ケプラートラック デイハイク
- GPS
- 09:14
- 距離
- 33.1km
- 登り
- 1,289m
- 下り
- 1,291m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 0:58
- 合計
- 9:12
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
ケプラートラックを日帰りでマウントラックスモアまで歩いてきました。
朝は8:30にテ・アナウからでるWater taxiを利用。25ドルで対岸のBrod bayまでの2時間の道のりが10分に短縮される。出発時は桟橋から乗り込んだが対岸では砂浜に直接乗り上げ舳先から波間を狙って飛び降りなかなかスリリング。降りた先にはケアが数羽待ち構えていた。彼等は本当に賢い。
出発時はNZトレイルで見慣れたシダの森。ここでもよく整備された道を九十九折れに緩やかに登っていく。ライムストーンブラフでは立派な岸壁が現れる。一部木製階段はあるが、歩きやすい。なお、壁は登れそうだが登られた形跡はなし。
ここを越えるとまたも登山道は優しくなりゆるゆると登っていき30分ほどでブッシュラインを越え視界が広がる。あいにくこの日は雲が低く垂れ込め冷たいものも混じっており、今回の旅で初めてレインの上下にザックカバーとレイングローブのフル装備を装着した。天気は悪いが幸い視界はそこそこあり見晴らしの良い穏やかな地形を暫く進むとLuxmore hutに到着。屋外トイレがなく館内はブーツ禁止のため裸足でトイレに行かないといけない。宿泊者用のトイレだからしゃーなし。
そろそろ出発をと思った頃合いにヘリが飛んできてハイカーがゾロゾロ降りてくる。最初は救助された人かと思ったが妙に元気だしガイドっぽい人もいるし、後で調べたらヘリで飛んで下りながら自然観察をするというツアーだった。なんと優雅な。
Luxmore hutから先も展望の良い緩やかな登り坂だが風景は徐々に岩稜帯の雰囲気となってくる。と、ともに標高が上がったからだろうがガスも濃く、そしてMt. Luxmore への分岐の鞍部に来ると北風が強くなる。
昨日までのRouteburn track 同様メインのルートから外れると途端に道が悪くなる。悪いと言っても日本のアルプスあたりでは極ありふれたハッキリとした踏み跡くらいのイメージだが、Great walkのバリバリ整備されたtrackに慣れてしまうと些か心細い。
とはいえ10分ほどでMt. Luxmoreのピークに到着。ここもなにも標識はない。雨はほぼ降ってないがガスと風であまり長居する感じでもないのでとっとと下る。
再びLuxmore hutまで戻りここで昼食。Irelandから来たという兄ちゃんと談笑。帰りもWater taxiに乗るかずっと迷っていたがとりあえず間に合いそうだったのでhutから10分というLuxmore caveに行ってみる。一応鍾乳洞ということだったが岩盤は鍾乳石っぽくないが天井など所々に素晴らしい造形が見られるし、何といっても触れるくらい近寄れるのはなかなかない。
洞窟から戻ると外が明るくなっていた。
雨でも十分気持ちよかった大展望のトレイルが更に美しくなっている。テアナウ湖のフィヨルド地形と、それと対照をなすような穏やかな牧草地が延々続く光景が青空のもと輝いている。登りでは見えなかったMt. Luxmoreのピークがいつの間にか見えるようになっている。でも、それももう間もなく見えなくなってしまう。名残惜しい。前日までは天候に恵まれ続けたGreat walkが最後はさすがに崩れたが、最後の最後にやっぱり見せてくれた。こうしてみんな離れがたい想いを抱くことになっていくのだろう。
トレイルは鬱蒼とした森に吸い込まれ、既に見慣れた苔とシダの森を余韻を噛みしめるように下る。16:30の最終のWater taxiには30分ほど余裕をもってBrod bayに着いたが余勢をかってこのまま歩き続けることにする。
2時間ほど余分に歩いて合計33劼瞭帰りケプラートラックが終わった。
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