聖山・赤禿山 (山之坊から往復)
- GPS
- 10:07
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,318m
- 下り
- 1,317m
コースタイム
天候 | 晴れ(春霞) |
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過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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その他周辺情報 | 姫川温泉(瘡の湯、朝日荘) |
写真
装備
個人装備 |
スノーシュー
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感想
姫川水系の小滝川と大所川に挟まれた尾根は辰尾山(761m)から始まり赤禿山、聖山へと徐々に標高を上げ黒負山、五輪山へと続き、最後は長栂山(2267m)で栂海新道に接続する。聖山はこの雄大な尾根の中間に位置し全方位を山に囲まれ深山の趣きただよう薮山である。聖山は標高、風格、眺望では黒負山には及ばないが山名の響き、マイナー度では勝っていると個人的には思う。かなり昔、大所川を横断して黒負山、丸倉山に登っているが、聖山も黒負山も日帰りではきつい山行であった。
スタート地点からは林道に沿ってなだらかな赤禿山東斜面を登る。気温高めのためか、中途半端に締まった雪質に地味に体力を消耗。表面はクラストしているが10〜20センチ沈む。赤禿山から1155m峰までは二カ所のコルと大きく湾曲した尾根の通過があり距離の割には時間を要する。
北から尾根を合わせる1270m地点からは、ようやく登り基調となり気持ちは楽になる。1370m峰は尖った小ピークで直登すると不安定な雪庇の細尾根のため、北西斜面をトラバースした方が安全で効率的のようだ。次の小ピーク1401mを超えると右手のホドソ沢源頭部に「神の田圃」と呼ばれる平坦地が存在しており興味深い(古地図には掲載)。鞍部を過ぎれば白く輝く遠い山、聖山が指呼の先に見える。
聖山山頂は広い雪原状で360度遮るものがなく、北アルプス北部の雄大な眺望を期待通り見せてくれる。南西方向には黒負山の大きな山体が迫り、背後には白銀の朝日岳から犬ヶ岳へ続く栂海新道や白馬岳、小蓮華岳方面まで広がる。ネットにはスキーの機動力を活かした日帰りでの黒負山往復の記録が見られる(片道12km)。今回の聖山へのコースは距離が長く比較的なだらかな尾根コースのためバックカントリー向きでスノーシューによる入山者は少数派のように思われる。
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