静かな避密の雨乞岳〜ツツジ満開の石尊神社登山口快速ピストン〜
- GPS
- 07:24
- 距離
- 17.0km
- 登り
- 1,520m
- 下り
- 1,486m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 1:36
- 合計
- 7:26
天候 | 快晴 風やや強くすこし肌寒い |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・4~5台程度駐められる。朝7時で3台。帰ってきたらうちだけでした ・トイレ等はない ・トイレは全山にわたってないので、駐車場到着前に数分手前の道の駅はくしゅうに寄って済ませておくとよい。道の駅はくしゅうでは天然水(飲料水検査済み)が汲み放題なので水の補給もできる |
コース状況/ 危険箇所等 |
▲要注意箇所 ・石尊神社登山口〜20分程度の区間倒木多い。特に登山口寄りの区間で倒木が大きく登山道を塞いでいる。くぐり抜けたりまたがないと通れない場所が複数ある ・石尊神社登山口〜丸山(ホクギノ平)まではブナ林で落葉深く踏み跡不明瞭。目印は全山基本的に少ない。歩く人も少なく他の登山者と会うことも稀なので登山道を見失わないように注意 ・水晶ナギ〜山頂までの急登は笹薮が濃い。とくに山頂ちかくの区間では足元が見えないくらい藪が濃いところがある ・水晶ナギ分岐〜水晶ナギでところどころ藪が濃い。倒木が登山道を塞ぐように倒れている箇所あり。 ・水晶ナギはザレた急斜面。あまり休憩できる場所はない。少し手前に水晶ナギと同じように花崗岩が露出した開けた場所があるが、こちらの方が平らで風も影響が少なく休憩しやすいようにみえた ・丸山(ホクギノ平)〜水晶ナギ方面へ少し下りたところに道が二又にわかれている箇所あり。どちらも先で登山道に繋がっているように見えたが、おそらく正しい登山道は山側(上り方向では右、下り方向では左。ここには大きな段差に階段がついている)。正規でないと思われる道の方は狭く滑りやすいよう見えたので注意 ・石尊神社登山口〜30分ほどのぼった地点で朝通過時に強い獣臭がした。糞や姿は見なかったが、クマが多い山なので念の為注意してください ◎その他 ・すいている。特に神社登山口〜水晶ナギ分岐まではほとんど人と合う事はない ・登山口から丸山(ホクギノ平)を経て水晶ナギ分岐までは距離は長いものの勾配はゆるく、段差もなく歩きやすい快走路。標準コースタイムは登りは登山口〜丸山(ホクギノ平)が3:19、丸山(ホクギノ平)〜水晶ナギ分岐がおよそ1時間、下りがそれぞれ2時間と40分となっていますが、登りも下りもどちらもさして苦無くある程度歩き慣れた方ならかなり大幅にコースタイムを縮めることが可能だと思います ・一方水晶ナギ分岐〜山頂はかなりの急登で汗を絞られます。足元もやや滑りやすく藪も濃いのでここは大幅なペースアップは難しく、おおよそ標準コースタイムよりすこし縮めることができるかどうか。 ・水晶ナギ分岐〜水晶ナギ間は倒木や藪、ザレた斜面もあるので大幅なペースアップはしにくいです ・山頂は富士山側に眺望が開け、反対側は樹林帯なので風の影響を受けにくく、休憩適地。ただしヴィレッジ方面から登ってくる人が多く、山頂のスペースは広くはないのでタイミング次第で休憩できる場所が少なく感じるかも ○お花 ・石尊神社登山口〜丸山までの区間で各種ツツジが見頃。標高が比較的低い地点のミツバツツジなどは満開〜散りはじめ。丸山を過ぎるとまだつぼみが多い ・丸山〜先ではまだ桜が見られる。かなり散っているが標高が高い地点ではまだお花が楽しめる ・山野草も咲いている。ただし山野草が一番見られるのは駐車場〜登山口までの区間 |
その他周辺情報 | 周囲の温泉は北杜市外の客だとかなり高い値段なので東京方面から来ている人には甲府のモール泉おおい温泉銭湯を奨めたい。逆に茅野方面からなら下諏訪温泉の銭湯が安くて良い。 |
写真
感想
さてはてお天気に恵まれたGWど真ん中。
下界は混んでそうだし山も人気のところは混んでそうだし避密の山へ行くとしますか。
人気の山は連休はまず駐車場争奪戦がしんどいですからね。駐車場からあぶれて路駐する羽目になったりして駐禁切られるなんてことになるのは避けたい話です。
と、いうわけで、今回はやってきました山梨、白州、雨乞岳。
山梨百名山に選ばれてヴィレッジルートが開拓されてからにわかに人気があがりつつある山だそうですが、クラシックルート(?)の石尊神社登山口からの登山道は距離が長くコースタイムが長いこともあってそれほど人気がないようで、避密の山行が期待できそうです。
さて、この度もお金がないドケチな私達なまずは空き容器を持って早朝の道の駅はくしゅうに寄るところからスタートです。車で数分の距離にあるこちらの道の駅では飲料水検査済みの南アルプスの天然水がなんと汲み放題。パイプからこれでもかと流れ出ております。
いつもはペットボトルの水を担いで登山していますが、今回は無料でいただける南アルプスの天然水を2Lずついただいて登山口へ向かいます。ちなみに登山口にも山の中にトイレはないのでここで済ませると吉です。
そういうわけで6時半ごろ駐車場着。すでに二台とまってましたが、駐車スペースはあと3~4台ははいりそう。
