茨城福島栃木県境縦走八溝山へ

2023年05月01日(月) ~ 2023年05月02日(火)

• GPS: 15:05
• 距離: 25.0km
• 登り: 1,700m
• 下り: 1,370m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:59
• 休憩: 0:26
• 合計: 4:25

13:35 奥久慈グリーンラインの県境付近
13:40 0:00 稜線
14:00 0:00 岩のピーク
14:29 14:55 天明塚のピーク付近を行ったり来たりうろうろ
14:55 0:00 正規の県境ルートに入る。
16:47 0:00 大神宮山 三等三角点向平397.2ｍ
18:00 林道堰祭線県境の自転車デポ地着

2日目

• 山行: 9:04
• 休憩: 0:59
• 合計: 10:03

5:45 県道196号石井大子線の県境
6:33 6:38 四等三角点上茗荷468ｍ
8:14 8:29 大神宮山
9:04 0:00 四等三角点入山739.5ｍ
10:09 0:00 高笹山
11:36 0:00 池ノ平
12:21 12:25 中郷・茗荷分岐
12:54 12:54 大梅ハイキングコース入口
12:55 13:16 八溝山
13:53 14:02 茨城・福島・栃木の三県境
15:15 15:20 林道終点
15:48 県道28号大子那須線の県境の自転車デポ地着

天候

1日目：晴れ後雨、2日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車 自転車

駐車地は、1日目は奥久慈グリーンライン。2日目は県道196号石井大子線のそれぞれ福島県との県境付近。
下山口に自転車をデポした。1日目は林道堰祭線の福島県との県境。2日目は県道28号大子那須線の栃木県との県境。

コース状況／危険箇所等

2日間をかけての今回の山行目的4つ。
1.昨年の11月12日以来半年ぶりの県境縦走再開で八溝山の頂上を攻略。

2.茨城福島県境縦走を開始。

3.みんなの足跡に踏み跡がなく、ネットでもヒットしないもう一つの「福島県矢祭町にある大神宮山397．2m」を攻略。

4.2022年1月3日の磯山周辺以来2つ目のサイクル登山の達成。
（yugoroさんから八溝山から大神宮山にかけての縦走でサイクル登山ができることを教わっていたのでその宿題を解消）

その他周辺情報

宿泊は旅館本田屋（0295-72-0012)。チェックインは23時まで、コンビニまで車で3分。
１日目の夕食はきん彩（0295-76-8118）。営業21時まででしゃも丼が食べられる。定休日は木曜日。

