白山 東面台地(平瀬から)


- GPS
- 10:46
- 距離
- 40.6km
- 登り
- 2,986m
- 下り
- 3,001m
コースタイム
天候 | 晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
白山公園線はほぼ除雪終了で取り付き地点まで自転車でアクセスできます。 4/8〜9日の降雪で東面台地の縦溝は完全にリセットされてました。多いところで数十センチは積もった模様。 御前峰の頂上付近の東面北面はカチカチで見た目にも色が違う。転法輪谷源頭から尾根伝いに登る際は要注意です。南面側は緩んでいたので滑降に問題なく、転法輪谷にもそのまま滑り込めます。重めのパウダーでした。 この日は直前の雨の後に降雪があり、その後の強風により雪が飛ばされアイスバーンが表面にでてきたようで転法輪谷源頭直下はカチカチでした。その周辺もカチカチの上に新雪が乗った状態です。場合によってはアイゼンの使用も必要かもしれません。また、今後、気温が上がると表層雪崩の可能性もあるので注意してください(今回は日差しはありましたが、強風が吹き気温があまり上がらなかった)。 |
写真
取付き点で荷を下ろしてスタート準備。
先行者と話し込むと・・・
詳しくは感想欄に記載しました。
待ち人来たらずというか電動バイクが早すぎなだけの話だろう。
まだ別行動なので、お先にスタート。
感想
3週間ぶりの山スキー、体が辛くて行く気に成れ無かったが、鞭打って何とか出発。
白山東面台地からの白山は、例年ゴールデンウィークに訪れて居るが、今年は雪解けが早くてそれまでは待って居られない状況。
林道白山公園線の前に一台の富山ナンバーの車が止まって居たので先行者有りだと分かった。どれ位先にスタートしたのかは分からなかったが、グラベルのeMTBで飛ばして行くと道路の水溜りを自転車で通った跡がどんどん新しく成って行く。
間名古谷を過ぎた当たりで先行者に追いついて、先に行かせて貰う。ゲートから取り付きまで40分。電気の力は偉大だw
先程追い越した先行者も取り付きまでやってきた、背負ってる板とかシールを見て「もしかしてosamuinさんですか?」と声を掛けたら、なんと間違いなく本人だった(笑)
「僕はgraveltrekですよ、はじめまして」
お互いを友だち登録しているのだが、面識は無かったんですよw
山スキーは狭い世界なので、そのうち何処かでお会いするだろうとは思って居たが、それが今日だとは(笑)
挨拶もそこそこにosamuinさんは出発して行った。取り付きの崖で登るのを苦労して見えたがその内に姿が見えなく成ったので、無事に尾根を越えられた見たい。
さらに40分程待ってtooruohさんが到着。
osamuinさんとは違う取り付きから登って尾根に上がったが、春の新芽が伸びる前で随分歩きやすかった。途中で岩のステップを登る場所には動物のうんこが、ちょうど手を付きたい場所にありドッキリw
コブラツリーの手前で休憩していたosamuinさんに追いついた。
osamuinさんが「一緒に行きますか?」と言われるので、お言葉に甘えて3人パーティーに成った。後に迷惑をかけてしまい申し訳ございません。
転法輪谷を詰めて標高2000メートルを超えた頃から、息が苦しくて体が動かない。
3週間前と変わらない苦しさだ、3月にインフルエンザとコロナをダブルで罹患したようで、肺炎の症状が出ている見たい。
何とか2500メートルの鞍部までは登り上げたが、この先はもう駄目だ。
新潟焼山の時もやはり2000メートル位から苦しくなった。
その前日の巻機山は標高が低かったので、ここまで辛くは無かった。
先行するtooruohさんにリタイアを伝えて
、下山する準備を整える。なんとosamunさんが心配して付き合ってくれると言う。
標高を下げると途端に楽に成る。標高1970メーター程まで下りて昼ご飯にした。
途中青空に羽の裏側に白い大きな印のある大きな鷲が飛んでいた、帰宅してから調べるとどうやらイヌ鷲の様だ、ゆうに2メートルを越える翼長と羽ばたきもせずに自由に大空を滑空する姿は正に空の王者だった、はじめて間近で見て感動してしまった。
さっきまで居た斜面にtooruohさんが見えた、気持ちよさそうにシュプールを刻みながら降りてくる。本当に気持ち良さそうだ!まさか一人で昇天してんじゃ無いだろうな?w
3人揃った所で下り始めるが、この辺りからストップスノーが酷くなってきて辛い、液体ワックスを塗ってもあんまり効果無かった(泣)
取り付きの尾根下まで戻って板を脱ぎ、ここからはシートラーゲンで自転車まで戻る。
朝の動物のうんこを見ながら、何とかそいつを掴まずに段差を降りられたw
途中の流水でブーツを洗って車に戻る。
