みちのく潮風トレイル セクション3（岩手県田野畑村〜宮古市）

2023年03月19日(日) ~ 2023年03月21日(火)

• GPS: 25:02
• 距離: 111km
• 登り: 5,435m
• 下り: 5,403m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:20
• 休憩: 0:42
• 合計: 6:02

7:44 田野畑駅
7:53 7:58 ハイペ海岸
8:11 8:15 旧島越駅
8:52 8:52 公民館「望洋館」
9:21 9:33 鵜の巣断崖
10:33 10:35 御殿崎自然休養林
11:46 12:00 浜の駅おもと愛土館
12:27 12:32 熊の鼻展望所
13:46 摂待駅

2日目

• 山行: 11:01
• 休憩: 1:09
• 合計: 12:10

5:35 摂待駅
6:40 6:40 グリーンピア三陸みやこ
8:10 8:25 沼の浜
8:53 8:54 真崎小港漁港
9:02 9:02 真崎灯台
9:28 9:29 沢尻海岸
9:45 9:57 波打崎
10:22 10:27 道の駅たろう
11:28 11:30 佐賀部展望所
12:17 12:20 樫内浜
13:53 14:00 震災メモリアルパーク中の浜
14:33 14:40 姉ヶ崎展望所
15:03 15:09 潮吹穴
16:37 16:39 奥浄土ヶ浜
16:50 16:55 浄土ヶ浜VC
17:07 17:10 竜神崎展望所
17:45 宮古大橋

3日目

• 山行: 6:02
• 休憩: 0:49
• 合計: 6:51

6:01 宮古大橋
7:23 7:23 津軽石川水門
7:55 7:55 太田浜
8:09 8:09 白浜登山口
9:23 9:23 林道出合
9:27 10:16 月山
12:08 12:08 音部漁港
12:52 里バス停

