人生初めて熊との遭遇・秩父御岳山撤退
- GPS
- --:--
- 距離
- 6.3km
- 登り
- 513m
- 下り
- 504m
コースタイム
7:48 普寛神社
8:10 御岳山登山口
9:06 電波塔
9:15 熊と遭遇
9:47 御岳山登山口
10:10 道の駅大滝山
天候 | 曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
車はこちらの駐車場を使わせて頂きました。(無料) 秩父御岳山登山口は… 道の駅から車道を左に曲がり徒歩約10分程で普寛神社に到着 そこに秩父御岳山への登山口の標識や地図などがあるので 道にそって向かって下さい(●´ω`●) |
コース状況/ 危険箇所等 |
道迷い箇所は標識にそって歩けば問題ないと思います。 (去年に比べると標識看板が増えていました) しかし、登山道ではない場所に踏み跡があったりするので 間違って踏み込まないように気を付けてください(;'∀') |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ハイドレーション
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感想
今回はもともと『苗場山』に行く予定だったのですが
台風19号接近中に伴い天気予報は昼より本格的に雨マーク…
苗場山への予定は断念;つД`)
さて、どうしたものかと天気予報と睨めっこし
埼玉県ならば午前中曇り予報なので近場で短時間でも歩けるコースを
検討していたのですが
旦那さんと、外秩父にするか?二子山から伊豆ヶ岳にするか?
日和田山から関八州見晴台にするか?
悩んだあげく…
2度秩父御岳山に行ってるにも関わらず
実は頂上踏破していない山・『秩父御岳山』に決定!!
1度目は山を登り初めの頃、子供と一緒に行き岩の急登で断念し撤退
2度目はその2週間後夫婦2人でリベンジに来るも
登り下り続きの疲労感と開けた見通しの良い林道に何とも言えない恐怖を感じ撤退
(後から旦那さんに確認したら熊が現れそうな雰囲気を感じ怖かったと
私も同じ事を考えていたので第六感かな?)
頂上踏破していないまま時は過ぎ…
頭のどこかでいつかはリベンジしないと…と思ってた矢先
頭に浮かんだのが『秩父御岳山』でした(*´▽`*)
もう体力面では問題ないだろう
あとは、あの時感じた何とも言えない恐怖心を打ち勝つべく
熊鈴3個持参し、いざ秩父御岳山へ!ヾ(。・v・。)
台風接近している割には穏やかな気候
午前中いっぱいなら天気もちそうかな?
もし雨が降ってもレインコート着て下山すれば良いよね〜なんて言いながら
秩父市へ車を走らせている途中
民家の並んだ電信柱の電線にサルが一匹歩いているのを発見Σ(・ω・ノ)ノ!
まぁ…猿ぐらいありだよ…ね?(´Д`)
と気を取り直して、道の駅大滝温泉へ到着。
早朝なので人も殆どおらず
登山客らしき人も0。
こんな天気で山に来る人なんていないか…と思いながらも
久しぶりの秩父御岳山に期待とちょびっとの恐怖心を感じながらいざ出発。
前回来た時より体力が付いたのか比較的登りも楽に進めました。
道も標識が増えていたりと安心
天気も時折小雨がぱらつく程度で山に入ってしまえば全く心配なく
山の植物や苔など目を楽しませてもらいながら進みました(*´ω`*)
電波塔に着き山の上の景色を堪能
悪天候に関わらず奥秩父の山々は綺麗で頂上からから見る景色はもっと
美しいんだろうなぁ〜(´艸`*)
っと期待し…林道へと進むのです。
電波塔のある場所から下り更に進んでいくと林道が広がります。
ここはいつ通っても怖い感じがするなぁ…と思いつつ
熊鈴だけでは心もとないと思いスマホに内蔵されている音楽を鳴らしつつ
2人で大袈裟に話たりしながら歩く。
先頭は旦那さん私は後ろを歩きながら
少しの登り斜面を歩き平らな場所に着く時点で突然旦那さんに激突
旦那さんが突然止まった事に
「何ふざけてるの?」と思いつつ旦那さんの背中を押した瞬間
「ヤバい!!」と旦那さんが両手を広げて後ずさりする。
「なに?」まだこの時点で何が起きてるか理解していない私は旦那さんを追い越そうとした瞬間
「熊だっ!」と小声で前に出ようとする私を制止
旦那さんの表情がガチで恐怖の顔になっているのを確認し
事の次第を察知するのであるが…
何を咄嗟に思ったのか私は熊の姿を見ていないので
「私見ていないよ!確認しないと!」と思う心と
「熊!?やだ死にたくない!」と思い心が入り乱れるも
両手を広げたままの旦那さんの後ろに隠れる形でその場に30秒程停止状態
息を殺して静かに後ろに下がる瞬間は怖くて怖くて心臓がバクバク:((´゛゜'ω゜')):
熊は私たちが進むべき登山道の50m程先におり、左から右へのそのそと移動する所
熊はこっちを向くそぶりは無く、私達の姿に気付いているのかは分からない
幸い通り過ぎていくのを旦那さんが確認し
来た道を急いで帰るぞ!という事で静かにその場から離れる。
ε=ε=(っ*´□`)っ
熊の姿が見えなくなるのを確認しても、
熊の走る速さは早いので、あとから追いかけて来るのではないか?
