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Yamareco

記録ID: 5391677
全員に公開
雪山ハイキング
槍・穂高・乗鞍

御嶽山 摩利支天山西尾根

2023年04月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:45
距離
9.6km
登り
1,212m
下り
1,213m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:32
休憩
0:13
合計
7:45
距離 9.6km 登り 1,213m 下り 1,216m
6:45
316
12:01
16
12:20
8
12:37
12:49
21
13:25
16
13:41
13:42
14
13:56
28
14:30
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2023年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
濁河の御嶽小坂登山口
コース状況/
危険箇所等
行きも帰りも踏み抜き地獄
左が新しい登山口
今日は旧登山口から西尾根へ
2023年04月22日 06:48撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 6:48
左が新しい登山口
今日は旧登山口から西尾根へ
神社の裏から尾根に取付く
2023年04月22日 06:56撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 6:56
神社の裏から尾根に取付く
バイカオウレンが花盛り
2023年04月22日 06:59撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 6:59
バイカオウレンが花盛り
思ったよりは歩きやすい
2023年04月22日 07:05撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 7:05
思ったよりは歩きやすい
踏み抜き地獄の始まり
2023年04月22日 09:18撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 9:18
踏み抜き地獄の始まり
稜線間近なのにまだ踏み抜き
2023年04月22日 09:37撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 9:37
稜線間近なのにまだ踏み抜き
森林限界抜けるとすばらしい景色

2023年04月22日 09:46撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 9:46
森林限界抜けるとすばらしい景色

結構斜度がある
2023年04月22日 09:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 9:47
結構斜度がある
まだ踏み抜くよ〜
2023年04月22日 09:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 9:47
まだ踏み抜くよ〜
でも絶景だから気が紛れる
2023年04月22日 09:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 9:47
でも絶景だから気が紛れる
左に延びてる尾根目指して歩く
2023年04月22日 10:01撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 10:01
左に延びてる尾根目指して歩く
乗鞍、北アルプス
2023年04月22日 10:01撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 10:01
乗鞍、北アルプス
白山
2023年04月22日 10:01撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 10:01
白山
2745ピークが近づいて来た
2023年04月22日 10:25撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 10:25
2745ピークが近づいて来た
ライチョウの足跡を追っていく
会えないかな…
2023年04月22日 10:31撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 10:31
ライチョウの足跡を追っていく
会えないかな…
あのコル目指してトラバースしよう
2023年04月22日 11:17撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 11:17
あのコル目指してトラバースしよう
摩利支天山の西の岩稜帯に人が居る!
2023年04月22日 11:17撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 11:17
摩利支天山の西の岩稜帯に人が居る!
ってことはあの岩稜を越えるの!?
2023年04月22日 11:17撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 11:17
ってことはあの岩稜を越えるの!?
登ってきた尾根を振り返る
2023年04月22日 11:17撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 11:17
登ってきた尾根を振り返る
目の前に…
2023年04月22日 11:30撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 11:30
目の前に…
立ちはだかる岩稜帯
2023年04月22日 11:32撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 11:32
立ちはだかる岩稜帯
越えてきた稜線
2023年04月22日 12:03撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 12:03
越えてきた稜線
何とか
2023年04月22日 12:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 12:04
何とか
越えて来ましたよ
2023年04月22日 12:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 12:04
越えて来ましたよ
五ノ池への分岐までまだまだ岩の稜線を越えねばならぬ
2023年04月22日 12:04撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 12:04
五ノ池への分岐までまだまだ岩の稜線を越えねばならぬ
展望台というだけあって
2023年04月22日 12:24撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 12:24
展望台というだけあって
眺めがよい
2023年04月22日 12:24撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 12:24
眺めがよい
2023年04月22日 12:25撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 12:25
2023年04月22日 12:25撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 12:25
やっと岩稜帯終了
2023年04月22日 12:26撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 12:26
やっと岩稜帯終了
ドラゴンはまだ冬眠中
2023年04月22日 12:28撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 12:28
ドラゴンはまだ冬眠中
五ノ池小屋に着きました
2023年04月22日 12:42撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 12:42
五ノ池小屋に着きました
飛騨山頂で一休み
2023年04月22日 12:44撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 12:44
飛騨山頂で一休み
あとは下るばかりなり
2023年04月22日 12:55撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 12:55
あとは下るばかりなり
5年ぶりののぞき岩
2023年04月22日 13:32撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 13:32
5年ぶりののぞき岩
5年ぶりの湯の花峠
2023年04月22日 13:47撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 13:47
5年ぶりの湯の花峠
5年ぶりのジョーズ岩(くどい)
2023年04月22日 13:58撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 13:58
5年ぶりのジョーズ岩(くどい)
こちらもバイカオウレンが花盛り
2023年04月22日 14:15撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 14:15
こちらもバイカオウレンが花盛り
気持ちの良い木漏れ日の道
2023年04月22日 14:16撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 14:16
気持ちの良い木漏れ日の道
長かった…
2023年04月22日 14:35撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 14:35
長かった…
下山です
2023年04月22日 14:36撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 14:36
下山です
帰りに橋の上からハモズシをのぞいてみた
2023年04月22日 14:53撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 14:53
帰りに橋の上からハモズシをのぞいてみた
氷は影も形もなくなっていた
2023年04月22日 14:53撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 14:53
氷は影も形もなくなっていた
帰路、高山市朝日町の枝垂桜
2023年04月22日 15:41撮影 by  DSC-HX90V, SONY
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4/22 15:41
帰路、高山市朝日町の枝垂桜
美しいですよ
2023年04月22日 15:41撮影 by  DSC-HX90V, SONY
4/22 15:41
美しいですよ
撮影機器:

