屋久島〜宮之浦岳・縄文杉・白谷雲水峡〜世界遺産の山旅
- GPS
- 20:13
- 距離
- 36.2km
- 登り
- 2,480m
- 下り
- 2,479m
コースタイム
- 山行
- 7:02
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 7:53
- 山行
- 10:16
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 11:39
天候 | 12/6−曇り時々晴れ・新高塚小屋就寝時気温、マイナス2度。 12/7−ガス時々雨交じり 12/8−ガスのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
飛行機
往路) 12/4 中部空港周辺に前泊 12/5 中部空港〜鹿児島空港 SKY635 6:30-07:55 鹿児島空港〜屋久島空港11:10 復路) 12/8屋久島空港→鹿児島空港 19:00-19:35 鹿児島空港→中部空港 20:45-22:00(実際は遅延して22:20) 名鉄を乗り継ぎ、愛知県内自宅に帰宅 宮之浦岳、荒川登山口について) マップコード 643 326 261*05 安房から約50分。道路狭隘。急カーブ多数 冬季凍結リスクあり。 12月〜3月は、自家用車乗り入れ可能 駐車場は、MAX8台。 AM5;00到着時で、自分が最後の一台。 駐車できない場合は、ヤクスギランドに駐車して、 路線バスを利用するしかないかと。 ◎今回の登山とは関係ありませんが、 宮之浦岳日帰り可能、最短コースの 淀川登山口までの町道は、12/9時点において 紀元杉から先、登山口までの、町道区間は 徒歩、車両ともに通行禁止です。 徒歩で通過できるようですが、ルールは守るべきかと。 通行可能になってから通るべきかと思います。 屋久島町HP https://www.town.yakushima.kagoshima.jp/topics/52363/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
荒川登山口〜大株歩道入口) 森林鉄道上を歩きます。 トイレは登山口、小杉谷、歩道入り口の3個所。 水場はすべて利用可能。 見所は千年杉、三代杉、仁王杉。 大変歩きやすく、安心歩行ゾーンです。 大株歩道〜縄文杉〜高塚小屋) 木段と岩道のミックス。 木の根は滑りやすいので慎重に。 見所は、ウィルソン株、仁王杉、大王杉、 そしてなんといっても、樹齢7000年超の「縄文杉」 北側と南側から見学できます。 高塚小屋は、20人収容。 とても清潔な小屋です。 レモンガスかごしま・赤津慎太郎氏の篤志で 2013年に建て替えられたそうです。 新高塚小屋〜宮之浦岳山頂) 新高塚小屋は、収容60名。 この日は、自分を入れて3名宿泊。 ねずみが夜間、食料を漁るそうなので 食品はロープにぶら下げるとよいそうです。 小屋の造りが頑丈で、すきま風はありません。 水場は2か所。テント場の先の水場のほうが 水量豊富です。凍結なし。 平石岩屋から山頂までの区間に残雪が あります。一枚岩のロープ場も複数あります。 今後は、チェーンスパイク持参が賢明かと。 |
その他周辺情報 | 弁当文化) 屋久島には、コンビニがありません 前日までに、翌日の弁当は、宿泊先に依頼して 手配しておく必要があります。 観光先) 千尋の滝−無料・枕状熔岩(田代海岸)無料 志戸子ガジュマル公園240円・白谷雲水峡500円 |
写真
装備
個人装備 |
ロールマット
冬用シュラフ
エアーピロー
調理道具
チェーンスパイク使用なし
冬用グローブ
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感想
12月5日から8日まで、三泊四日の日程で
屋久島への山旅に出向きました。
12/5〜12/6
半年前に、航空機、レンタカー、宿泊先など
予約の手配が完了していた今回の屋久島遠征。
時期は、観光オフシーズンで、旅費が安く抑えられ
降雪リスクが低い、12月1週目で
日程を調整していました。
しかし、10月下旬に、淀川登山口への道路が
通行止めになり、宮之浦岳への日帰り登山が
不可能になったため、計画を変更し、
荒川登山口からの一泊登山で計画を
練り直しました。
歩行距離・日程が長くなったことに加えて
直前に降雪があり、凍結リスクまで増してしまい