福岡大ワンゲルヒグマ襲撃事件が頭に過り
怖くて怖くて何度も後ろや周りを確認して歩きました。
(ほぼ走ってる状態(ノД`)・゜・。)
なんとか最悪な事態は起きず無事に下山することが出来ましたが
今回の事で思った事
山は人間だけの場所ではなく様々な野生動物が生きている場所だと改めて実感。
埼玉の山々を何度も歩きましたが野生動物に出会ったのは今回が初めて。
身近な山だし大丈夫だろうと思う事もあったが
今まで何度も来たこの山(踏破はしてないけど)
何とも言えない恐怖心の起こる林道でまさかの熊との遭遇…
念には念を置いて熊鈴3個と他に音を鳴らしての山歩きのお蔭で
熊と超至近距離での遭遇を免れたのかな?と思いました。
あの距離だったから無事で逃げられたのかも…と。
山は人間だけの場所じゃない、野生動物に自分の場所を知らせるために
音で知らせなくてはいけないのかもしれない。
もしあんな大きな熊が襲ってきたらと…何度も呟く旦那さんは
下山中や車の中でもずっと青い顔してました。
私は姿を見ていないので旦那さんに比べれば精神的ダメージは少なかったと思います。
でも咄嗟に冷静な判断で対応した旦那さん本当に頼りになる人だ!
私が先頭で第一発見だったら悲鳴をあげて熊を刺激してたかも(;;Φ Φ)
ありがとう旦那さん!(ノД`)・゜・。
ちなみに、山で熊に遭ったらどうするべきか?
突然の事でもあり、山初心者なのでネットで調べるも
詳しく載っていない…
とりあえず、下山後直ぐに警察に連絡しました。
警察110番へ
(電話で話した内容)
山の名前、登山口、熊と遭遇した場所(又は登山口からの時間)
熊の特徴、自分の被害状況、他の登山客の有無、
もしまだ山に居るようならば早く下山するようにと指示
その後直ぐに最寄りの警察から連絡が入り
上記と同じ内容を話し
警察が登山口付近へ熊注意を促す働きを行うという事で電話は終了でした。
これから奥秩父は紅葉まつり?があるみたいで
どんどん観光客や登山客も賑わうと思います。
熊さんも冬眠に向けて活動的になると思うので
皆さん野生動物との事故が無いように気を付けて山を楽しんでください〜( ;∀;)
今回も秩父御岳山山頂踏破なりませんでした…
旦那さんは今回の事があり絶対もう来ない!!
という事で…今後はリベンジは無理なのかな?
ご縁がないのか?
秩父御岳山のヤマレコを見るたび溜息出そうです(/ω\)
あの鐘を鳴らしたい。。。。・゜・(つД`)・゜・
コメント
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sogekingさん、amaterasuさん、こんにちは。
大変でしたね。雨を気にしながら、しかも熊さんに遭遇とは。
突然前方に現れたら、固まっちゃいますよ。
sogekingさんの冷静なご判断、流石ですね。
とりあえずご無事でホントよかったです。
それにしても、縁遠いお山でしたね。
心中お察し申し上げますm(_ _)m
秩父の御嶽山ともなれば信仰で有名なお山。
登山者も多いと思いますので、冷静なご通報により
登山者への周知が図られることをお祈りしております。
お疲れ様でしたぁ〜(^O^)/
こんばんは、コメントありがとうございます!
