赤禿山-黒負山周回(赤〜黒へ至福の縦走路)
- GPS
- 11:03
- 距離
- 22.2km
- 登り
- 2,236m
- 下り
- 2,112m
コースタイム
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2021年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
もう1台で山の坊まで向かい赤禿山を目指す。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆山の坊〜赤禿山 ・比較的人気ルートのためトレースやシュプールが残っていた。 ・ルートもわかりやすいし短いので雪山初心者向け。 ・場所を選べば雪山ビバークも楽しめそう。 ◆赤禿山〜黒負山 ・ほとんど人が歩かないマニアックなルートだが、展望は抜群。滑走向けではないが360度の眺望を楽しめる超贅沢ルート。 ・スノーシューでもいけるかもしれないがやはりスキーの機動力が欲しいところ。 ・途中カチカチ斜面もあったのでクトーも併用した。 ◆黒負山〜木地屋 ・スキーヤーのための尾根と言っていいほど楽しく滑走できる。 ・途中一部トラバース・横移動があるので適宜ヒールフリーでこなす。 ・橋を渡って林道をしばらく行ったら300mほど登り返して木地屋の車デポ地まで一気に滑走できる。 |
その他周辺情報 | 糸魚川の「すし活」。定番。 11時〜14時までなので時間注意。 |
写真
感想
今日の快晴微風が約束された日曜日。
山へ行くしかない。
センセーから黒負山のプランが提示されたので即OK。
行きましょう。以前から行きたいと思ってたしこの前カリマコが行ってたのを見て刺激受けてたとこでした。
ただ黒負山ピストンじゃあ・・・ってことで赤禿から縦走しようってことになった。
最初からほぼずっと稜線歩きになるが風もないし天気もいいので最高の景色が約束されている。
これは行くしかない。
2時に下山口となる木地屋に集合ということだったので、1時に目覚ましをセットして途中の駐車スペースで寝ていると、なんと1時前にセンセーがやってきて叩きおこされた。
ちょっと早すぎるんじゃないすか?
まあでも今夜はフルムーンだしナイトハイクでも景色は見れそうなので早めに出ますかってことで1時間近く早めに出発することになった。
自分の車を木地屋にデポしてセンセーの車で山の坊まで向かう。
ベルファイアに載せてもらうのって初めてセンセーと火打に行った時以来なので4年ぶり2回目か。
支度を済ませたら赤禿山に向けてスタート。
少し雪が降ったのか軽くラッセル、一応スーパーファットできて良かった。
前日のものと思われる細板のトレースはかなり埋まっていた。
サクッと2時間ほどで赤禿山に登頂したらいよいよ黒負山への縦走スタート。
自分はもちろんセンセーも初めて歩くルートだ。
月明りがまぶしくて周りはもちろん遠くの山まではっきり見える。
いつもは早く夜が明けてほしいと願うが今回は全然このままでもいいや、くらいの感じだった。
細かいアップダウンをこなしながら、時にガリガリ斜面があるのでクトーを着けたりしながら進んでいく。
聖山の手前で夜が明けてご来光を迎えた。
山も自分もピンク色に染まっていく。西の空にはまだ大きい月が出ている。
なんて贅沢な景色。最高の縦走路じゃないか。
センセーと前後を交代しながら写真を撮りまくる。
黒負山は近くに見えるが歩いてみると結構遠い。
赤禿山から標高1,000m近く上げなければならないし、いくつもアップダウンをこなしていく必要があるので見た目よりしんどい。
だが今日みたいな条件の良い日はのんびりおやつを食べながら歩けるので時間がかかっても苦にならなかった。
そんなわけでスタートから8時間で黒負山に登頂。
見た目も素晴らしかったが山頂からの景色も素晴らしい。
ほとんど登頂記録はないがもっと有名になってもいいのではないかと思った。
さあ滑走タイム。
上部はシュカブラ、尾根に入るとパウダーが残っていた。
タマランチ会長になり切って粉を巻き上げていく。
そのうち北斜面以外は太陽にやられてストップスノーに。急に板が止まるので危ない、顔から転びそうになる。
だましだまし滑って林道に合流、そこから標高差300m登り返して最後は木地屋まで滑って終了。
縦走も楽しかったが滑りも楽しかった。
さすがYSHRセンセーのプランに乗れば間違いない。
これが全部パウダーだったら最高、まさに山スキーヤーのための山だと思った。
下山したのが12時半、すし活に行こうと言っていたのだが14時まで、間に合うのか?結果的には15分前に滑り込みセーフ。
センセーが早く来てなかったら間に合わなかった。よかった。
早起きは三文の得、いいことずくめの一日となった。
黒負山の東尾根は山スキーヤーのための尾根である。二度目の黒負山は赤禿山から周回する赤黒ラインで挑戦してみよう、地図を見る限りここは朝日を受けながらの大展望の稜線だろう。予想通り稜線からの黒負山は岳人の魂を揺さぶるような素晴らしい景観であった。
深夜2時に木地屋でガンと待ち合わせて一台デポして山之坊移動の予定、気合が入りすぎて一時に木地屋に着いてしまった。ガンを起こして山之坊へ移動した。赤禿山の東尾根の登りはパウダーも残る快適な尾根だった。山頂に着いたがまだ深夜しかし今日は満月で月明かりのおかげで視界は良かった。ここからアップダウンの激しい稜線を適宜巻きながら進む。日当たりが良い斜面はガリっていた。
聖山が近づいてきてようやく白んできた。今日もマンダムな朝を迎えそうだ。6時過ぎ東の空雨飾山方面から朝日が昇り目指す黒負山や白馬方面がピンク色に輝いてきた。絶好の場所で日の出を迎えた。背筋がゾクゾクするような景色であった。中間点の聖山に登り上げると一旦下りとなり後は黒負山まで登り一辺倒である。右手には昨年スキーで歩いた真っ白な栂海新道が続いている。左手には頸城の山々が連なっている。スンバラシイ!
黒負山をずっと正面に見ながらズンズン近づいて行く。立派な山容で、まだ見たことのない景色は感動も一入であった。 昨日のパウダーもしっかり残っており今日もヘルベントで正解だった。さあようやく黒負山東尾根に合流すると山頂まではすぐであった。山頂からは五輪山さらに朝日岳まで素晴らしい景色が続いていた。春になれば朝日岳まで足を伸ばして周回できそうである。
さあ大展望を楽しんだらお楽しみである。山頂からの東尾根は快適なパウダーであった。さすがに下部はもう雪も腐り重くなったが無事大所川にたどり着いて後は林道から300mの登り返しを経て木地屋に滑り込んだ、到着後ガン号で山之坊へ移動して一緒にすし活へ移動して打ち上げをして解散となった。
赤黒ラインはすんばらしい大展望の稜線であった。久しぶりに岳人の魂が揺さぶられた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する