乗鞍岳 ↑休暇村↓
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- GPS
- 07:40
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,436m
- 下り
- 1,432m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 7:40
天候 | 晴れ後曇り後雪 山頂ガス 気温0〜8℃(山頂0℃) 最大風速は山頂付近で13m/s。その以外は風裏で弱風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
森林限界までは、前日、自分が下山後に多くのスキーヤーやボーダーが横滑りで滑った跡が多くあり、雪面が前日よりもかなり平になっていた。そのため、滑走時は普通に滑走できる区間が格段に増えた。また、今日は太陽高度が高くなる10時ごろから曇りとなり、滑走時も雪質は比較的安定していた。 山頂付近やドロップしたルンゼも昨日よりも吹き溜まりの新雪が5cmほど増えており、滑走しやすい雪質だった。昨日のモナカも今日はほとんどなく、急ターンなどをせず、緩やかなターンや直線的な滑走と板の後ろ側だけ左右に小刻みに振ってブレーキをかけたり、後傾姿勢でうまくいなす程度の工夫で滑走は問題なくできる雪質だった。 昨日のモザイク状に雪が緩い、硬いなどはなく、雪質に合わせた滑走方法を選択すれば、比較的、力を抜いて対応できる状態だった。 |
その他周辺情報 | 乗鞍高原休暇村の温泉は16時まで利用可能。最終受付15:00。700円。食事は13時まで。wifiは宿泊者のみ。休憩室は15時から宿泊客専用。良いお湯です。いつも山スキーヤーを黙認していただき感謝です。本当にありがとうございます。 その他、乗鞍観光センターが車で10分位のところにある。トイレも24時間利用でき、ここで車中泊するのもよいだろう。 |
写真
ほんと、自由な山と空だ!!
GPS確認して頂上山荘、そしてドロップポイントのコルへ向かって皆さんを方向修正します。とりあえずカチカチ斜面はカニで登り返し、柔らかいシュカブラをトラバースする。
装備
個人装備 |
ジオラインLW上下1枚
ミレードライナメッシュシャツ
モンベルウィックロンジオサーマルロング(使用)
モンベルのジオラインバラクラバ(使用せず)
ミズノの化繊帽子(使用せず)
防寒テムレス2セット
インナー手袋(使用せず)
ハードシェル上下
スキー板(dpsワイラーハイブリッド168cm)
スキーブーツ(マエストラーレ)
ザック(オルトボックスオートルート40)
パン3個(2個消費1000kcal)
非常食(柿の種)
ヘッドランプ(レッドレンザーMH5を2個)
GPS(ガーミンmap66sを1個)
スマホ
BDウィペット(直径12cmのスノーバスケット)
ココヘリ
防寒着(ダウン)
ツェルト(juza)
モンベル12本爪アイゼン
ゾンデ(モンベル240cm)
スコップ
自作スノーソー
ヘルメット
ゴーグル
シール(ポモカ)
マムートビーコンBarryvox
クトー(使用)
水1.7L(0.8L消費)
スキーワックス
ドライバー
合計11.5kg(板
ブーツ
シール
ウィペット除く)
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感想
3月の3連休の最終日の21日は乗鞍の剣ヶ峰に。
前日の夕方LINEで「僕も行きますよ」とグリーンリバー君から連絡が来た。
同行していたtooruohさんに、グリーン君も来るって言ってるよと伝えたら、tooruohさんは「グリーン君は今日も乗鞍に登ってたみたいだよ」と言う。
ヤマレコで検索したら、21日に行くおんなじ場所に行ってた(笑)
そんな変態と同行しても大丈夫なのか心配したが、伝染する病気でもなさそうなので一緒に行く事にする。
乗鞍高原の休暇村朝6時スタートと伝えておいた。
今日もgraveltrekは朝から絶不調。
前2日間の疲れも有るが、なんだか空気が吸えて居ない感があって、酸素が体に入らなくて力が出ない。
今日はブラックサンダーを沢山買ってきたので、朝の休憩から積極的に食べる。
おかげでハンガーノックは無いが、脚は前に進まない。
山頂に着いた頃にはガスに巻かれて視界が無くなった。
グリーン君と同じヘルメットをかぶった人が山頂の鳥居脇でカメラを構えてgraveltrekを写してる。
あれ?グリーン君はオレンジのジャケット着てなかったけ?でもこの人は黄色のジャケット着てるし、グリーン君着替えたのか〜?
