甲武信ヶ岳 鶏冠尾根

2023年05月02日(火) ~ 2023年05月03日(水)

• GPS: 17:23
• 距離: 24.9km
• 登り: 2,313m
• 下り: 2,306m

コースタイム

1日目

• 山行: 7:11
• 休憩: 3:12
• 合計: 10:23

6:21 道の駅みとみ
6:27 6:27 西沢渓谷入口バス停
6:41 6:41 ねとりインフォメーション
6:45 6:45 近丸新道登山口
6:55 6:55 二俣吊橋
7:05 7:24 鶏冠谷出合
9:20 9:42 チンネノコル
10:30 10:31 第二岩峰
10:51 12:06 第三岩峰（山梨100名山標柱）
12:23 12:40 鶏冠山
13:37 13:53 2177地点
15:30 15:36 木賊山
15:46 16:22 甲武信小屋
16:44 16:44 甲武信ヶ岳
16:44 甲武信小屋

2日目

• 山行: 5:51
• 休憩: 0:56
• 合計: 6:47

5:06 甲武信小屋
5:22 5:23 戸渡尾根分岐
5:26 5:28 木賊山まき道分岐
6:15 6:17 破風山避難小屋
6:57 7:06 破風山
7:34 7:39 東破風山
8:28 8:48 雁坂嶺
9:12 9:17 雁坂峠
9:52 9:56 井戸ノ沢出合
10:39 10:40 沓切沢出合
10:59 11:02 沓切沢橋
11:29 11:32 雁坂トンネル有料道路料金所駐車場
11:46 11:47 雁坂峠登山道入口
11:53 道の駅みとみ

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

道の駅みとみに車を停めた。

コース状況／危険箇所等

・ルートの核心である3峰の岩場は30m程度。傾斜は70-80度。グレード的には5.5とか程度と簡単で、外岩で5.10以上を普通に登れているクライマーなら簡単だと思う。ただ、ロープ無しで落ちたら多分助からないと思います。
・3峰頂上付近には鶏冠山ピークを示す山梨100名山の道標がある。2115mピークにもある。
・2115ピークと2177ピーク間は藪が濃いめ。いくつか踏み跡があったり、また支尾根に入りそうな場所もあるので、しっかりと踏み跡をたどるのが良い。

その他周辺情報

みとみ笛吹の湯。510円。

写真

5/2 6:20

メットが中に入らなかった。

5/2 6:44

5/2 6:48

5/2 6:54

これから登る鶏冠尾根。

5/2 6:56

鶏冠尾根ルートの入り口。

5/2 7:17

最初は東沢渓谷沿いに登る

5/2 7:18

鶏冠谷出合い。靴を脱いで渡る。少し鶏冠谷沿いに登ってから尾根に取付く。

5/2 7:20

5/2 7:23

石楠花がとてもきれい

5/2 8:12

赤っぽいのやピンクっぽいのがあった。

5/2 8:13

5/2 7:25

このあたりは落葉樹の葉がまだ新芽で、太陽が注ぎ込んで明るい感じの尾根。冷たい風が結構吹いて寒いくらい。

5/2 8:14

5/2 8:42

登山道右には楽しそうな岩場。

5/2 8:46

斜面の左をトラバースするように登山道は続いている。時折このような岩場があって、見ごたえある。

5/2 8:51

尾根沿いは行くなと言わんばかりに、トラロープが張ってある。

5/2 8:55

5/2 8:56

結構な傾斜の斜面をトラバースする感じ。

5/2 9:06

5/2 9:12

5/2 9:12

小川山のイエロークラッシュ（クライミングのルート名）のような黄色い岩に被った壁。

5/2 9:16

5/2 9:17

チンネのコル（第一岩峰のコル）に到着。鶏冠尾根に向かって左（南）から来る尾根に突き当たる感じ。ここから方向を90度変えて、北に向かう。南から来る尾根にある写真左の岩場は赤字でエボシと書いてあるっぽい。南に向かう尾根はほとんど足跡はなさそうだった。