感想

 syaka syakaさんのレコを見て、行きたい気持ちに火がついて行ってきました。ルート参考にさせていただきました。ありがとうございます。
いろんなルートから何回も登っている御嶽だが、このような冬道バリエーションがあることを知らなかった。今シーズンはスキーに行くことが多く、まともに雪稜歩きをしていないので、雪が無くなる前にどこか歩いておきたいなと思っていたところ。北アルプス方面よりは多少なりとも安全で距離も短く、なまった身体にちょうど良いと思いスタート。(実際は雪面踏み抜き地獄でヘロヘロになりました)
 濁河からの登山口は数年前に災害で崩壊、取付きが新しいルートに付け変わっている。今回往路にする摩利支天山西尾根は、旧ルートに入ってすぐの神社裏から始まる。尾根取付きには踏み跡があり、知る人ぞ知る?登る方はそこそこいるみたい。木を掴んで取付くと、バイカオウレンの咲く苔のきれいな尾根に出た。
 しばらくは解りやすい尾根芯を行くが、何ヵ所か濃い藪や岩稜帯があり、そこは歩きやすい所を選んで巻いていく。だいたいは進行方向の右側を巻いたかな。基本的に1本尾根を進むので道迷いこそないけど、辛かったのは雪の踏み抜き。雪が現れてから森林限界を越えるまで、雪は腐って踏み抜きまくり。1時間経っても摩利支天までの5分の1しか進んでいない。このペースでは撤退かも?と何度も考えたけど、この踏み抜き地獄の中を撤退するのも辛い。もう少しもう少しと思いながら、何とか森林限界を越えて雪面の安定した見晴らしの良い稜線にでた。
 ここでアイゼン、ピッケル、ヘルメット装着。概ね雪面は固くアイゼンがよく効いたが、所々日当たりの良い部分ではまだ踏み抜く。2745ピークまでは急に訪れる踏み抜きに堪える。2745ピークを越えると尾根はぐぐっと曲がって東に向きを変える。その先に岩稜帯が立ちふさがっているので、そこを避けるように巻き気味にトラバースっぽく稜線に乗り上げた。そこからは痩せた尾根と岩稜帯を交互に越え、摩利支天山頂から西に延びている岩峰の真ん前まで進む。この岩峰の先に山頂があるので、尾根通しに岩稜の上を通ってみたり、南側の岩稜帯と雪面の境をへつってみたり。最後は結局岩稜のど真ん中を突破して山頂着。
 下山はそのまま五ノ池方面に向かい周遊する。こちらは稜線上ですら雪はグザグザで踏み抜きまくり。疲れ果てて五ノ池小屋と飛騨山頂の間で大休止。昼食とって元気は出たけどその後の下山道も大変、一日中腐った雪に苦労した山行になった。踏み抜き地獄で沿面距離も累積標高も表示の2倍は歩いた気分。とは言え、美しく弧を描いた西尾根の稜線は素晴らしく、また来年も訪れてみたい。濁河からの御嶽小坂登山道を歩くのは5年ぶり。災害で新しく付け変わった道を歩くのは初めて。通ったのが午後の天気の良い日だったせいか、木漏れ日と苔の美しい登山道だった。でも以前より距離が長くなった気が… 疲れた足には少々つらい下山となりました。
 ※もう少し早い時期にくれば全てカッテコで雪面を歩けた気がしますが、今年は気温が高いのでなかなか予測がつきません。また、雪解けが進んでいるので山野草が芽を出し、特にバイカオウレンは花盛り、ゴゼンタチバナも葉を展開させていて、なるべく踏まないようにと思うと気を使います。森林限界を超えた所ではハイマツが露出している部分多く、アイゼンで踏みつけてしまうのが気の毒。冬山のバリエーションで環境に配慮するためには、時期をよく選ばなくてはいけませんね。

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