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Yamareco

記録ID: 52983
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

那須岳(大丸温泉−茶臼岳/日帰り・ピストン)

2009年12月12日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:17
距離
8.2km
登り
669m
下り
648m

コースタイム

大丸温泉駐車場9:38−10:01ロープウェイ山麓駅10:01−11:10峰の茶屋跡避難小屋11:27−11:57那須岳山頂(お釜巡り)12:51−13:19峰の茶屋跡避難小屋13:45−14:23ロープウェイ山麓駅14:35−14:56大丸温泉
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2009年12月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
前日、だいぶ雪が降ったということもあって、新雪歩きができるかな・・・という期待もあり、近いけれど登っていなかった那須へ行ってきました。
10月から那須岳方面に続く那須高原有料道路(ボルケーノハイウェイ)が無料化されたこともあって、近々と思っておりましたし。

【大丸温泉駐車場までのアクセス】
東北道那須ICから約20kmです。
広谷地交差点あたりから一軒茶屋交差点まで、4軒ほどのコンビニがあります。
(セーブオン→ファミリーマート→セーブオン→セブンイレブン)
那須湯本温泉街を抜け、標高を増していって道が大きくUターンでつけられた箇所が大丸温泉の駐車場(大丸園地駐車場)です。
ここから無雪期は峠の茶屋まで車で入ることができますが、冬季(本年はH21/12/1〜H22/4/1まで)は通行止めです。
駐車場はとても広く、きれいに舗装されていますし、公衆トイレも完備されています。
この日は、出発時に10台くらいが駐車していました。
雪も、昨日の雪が融け残っていたところもありましたが、この日はだいぶ気温が高く(この辺りで朝方7℃くらい)、安全に通行できました。
冷えた朝は確実にアイスバーン化するでしょうから、十分ご注意ください。

【大丸温泉から茶臼岳へ】
大丸温泉からは、公衆トイレの脇に階段道で登山道が開始します。
峠の茶屋までの車道をショートカットする形で、幾度か九十九折れの道を横断しながらロープウェイ山麓駅へ向かいます。
那須ロープウェイも冬季休業(本年はH21/12/1〜H21/3/19)です。
ロープウェイ山麓駅を過ぎるとじきに峠の茶屋園地へ到着です。
ここも舗装の広い駐車場となっていますが、この季節は通行止めなのでひっそりしています。
峠の茶屋園地にも公衆トイレがありますが、冬季は閉鎖中でした。
ご注意ください。
朝日岳方面の荒々しい岩峰がとてもきれいです。

ようやくここから本格的に登山道、樹林帯に突入します。
観光地的な山なので、危険な箇所もなく、なだらかな登りが続いていきます。
森林限界を超えるのもあっという間です。
この辺りでようやく茶臼岳の山頂が拝めるようになってきます。

じきに茶臼岳から朝日岳への稜線が姿をあらわすと、鞍部に建てられた峰の茶屋跡避難小屋が見えてきます。
茶臼岳の山腹をややトラバース気味に稜線までの道がつけられていますが、この日は暖かさもあって雪が柔らかく、危険を感じることはありませんが、強風&寒気で凍ったときなどは、スリップに注意する必要があると思います。

峰の茶屋跡避難小屋は、夏の入り口は閉鎖されていて、向かって左手の冬季出入り口から入ります。
内部はテーブルとベンチが並んでいて20人くらいは休めるでしょうか。
この辺りはまさに風の通り道になる地形ですが、比較的穏やかな一日でした。
峰の茶屋跡避難小屋は那須山系の要衝で朝日岳〜三本槍岳方面への縦走路、茶臼岳への道、三斗小屋温泉への道、そして大丸温泉への道と4方向からの道が集まります。
小屋でしばし温かい飲み物をいただいて、茶臼岳へのルートを進んでいきます。