5/2 9:37

キレイな花が咲いていた。

5/2 9:38

寒いと思ったら、凍っていた。

5/2 9:52

巨木が倒れていた。

5/2 9:56

第一岩峰が近いのか、岩が出始める。

5/2 10:05

第一岩峰は見晴らしが大変素晴らしい。

5/2 10:05

5/2 10:05

これから行く第2，3岩峰が見える。第3岩峰は恐らくあれだろうというのが見える。ここから見ると結構小さい。第3岩峰の左側壁は結構大きい。誰か登っているのだろうか？開拓屋としては大変気になるところ。

5/2 10:05

5/2 10:07

5/2 10:21

クライミングという目で見ると楽しそうな岩場。この鶏冠尾根は岩場とは言え登山道であり、鎖もあるし、弱点を突いていて快適に上り下りができる。こんな岩場にも鶏冠尾根のバリエーションとしてクライミング課題を設定してみたいものだ。

5/2 10:31

中央の岩が3峰の核心部

5/2 10:37

第3岩峰下部。クライミング目線でみたら、ここには良い課題ができそう。これは登山道ではありません。

第3岩峰を登っているところ。ロープ無しで登るには結構な覚悟が必要と思います。

一応クライミングシューズ掃きました。

ピトン（ちょっと怪しいけど…）も豊富にあるので、カムは不要です。

フォローは軽量化のためどた靴でクライミング。一か所小さなフットホールドがあって、ちょっと躊躇していました。

5/2 11:57

いつも後ろから応援してくれる、富士山。

5/2 12:02

3峰を登りきると鶏冠山の道標。巻き道の合流点より手前なので、巻き道の方は戻って拝みましょう。

5/2 12:03

5/2 12:04

5/2 12:06

迂回路との合流点。

5/2 12:28

こちらが本物（？）の鶏冠山山頂。

5/2 12:39

5/2 12:43

このあたりまでくると日向でも石楠花のつぼみはまだ硬く閉じている。

5/2 12:45

鶏冠山山頂を過ぎるとちょっとしたナイフリッジ。

5/2 12:53

ちょっとした見晴らしの良いピーク。

5/2 12:53

5/2 12:53

これから向かう、甲武信ヶ岳（左）と木賊山。まだまだ先は長い。

5/2 12:57

ここから降りるところでちょっと苦戦。石楠花が濃い。よくみたら、隣にもっと緩やかで藪の薄い踏み跡があった。この写真よりもっと右から降りると楽だったかも。
濃い藪を降りていくと、左にトラバースした方向に尾根が見える。そのまままっすぐいってしまうとルートを外れます。

5/2 13:02

トラバースにはいって後ろを振り返ったところ。スカイラインの尾根を降りるのはNG。

5/2 13:02

5/2 13:08

5/2 13:46

2177ピークと思われるところから。

5/2 13:50

標高を上げるにしたがって緑が薄くなっているのが分かる。

5/2 14:01

最後の詰めは本当に長くて、迷い易い。3峰で出会った人も迷って岩場にでてしまったとか。ピンクテープは尾根筋ではなく、山腹をトラバースする感じ。ただ、途中でトラバース道はなくなっていて、尾根に戻る方向に行くので、注意が必要。途中までいってテープが見えなくなったので、引き返してきたら、上方向にテープが続いていた。

