シートラが待ち遠しい?〜針ノ木岳〜迷言誕生!
- GPS
- 08:07
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,540m
- 下り
- 1,535m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 0:56
- 合計
- 8:08
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
水
食糧
行動食
バックパック
使い捨てカイロ
ピンチ缶
ヘッデン
予備電池
メガネ
GPS
笛
コンパス
ナイフ
非常食
無線機
スリング
予備インナーグローブ
保温ボトル
防寒グローブ
ビニー
バラクラバ
ハードシェルジャケット
ゴーグル
オーバーグローブ
アイゼン
ビーコン
ゾンデ
スキーヘルメット
スキーシール
スキー板
スキーアイゼン
シャベル
シールメンテキット
兼用靴
ウィペット
ウエストバッグ
ウェラブルカメラ
|
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感想
TLT6のバカヤロー
内踝が当たって痛くて仕方なかったぜ。3回も焼き直しても結局改善されず、シェル自体が合っていないのだろう。5回しか使っていないが、山行の質が落ちるので、お蔵入り決定!
早く降りたくて我慢の滑走。はやく雪が切れてくれないか〜〜シートラしたいよ〜〜雪切れを願い、切れたところですかさずジョグシューにチェンジ。
ジョグシュー最高!!
雪は上部ガリガリで試練の滑り。堰堤前後がザラメで最高でした〜〜(笑)
それ以外は、最高の天気に最高の絶景・・・
左下に移っているのはデポしたジョグシュー!!
前回、針ノ木岳に来たときはこの状況・・・・
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1322783.html
針ノ木岳 11月にして、すでに厳冬の様相
JUNDrさんから「針ノ木行きませんか?」と。
例年なら時期的にエエ感じだろうけど、今年は雪少ないのでどうかな?と不安あるものの、行ってみなけりゃわからない。
一番の懸念は雪の量より駐車場。
例年なら扇沢は四月下旬〜は駐車場争奪戦が繰り広げられるが、土曜の夜中にしか到着不可のJUNDrさんに駐車余地は残されているのか?
結果、杞憂でした。
意外にも明け方でも無料駐車場に数台の余地あり。
雪不足で人気ないのか?
支度を手早く済ませて、5時スタート。
当然のようにシートラスタート。
おまけにブーツシートラ。
トレーニングになって丁度良い。
事前情報で1時間はシートラ必須との事だったが、実にその通り。
左岸から右岸に渡った次の堰堤までアプローチシューズ。
ここからシールで?と検討したが、雪固くシールの効きが悪そうだし、堰堤&デブリ乗り越えも想定されるので担ぎ続行。
想像通りシートラ有効だった。
しかし、JUNDrさんのブーツトラブルは想像を超えていた。
元々相性の悪いブーツだったが、くるぶし近辺の当たりが強く苦行状態との事。
いつものスピードが出ない。
デブリ帯を抜けた所で「どこまで担ぎましょうかね?」と打診したら、いっそ最後まで担ぎでとの事。
確かにここから斜度上がるので、担ぎがイヤじゃなければ、それが合理的。
マヤクボカールに進路を取り、サクサクとした雪を蹴っていく。
途中休憩時に、「周りは若い人ばかりですねぇ。我々が最年長&次点かな?」などと話していたら、すぐ横で休憩していた方達から「27で〜す!」と元気な合いの手。
このお二人とは山頂まで前後して行動しましたが、レコ拝見したらTWVOBの方。
TWVの皆さんとは南アで何度かスライドしていて(現役のペンギンさん?)なんとなく親近感あったりする。
JUNDrさんは度々ブーツを脱いで当たりのある箇所のケアをしながら苦心の進行。
マヤクボのコルに到着して、「マヤクボ滑るならデポですが…」と聞いたら、「ルンゼ滑るっしょ。」と。
