入道ヶ岳、イワクラ尾根と鎌尾根から鎌ヶ岳


- GPS
- 10:43
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,374m
- 下り
- 1,351m
コースタイム
- 山行
- 9:06
- 休憩
- 1:44
- 合計
- 10:50
天候 | 晴れ、開始時11度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
基本的によく整備されていて標識も多く迷いません。 尾根はイワクラ尾根も鎌尾根も痩せていたりザレているところは注意は必要だが特に問題なく通れました。 |
その他周辺情報 | 日帰り入浴でアクアイグニスを利用。週末大人800円。子ども400円 https://aquaignis.jp/ |
写真
感想
春休みで子どもが名古屋に遊びに来るというので、登山を計画。体力が有り余っているようなので、宮妻峡キャンプ場を起点に入道ヶ岳からイワクラ尾根、鎌尾根経由で鎌ヶ岳の周回コースにしました。こちらは普段だいたい10キロほどの距離の山行を何度かこなしていたので、アップダウンが厳しいとの意見もみましたが「まあ、なんとかなるかな?」と決行しました。
朝7時過ぎのキャンプ場駐車場は10台ほど。我々が駐めた直後にだいたい埋まりそれなりの人気スポットのようでした。
7時半にスタートして入道ヶ岳は1時間半で登頂。よく踏まれた道と標識で楽しく登りました。
問題はイワクラ尾根以降。単純にこちらのペース配分と準備不足に尽きるのですが、登山中級者くらいにはなっただろうとたかを括って臨んだ両尾根は、ザレたところや小刻みなアップダウンの厳しさに体が悲鳴を上げ、キノコ岩を過ぎたところで内腿がつるように。心配してくれた通りすがりのベテランハイカーさんからアミノバイタルをもらい、これ飲んで休んだら多分大丈夫だよ、と声をかけていただきなんとか復活。ただ、その後もちょいちょい症状が出て、ペースはがっくり落ちました。
子どもらは飛ぶように移動しては木陰で読書やゲームを楽しみ、こちらが追いつくとまた一瞬で先に消えていきます。そこに追いつこうとしたのが間違いだったようで、明らかなオーバーペースからガス欠になり鎌ヶ岳の手前で一時登頂は断念しました。
30分ほど休むと少し体の調子がマシになりあしもつらなくなったので鎌ヶ岳登頂に挑戦。ゆっくり進みなんとか上がって絶景を楽しむことができました。
ただ、この時点で午後4時。駐車場を目指しカズラ谷から降りましたが、少し急ぎ足だったため再びオーバーペースになり、駐車場まで約1キロあたりで腹筋がけいれんし始めて、そこから腕や胸、左の顔面も震えて歩けなくなりました。一緒に歩いてくれていた長男に飴をもらいましたが、すぐには改善しません。水分も尽きていたので息子がキャンプ場まで行ってくれることになりました。親切心からリュックを持っていってくれたのですが、待っている間に着替えようとしたシャツや、歩けるようになったら使おうと思ったポールを置いていってほしいと思えど声にならず。息子が去った後もしばらく体の震えが止まらず、ろくに動けない状態で1人でいるのは心細いものでした。
座り込んで飴を舐め、深呼吸を繰り返すのを5分ほど続けると、けいれんは顔から腕、腹の順に少しずつおさまってきました。気持ちも冷静になり立ち上がると、歩けそうだったのでカズラ滝経由で駐車場を目指すことにしました。日没も心配な中で時間は6時に迫りやや焦りましたが、なんとか渡渉もできて駐車場に帰還。息子は糖分のある飲み物を探してくれましたが、キャンプ場には自販機がなく水を汲んで引き返してくれました。
今回は、恥も失敗も全て晒して己の反省材料にし、また皆さんの参考に少しでもなればと思います。ほぼ下山していたとはいえ、山中で低血糖により震えが止まらない数分間はこれからどうなってしまうのかと、いま思い出しても冷や汗が出ます。今後はラムネなどの糖分と水分、アミノバイタルなどもしっかり準備して、同じ過ちを繰り返さないようにしたいと思います。
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