だから「滝」子山だったのか…―渓谷美と雲海の滝子山
- GPS
- --:--
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,096m
- 下り
- 1,236m
コースタイム
天候 | 曇(山頂は晴) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
高尾08:01(JR中央本線) 笹子08:58 復路: 初狩15:08(JR中央本線) 大月15:14/15:21 高尾16:10 |
写真
感想
先週に続いてまた週末に台風が向かってきている。
が、日曜日まではなんとか天気が持ちそうなので前から計画している山行を決行することにした。
今回一緒に行く友人は忙しいので1回チャンスを逃すとまたいつ行けるか分からないからである。
朝起きてみると予報以上に天気が悪い感じだったが、家にいるよりは歩いている方が気分がいいだろうと思うことにした。
行きの中央本線は乗りなれた115系ではなく211系だった。
最近この211系がたまに走っているが運用形態に変更があったのだろうか。
中央線車内から見る扇山や百倉山の山頂も当然雲に隠れていて、これは予定を変えて岩殿山にしてしまおうかという話も出たが、岩殿山程度の歩きで山頂の展望がなければ何にも満足できそうもないので、やはり予定通り滝子山へ登ることにした。
滝子山へ登山口へは笹子駅から甲州街道(R20)を少し歩く必要がある。
その間にコンビニはないので、その間にあるみどり屋で笹子餅を買うか、笹一酒造で何かを買うしかないが、前に笹子雁ヶ腹摺山に登った時はみどり屋だったので今回は笹一酒造で食糧調達をすることにした。
こんな天気なのに滝子山へ向かう登山者はかなり多く驚いた。
かなり人気の山なのだ。
笹子駅から滝子山へ登ると滝がたくさんあるとは調べていたが、こんなにも滝があるとは思ってもみなかった。
だから「滝」子山なのか…と思ってしまったほどである。
最初の内は周囲が人工林なので渓谷の美しさは半減してしまっている。
これで周囲が自然林だったら西沢渓谷並みのの景勝地になりそうだ。
そして、いよいよ周囲が自然林になってからの渓谷はかなりの見応えがあった。
三丈の滝とモチガ滝は名前がついているが、それ以外にもたくさんの滝がある。
途中分岐があり迂回路が設けられているが「難路」と書かれている方に行かないとモチガ滝には出会えない。
ただ「難路」と書かれているだけあって、花崗岩の風化した砂が堆積した斜面になっているので、そういう所を歩きなれていない人は大変かもしれない。
モチガ滝を過ぎると傾斜がゆるやかになり、防火帯まで来ると山頂はもうすぐだ。
この辺りから陽が射し始めてなんだかいい感じだなと思っていた。
そして南側が望める尾根まで出ると目の前に期待していなかった富士山がくっきりと見えていて、思わず「おっ」と声が出てしまった。
今日の曇天は北東気流による低い雲が中心だったようで、だいたい1500m以上は雲の上に出ていたようだ。
東の方を見るとまるで島のように雲から出た峰があり、位置からすると丹沢なので、たぶん主峰蛭ヶ岳1673mだろう。
山頂はけっこう狭いのだが、陽が射していて展望もよくかなり気分がいいので、1時間弱ゆっくりした。
他の登山者も長居しているような感じだった。
期待していなかった分、こんな展望が開けていると感動もひとしおだ。
初狩駅方面に下りだすと、50mも下らないうちに雲の中に突入。
滝子山の山頂が雲から出ていたのは本当に僥倖だったのだ。
ただこのブナ林・ミズナラ林を歩くのには霧に霞んだ光景はなかなかに美しかった。
この霞んだ中を歩いていると山頂があんなにも晴れているとは思いもよらないだろう。
それにしても今日は諦めずに滝子山に登ってよかった。
今年宝永山から眺めた富士山の次にいい富士山だった。
e351wisさん
こんばんは。はじめまして。butamaruと申します。
多分、行きの電車 も帰りの電車 も、
そして滝子山への上りもほとんど一緒でした。
人組みの方ですね。
私は難路コースの写真19枚目にバッチリ後ろ姿が写っています。
それにしても富士山 、最初は諦めていたのですが、
まさか頂上で拝めるとは思ってもいませんでした。
まさに雲海に浮かぶ富士でした。
もしかして山頂で写真を撮ってくださった方かな?
ありがとうございました。
はじめまして。
コースも時間もほぼ一緒だったんですね。
電車も一緒だったのには気づきませんでした。
雲海に浮かぶ富士山すごかったですね。
同じ景色を共有した方からコメントをいただけてうれしいです。
写真うまく撮れているといいのですが…。
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