乗鞍岳本峰:野麦から
- GPS
- 10:46
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 1,730m
- 下り
- 1,734m
コースタイム
- 山行
- 10:28
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 10:47
天候 | 快晴後〜ガス〜雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行程は長いですが危険個所は少ない。密林帯の道迷いは赤テープがありますが、特にスキーの場合はGPS必携で。滑走時は木に激突もあり得る密林帯がありますので、十分な注意が必要です。 |
その他周辺情報 | 七峰温泉520円 |
写真
装備
個人装備 |
ATOMIC:BACK LAND(今季初)
ウィペットセルフアレスト
ジュラルミンアイゼン
TLT6
|
---|
感想
先週は出発時間が遅すぎて好条件にもかかわらず、山頂直下200mで時間切れ撤退。1週間で林道の雪は減っただろうが、概ねルートは思い出せた。そうやすやすとシーズンは終われない。もう一度、TOPを取りに向かった。出発時間は4:30分。昼からは天候悪化の兆し。山頂は11時と想定しスタート。予想通り林道の雪は途切れ最初からスキーは担ぎ。今日はテレマークは封印し最軽量装備でおろしたてATOMIC:BACKLAND163僉TLT6で臨む。林道から最初の沢地形への侵入は可能な限り雪を繋いで合流。その後は先週の教訓から可能な限り夏道に沿って最短距離で行く。雪は重い湿雪が被さり靴ラッセルを強いられた。緩斜面は何とかなるが急斜面の湿雪ラッセルは思いのほか消耗が進み、森林限界2300mまで1時間以上余分に時間がかかった。頭の中ではVivaldi-The FourSeasens4楽章を交互に浮かべながらひたすら上を目指した。森林限界上はラッセルは解放されたがシュカプラガ酷い。滑走は困難と覚悟を決め最後の沢の詰めにかかった。前回撤退した地点でこともあろうにガス・風が出てきた。現在11時。天候の崩れが早まったようだ。今日はTOPは最低条件とした。昔はこの斜面もスキーのまま上がっていたが、スキーをデポし、今日は慎重にアイゼンに置換。東面夏道側斜面は面ツルで途中に岩が飛び出す。絶対に滑落できない。3点支持で慎重に上る。蹴りこんだジュラルミンアイゼンが悲鳴を上げ曲がった。今日はクロモリにすべきだったか。蹴り込みをやめフラットフットでこなす。視界も悪いが頂上小屋の屋根が時折見える。何とか頂上到着。すると・・・・なんてことでしょう。ほぼ同時に乗鞍高原側からtooruohさんご一行がジャストで登頂された!この人にはいつも過酷な状況で遭遇する!展望のない乗鞍頂上で白い歯を見せたたずむあなたはまさに変態隊長の貫禄です。お互いを讃え合い安全下山を誓い慎重にステップを刻み下山にかかる。岩の陰にスキーをデポしたため探すのに少し苦労した。スキーが見つからないと危機的状況でもある。しかも、この時GPSのログがなぜか消失しているではないか。スキーを探し出し、あとは滑走へ…しかし上部はハードクラストのシュカプラでまともに滑れない。大きく回りながら高度を落とす事しかできない。樹林帯に入るとさらに困難な鬼モナカが待っていた。密林に行く手を阻まれ木の枝が顔面を襲う。フェイスマスク・ヘルメット・サングラス・プロテクター完全防備で降りるしかない。緩斜面帯になって鬼モナカは井村屋のアズキバー状になり幾分滑りやすくなった。最後の沢地形は見た目登っているように見えるが実は下りのトリックアートのようでなんだか気持ち悪いが、滑走は快適だった。林道まで枝をかき分け到着。あとはスキーを担いだおっちゃんは降り出した雨でびしょ濡れになりながら、先週のリベンジを完了した。そんでもって今日は絶対に温泉に行く!!
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