写真

5/1 12:56

1日目は茨城県と福島県の県境を縦走。
林道堰祭線の県境に自転車をデポ。

当初は2日目のスタート地点である県道196号石井大子線の県境をゴール地点にしようとしていたが、念のために予定を変更して短縮ルートとした。

5/1 13:25

奥久慈グリーンラインの県境の待避所に車で移動。午前中、予定が入っていたので午後からの遅い出発だ。

5/1 13:26

少し手前の看板のところから入る。

5/1 13:28

稜線に向けて踏み跡がある、

5/1 13:42

稜線の小ピークに着いた。

5/1 13:42

杉の植林が続き、稜線は歩きやすい。

5/1 13:42

境界杭が続く。矢祭町と

5/1 13:43

福島県。

5/1 13:59

岩のピーク。右を巻いて越す。

5/1 14:04

歩きやすい道と藪の道がミックスしている。

5/1 14:14

チゴユリが群落を作っている。

5/1 14:14

ツクバキンモンソウ。

5/1 14:28

ヤマツツジ。

5/1 14:30

380m峰のピークに古い石碑が置いてあった。「天明塚」と刻んであるように見えるが、「明」の字が不明瞭である。

5/1 14:31

「天明塚」からの県境ルートが分からなくなり、うろうろ。

5/1 14:55

「天明塚」の少し手前から西へ向かう県境のルートを発見。

5/1 15:41

前方に大神宮山らしきピークが見えた。

5/1 15:43

眺望が開けたが足元は藪だ。

5/1 16:09

大神宮山らしきピークが近くなった。

5/1 16:16

大神宮山が派生する稜線の一角に着いたが、あいにく雷の音とともに、雨粒がぽつぽつと落ちてきた。雨具に身を包んで、大神宮山を目指す。

5/1 16:47

雷こそなかったが本降りの雨となった。
大神宮山の頂上の少し手前に「大神宮山」とかかれた木のプレートが落ちていた。

5/1 16:48

その先に三角点があった。

5/1 16:50

三等三角点「向平」397.2m。

5/1 16:50

その奥にピークがあった。大神宮山の名前からして、信仰の対象となる祠があるものと期待していたら、見事に何もない山頂であった。

5/1 16:53

振り返ってみる、大神宮山の山頂方面。

5/1 17:06

県境稜線に戻った。

5/1 17:18

直径50センチほどの大きなこぶのある木が目立った。

5/1 18:01

日没間近で一向にやむ気配のない雨の中、ルートミスをした。県境に戻って事なきを得たがヒヤッとした。最後の下りもやや不明瞭だった。

5/1 18:01

何とか自転車のデポ地に降り立った。

5/1 18:33

25分ほど自転車をこいで、日没前にスタート地点に戻った。この日は大子町の旅館で1泊。

5/2 4:41

2日目は茨城県と福島県の県境から八溝山を目指す。

自転車のデポ地は県道28号大子那須線の県境。
自転車のデポは本当は昨夜のうちに済ませたかったが、雨のために予定を変更したため、今日の山歩きは時間の余裕がなくなった。

5/2 5:03

帰りは自転車とバスを併用する計画とした。途中の黒沢小学校入口まで自転車を利用し、その後唐竹久保までバスを使う予定。ただし最終バスが16時37分なのが気がかりだった。(平日で登校日だけの運行につき要注意）