と思ったら、偶然にも同時刻に南の野麦から登って来たJUNDrさんでした。
いつも思いがけない所でお会いする変態さんに思わず笑いが出ました。
見えない中を山頂から滑りはじめたら、なんかいけない方向へ向かっちゃってカニで登り返してやっと蚕玉岳のコルへ不時着。
コルから滑り込んだらガスも取れて視界は良くなった、しかし引っかかる雪でなかなか滑り辛かった。
位ヶ原が近く成ると雪質が良く成り滑走しやすくなった。
位ヶ原で平に成った頃に昼ご飯のカップラーメンを食べる。
この風習に不慣れなグリーン君はカップラーメン無しで、他人の食べるのを羨ましそうに見てるだけw
シュカブラでボコボコの雪面の位ヶ原を飛ばしてツアーコースの上部末端まで。
ツアーコースも一部はモコモコ雪で修行したが、おおむね馴らされた雪で順調にゲレンデまで帰った。
営業していない休暇村ゲレンデを苦しみながら車まで帰っておしまい。
車のドアを開ける頃には雨が本降りに降って来た、良いタイミングで下山出来て幸せでした。
皆様graveltrekは足を引っ張ってごめんなさいでした。
またお誘いください・
ロートルトリオの乗鞍岳山行に若手売り出し中のgreenriverさんが参加することになった。と、graveltrekさんから聞かされて大丈夫かな〜足並みが揃うかどうか少し心配だった。しかし、初対面のgreenriverさんは前日にも登っていたということで、良い感じで我々をリードしてくれて、結果的におんぶに抱っこの乗鞍ツアーになった。感謝感謝。
ツアーコースから位ヶ原まではトレースだらけだったが割と歩きやすい雪質。位ヶ原からは風が少し出てきたが、乗鞍岳はこんな感じかな〜という程度。位ヶ原もカチカチではなかった。肩の小屋経由で剣ヶ峰まで、途中でクトーをつけたがスキーで登り上げる。これもロートルトリオの流儀?、greenriverさんは呆れていたが、付き合ってくれました。普通は手前のコルでスキーはデポしてアイゼンで登りますよね。
さて、剣ヶ峰山頂に着くと祠の向こう側からヒョッコリと見慣れた人が登場・・・「えっ!JUNDrさん?」こんなことあるの〜と言うくらいピンポイントの邂逅。開口一番、スキーで登って来ていた我々を変態扱いしてましたが、JUNDrさんだけ!からは言われたくなかった。これはJUNDrさんからの教えですから〜流石に野麦ルートからのJUNDrさんはアイゼンでしたけどね。ともあれ、嬉しい出会いを楽しみ、お互いの健闘を讃えあって、左右に分かれて下山です。
山頂からスキー滑降がやっぱり痺れるよね〜とか言いながらいきなりルートミス。視界が悪い中、東尾根方面に少し降りてしまった。カチカチ斜面をカニで登り返したが、今日で一番緊張した場面だった、滑落しなくてよかった〜。あたふたしたがリグループして蚕玉岳とのコルからgreenriverさんの先導で滑降開始。greenriverさんは山スキーを始めて3シーズン目とのことだったが、安定感抜群のスキー操作でスイスイ降りていく。tooruohはと言えば視界が悪いせいかバランスが取れず転けてばかりで情けなくなる。結果、皆さんをお待たせすることになり申し訳なかった。とりあえず怪我なく降りて来れてよかった。他の3人は十分楽しんだようだったのでまずはよかったよかった。
いつの間にか風も落ち着いた位ヶ原でいつものラーメンタイム。こんな習慣がないgreenriverさんも付き合わせてしまったが、一息ついたらツアーコースを戻る。トレースだらけでどうなることやらと思ったが、思いの外ターンができる雪質でまあまあ楽しく休暇村駐車場まで滑り降りました。
greenriverさんには終始、お世話になり、ペースも合わせていただいて感謝感謝です。これに懲りずにまた遊びましょう。ロートルトリオの皆さんもまたよろしく!
今年も剣ヶ峰を踏んで良かった。
山頂付近はガスで視界不良だが、昨日も同じコースをこなしてたグリーンガイドさんの先導で条件の良い所を登り、そして滑走する事が出来た。
ガスが抜けてからもグリーンガイドさんに雪の状態等を教えて貰いながら安全に滑り降りる事が出来て感謝です。
愉快なメンバーと楽しめた事に大感謝。
また、よろしくです。
自分は常々、人生には輝きが必要だと思っている。ヤマレコのレコの1つ1つがまさにそれである。皆の輝き、楽しみが詰まっている。そんな中でも特に人生を楽しんでいる金星のようなレコがある。それがグラベルさん率いる皆さんのレコだ!!いつも皆さん、楽しそうに遊んでいる。笑っている。本当に一貫して笑っているのだ!!時には山頂手前で心臓が止まりかけていても・・・(笑)。その方々にとっては、どんな逆境も楽しみを味わい尽くすための遊びなのだ!!もう笑うしかない(笑)。なぜそこまで、楽しみ、笑えるのか・・・。それは、人生の短さを知り、短い人生の中で出会えた友人を大切に思い、山での一緒に味わう時間を大事に思うからこそなんだろうなあ・・・と感じている。
そんなグラベルさんから山スキーのお誘いが来た!!これまでネットワーク上のみでのやり取りだったが、今回はリアル世界でのお誘いだ!!巻機山、焼山、乗鞍・・・。3日連続の山スキーだ!!還暦過ぎて3日連続遠征ってどうかしてる(笑)。(失礼・・・m(__)m)。いったいどんなパワーだ!!