皆様お疲れ様でした、ご迷惑をおかけしました。
graveltrekさんは反則?のE-MTBで、ゲートをスタートするとあっという間に見えなくなった。tooruohはロートルパワーMTB、なんとか息も絶え絶えに取り付き地点に到着するも、かなりお待たせしてしまっていた。先行の山スキーヤーはosamuinさんで、graveltrekさんとはヤマレコで繋がっていた方とのこと、この世界は狭い。
途中からはosamuinさんも一緒になっての山行となったが、転法輪谷の源頭のコルでgraveltrekさんがリタイアすると言う。肺の調子が悪いようだ。tooruohはコルから大分登って来てしまっていたので、申し訳ないけど山頂まで行って来ますと伝えて登行を続行する。山頂付近はカチカチでクトーでは心許なかったが、急斜面では履き替えも出来ず、ダブルウイペットも活用しながらなんとか山頂まで辿り着く。山頂の展望は最高だったが、急いで降りよう。山頂からはカチカチ斜面を恐る恐る滑るが、程なく南面に向かうトレースを発見。そちらに向かうと広大な新雪輝く雪原が広がっている。これは良いぞと滑り込むと新雪パウダー、気持ち良くターンが刻める。そのままスキーヤーズレフトにトラバース気味に降りると、転法輪谷にも滑る込むことができた。転法輪谷の上部はクラストした斜面もあるのでなるべく避けながら、先に降りたお二人のシュプールをガイドに滑り易い斜面を楽しむ。少し重めだがパウダーと言って良いのではなかろうか、graveltrekさんには申し訳ないがもう昇天モードだ。ただ、登りで足は売り切れ状態、直ぐに太ももがパンパン、休みながら二人が待つところまで・・・今日はお待たせしてばかりで本当に申し訳ない、でも昇天モード・・・楽しかった。
後は消化試合だが、東面台地のスケール感はいつ来ても気持ち良い。天気も最高だったし、tooruoh的には最高だった!(graveltrekさんゴメン)
調子の悪かったgraveltrekさん、いろいろ助けていただいたosamuinさん、お待たせいてばかりで本当に申し訳ありませんでした。これに懲りずにまた、ご一緒しましょう。
水曜日に訪れた東面台地は、悪天の兆しが出て標高2050mで撤退、
今回は晴天の予報のもと、再挑戦である。
どうも新雪が降ったようだがどうなんだろうか、
条件が良くなければ戻ることも考慮してスタートする。
平瀬ゲートをヘッデンスタート、気温は1℃位で月夜もあり条件は良かったが岩や雪の塊、小枝などまだ散乱していたので注意が必要である。
ロードを持ってこなくてよかった。
それにしてもブーツを付けてのシートラは腰に来る。
さて、空が明るくなってきた頃、下の方にヘッドライトが見えた。
今日は人が少ないと踏んでいたが予想が外れたようだ。
たまに後ろを見ると確実に差が詰まっている。
ロードレーサーかな、と考えている内に横を凄い速度で挨拶して抜いていった。
マウンテンバイクだったので、きっと電動だろうと思うと納得がいった。
周囲が明るくなりヘアピンカーブをこなすと後は平坦と化し、東面台地の取付き点に到着。
先行者はまだ出発していなかった。ご挨拶して自転車を見るとやはり電動であった。
荷を下ろしてスキー板を外して、先行者さんとしばらく会話すると、graveltrekさんでした。
いつもヤマレコで見て友達登録なんですが、ご本人に会うのは初めて(ブンリンさんつながり)。
偶然かもしれないが、世の中、狭いことを改めて実感。
今日は、賑やかな山行になりそうな予感がした。
もうお一人、下から登ってくる仲間を待っているとのこと。
いろいろとお話させていただいたが、まだ客人が来ないので、
挨拶して一足先にスタートさせていただいた。
取付き点から登り出したものの踏み跡からそれて難儀しながらピークを越える。
北斜面はまだ雪が繋がり緩いところを探して東面台地に下降する。
なんと新雪が積もっている。おまけにトレースまで付いていた。
後から分かったが日曜日のo36氏とmaco氏のものだろう。
ブナ林の中を進み標高1500mを超えダケカンバが確認できたころ、後方にgraさんのウェアが見えた。
いつもの谷間に入るとシールに団子が出来る。
いつになく団子が酷いので何回か板を脱いでスクレーパーで雪を落とす。
そんなにシールを濡らした記憶もないし雪質も悪くない。不思議であるが、仕方がない。
ワックスを塗っているとgraさん御一行が追いついてきた。
graさんも下駄が酷いのでワックスを塗り出したので、また先に進む。
降雪のため、前回酷かった縦溝はすっかり埋まっている。自然は偉大だ。
奥の急勾配の斜面は雪が積もりシールが効き直登できる。
坂を登りながら団子ができて足取りが重くなることもあり、ペースが上がらなかった。