茶臼岳へは緩やかな登りです。
条件によってはいかにもアイスバーンと化すような感じですが、この辺りでも今日は新雪が柔らかく、ノーアイゼンの方がほとんどでしたが、必ずアイゼンを携行ください(6本爪程度でも大丈夫だと思われます)。
茶臼岳の東側を巻くような形で山頂に向かっていきます。
いったん山腹をほぼ平坦に回り込んでいきますが、斜度をあげるとすぐにお釜の一端です。
普通は南側の山頂を先に目指し、時計回りに回る方が多いようです(山頂の祠へ向かう鳥居の向きがそうなってます)が、反対方面へはトレースがなかったこともあり、天の邪鬼にも山頂は後にして反時計回りに足を進めました。
雪は風で飛ばされて深くはないので、ところどころ岩につけられたペンキ印が見えますが、視界もやや悪くなっていたこともあって、はっきりしません。
どうも出発が遅く先行者が何人かいたにもかかわらず、お釜周りをするのが新雪後初めてだったようで、トレースはありません。
ちょうどお釜の北端に、ルートから北側にはずれた小ピークがあります。
いったんここへ登ってしまったのですが、その先は絶壁。ここで地形図を出しました。
この小ピークは左側にやや下り気味に巻いて行くんですね。
ルートに戻ったら普通にロープが張ってありましたが、視界が悪いときはご注意ください。
所々吹き溜まりをひざくらいまでのラッセル(というほどもないですが)しながら山頂に到着しました。
反時計回りだと祠には裏側から着いてしまうんですね。
風が避けられる岩陰でしばらくお釜を覗いた後、鳥居を通って下山路につきました。
山頂はわりと平坦で雪も飛ばされている状況です。
ロープウェイ山頂駅方面と峰の茶屋方面の分岐を左にとり、避難小屋まで下山します。

再度小屋内で待ったりした後、のんびり帰路につきました。
早発ちしていれば朝日岳〜三本槍岳まで足を伸ばすつもりでしたが、駐車場の出発が10時近かったこともあって、まったりと下山です。
朝日岳方面へはトレースが一筋ありましたので、入った人もいたようです。
麓までおりると、暖かさでだいぶ雪も融けていました。

