから下る尾根。既に腐れ雪だが下りなのでマシ。
海谷山塊(駒ヶ岳〜鋸岳)、焼山、雨飾山(元サイズ)
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海谷山塊(駒ヶ岳〜鋸岳)、焼山、雨飾山(元サイズ)
樹林の合間から明星山方面の眺望。
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樹林の合間から明星山方面の眺望。
明星山 拡大
林道を下りラストスパート
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林道を下りラストスパート
スタート地点が見えてきた。既に誰もいなかった。
スタート地点が見えてきた。既に誰もいなかった。
帰途、姫川温泉に立ち寄り
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帰途、姫川温泉に立ち寄り
瘡の湯で日帰り入浴。
瘡の湯で日帰り入浴。
大糸線のローカル列車(平岩駅付近)
   - - - おわり - - -
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大糸線のローカル列車(平岩駅付近)
   - - - おわり - - -
(おまけ)木地屋の奥地より朝日岳〜聖山(元サイズ)
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(おまけ)木地屋の奥地より朝日岳〜聖山(元サイズ)
(おまけ)蒲原山付近より北アルプス北部 文汽汽ぅ此
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(おまけ)蒲原山付近より北アルプス北部 文汽汽ぅ此
(おまけ)蒲原山付近より北アルプス北部◆文汽汽ぅ此
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(おまけ)蒲原山付近より北アルプス北部◆文汽汽ぅ此

装備

個人装備
スノーシュー

感想

姫川水系の小滝川と大所川に挟まれた尾根は辰尾山(761m)から始まり赤禿山、聖山へと徐々に標高を上げ黒負山、五輪山へと続き、最後は長栂山(2267m)で栂海新道に接続する。聖山はこの雄大な尾根の中間に位置し全方位を山に囲まれ深山の趣きただよう薮山である。聖山は標高、風格、眺望では黒負山には及ばないが山名の響き、マイナー度では勝っていると個人的には思う。かなり昔、大所川を横断して黒負山、丸倉山に登っているが、聖山も黒負山も日帰りではきつい山行であった。

スタート地点からは林道に沿ってなだらかな赤禿山東斜面を登る。気温高めのためか、中途半端に締まった雪質に地味に体力を消耗。表面はクラストしているが10〜20センチ沈む。赤禿山から1155m峰までは二カ所のコルと大きく湾曲した尾根の通過があり距離の割には時間を要する。

北から尾根を合わせる1270m地点からは、ようやく登り基調となり気持ちは楽になる。1370m峰は尖った小ピークで直登すると不安定な雪庇の細尾根のため、北西斜面をトラバースした方が安全で効率的のようだ。次の小ピーク1401mを超えると右手のホドソ沢源頭部に「神の田圃」と呼ばれる平坦地が存在しており興味深い(古地図には掲載)。鞍部を過ぎれば白く輝く遠い山、聖山が指呼の先に見える。

聖山山頂は広い雪原状で360度遮るものがなく、北アルプス北部の雄大な眺望を期待通り見せてくれる。南西方向には黒負山の大きな山体が迫り、背後には白銀の朝日岳から犬ヶ岳へ続く栂海新道や白馬岳、小蓮華岳方面まで広がる。ネットにはスキーの機動力を活かした日帰りでの黒負山往復の記録が見られる(片道12km)。今回の聖山へのコースは距離が長く比較的なだらかな尾根コースのためバックカントリー向きでスノーシューによる入山者は少数派のように思われる。

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