今までいくつかの山々を歩きましたが、
登山中に熊の遭遇の恐怖を異常に感じる山は今のところ秩父御岳山のみです。
どうもこの秩父御岳山は、私たちには縁遠いみたいです(T_T)
まだまだ修行が足りないのかもしれません( ;∀;)
しかし、今回の事で山、自然、野生動物について自然の教えを頂いたと思い
これからも気を引き締めて山歩きを楽しんで行きたいと思います。
schunさんも山では熊さんにお気をつけてください(*´▽`*)
こんにちは。
私も秩父方面の熊の生息域をよく歩きますが、気配は感じても実際に遭遇したことは(残念ながら)ありません。
鹿でさえも、見える距離に近づく前に警戒音を発して逃げていくので、走り去る音を聞くのみで会えることは少ないです。なので、会うために鈴を止めようかとも思うのですが、向こうにしてみれば会いたくないのでしょうから、渋々鳴らしています。
私見ですが、恐ろしい熊と言えども根拠なく襲うことは無いと思うので、人間にはその根拠を作らないような配慮が必要だと思います。その一つが、鈴で存在を早めに知らせることですよね。
距離が約50mとのことですが、風などの影響で音が届かなかったのかもしれませんね。
仰るように、山は本来動物達の生活圏です。なるべく普段通りに平穏な生活を送らせてあげるためにも、無用なトラブルを起こぬよう侵入者側が注意するのがマナーだと私は思います。
そうそう、最近は温暖化のせいかエサの問題なのか、冬眠しない熊もいるらしいですよ。
貴重な体験レコ、ありがとうございました。
はじめまして、こんばんは。
私は福島県会津の山深い方の出身です。
駅にも熊が出没する事もあった場所です。
子供のころから熊には気を付けるよう言われ自然と熊は怖いものだと思いながら育ってきました。なので人より熊に対する恐怖心は人一倍強いのかもしれません。
恐ろしい熊でも根拠なく襲う事はないとのことですが
実際去年の福島県会津美里町で起きたツキノワグマの事件では1人の死亡者と
その捜索をした4人の方が怪我をしています。
一概に熊は人と出会ったら逃げていくものと思わずに
襲い掛かってくる事も心のどこかに入れておかないと
自分の命、そして周りの方々に迷惑をかける結果を想定しなくてはならないと思います。
そして私は、まだ成人前の子供がいます。
守るべき人がいる限り危険を冒してまで山を登る事は避けたいと思っています。
恐怖心を感じて身を守る事も時には大事かと思います。
kinoeさんは単独行されているようですが、お怪我の無いように山を楽しんでください。
amaterasuさん、再び失礼します。
私が熊を甘く見ている印象を持たれたようですね。言葉足らずで申し訳ありませんでしたが、私も熊は怖いです。
amaterasuさんのお考えも良くわかります。危険だと感じる山に登る理由は全くもってありません。
ただ、繰り返しになりますが、根拠なく襲うことは無い、と思っています。根拠を作るのは多くの場合人間側です。ですから私は、その根拠を作らないように配慮しています。鈴で早いうちから自分の存在を知らせるのもその一つです。
もし仮に、いつか私が熊に襲われることがあったら、それは私に何らかの非があったからでしょう。
ツキノワグマの事件は私も把握しており、確かに過去の事例とは異質に思え、危惧していますが、リスクを冒してまで人間に向かうのには、やはり熊なりの根拠(理由)があったはずです。
> 一概に熊は人と出会ったら逃げていくものと思わずに
もちろん、出会ったら恐怖心から襲ってくるかもしれません。だから出会わないようにしましょう、というのが私の考えです。
amaterasuさんは、山から熊がいなくなれば良いとお考えでしょうか?お子さんには、無条件に怖い動物だと教えているのでしょうか?
もしそうだとしたら、私は残念に思います。
言うまでもなく、熊と言えども子供を育て、種を絶やさぬよう必死に生きているわけです。人間社会にとって迷惑だからと害獣扱いするのは人間のエゴ以外にありません。(決してamaterasuさんが害獣扱いしているという意味ではありません。)
できましたら、お子さんに熊の恐ろしさを教える際には、その背景なども含めてお話しいただければ幸いです。
私も岩手の山育ちです。
ご忠告、ありがとうございました。
こんばんは、コメントありがとうございます。
人の数だけ様々な考え方があると思います。
私は熊に対して恐ろしい思いもありますが畏敬の念も抱いております。
kinoeさんのお言葉を含め今後も山歩きを楽しみたいと思います。
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