赤熊〜半国山〜小和田山〜高代寺山〜妙見口

2023年04月02日(日) [日帰り]

• GPS: 08:53
• 距離: 27.9km
• 登り: 1,506m
• 下り: 1,479m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:03
• 休憩: 0:54
• 合計: 8:57

距離 27.9km 登り 1,533m 下り 1,531m

8:31 赤熊バス停
9:03 9:10 音羽の滝
9:16 音羽の小滝
9:35 牛つなぎ広場
9:56 9:58 半国山
10:47 半国山千ヶ畑登山口
11:21 11:23 小和田山
12:07 釈迦ヶ嶽
13:01 阪急バス歌垣山登山口バス停
13:54 14:31 野間の大ケヤキ
14:56 14:57 出野三角点
16:13 16:15 吉川城址
16:51 16:54 高代寺山
17:28 妙見口駅

小和田山頂上で軽食休憩。野間の大ケヤキでコーヒーブレイク大休止。黒川桜の森で花見サイダー（花見酒みたいに）。吉川城址で軽食休憩。

天候

曇りのち晴れ。10時前13℃＠半国山頂上。夕方から気温が下がって風が出てきました。もう少し早ければ快適だったのですが…

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

行き）JR山陰本線・亀岡駅／京阪京都交通バス・赤熊BS
帰り）能勢電鉄・妙見口駅

コース状況／危険箇所等

■半国山
　よく整備されていますが、古い登山道のガレや、音羽の滝に下りる河原の苔むした岩を歩くときは注意でしょうか。頂上直下は急登。
■小和田山
　亀岡側は判りやすい尾根道で、よく踏まれて歩きやすいです。能勢側は落ち葉と藪と倒木で多少ルートファインディングが必要です。府境尾根と、南に折れて釈迦ヶ嶽に向かうしばらくは右手にネットがあるのでそれを頼りに。
■高代寺山
　取り付きから吉川八幡神社までと、高代寺から頂上までが多少判りにくいかも。頂上までのほんの少しの区間、急登があります。

その他周辺情報

妙見口駅前に食堂「津の国屋」とお土産屋兼猪肉料理屋「かめたに本店」があります。他、途中の地黄に古民家カフェ、野間の大ケヤキにコーヒースタンドと資料館（お土産物あり）、トイレ。黒川桜の森にもバイオトイレがあります。