コブラツリーに着いて休んでいるとgraさんとお仲間(tooruohさん)が登ってこられた。
tooruohさん、前日に乗鞍岳に登って連チャンとのこと。
ここで、graさんにご一緒することを申し出て即席グループ結成となった。
転法輪谷手前の坂に3名で乗り上げると、縦溝無しの平原が待っていた。
雪が若干締まり、団子からも解放されたので助かった。
そのまま転法輪谷の谷間を進む。
標高2100mを超え、尾根の直下が見えだす。一部がアイスバーンの色をしている。
標高を上げていくとやはりアイスバーン主体となる。
雪がある所も下はカチカチである。
クトーを付ける。tooruoh氏が先行して尾根まで乗り上げる。
自分もクトーを付けて登る始める。滑ると止まらない斜面だ。
中盤まで登ったところで、安全を考えてアイゼンに履き替える。
やはりアイゼンに履き替えた方が安心感があった。
シートラして登り出すが尾根に近づくと風が強くスキーが煽られ
雪面にウィペットを差し込むことも。
尾根に乗り上げる頃、graさんとtooruohさんが会話している。
tooruohさんは南東の尾根をそのまま登り、graさんは尾根に乗り上げる。
graさんに話を伺うと、体調悪化でここで引き返して下でtooruohさんを待つとのこと。
自分としては、ここから室堂方面に進みシートラで夏道作戦であった。
白山山系は今シーズン3回目、強風下でのシートラは難儀だったし、
graさんに話を聞いて明らかに顔色が悪いのでここまでとした。
tooruohさんの目印として、どこかにツエルトを張ろうと頭に浮かんだが、風が強すぎ。
取り急ぎ写真を撮り終えてからは滑走して高度を落とすことを優先した。
谷の源頭部から滑り出すとアイスバーンでカリカリ、なるべく避けるて滑るが板が走らない。
テールをずらすと雪が引っかかる。
仕方がないのでアイスバーン斜面を北にトラバースして雪の斜面を滑るが滑りにくい。
転法輪谷に滑り込むと今度はストップスノーも出てくる。なかなか脚に来る滑走となった。
転法輪谷の中間でtooruoh氏を待つ。時間はたっぷりあるので急ぐことは無かった。
ここまで来るとgraさんが復調してきて楽になったようだ。
graさんの昼食タイムが終わり、tooruohさんが登頂して転法輪谷を滑ってきて合流。
その後はコブラツリーの南側の尾根筋を落とす。
高度差があり湿った雪が続いたが何とか滑れる。
谷間から台地の手前で休憩する。
ここで液体ワックスを塗るとその後は板が走り出して台地の滑走を助けてくれた。
後は登り口までアドベンチャーをこなして重めの雪を滑ってスキーを脱ぐ。
西寄りの斜面から登って白水湖の展望を楽しんで取付きまで降下する。
自分はブーツシートラなのでお二人には先に下ってもらった。
チャリでの豪快ダウンヒル、冬から春に帰還だ。
平瀬ゲートにはgraさんが待っていてくれました。
ありがとうございます。またどこかご一緒しましょう。
機会があれば三回目ですね。
暖冬で雪が少ないがもう少し粘ってみましょう。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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3月初めにインフルエンザに罹り、そのあと孫のコロナ陽性判定となり私も感染して居たであろうと思われ、以来体調が不全で標高2000mほどから上部では、息が苦しくて動けない状況が続いています。
当日も氷化斜面を登ってる時に酸欠の症状で何度も目の前が暗く成り、このまま倒れるかと不安に成りました。
不思議な事に標高を下げると楽になるので、なんとか帰って来られました。こんな私にお付き合いいただき登頂断念に巻き込んで仕舞って失礼いたしました。おかげで助かりました。
僕もihou?-eBike買おうかな〜〜笑
>携帯酸素ボンベも
・ホントにそう感じましたwとにかく苦しくて、インフルエンザとコロナの同時期感染なのか?今までも速くは登れませんでしたが、目の前が暗くなるほどの辛さは初めてです。
>僕もihou?-eBike買おうかな〜
・JUNDrさん、電動自転車お勧めしますよ!僕だけこのeMTBで出走可能なら乗鞍ヒルクライムレースで総合優勝する自信有ります(笑)
この時期にスキーがある程度滑れて、チャリトレが出来れば自分は申し分なしです。
当日は天気は良かったのですが、風が強く寒かったので、その場で判断して行動するしかなかったですね。山頂アタックは好条件が揃った時にする性格なので、ご心配なく。
また、どこかでご一緒できるように、お互いに頑張りましょう。
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