武奈ヶ岳(坊村からピストン)初登
- GPS
- --:--
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 967m
- 下り
- 958m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所はありません.分岐は多いですが地図を持っていれば問題ありません.このルートは道も明瞭で迷うところはありませんでした. |
その他周辺情報 | 湖西道路,真野インター降りてから山中に入るまでの所のローソンがラストコンビニのようです. |
写真
感想
本日は関西の名峰,武奈ヶ岳への初登となった.
3月に蛇谷ヶ峰のスノーシューツアーの時,ガイドのHさんから武奈ヶ岳の素晴らしさをいろいろ聞いていたので,いつか登りたいと思っていた.
初めはHさんお勧めの‘イン谷口からのコース’を考えていたが,下調べで武奈ヶ岳の遭難に関する記事をいろいろ見ているうちに不安感が増してきた.天気はいいみたいだけど初めての山域でお一人様だし,結局距離が短く道もはっきりしていそうな,坊村からのコースを辿ってみることにした.
奈良県からは結構遠く,葛川市民センターに車を置いて出発したのは8:30だった.しかし,この好天にしては駐車場にはまだ余裕があった.明王院に向かって赤い橋を渡る.静かな寺院の本殿の扉はまだ閉ざされていたが,向かって一礼して登山の無事を祈った.
いきなりきつい登りであるが,杉林の中の,土と根っこの道は踏み固められており,明瞭で,ゆっくり登っていく.単調な杉林に飽きてきた頃,ようやくブナなどの自然林に囲まれた景色に変わっていった.道が急峻なのは同じだが気分が違う.幾分明るくなった林の中を,清々しい空気と射し込む光を味わいながら進んでいく.紅葉はモミジの赤とブナの黄色が少しあるぐらいで,まだまだこれからのようだ.
御殿山の手前の見晴らしのよい場所で一休みして,さらに上に向かう.
遠くでけものの叫ぶような声がする.熊ではなさそうだが,一応,熊鈴を派手に鳴らしたり,手拍子を打ったりして音を出した.しばらく行くと御殿山の手前あたりに彼らはいた.猿だった.初め,1,2匹を森の中で見つけ,面白くて写真を撮ろうとした.動きが素早いのでなかなか苦労しているうちに,だんだん数が増えてきた.私から10mも離れていない森の一角に10匹近くが集まってきていた.もしかして,私のリュック一杯のおやつを狙って集まってきているのか.猿のおやじ狩りは爪が痛そうだし御免である.そうそうに現場を退散するとすぐに御殿山に着いた.
ここまで来ると武奈ヶ岳の山頂付近や蓬莱山,琵琶湖も一望でき気分も高じてくる.ワサビ峠まで少し下るのがやや憂鬱であるが,それでも眼前の目標に向かい徐々に高度を上げていく.振り返るとまばらな紅葉が眼に映り,気分を和ませてくれる.稜線上に出ると,ドウダンツツジの紅葉が目線から水平〜下に広がっているのが印象的だ.尾根を伝ってピークを幾つか踏みながら,山頂へと向かう.周りはまさに360度の展望である.いい日に登ることができた.
山頂では30〜40人ばかりの人が,それぞれ満喫していた.私もレイクサイドビューの特等席に陣取って昼食を楽しんだ.風も強くなく暖かで,食後もコーヒーとコンビニスイーツでゆったりと時間を過ごせた.
帰りはさっさと下って日帰り温泉に寄りたかったが,昨日の寝不足がたたったのか,途中で失速し,休み休みで結構時間がかかってしまった.この辺が私の今後の課題である.14:30に駐車場に到着.途中,幾つかの渋滞を経て17:30には自宅へ帰れた.
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