天候

3日間ともに晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

東京から夜行バスにて宮古駅へ
初 日：田野畑駅→摂待駅
2日目：摂待駅 → 宮古駅
3日目：宮古駅 → 里バス停（バスで宮古駅へ）
※駅は全て三陸鉄道リアス線

コース状況／危険箇所等

基本的には道は整備されていますが、険しいリアス海岸沿いを進みますので、急登・激下り・渡渉等、足元に注意が必要な区間があります。

「グリーンピア三陸みやこ」から先は通行止めのため、迂回路を使用しました。

その他周辺情報

２泊とも宮古駅近くのホテル泊。

写真

3/19 7:43

桜の模様が印象的な三陸鉄道「カンパネルラ田野畑駅」をスタート。

3/19 7:54

まずは「ハイペ海岸」へ。貴重な地層が露出し、3.11東日本大震災の津波で動いた巨大石が横たわっています。

3/19 8:12

3.11の津波で流失した旧島越駅の階段と津波に耐えた宮沢賢治の詩碑。奥には現駅舎。

3/19 8:27

海岸沿いを進みます。この先からトレイルに入りアップダウンの洗礼が始まりました。

3/19 8:58

潮風トレイルの指導標が整備されています。

3/19 9:04

リアス海岸に点在する浜（入り江）から浜へアップダウンを繰り返して進みます。

3/19 9:33

鵜の巣断崖へ。

3/19 9:21

鵜の巣断崖北側の眺望。

3/19 9:26

鵜の巣断崖南側の眺望。

3/19 9:39

「鵜の巣断崖〜小本」間は、潮風トレイル唯一の「体力的難路」の標識がある区間。アップダウンと渡渉が繰り返されます。

3/19 10:14

鵜の巣断崖を下から眺めることができるポイントに出ました。

3/19 11:22

登って下って渡渉して登って下って渡渉して、を繰り返します。

3/19 12:28

熊の鼻展望所から北側の眺望。

3/19 12:32

熊の鼻展望所から南側の眺望。

3/19 12:42

昭和8年三陸地震の伝承碑。「津波が来たらこの高さまで逃げろ」との警鐘。各地区でも。初日は摂待駅まで。

3/20 5:29

2日目。摂待駅からスタート。

3/20 6:06

みちのくにも春の鼓動。

3/20 7:37

煌めきまくっている海へと自然に走り出します。

3/20 7:48

福寿草もいくつかのポイントで見かけました。

3/20 8:13

沼の浜で朝食。

3/20 8:39

海岸沿いの道は、3.11で通行不能となってしまったようです。

3/20 9:13

真崎付近から南側の眺望。

3/20 9:14

真上から覗き込むと海の美しさがよく分かります（＠真崎付近）。

3/20 9:29

沢尻海岸を通過。

3/20 9:48

波打崎からの三王岩。奥に田老の町。

3/20 9:57

三王岩を別角度から。奥はウミネコの繁殖地「佐賀部」。

3/20 10:05

大津波に耐えた「不屈の三王松（田老の一本松）」。

3/20 10:07

三王岩遊歩道を進みます。

3/20 10:13

田老の大防潮堤。田老港をぐるっと囲んでいます。

3/19 14:19

震災遺構「たろう観光ホテル」。2階部分まで流されています。

3/20 11:03

田老の町を後にします。

3/20 11:45

栃内浜を通過。

3/20 13:21

ゴルフ場内を進みます。すぐ横でプレーしており、入ってしまっていいのかちょっと不安に。

3/20 13:53

震災メモリアルパーク（MP）中の浜（元々はキャンプ場）に到着。

3/20 13:55

津波被害を受けた炊事場（＠震災MP）。

3/20 13:59

震災MPの高台から海岸方面。写真右側の崖にあるプレートの高さまで津波が押し寄せたとのこと。

3/20 14:36

姉ヶ崎展望所。多くの海鳥が見られました。ウミネコの繁殖地となっているようです。

3/20 15:03

写真では分かりづらいですが、潮吹穴。海が穏やかなので、潮吹きはこじんまりと。

3/20 15:19

各地区にある大震災の慰霊碑に手を合わせながら進みます。

3/20 16:30

浄土ヶ浜遊歩道へ入ります。

3/20 16:38

浄土ヶ浜到着。傾いた陽が岩肌を照らします。

3/20 16:44

浄土ヶ浜。

3/20 16:59

館ヶ崎展望所にて。明日登る予定の月山。

3/20 17:07

竜神崎展望所からの宮古港。

3/20 17:33

夕暮れの宮古港。早池峰が奥に見えています。2日目は宮古大橋まで。

3/21 5:58

3日目。宮古大橋からスタート。

3/21 6:39

宮古湾沿いに歩を進めます。前後5�劼砲錣燭辰督吐反賛紊�あったことを示しています。

3/21 7:15

防潮堤の上を進んでいると、さんてつの車両が。自分的には復興の象徴なので見かけるとグッときます。

3/21 7:55

重茂半島へ入り、太田浜。対岸に宮古の町が見えます。

3/21 8:07

何だか視線を感じて目を向けると、カモシカにじっと見られていました。

3/21 8:12

白浜の集落から月山登山道に入って行きます。

3/21 9:32

月山山頂に到着。

3/21 9:33

真新しい月山山頂の展望台。

3/21 9:33

月山展望台から津軽石（宮古湾南側）方面。雪を纏った早池峰が見えます。

3/21 9:34

月山展望台から宮古市街と浄土ヶ浜。

3/21 9:35

月山展望台北側の眺望。3日間進んできたエリアが一望できてちょっと感慨深い。

3/21 11:42

荒巻付近の眺望。

3/21 12:50

今回訪れた最後の地区にも慰霊碑と津波への備えを伝える碑がありました。

3/21 13:35

今回のゴール「里バス停」。宮古駅へ戻ります。

感想

BATA5555

青森・八戸の蕪島を起点にRun＆Walkで南下している「みちのく潮風トレイル」の続きで、今回は岩手県田野畑村〜宮古市へ。

三陸の険しいリアス海岸エリアをアップダウンを繰り返しながら進むと、青い空と海（時にはエメラルドグリーンの海）、緑の松、そして波の浸食で荒々しい表情となった岩稜が織りなす美しい光景に出会えました。

東日本大震災から12年、各地区にあった慰霊碑に祈りを捧げながら進みました。平成だけではなく、昭和・明治の時代に受けた津波被害を伝承する古い石碑も各集落で数多く見られ、刻まれた思いが未来に繋がることを願わずにはいられませんでした。

そして、最終日に重茂半島の月山へ登ると、3日間で進んできたエリアが一望できるパノラマが広がっており、しばらく感慨に耽ってしまい、印象深い旅となりました。