写真

4/2 7:31

（訂正）JR嵯峨嵐山駅の隣、トロッコ嵯峨駅に停車中のトロッコ列車。

4/2 8:32

中央奥のピークが半国山。

4/2 8:45

左に音羽川。右のガレは先の豪雨で荒れたという本来の登山道だと思われます。「めざそう半国山」の下、歩きやすいピンクのテープ沿いの道に誘導されます。

4/2 8:46

美しい滑滝。

4/2 8:48

控えめなアピールですね。私はとてもよいと思いますが。

4/2 8:51

こんな平均台みたいなところも通ります。

4/2 8:57

大岩と小滝。

4/2 9:02

木橋を隙間なく苔が覆っています。能の『石橋（しゃっきょう）』の橋ってこんなだったんですかねえ。これ渡らなくても先には進めますのでご安心を。

4/2 9:04

音羽の滝。

4/2 9:06

近づいたところ。双子みたいに高さも水量も同じです。

4/2 9:36

牛つなぎ広場。瑠璃渓への道標もありますが、ここからの道を通る人は少なそうです。

4/2 9:51

半国山の頂上。そんなに広くはありませんが、立木の背が低いのと芝生状になっているおかげで開放感はあります。

4/2 9:51

三等三角点・点名「半國山」

4/2 9:52

愛宕山と地蔵山。尾根道からは樹々の間から深山もちらっと見えたのですが、頂上から北西方向は見えませんでした。

4/2 9:53

手前のなだらかなピークがこれから登る小和田山。紅白鉄塔の少し右、上下に同じ輪郭の山が重なって見えるの面白いですね。奥は鴻応山？

4/2 9:57

アセビの大木がありました。

4/2 10:12

千ケ畑への道は植林帯の中だったので、この道標がなければ見落として通り過ぎるところでした。

4/2 10:21

小沢を何度も渡渉する面白いルートでした。

4/2 10:28

林道終点間際にあった、真ん丸な岩。

4/2 10:46

千ケ畑に下山。正面奥に剣尾山。

4/2 10:51

小和田山登山口は左のフェンスではなく、右のコンクリート擁壁の階段です。ステップの奥行きが靴の長さの1/3くらいしかありません…

4/2 11:12

葉が一緒に出てるからコバノミツバツツジかな？

4/2 11:18

小和田山頂上。小広くなっていますが、三角点以外特に何もありません。展望もない。

4/2 11:18

三等三角点・点名「倉垣2」

4/2 11:28

木々の間から見えるのは鴻応山？

4/2 11:32

府境尾根。道は不明瞭。ずっと右手に黒いネットが張ってあるのでそれを頼りに歩きます。

4/2 11:51

すごい落枝。ちょうど道を塞いでいます。この辺りの木は「FRAGILE」ってテープが巻いてあるのがありました。倒木に注意ってことでしょうか。

4/2 11:55

クロモジ。去年覚えたつもりだったのですがすっかり忘れていて、帰ってから調べました。

4/2 11:55

樹皮が爪楊枝の柄の模様ですね。今度こそ覚えました。

4/2 11:58

登山口を振り返ったところ。これは判りにくい。

4/2 12:06

釈迦ヶ岳。ここも展望なし。

4/2 12:15

石積みの堰堤？溜池？に出ました。多分ここまで入り込まなくてもスマートに横をパスするルートがあったはず。

4/2 12:21

荒れ気味の沢道です。

4/2 12:25

七宝寺に出ました。五百羅漢と仏足石の鋳型…

4/2 12:25

ではなく涅槃像でした。

4/2 12:41

サクラに隠れたあたりかもう少し左に妙見山？　山間の風情があります。

4/2 12:48

歌垣山。

4/2 13:08

来た方を振り返ったところ。手前に釈迦ヶ岳、奥は小和田山。

4/2 13:08

右奥に剣尾山、左手前赤い屋根の上が418.9m三角点？で左奥の台形の山が竜王山？　能勢町を東西に二分する山々です。

4/2 13:30

地黄公会堂。昭和11年建築のモダンな建物。現役で使っているのは好ましいのですが…幟はもうちょっとこう、調和を重視してシックな感じにならないでしょうか（余計なお世話）