5/2 5:44

唐竹久保を通過し、県道196号石井大子線の県境付近に駐車して出発。

5/2 5:48

福島県との県境標識の右手から取り付いて登る。

5/2 5:51

稜線の境界杭を確認。

5/2 5:53

相変わらずの杉の植林帯の道。

5/2 6:07

眺望が開けた。

5/2 6:07

山名の特定ができないのが残念だが、送電線の鉄塔のかたまりが見えるのがヒントか。

5/2 6:10

南に男体山を望む。

5/2 6:34

送電線の鉄塔に着いた。

5/2 6:40

頂上というよりも稜線上に少し開けた平坦地のようなところだ。鉄塔の番号は128だった。

5/2 6:36

鉄塔の一角にひっそりと四等三角点があった。

5/2 6:36

四等三角点「上茗荷」468.0m

5/2 6:49

県境稜線に戻ったら、「新いわき線129号に至る」と書かれた送電線鉄塔の標識があった。

5/2 6:49

目の前に129号鉄塔が見えた。

5/2 6:52

県境縦走を再開。今までと打って変わって、藪が深くなった。
今までの稜線が歩きやすかったのは鉄塔の巡視路として利用されていたからかもしれない。

5/2 6:53

こんな良い道もあるが、

5/2 7:12

藪の道。

5/2 7:36

境界杭を見つけるとホッとする。

5/2 7:53

シノダケの道。

5/2 8:09

藪の道は、大神宮山の直前まで続いた。
今まで、大神宮山の先に「みんなの足跡」がなかった理由がわかるような気がした。

5/2 8:14

手すりが突然現れたと思ったら、

5/2 8:14

大神宮山の頂上だった。

5/2 8:15

遥拝石と呼ばれる石碑。穴から伊勢神宮が拝めるという。

5/2 8:16

南に眺望が開けていて、男体山を望む。

5/2 8:29

二等三角点「中郷」746.2m

5/2 8:31

大神宮山から先はハイキングルート。今までの緊張感からやっと解放された。

5/2 8:59

登山道の傍に図根三角点があった。

5/2 9:03

稜線をいったん離れ、三角点を目指す。
途中、鹿をターゲットにした、カメラが設置されていた。（カメラは写真中央やや右）

5/2 9:05

枝尾根の何でもないようなところに四等三角点が置かれていた。「入山」739.5mである。

5/2 9:15

県境の登山道に戻ると、ツツジが咲いていた。ミツバツツジの紫色と、

5/2 9:33

ヤマツツジのオレンジ色が新緑に彩を添えていた。

5/2 9:43

高笹山への長い登り。ササの丈が、深いところで、腰ぐらいの高さがあった。

5/2 10:09

高笹山の頂上に到着。何もない山頂だった。

5/2 10:10

三等三角点「大笹」921.6m

5/2 10:14

頂上から少し下ると、

5/2 10:15

高笹山頂上を示すもう一つの標識があった。

5/2 10:16

樹々の向こうに、八溝山の頂上が見えた。疲れたからかだいぶ遠いように思える。

5/2 11:37

笹の道を進むと、池ノ平の頂上に着いた。

5/2 11:37

三等三角点「池ノ平」879.8m。

5/2 11:55

八溝山への登りは、

5/2 12:00

ツツジの道だった。標高が高くなったせいかヤマツツジはまだつぼみで、

5/2 12:02

ミツバツツジが花を開いていた。

5/2 12:05

大きく伸びた植林の先に、八溝山の頂上が見えた。

5/2 12:07

シロヤシオも花をつけていた。

5/2 12:12

フイリフモトスミレが足元に咲いていた。

5/2 12:43

茨城県の看板「鳥獣保護区」。

5/2 12:53

頂上の電波中継施設の下を行き、

5/2 12:57

八溝嶺神社を参拝。

5/2 12:58

一等三角点「八溝山」1022.0m。

5/2 13:08

展望台に上がってみた。

5/2 13:12

展望台から望む南の眺望。男体山を望む。

5/2 13:11

西に見えるのは日光方面と思われるが、霞んでいる。

5/2 13:12

北側に、八溝山のシンボル、2つの電波中継塔。

5/2 13:34

笹の斜面を下る。

5/2 13:37

道路に出て、横断し、

5/2 13:47

さらに下ると

5/2 13:53

茨城栃木福島の3県境に着いた。

5/2 13:58

今まで見なかった栃木県の看板が現れた。

5/2 14:15

笹の道を下る。

5/2 14:36

林道が現れ、ありがたく辿らせてもらう。

5/2 14:40

車も通れるような広い林道が県境に沿ってずっと続いていた。

5/2 15:14

林道が県境と離れていく地点。今まで辿ってきた林道を振り返って見る。

5/2 15:28

林道から離れて県境に添って下る途中、八溝山の頂上が見えた。

5/2 15:32

最後の急な下り。

5/2 15:45

最後の境界標識。

5/2 15:52

県道28号大子那須線の県境の自転車デポ地に降りた。

自転車での下りは、黒沢小入口のバス停に17時5分に到着。30分の遅刻でバスに乗り遅れた。

5/2 18:18

長い登りとなるのでタクシーを呼ぶことも考えたが、車を頼んでから来るまで待つよりは自転車で行ったほうが良いかと思い、さらに1時間10分をかけて、県道196号石井大子線の県境の駐車地に戻った。（黒沢小入口からはアップダウンが激しい道。下りでは楽だったが、登りでは自転車を押して歩いたので登山よりもずっと疲れた。）

撮影機器：

RICOH WG-50 リコー

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 靴 ザック 行動食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 携帯 時計 タオル カメラ

感想

山とハム

1.茨城栃木県境縦走は2022年1月3日に筑西市と真岡市の県境から縦走を開始してから、1年半を経過し、今回で19回目。鈍足の私でも、何とか茨城県の最高峰八溝山の頂上に立つことができた。
この間、たくさんの方の記録を参考にさせていただいたので、感謝したい。kirinkoさん、shige-ponさん、osarusandaiさん、オニケンさん、ピアソラさん、その他大勢の方々。

2.今回で茨城栃木県境縦走は八溝山到達をもって終了したが、同時に茨城福島県境縦走も開始した。栃木県との県境はたくさんの方が歩かれて記録も多いけれど、福島県側はみんなの足跡がない県境が数多く、今までに増して手探りの状態が続くことになる。少しでも、私の踏み跡を伸ばしていけたらと思っている。

3.茨城福島県境縦走の第一歩は大神宮山397．2m周辺。日没間近の雨の中で、今回は記録の見当たらない大神宮山ピークに立てた。これからも興味を引くようなピークに寄り道しながら茨城福島県境縦走を頑張っていきたい。

4.2022年1月3日の磯山周辺以来、2つ目のサイクル登山を達成できた。
�＾貪�三角点：「八溝山」1022.0m。
��二等三角点：「中郷」746.2m（大神宮山）
��三等三角点：「大笹」921.6m（高笹山）
�せ暗�三角点：「池ノ平」879.8m（池ノ平山）
�セ妖�三角点：「入山」739.5m（大神宮山と高笹山のほぼ中間地点から派生する枝尾根上にある。福島県矢祭町。）
��四等三角点：「上茗荷」468.0m（大神宮山と県道196号石井大子線の県境間で新いわき線128号送電線鉄塔がある。福島県矢祭町。）

5.今回の県境縦走では1日目の予定を変更して短縮ルートとしたため、県境縦走の空白区間ができてしまった。次回の茨城福島県境縦走ではこの空白区間の解消を狙いたい。