避難小屋から先へ進むかどうか、
慎重に判断することとして、入山しました。
歩き出して早々に、マットを携行することを
失念したこと気づき、引き返すという
ドタバタがありましたが、予定通りの時間に
縄文杉・その後新高塚小屋に到着できました。
事前情報通り、大混雑していた縄文杉までとは
打って変わり、避難小屋宿泊は3名のみ。
夕食時のささやかな交流タイム以降
17:30に早々に就寝しました。
12/7
この日は山頂アタックの日です。
ネズミの被害対策で、前日に朝食の
準備ができなかったため、準備に手間取り
予定より30分遅れのスタートです。
天気がはっきりせず、一向に周囲が
明るくならない中、ヘッデンでの歩行が続き、
不安が増す一方です。
その後、少しずつ明るくなりますが
天気があまり芳しくない様子。
天気の悪化への不安と、
逆に先に進めば、霧氷が見れたり、
ガスが一気に晴れたりといった
期待が交差しつつ、撤退前提で歩きます。
しかし奇跡が起きます。
平石岩屋まで、ガスで全く見えなかった景色が
急にガスが流れて、晴れ間も出て
なんと、山頂方面が見え出しました。
一面に広がるササ腹に、お餅のような丸い岩が
散りばめられた、一番見たかった景色が
どんどん見えだしてきて、モチベーションも回復、
山頂アタックを判断しました。
結果は、晴れ間は30分程度で終わってしまい、
山頂では、再びガスに覆われ
何も見えない山頂体験となりましたが
寒い小屋に宿泊し、長い距離を歩いた
達成感は、自分の心の糧になる気がします。
わずか30分のガスの切れ間で、
苦労が全てが報われた思いでした。
今回の屋久島登山旅、自分には少し
ハードルが高いかもと思っていた行程を
無事にこなすことができた、登山面での達成感、
山の中の景観では、縄文杉、白谷雲水峡など、
水と緑の多彩な景色、
里の観光では、山の上とは別物の、
海洋性亜熱帯の風景の初体験など、
充実した山旅となりました。
屋久島、そして宮之浦岳。
次の訪問は難しいのが現状ですが、
いつか再び晴れた日に、淀川ルートからの登山と
今回観光できなかった、島の西側などを
観光したいなと思います。
大王杉、ウィルソン株、縄文杉と巨杉を巡って宮之浦岳登頂!王道ですよね。
山頂のガスはちょっと残念でしたが、途中30分とはいえ視界が開けたのは幸いでしたね。
鬱蒼たる屋久杉の森から一転山頂部の笹原に岩散りばめた景色への展開はあがりますよね。
ヤクシカ、ヤクザルにも遭えたようだし。下山後も巨爆、渓谷めぐり。
麓から望む岩峰も素晴らしいし。屋久島の自然は島の規模を越えた迫力がありますよね。
ところで淀川登山口、通行止めなんですか。小生はこちらから登りましたよ。午後から山に入り石塚小屋に泊まって、宮之浦・永田をピストンしましたが、やっぱり雨・ガスでした・・・(30年前の話ですが)。縄文杉も見てないし、リベンジしたいところですが…もう無理かな?
次々登場する屋久杉は、登山のいいアクセントでした。
縄文杉は、展望デッキの設置で、他の木とは違い
色々な方向から望めて、大きさに圧倒されました。
樹林帯の歩きが長い山だけに、山頂部での景色の
変化は、テンションが上がりますね。
ヤクシカ、ヤクザルともに、人間の動きを
全く気にしていないのは、驚きました。
海岸スレスレまで岩峰が迫る景色は
各ポイントでの、水の景観など、
屋久島にしかない景色を楽しみました。
odaxさんが登られたときも、天気がすっきり
しなかったのですね。雨は織り込み済みとはいえ
やはりガス・雨がない状態で見たかったのは本音。
わずか30分ですが、景色が開けたのは
奇跡に思えました。
淀川からのルートは、樹林帯を抜けるのが
比較的早いようで、今でも憧れています。
トーフ岩、黒味岳など、いつか見たいものです・
少々ハプニング?!もあった中、無事屋久島の旅を終えることができて良かったです✨
自分にとって“ハードルが高いかも。。。”と思う山ほど、登頂した時の喜びは感無量ですね💕
下山時に出会ったヤクシカさんの熱い視線がなんとも淋しげに“もう帰っちゃうの?”と言っている様です。
緑豊かな屋久島♬写真で見ても素敵なんですから、現地で味わう雰囲気はそれはそれは素敵なことでしょう✨
島の場所によっては違う姿を見せてくれる屋久島🏝️また再訪出来ることを祈ってます♪そして、また素敵な様子を見せてくださいませ😊
大分歩いてから、ザックにマットが外付け
されていないことに気が付き、焦って引き返しました。
途中の落失でなくて、車に乗せたままだったので
