【多摩100山】三国山→生藤山→醍醐丸→陣馬山
- GPS
- 04:51
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,013m
- 下り
- 1,077m
コースタイム
- 山行
- 4:52
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 5:54
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
日の出山縦走からまだ二日しか経っていないが、今日もハイキングを楽しむことにした。
鎌沢から三国山・生藤山→醍醐丸→陣馬山を登り鎌沢に戻るという周回ルートである。
ちなみに今日は早朝からWBCの決勝だったので明日以降にしようと考えたが、残念ながら明日明後日は雨の予報だった。
(WBCは録画で観ることにした。後になって若干後悔した。世界一おめでとう侍ジャパン!)
【登山口〜三国山】
鎌沢駐車場からスタート。舗装道路を歩き、立派な石碑が建てられた登山口に着いた。
すぐ近くには鎌沢休憩所があり、ベンチとボットン式トイレが設置されてある。
登り初めはなだらかな道が続いた。
途中で開けた場所があり、立派な鳥居も建てられていた。
ここは軍刀利(ぐんだり)神社の祠で、本社は上野原方面にあるらしい。
もともとはヒンドゥ由来の明王を祀っていたが、色々あって現在はヤマトタケルを御祭神としている。
ここで右にターンし、北へ向かうルートに切り替わる。
少し進むとまた開けた場所に出た。案内板がありここが「甘草水」というゆかりのある場所だとわかった。
ヤマトタケルが東夷遠征の際に湧き出たとされる由緒ある水がここにあるらしい。
こういった伝承が知れるのもハイキングの醍醐味だと思う。
そこから階段を登っていき、少し進むと三国山山頂へ着く。
ここからは関東ふれあいの道に合流となる。
三国山山頂は、ちょうど東京都・山梨県・神奈川県の三都県に跨った場所に位置する。
おそらくそれぞれの旧国名である武蔵国・甲斐国・相模国の三国に跨っていることからこの名がつけられたのだろう。
山頂は木々で囲まれていて眺望はあまりよろしくない。
すぐ近くには生藤山があり、反対側には三頭山へ続く道もある。
三国山から生藤山までは急な傾斜の岩場があり、細心の注意を払って下った。
【生藤山】
三国山より標高が少し高い生藤山からは富士山がよく見えた。
山頂は三国山に比べるとそこまで広くはない。
三国山で休憩したのですぐに出発する。
ここからは長い笹尾根のルートで、標高1000m前後のアップダウンが続いた。
岩場もいくつかあり、緊張に身が少し震える。
途中、茅丸というピークがあった。もともと巻いていく予定ではあったが、気になったので登ることにした。
茅丸の標高は1019mで、今回のルートでは最高峰である。
狭い山頂だが、ここも見晴らしは良い。
長い階段を渡って少々キツかったが、巻いて行かずに正解だった。
少し進むと「連行峰」というピークもあった。
ここからは徐々に標高を下げていく。
それにしてもここの尾根はやたら岩場が多かった。
大小さまざまだが、毎回下りるたびに肝が冷えるので、なんとか苦手意識を無くしたいところだ。
しばらく下り調子が続いたところで、醍醐丸付近で長い登り坂へのターンが始まる。
鎌沢から長い距離を歩いてきた疲れがここで一気に溢れ出たかのように息切れが凄かった。しかしここを乗り越えたら残るは陣馬山のみだと思えば気が楽になれた。
【醍醐丸】
醍醐丸は、東京都の檜原村と八王子市、神奈川県相模原市に跨っている。
標高は862mで、地味に八王子市の最高峰である。陣馬山よりも少しだけ高い。
しかし見晴らしは今日のルートでは一番悪い。
森林で囲まれており、周辺一帯が日陰になっていたので癒しの場としては問題はない。
ちょうど昼の時間だったので、ここでランチとした。
ランチの途中、ハイカーが数人やってきた。この時点で、今日いままで誰一人とすれ違っていなかったことに気づいた。よほどマイナーなルートだったのだろうか。
醍醐丸を出て少し歩くと、開けた道に出る。
土に埋まっていたガードレールもあり、ここが醍醐峠のようだ。
そこから少し先に高岩山というピークがあったが、素通りしてしまった。
なだらかな坂を降っていくと、舗装道路が見えてきた。和田峠だ。
【和田峠〜陣馬山】
和田峠から歩いてすぐ、陣馬山登山口がそこにあった。
広めの駐車場と売店がある。
売店からは大音量でラジオが流れていたため、営業中なのだとわかった。
ここから本日最後の山——陣馬山に向かい、売店のすぐ後ろにある階段を登っていく。
階段を十数分ほど登っていくと、あっさりと陣馬山山頂に着いた。
素で「え?」と声が出た。
おそらくこの道が陣馬山への最短ルートだろう。
陣馬山山頂には相変わらず登山客がたくさんいた。鎌沢から生藤山、醍醐丸山頂までは誰一人すれ違うことがなかったのに。
売店は営業していたので、ここでキンキンに冷えたラムネ(200円)を購入した。
疲れ切った身体に炭酸のラムネソーダは沁みる。
少し休憩したところで陣馬山を出発し、一ノ尾ルートから下山した。
やはり陣馬山は危険な箇所もなく傾斜もゆるやかで下山が楽だった。
一ノ尾の途中で和田バス停へ続く道に切り替え、単調な坂をひたすら下る。
三十分ほどで集落に出た。ここから一般道をしばらく歩く。川を挟んだ向かいに和田バス停が見える。バスを待っている客がたくさんいた。
そのままさらに十分ほど歩き、出発地点である鎌沢駐車場に着いた。
今回の周回ルートは、少々険しい岩場があったものの目立った危険箇所もなく、楽しいハイキングコースであった。
そこそこ長い縦走路ではあるが、日頃のハイキング生活のおかげで余力を残すことができた。
いずれは、鷹巣山や雲取山といった山も挑戦できるかもしれない。
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