足が痛くともモチの高さが見える強い言葉。
したらば行きますかと進むが、半端に雪が少なくて夏道を行くにも所々にアイゼン必要な箇所もある。
鉄アイゼンなら装着したままだが、JUNDrさんはアルミ…しかも買い替えたばかりで新しい。
まぁ、早く進み過ぎても雪固いので、付け外しを繰り返しながらゆるゆると。
最後の雪壁から顔を出したら目の前に山頂標識。
JUNDrさんも到着し、互いの登頂を祝い写真を撮り合う。
到着がやはり早過ぎか、雪の緩みが安心できる程ではない。
とは言え、ストックのバスケットで削れる程であり、滑れない固さではない。(個人の感想です)
しばし待とうかとのんびりと滑走準備をしていたが、上空に雲が掛かってきた。
これでは緩みを期待できないなと待ってるのもメンドイのでドロップ。(ドロップ写真を撮っていただいたようでありがとうございます。)
2ターンして「かてぇ」(動画参照)
言うても戻るわけにもいかんので下を目指す。
ノドを抜けたら右にと打ち合わせていたのでトラバースしたら、想定よりかなり固い。
マヤクボはすっかり緩んでいたのに、僅かな方角の差で日照影響が大違い。
これはたまらんと(タマランチではない)マヤクボ方面に大逃げして、多少の緩みを感じるあたりで下方向へ。
なんだか降りてきただけって感じになってしまったが、それもこれも山スキー。
あとは消化試合的に滑走を続けるが、JUNDrさんの足は限界を超えて悲鳴をあげているようだ。
「もう少しで靴デポした堰堤ですね」と声掛けしたら「シートラが待ち遠しいよ」と迷言爆誕。
実際、靴を履き替えたら生き返った如くスタスタとスピードアップ。
妙に晴れ晴れしく下山した姿が印象的だった。
自分と言えば、二年前の同時期に登った時より自身の成長を感じられる良い山行で、手応え十分の一日だった。
JUNDrさんに誘っていただかなければ来ることも無かったかもしれない針ノ木。
楽しく充実した一日になったこと感謝します。
またよろしくお願いします。
「シートラが待ち遠しいよ」本当に凄い迷言ですね!
Dynafit TLT5、TLT6と自分は長い間愛用しましたが特に問題なかったように思います。今はTLT Speedfit、TLT Speedfit PRO、残雪期はPDGを使用し、いずれもタンが不要なので快適です。TLT5とTLT6は滑走する際に黒のタンを取り付けなければならず、今思えばそれを寒い中でしなければならない作業がうっとうしかったです。幅の広いブーツでしたらScarpa F1がおすすめですよ。自分も厳冬期に二足使用していますが緩すぎるくらいですから...。
針ノ木岳にも今シーズン一度くらいは行こうかなと思っています。どうもお疲れ様でした。
hareharawaiより
レコ中のJUNDrさんの登頂写真、膝をついて三角点を両手でしっかりと包んだ姿、これ演出なしにJUNDrさんが自然に取った姿勢なんですよ。
余程の想いで登ってきたんだなと、「撮ります」と声掛けもせず、思わずシャッターを押しました。
私にスキーを教えた悪友は現在、準指導員として検定員などの活動をしています。
その彼が後進育成に際し、重要な要素としてブーツのフィッティングを挙げていました。
子供たちが初めて履くブーツが合っておらず、一日中痛い思いをしているとスキーが嫌いになってしまうから、と。
ブーツ選びは重要ですね。
メーカーの傾向が大きいと思うのですが、JUNDrさんにDynafitは合わなかったようです。
ただ、不思議な事ありましてJUNDrさんと私はSccotの同じブーツ(Orbit)を履いていて、二人とも問題ないのです。
私はDynafitとSccotは問題無く合うのですが、JUNDrさんはDynafit合わず、Sccotは合うのです。
この事から、メーカーだけで単純に相性を判断できない難しさがあるなぁと思います。
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