5/2 14:54

今日は風が本当に冷たかった。吐く息も真っ白。

5/2 15:26

もうヘロヘロ状態で木賊山に到着。登山道には雪がたっぷり。

5/2 15:40

5/2 16:16

甲武信ヶ岳の小屋に到着。我々のテン場は雪の上。テント内は思ったほど寒くはならなかった。

5/2 17:44

夕食後には甲武信ヶ岳に夕日を眺めにいく。

5/2 17:46

5/2 18:20

5/2 18:22

5/2 18:30

5/2 18:30

5/2 18:30

5/2 18:30

5/2 18:31

5/2 18:31

5/2 18:32

5/2 18:35

早く登り過ぎて夕日まで30分ほど山頂で待った。寒かった。

5/3 3:11

12時くらいから寝たり起きたり、3時には回りも行動開始していたので、こちらも行動開始。まだ夜景がきれいだった。

5/3 3:40

朝ごはんのラーメン・おにぎりの煮込み。冷たいおにぎりはおいしくないので、オジヤっぽくしました。

5/3 4:27

5/3 4:41

夕日だけでなく朝日も楽しめました。

5/3 4:44

5/3 4:44

5/3 4:44

ご来光は良かったです。

5/3 4:45

5/3 4:49

小屋に映った朝日もよかった。

5/3 4:50

5/3 5:27

木賊山のトラバース道は雪がたくさんあった。凍っていて踏み抜くことは無かったけど、滑りそうで気を使った。アイゼンはくほどではなかったです。

5/3 5:48

再び稜線にでると安定の富士山が顔を出す。

5/3 5:51

立ち枯れが結構目立つ。

5/3 5:56

これから向かう破風山。

5/3 5:57

5/3 5:58

5/3 6:02

5/3 6:05

5/3 6:05

5/3 6:06

5/3 6:08

5/3 6:09

避難小屋。

5/3 6:11

中の薪ストーブが素晴らしい。

5/3 6:54

鶏冠尾根と南アルプスの白い峰。

5/3 6:56

5/3 6:57

破風山までの登りは上部がなだらかで、山頂かと何度も騙された。

5/3 7:12

5/3 7:12

5/3 7:15

5/3 7:18

5/3 7:21

5/3 7:34

5/3 7:40

笹原がでてきて、なんだか見晴らしは良い稜線。

5/3 7:48

5/3 7:52

5/3 7:55

雁坂峰に向かう見晴らしの良い稜線。

5/3 8:22

5/3 8:46

雁坂峰。山頂自体の見晴らしは良くないが、ちょっといくと見張らせる場所はたくさんある。

5/3 8:47

5/3 8:48

5/3 8:58

5/3 9:00

5/3 9:04

5/3 9:10

5/3 9:12

雁坂峠。小屋はここから埼玉側に降りたところ。

5/3 9:16

ここから急な下り。。。

5/3 9:37

5/3 9:38

とにかく、とにかく、長い下りに感じました。

5/3 9:56

5/3 10:30

5/3 10:43

5/3 10:43

谷沿いのトラバース道は、ちょっとスリリング。

5/3 11:01

2年前（？）にナメラ沢を遡行したときに通った林道。この林道も長かった。。。

5/3 11:28

撮影機器：

Google Pixel 5 SIMフリー Google

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも サンダル ザック サブザック 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ シェラフ ヘルメット 携帯トイレ クライミングシューズ チョーク

共同装備

ガスカートリッジ コンロ コッヘル ポール テント 8mm-30mロープ ハーネス カラビナ スリング ロックビナ 確保器

感想

GPbouldering

岩がたくさんある登山道と聞いて、ワクワクしながらの登山でした。
思っていた以上に岩がたくさんあって楽しかった。
コメントにも書きましたが、穂高の岩場（奥穂ー西穂）よりは少し悪いかなぁ程度の岩場。外岩クライミングの経験やちょっとしたアルパインクライミング経験がないと危険かなと感じました。
クライミングという目線でみると側壁なども登れそうだし、そのうち開拓しに行ってもよいなと思う尾根でした。岩は凝灰岩っぽいです。浮いた岩もありましたが、登られている部分はそこそこ硬いです。
こちら動画です：
https://www.youtube.com/watch?v=GRN-dzhTuqo
鶏冠山から木賊山までがとても長かった。今年はかなり歩きは頑張っていたつもりだったが、まだまだだった。夏山に向けてもうちょっと歩きこまないといけないと反省。
今回弱いながら寒気が入っていたせいもあるが寒かった。久しぶりの予備の服などを全て着込んだ。下界は最近暑かったので、ちょっとなめていた。