安心しましたが、途中の屋久杉群での休憩鑑賞時間を
削ることになってしまいました。
ヤクシカは、本土の鹿より小柄で、目線を合わせても
目をそらさず、可愛く思いました。
屋久島は登山中、観光中の景色が、本土の
山では見れない景色ばかりで、感激の連続でした。
再訪問の機会があれば、ぜひ叶えたいなと思います。
とっても充実した山行だったようですね。文面からkomakiさんの「いや〜、楽しかったな〜」ってにやにやしながらレコを書いている様子が目に浮かびます
麓ではお花が咲いていながら山頂では凍結・雪と、屋久島の大きさを感じますね。縄文杉は写真でも迫力が伝わってきましたが、実際に見るともっとすごいんでしょうね。笹原に花崗岩特有のお餅のような丸い岩、まったく見たことがない風景。う〜ん、見てみたい。。。私にとってはあまりにも遠く、komakiさんのレコで行った気にさせていただきます。
登山前に、現地の状況が頻繁に入手できる
エリアではないので、積雪情報、フェリーの
欠航情報など、悪状況の情報に触れるたびに
不安が増しましたが、ダメ元で行ってみて
大正解の登山と観光を満喫できました。
麓では、ガジュマルにハイビスカス
山の上では、残雪と薄氷の岩場と
標高の違いで、全く違う世界が体験できました。
山頂部の、ササ原と、白く丸い、大福もちみたいな
岩が散りばめられた景色は、他の山では体験できない
個性的な景色でした。
北海道からですと、九州の離島は
なかなか訪問が難しいエリアですよね。
レコを楽しんでいただき光栄です。
こんにちは
屋久島遠征お疲れ様でした
まぁ時間に距離に累積標高みて
ビックリしました
ただその中には原始の地球が凝縮された感じが凄く伝わって来ました
当然行かれたkomakiさんは実体験されたわけですからメチャ感動された事でしょう
羨ましい限りです
仕事引退したら縄文杉辺りまでは歩いてみたいと妄想しております😁
自分のもログの数値を見て、少し意外に思いました。
線路をゆるゆる歩く距離が長いので。あまり
体力の消耗はありませんのでご安心ください。
7000年前から、同じ場所で
命を繋いできた樹木わ、見ていて
圧倒されます。
縄文杉までは、日帰りエリアですので
ぜひ、悠久の水と屋久杉たちうを
ご体験ください。
標高の変化に伴い亜熱帯から亜寒帯へと変わる島、1年で35日雨が降ると言われる島。
そんな島で小雨交じり程度で無事に登頂できて感慨深い山行になりましたね。
特に宮之浦岳山頂は札幌市内よりも平均気温が低いとの事、
雪の備えもされていたんでしょうね。
再訪が難しい場所だけに、ほぼ計画通り特異な世界を体験できた幸運に感謝ですね。
就寝時には、夕焼けが見られ、起床時には
星が見えていたのに、稜線上では、すっきり
天気が回復せず残念に思いますが
山頂周辺での、僅かなガスの切れ間に
苦労が報われた想いでした。
直近の記録で、降雪を確認したので
チェーンスパイクを携行しましたが
使わずに済みました。
3年前の日記を改めて拝見しました。
今回、全く見えなかった種子島を含め
いつか再訪したいと思います。
komakiさん こんばんは、遅コメすみません・・。
半年前から計画・各予約を済まされての「屋久島」の旅、少々のハプニングがあっても
素晴らしいレコ・・写真を拝見しながら18年前の5月を思い出していました🥰♬
私たちは初日に縄文杉への往復・・翌日、荒川登山口〜「宮之浦岳」への往復でした。
屋久島はいつ登っても「雨」との情報で・・やっぱり雨衣着用の二日間でした😂
「宮之浦岳」山頂手前では強風〜で暫く岩影で静まるのを待っていました。
初日の「新高塚小屋」就寝時には氷点下2度・・とは、やはり南方の山でも高山ですので
油断できませんね〜😝💦
季節が違うと景色も変わる世界・・私たちもまた訪れたい「屋久島」でした🥰✨
淀川登山口が通行止めになってから、急遽
山中泊プランに切り替え、登山面でのハードルが
上がりました。旅費は全て支払い済みでしたので
キャンセルしても、大した金額の返金が期待できず
ダメ元で出向きましたが、今までの自分の登山でも
最高クラスの山旅でした。
ibuki89さんのレコを先ほど拝見致しました。
まさに、自分が計画していたプランで、
宮之浦岳へ向かう、南側からの上りは
ぜひ体験してみたいものです。
雨が多く、遠距離なのがネックですふが
ぜひ、再訪問したお山ですよね。
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