身支度しつつ朝ごはんを済ませて7時20分くらい。いざ出陣です。
神社に手を合わせてから登山口へ向かいます。
いきなりツツジがお出迎え。
山と渓谷地図だとこの登山道は荒れているとされていますが、登山道としてはそれほど歩けない道ではないです。
ただし序盤は倒木が多い。登山道を塞ぐように倒木が倒れ込んでいてくぐったり巻いたりまたいだりする箇所が複数あります。
すこし進むと強い獣臭がしました。姿や糞はみかけませんでしたがクマ出没地なので念の為注意してください。
さてはて、ここから丸山まではひたすらブナ林をゆっくり標高あげていく感じ。距離は長いですがキツさはないです。
標準コースタイムはのぼり3時間19分ですが、勾配もなく足元も段差などないブナ林なのでかなりペースアップできると思います。
おおー、このへんツツジ見頃です。
真っ赤なツツジが最初に目につきますが、多種多様なツツジ類があちこちで咲き乱れています。
ミツバツツジはこのへんは見頃過ぎかけかな。
ツツジをみたいならこの山このルートはオススメです。
そうこうしているうちに丸山(ホクギノ平)着。2時間かかんなかったくらい。ツツジを見ながらお花だーって写真とりまくってても2時間かからなかったので多分歩き慣れた人ならかなりペースあげられます。
1時間以上の貯金できました。計画だと夕方になりそうだったけどこれならかなり早い時間に下山できるかも。登山道はホクギノ平を通っていて三角点はちょっと外れたところにあります。すこしだけ奥行くと木々の間から日向山のビーチがみえてます。
ここで10分くらい休憩。
さて、ここから水晶ナギまでは標準1時間位のコースタイムですが、ここもほぼ平坦路ないしわずかな勾配なのでその気になればガンガン飛ばせます。
このへんのツツジはまだつぼみ。ここまでの新緑に覆われた森から一転してまだ葉のない明るい林を歩きます。
おっと!桜!桜がまだ残ってます!だいぶないけどお花まだある木にはあります。
ちょっと風が肌寒くなったので気持ちペースをあげて体あっためてたら30分くらいで水晶ナギ分岐についちゃいました。
はじめの計画ではこのへんで11時すぎそうだったから一番キツイ山頂までの急登をあとまわしにして、11時半ごろ水晶ナギまでいって水晶ナギ周辺でご飯食べられる場所探すつもりでしたがまだ10時。お腹減ってないし足に全然余裕があるので先に一番キツイ山頂までの区間を済ませてしまおうということになって水晶ナギは後回し。先に山頂行きます。
さーて、わかってましたが水晶ナギ分岐〜山頂まではまあ急登。足元は滑りやすいし藪は濃いし日当たりは抜群で暑いし汗絞られまくりです。
旦那は登り得意なのでズンズンペースあげてこうとしますがついてけねぇええ。いやー最後の急登ってキツいですよね。そこまでの疲労が一気に足を責めてくるのでふくらはぎとモモがパンパン。
まあでもキツくならないと鍛わらないので。足鍛えていくのは登山の醍醐味であり全ての山がトレーニングですから…。
ヒィヒィいいながらも11時前、無事山頂到着です〜!
実は朝から結構冷たい風がビュンビュン吹いてたから心配してたんですが山頂は無風。というか富士山や鳳凰三山側は開けてるけど反対側は樹林帯なんですよね。なので山頂は風向き的に風の影響ゼロ!
となればこれはここでごはん食べたほうがいいねってことで、ここをキャンプ地とする!!
富士山も見えるところで今日は絶景シチューです。デミグラスソース使うとハズレがないんですけどミートボールいれたの正解だったなぁ。安価でウマい。焼き鳥缶詰とかいれるよりいいですねこれ。
さてはてのんびりシチューつくって食べてたら食べ終わった頃に山頂ちょっと混んできたので撤収。ヴィレッジ方面から来る方が多いみたいですね。
下りは急登区間もそれほど難なく通過。水晶ナギ分岐まできても時間の余裕はバッチリなので水晶ナギ行きます。
水晶ナギまでの道はちょっと藪濃いめ。倒木もあり。そんなに大変じゃないけど思ったより分岐から距離ありました。
途中ニセ水晶ナギ(?)があって、そこから雨乞岳みるといかにも雨乞岳って写真がとれます。こっちのほうが平らで風の影響うけにくい地形だから水晶ナギより休憩適地かも。
水晶ナギは思ってたより断崖絶壁。
すごーく景色は良くて天空のビーチって感じします。異世界っぽい。
ただし風は強い。地形的に風の影響うけやすそうです。あとあんま平らなとこがないのでご飯食べるには向かないかも。
写真撮っていざ下山。
下山はそのままピストンで戻ります。下りは地味に落葉で滑りやすかったり延々と似たような景色が続くので地味〜に疲れますが、そう大変な道ではないです。
トントントントン歩いて3時前には下山!!
のぼりでいっぱい時間貯金したのと下りもそんなに遅くなかったので計画より2時間近く早くおりてこられました。のんびり下山後の温泉楽しんでご飯食べて帰ってもまだ家でお酒飲む時間ありそう〜。
ってことでそのまま甲府まででて甲府のモール泉銭湯を攻めて(ついでに時間あったのでひさしぶりにサウナまでやりました)ごはんたべて帰宅。
GWだけど密を避けてのんびり山歩きできました。
密な登山にうんざりしている方にはめっちゃオススメですこの山。
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