4/2 13:37

エスペーロ能勢は古民家カフェ。ランチもあるそうです。先日偶々ネットで口コミを見かけましたが通り道だったとは。後ろ髪引かれますが今日は時間がないのでスルー。

4/2 14:26

野間の大ケヤキ。まだ若葉が芽吹いたばかり、という感じで瑞々しいです。眺めながらコーヒーブレイク。

4/2 14:36

野間の大ケヤキから橋を渡ってすぐが登山口。気づかず通り過ぎてしまいました。

4/2 14:43

地形図にない道ですがよく整備されています。

4/2 14:57

四等三角点・点名「出野」

4/2 14:57

ありなしピーク。

4/2 15:05

エドヒガン？の群生

4/2 15:08

桜の道。

4/2 15:10

推定樹齢150年のエドヒガン「長老」　2008年に発見されたばかりとか。

4/2 15:15

先ほど野間の大ケヤキで購入した桜川サイダーで花見サイダーです。

4/2 15:46

黒川ファーム。ちなみにここは川西市です。農作物の他、ジャムなどの加工品、お菓子、巻き寿司などの軽食がありました。巻き寿司を買って後ほど食べました。

4/2 15:46

左が妙見山で正面は天台山でしょうか。

4/2 15:49

妙見山。ケーブル沿いに桜が植わっています。いつも歩いて登るので乗ったことがないですが今の季節なら桜のお出迎えで値打ちがありそうです。

4/2 15:57

目立たない登山口。しばらく茅の藪でした。吉川八幡神社から廻った方がよかったかも。

4/2 16:00

高代寺山。まだ頂上まで結構あります。

4/2 16:12

吉川城址。周囲に堀切があることだけ判りました。

4/2 16:28

黒川から直接この分岐に登ってくることもできたんですね。

4/2 16:34

ときわ台の団地が見えます。

4/2 16:36

突然檻のようなものが現れたので何だろうと思って近づいたところ、ツキノワグマとよ君（13）のクマ舎。

4/2 16:38

誤捕獲されて殺処分されるところだった熊を飼っているそうです。すごいですね。あいにく部屋の中にいて姿は見られませんでした。

4/2 16:40

クマ舎の周りに桜の木が。とよ君もこれで季節を感じたり、山にいた頃を懐かしがったりするんでしょうかねえ。つい感傷的に。

4/2 16:45

無患子（ムクロジ）。他に菩提樹と多羅葉の大木がありました。どれも樹齢1050年（！）と書いてあったのですが、本当でしょうか。縁起絵巻かなにかに絵が描かれているとかが根拠？

4/2 16:51

高代寺山頂上は何かの設備があるのがかえってわびしい感じ。

4/2 16:51

左は三草山頂上でも見たことがあります。大阪府境一周っていうのもアリですね。

4/2 16:51

二等三角点・点名「七宝山」

4/2 17:03

狸の記念写真みたいですね。

4/2 17:07

妙見口駅周辺の吉川地区の田園と丘ひとつ隔ててときわ台の団地が接しているのがよく判ります。

4/2 17:09

左妙見山、右天台山。光明山は木の陰？

4/2 17:10

ズーム。妙見山の星嶺が見えます。

4/2 17:28

大阪府最北の駅、妙見口駅でゴール。

撮影機器：

F-02L FUJITSU

感想

Lunasa

　分県登山ガイド（大阪府）の山、小和田山。アクセスが悪いのでどうしようかと思案していたところ、京都府の半国山とつなげて歩くことを思いつきました。その後能勢町を縦断して妙見口駅から帰れば途中で高代寺山にも登れます。単独で登るには往復に要する時間の割に物足りない山3つをまとめてやっつけた上、黒川の桜と野間の大ケヤキも見られるという隙のない計画になりました。今回未踏の山を優先しましたが、健脚の方なら歌垣山と妙見山の縦走を加えることもできそうです。思えばこの計画までが一番順調でよかったですね…

　JR亀岡駅までは、神戸方面からだと阪急十三で京都線、西院で嵐電、嵐電嵯峨からJR嵯峨嵐山まで徒歩。この経路だと亀岡で乗るバスは同じですが、JR嵯峨嵐山の乗り換えに時間がありトイレ休憩が取れます。それに一番安いです。時刻表トリックか…

　当日は花粉症と寝不足であまりコンディションは良くなかったのですが、半国山で1回分岐を見落としかけたり、小和田山で2回ルートを外したり、能勢でも2回道をまちがえたりと散々でした。時間や距離のロスはどれも大したことがないのですが、完全に疑いもせず間違えた自覚があるので反省。前回の昭和山は会心の出来だと思ったのですが、調子に乗って油断しましたかね。歩くペースも0.7~0.8と体感を反映して遅めです。

　というわけで山行の内容的には反省が残るのですが、コースは見どころ満載で楽しかったです。半国山の音羽川と滝は美しかったですし展望もなかなか。七宝寺は修行の寺で観光は歓迎されていないようだったのでお邪魔せず通り過ぎるようにしましたが、巨大な仏像群は壮観です。野間の大ケヤキの若葉は目に眩しく、前回桜のシーズンに取っておこうと思ってスルーした黒川のありなしの道を通って、桜も見られました。しかし何といっても驚いたのは、高代寺山のクマ舎ですね。全く知りませんでした。あいにく姿を見せてはくれませんでしたが、妙見山周辺は色々あるのでまた来たいと思います。

　なお山で会ったハイカーは少なめ。半国山で2組3人、小和田山と高代寺山は0人、ありなしの道も麓近く大ケヤキや桜の森では登山っぽい服装の方数人を見かけましたが山の中はものの30分程度で通り抜けたこともあり0人でした。