というわけで1週間かけて日程調整にかかり、「なんとか行けるかも・・・」と思ったとたん、体調不良・・・。土曜から4連休取得したのに、土日は寝込んでしまった。そういうわけで今回は最終日の乗鞍岳の参加となった。
お会いしたgravelさん、tooruohさん、asakunaikawaさん、ご三名とも「楽しむ」ことの達人でした!!細かいことはどうでも良いのだ!!楽しむことが大事!!そういった方々でした。
本当はもっと色々とお話したかったが、なにせ自分の体調が良くなく、声があまりでない。終日、ローギアでしたが、それでも1日、お仲間に入れていただき、本当に良い出会いでした。
この場をお借りして、皆様にはお礼を申し上げます。ありがとうございましたm(__)m。
また機会を作って一緒に遊びましょう!そして、その時は、私が山でお会いした友人たちとも繋がって頂けると嬉しく思います。楽しい輪をデカくして、いっぱい笑って遊べれば良いと思っています。
なにとぞよろしくお願い致しますm(__)m。
○今回の気づきなど(未来の自分のための備忘録)
<3月中旬以降の山スキーについて(あくまでも現状の個人的な考察・検証結果)>
・この時期は、10時以降は太陽高度が高くなるため、気温が低くても晴れの日は直射日光によって雪の表面のみ融解して水となる。この水が板の滑走面に付着したり、板の上で雪が溶けて水となり、その上に雪が付着することで雪下駄が生じやすい。
対策は、滑走前のワックス添付、滑走停止は表面が溶けにくい日陰とする、停止したらすぐに板を足元で前後に動かし、雪の付着を防止するなど。
・雪面が凸凹になっていると、直射日光が当たりやすい場所、当たり難い場所がモザイク状に発生する。その結果、硬い雪、柔らかい雪がモザイク状に形成され、数メートル単位でストップ雪やモナカなどが発生し、滑走時に危険な雪面となる。ただし、太陽高度が高くなる10時以前から曇天になった場合は、モザイク状の雪の緩い硬いは発生せず、気温上昇に伴って雪面が一様に緩くなっていく。このため、一様にモナカ雪や雪ぐされなどとなる。日陰の樹林帯でも同様だろう。
<モナカや重雪における滑走方法(あくまでも現状の個人的な考察・検証結果)>
モナカは板先端付近のエッジが表面のクラスト層に食い込み、横方向への板のスライド、つまりターンが硬いクラスト層によって阻害されることでコントロールが失われる。
対策としては、板先端部分のクラスト層への食い込みとクイックなターンや大きな角度のターンを可能な限り少なくすることが重要となる。
具体的には、以下の3つの方法が考えられる。
・方法1:後傾・緩ターン
後傾姿勢にすることで板先端部分をクラスト層の上に持ち上げ、ターンはごく緩やかに緩いカーブを描いて行い、板の左右への傾きも少なくすることでクラスト層への食い込みを抑える。
当然、ターンは板の後ろ側のエッジのみで行うこととなる。
・方法2:後傾・シェイク
1つ目の後傾・緩ターンと原理・理屈は同じだが、操作方法やシュプールの軌跡は異なる。後傾姿勢にしつつ、板の重心、つまりブーツの踵を中心にして、板の左右への傾きは抑えつつ、左右に小ギザミに振りながら(シェイクと表現する)板の後ろのエッジで小刻みにブレーキをかける。板は左右にシェイクするが、シュプールは直線的な軌跡を描くことになる。この方法は狭い場所や緩やかな斜面で小さな凸凹が多い場所などで有効。
・方法3:片足荷重ターン
上記1、2と併用して、片足滑走のイメージで片足だけに荷重をかけて、もう片方は少し持ち上げるような感覚(ターンのピークでは本当に持ち上げた方が楽)でバランス保持のために添える程度とする。片方の板だけが雪面を捉えるような感じとなるため、クラスト層からの抵抗も少ない。また、左右の板で異なる凸凹を拾うような場合は特に有効。
上記3つの方法を斜度や雪面に応じて組み合わせて使うことで、ある程度のモナカ雪への対応は可能となり、足の疲労も防止できる。
ただし、モナカの状況がある程度一様な場合は効果が高いが、モザイク状にモナカの状況が変化するような場合は、上記の方法でもかなり難しい滑走となる。
なお、上記方法は、板の先端はもとより、後端も反りあがっている板の方が操作しやすい。板の後端がストレートでそり上りがない板では、板の後ろ側が雪面に深く戻りこんでしまい、かなり難しい操作となるだろう。
後傾・シェイクと片足荷重ターンは、モナカだけでなく、重雪や緩斜面でも効果がある。また、踏み跡でギタギタボコボコになった緩斜面やカチカチ緩斜面でも結構役立つ。これではコントロールが難しい急斜面では、普通にエッジで凸凹の山部分を削り落とすような通常のコブ滑走技術が安全で有効だろう。
今後は、上記方法では対応困難なきつめのモナカ雪やモザイク状の緩い・硬い雪面への対応も検証していこうと思う。
以上
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