【下山後の温泉】
大丸温泉駐車場付近に数軒、湯本温泉街にもたくさんありますが、大丸温泉駐車場前の那須大丸ガーデンさんのお風呂をいただきました。
ひなびたお土産物屋さんの店の奥が日帰り温泉になっています。
大人630円/人で、16時までだそうです。
小さなお風呂で洗い場も3人分しかなく、ドライヤーもないようなところですが、硫黄泉の掛け流しということで、お湯はとても良かったです。一応シャンプー&リンス、ボディソープは揃っています。
前日(12/11)は雪だったようですが、夕方から雨に変わったとのことで、路面の雪はほとんど融けています。
2009年12月12日 06:27撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 6:27
前日(12/11)は雪だったようですが、夕方から雨に変わったとのことで、路面の雪はほとんど融けています。
大丸温泉の無料駐車場に駐車。
ここから先、峠の茶屋方面は冬季通行止めです(今シーズンはH21/12/1〜H22/4/1まで)。
たっぷり仮眠して出発は10時近くなってしまいました。
2009年12月12日 09:41撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:41
大丸温泉の無料駐車場に駐車。
ここから先、峠の茶屋方面は冬季通行止めです(今シーズンはH21/12/1〜H22/4/1まで)。
たっぷり仮眠して出発は10時近くなってしまいました。
駐車場には公衆トイレも完備されています。
トイレ脇の階段道からスタートです。
2009年12月12日 09:38撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:38
駐車場には公衆トイレも完備されています。
トイレ脇の階段道からスタートです。
ロープウェイ山麓駅・峠の茶屋に続く九十九折れの舗装路をショートカットするように登山道がつけられています。
2009年12月13日 00:43撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/13 0:43
ロープウェイ山麓駅・峠の茶屋に続く九十九折れの舗装路をショートカットするように登山道がつけられています。
那須ロープウェイ山麓駅。すでに今シーズンの営業は終了しています。
2009年12月12日 09:58撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 9:58
那須ロープウェイ山麓駅。すでに今シーズンの営業は終了しています。
峠の茶屋園地。広い駐車場が完備です。
登山口から朝日岳方面はずっとよく見えています。
2009年12月12日 10:16撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:16
峠の茶屋園地。広い駐車場が完備です。
登山口から朝日岳方面はずっとよく見えています。
車道歩きも終了、ここから登山道。樹林帯に突入です。
2009年12月12日 10:22撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:22
車道歩きも終了、ここから登山道。樹林帯に突入です。
あっという間に森林限界です。
木々がなくなると、左前方に茶臼岳が見えてきます。
2009年12月12日 10:36撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:36
あっという間に森林限界です。
木々がなくなると、左前方に茶臼岳が見えてきます。
稜線に峰の茶屋跡避難小屋が見えてきます。
雪は、吹きだまっているところで「すね〜ひざ」までくらい。入山者もあり、比較的踏まれていて歩きずらいことはありません。
2009年12月12日 10:40撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 10:40
稜線に峰の茶屋跡避難小屋が見えてきます。
雪は、吹きだまっているところで「すね〜ひざ」までくらい。入山者もあり、比較的踏まれていて歩きずらいことはありません。
峰の茶屋跡避難小屋に到着。
2009年12月12日 11:07撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:07
峰の茶屋跡避難小屋に到着。
茶臼岳山頂方面はやや風もあり、雪煙が舞い上がっていました。
2009年12月12日 11:07撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:07
茶臼岳山頂方面はやや風もあり、雪煙が舞い上がっていました。
天気も回復基調で、麓の雲は取れてきました。
2009年12月12日 11:29撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:29
天気も回復基調で、麓の雲は取れてきました。
茶臼岳山頂直下で。
雲の切れ間から日が漏れてきましたが、結局すっきり晴れ間とはなりませんでした。
2009年12月12日 11:40撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 11:40
茶臼岳山頂直下で。
雲の切れ間から日が漏れてきましたが、結局すっきり晴れ間とはなりませんでした。
基本的にガレ場の道ですが、吹き溜まりには大量のパウダースノーが。
2009年12月13日 00:46撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/13 0:46
基本的にガレ場の道ですが、吹き溜まりには大量のパウダースノーが。
この季節、お釜めぐりをする方は、かなり少ないようです。
皆さん時計回り方向(東側でお釜に到着してそのまま南側の山頂を目指す)に歩いておられ、反時計回りにトレースが全くなかったので、あえて反時計回りに歩き始めました。
2009年12月12日 12:10撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:10
この季節、お釜めぐりをする方は、かなり少ないようです。
皆さん時計回り方向(東側でお釜に到着してそのまま南側の山頂を目指す)に歩いておられ、反時計回りにトレースが全くなかったので、あえて反時計回りに歩き始めました。
幸いにもこの日は風もさほどでなかったのですが、岩には風の通り道である証が。
2009年12月13日 00:46撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/13 0:46
幸いにもこの日は風もさほどでなかったのですが、岩には風の通り道である証が。
茶臼岳山頂の祠に到着。
2009年12月12日 12:25撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:25
茶臼岳山頂の祠に到着。
お釜の中は霞んでいました。
2009年12月12日 12:36撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:36
お釜の中は霞んでいました。
山頂部はなだらかです。
雪が飛ばされているのか、深い雪はありませんでした。
2009年12月12日 12:43撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:43
山頂部はなだらかです。
雪が飛ばされているのか、深い雪はありませんでした。
時計回りに山頂を後にすると、すぐロープウェイ山頂駅方向と峰の茶屋方向の分岐点。
2009年12月12日 12:47撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:47
時計回りに山頂を後にすると、すぐロープウェイ山頂駅方向と峰の茶屋方向の分岐点。
峰の茶屋方向に下山開始。
2009年12月12日 12:48撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:48
峰の茶屋方向に下山開始。
山腹からもところどころ噴気があがっています。
2009年12月12日 12:52撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:52
山腹からもところどころ噴気があがっています。
雲が取れると、山頂から峠の茶屋駐車場や大丸温泉方向も見下ろせます。
2009年12月12日 12:54撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 12:54
雲が取れると、山頂から峠の茶屋駐車場や大丸温泉方向も見下ろせます。
吹き溜まりにはシュカブラ(の出来かけ)みたいな。
2009年12月13日 00:48撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/13 0:48
吹き溜まりにはシュカブラ(の出来かけ)みたいな。
三斗小屋方面を見下ろしますが、ここからでは温泉は見えないんですね。
2009年12月12日 13:10撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:10
三斗小屋方面を見下ろしますが、ここからでは温泉は見えないんですね。
朝日岳から三本槍岳方面への稜線を望む。
早発ちできれば足をのばしたかったのですが。
2009年12月12日 13:10撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:10
朝日岳から三本槍岳方面への稜線を望む。
早発ちできれば足をのばしたかったのですが。
だいぶ天気が落ち着いてきた茶臼岳を振り返って、大丸温泉方面へ下山開始。
2009年12月12日 13:42撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:42
だいぶ天気が落ち着いてきた茶臼岳を振り返って、大丸温泉方面へ下山開始。
往路をたどります。
山腹をトラバース気味に下って行きますが、傾斜もさほどでないので危ないことはありません。
が、強風時は要注意でしょうか。
2009年12月12日 13:43撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 13:43
往路をたどります。
山腹をトラバース気味に下って行きますが、傾斜もさほどでないので危ないことはありません。
が、強風時は要注意でしょうか。
峠の茶屋前の駐車場の雪もだいぶ融けていました。
2009年12月12日 14:15撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 14:15
峠の茶屋前の駐車場の雪もだいぶ融けていました。
大丸温泉駐車場前の那須大丸ガーデンさんで日帰り入浴(630円)。
2009年12月12日 15:14撮影 by  E-520 , OLYMPUS IMAGING CORP.
12/12 15:14
大丸温泉駐車場前の那須大丸ガーデンさんで日帰り入浴(630円)。
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