宮之浦岳
- GPS
- 15:07
- 距離
- 29.4km
- 登り
- 2,227m
- 下り
- 2,961m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 7:49
- 山行
- 5:18
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 6:45
天候 | 1日目:雨 2日目:雨のちくもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雨で道が川になっていたりした |
その他周辺情報 | 空港前のまんてんの湯 |
写真
感想
■1日目
とても雨だった。
タクシーで登山口まで向かうが、途中雨足が強まり、山登りは無理では……?というレベルでの強い雨になっていた。
結局、登山口に着く頃にはそこそこの雨、レベルに落ち着いたので、準備を整えて山登りをすることにした。
淀川小屋までは緩やかな道。しかしそこそこの雨に降られながらの登山はなかなかにつらい。
歩き始めれば雨具で湿気がこもって暑いし、立ち止まれば雨と風で寒い、という、どうすりゃいいねん状態だった。
淀川小屋以降は道も険しくなってくる。特に宮之浦岳の山頂手前の登りはなかなかにつらく、前日までの寝不足がたたりかなりつらかった。
そうこうしていると宮之浦岳に登頂。雨やら霧やら雲やらで何にも見えない。真っ白だ。本来であれば屋久島の海と森が見渡せる素敵な景色なのだろう。
おまけに寒い。風が強く、濡れた体を容赦なく冷やしていく。昼食を山頂で食べたが、もうご飯どころではなかった。寒すぎた。
天候の回復を待つ余裕はなかったのて(寒すぎて)、早々に目的地であり本日の宿泊先である、新高塚小屋に向かう。
下りの記憶は最早あんまりない。早く小屋に着け、としか思ってなかった。
新高塚小屋に到着。
一番乗りだった。
寝袋を敷く場所を決め、体を拭いてずぶぬれの服を着替える。濡れていない服を着られることがあんなに幸せなことだとは思わなかった。
そうこうしていると、小屋に続々と他の登山者が到着してきた。こんな荒天の中、最終的に小屋にはそこそこの人数が泊まることになった。
その後、早めの夕食の準備。同行者とわいわい食事をする。日暮れまでのんびりして、日が暮れたら早々に就寝した。
実は避難小屋泊も寝袋も初めてだったので眠れるか非常に不安だったが、前日までの寝不足のおかげか割とたっぷり眠ることができた。
避難小屋で一番つらいなと思ったのは夜中のトイレだ。あれは怖すぎる。結局他の人が外にでるタイミングでさも偶然かのように同行することで事なきを得た。
■2日目
天候の回復を期待しつつ起床するも、外は生憎の雨。
雨足は弱まっているものの、雨具は必要なレベルだった。がっかりしつつ朝食を食べる。
寝不足だった1日目より比較的元気に、雨の中を歩く。
しばらくはほぼ下りなので特にしんどくもない。
ただ、雨で濡れた木がものすごく滑るので何度かこけそうになった。
それほど苦もなく縄文杉へ。何も見えねえ……。びっくりするほど何も見えない。霧の向こうにぼんやりとシルエットだけ見える。ある意味幻想的だった。
しょんぼりしつつウィルソン株へ。
途中で、日帰りで縄文杉を見にきた皆さんとすれ違う。かなりの人がガイドをつけていて、ガイドの人数の多さにびっくりした。道が狭いのですれ違いが困難で、なかなか大変だった。
ウィルソン株に到着。人がたくさんいた。ウィルソン株は写真撮影のため並んでいた。切り株の中のハートに見えるポイントは結構限定的で、割と下の方から撮らねばならず、最初に見つけたやつすげえな…と思った。
そのまますれ違いに苦戦しつつ下山、トロッコ道へ。
トロッコ道、思ったよりも長い。かなり長い。延々と同じような景色が続くので、途中でうんざりしてきた。
途中、ヤクザルくんが二匹いてテンションが上がった。ちなみにヤクシカ?はついぞみれなかった。
長い長いトロッコ道の途中、白谷雲水峡方面へ。ココから登りがあることを知ってはいたものの、割としんどかった。行程最後の方の登りはいつも心が折れそうになる。
しかし景色はとてもよく、霧がかっているのがとても幻想的で、確かにもののけ姫の森のモデルだなあと思うなどした。
そのまま太鼓岩へ。この時、ちょうどたまたま天気が回復し、素敵な景色を見ることができた。せめてもの救いだ。よい景色を堪能して、そのまま下山。
白谷雲水峡の入り口のところからバスで空港へ。空港前のまんてんの湯で汗を流して飛行機の時間までのんびりした。
全体的に、道は浸水してるわ川になってるわ木は滑るわで歩きにくく、歩けば蒸れて暑いし立ち止まれば雨風で寒いという、とてつもねえ悪環境だった。
だけどさすがは雨の多い島、川や滝が多く、川や滝が好きな私としてはとてもよい山だと思った。
生えている木もやはり関東とは異なるし、巨木がこれでもかとあり、苔もよい感じに生えていて、また行きたいなあと思わせれくれる素晴らしいところだった。
でも次は晴れてるときに行きたいです。
雨の屋久島は今回十分堪能したので……。
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