檜洞丸
- GPS
- 07:40
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,650m
- 下り
- 1,649m
コースタイム
09:10 熊笹の峰
09:50 檜洞丸
11:15 ウェルキャンプ西丹沢(昼食)
12:20 用木沢出合
13:35 犬越路
15:30 日蔭沢橋
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2009年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
気温はかなり低いと聞いていたが、風がほとんどなく、体感温度はそれほど低くありませんでした。 登山道は場所によっては凍結していた(特に北側斜面、山頂付近)が、アイゼンをつけるほどではなかったように思います。 矢駄尾根の途中で、落葉で道のはっきりしないところがありましたが、全くわからなくなるような箇所はありませんでした。 犬越路から日蔭沢に下る道は、ガレていて滑りやすく非常に歩きにくかったです。 |
写真
感想
友人たちと行こうと言っていた山行がキャンセルになったが、どうしても山に登りたくなって、気になっていた丹沢の檜洞丸に登ってきました。
とったルートは、神ノ川ヒュッテから矢駄尾根を登って檜洞丸へ、いったんツツジ新道を下って、用木沢経由で犬越路へ登り返し、日陰沢を下って神ノ川へ戻る道。
天気予報では、気温が氷点下は当たり前という感じの神ノ川ヒュッテ周辺でしたが、確かに寒さは感じるものの、思ったほどではありませんでした。
日陰沢橋のゲートを越えてすぐ、矢駄尾根への取り付き。
登り始めてすぐの急登に、「なんでおれ、ひとりで来ちゃったんだろう」との思いが頭をよぎりますが、それを振り払って登り続けます。
林道を通過して、再び極厚の霜柱をざくざくと踏みしめながらの登り。
尾根に乗ってからは、快晴の天気も手伝って、気分良く登ります。
尾根上はひたすら落葉のマットの上を歩きますが、葉っぱの量があまりに多く、一時道を見失う場面もありました。そんなときは少し道を戻り、落ち着いて周囲を探すと、無事道標を見つけることができました。
熊笹の峰手前で犬越路方面の道と合流。
このあたりは、ブナでしょうか、立っている木か倒木かを問わず、とにかく木々のパワーがものすごく、圧倒されながら頂上を目指します。
遠くに目を転じると、信じられないくらいの山また山。首都圏に近いのにその山深さが信じられません。
頂上直下は階段。自分のような初心者にはけっこう高度感のある場所もあり、ドキドキしながら歩きます。
ついに着いた檜洞丸頂上は、眺望はそれほどでもありませんが、達成感はひとしお。
ここまで一人の人にも会いませんでしたが、頂上では2組くらいの方にお会いし、挨拶。
さてここからはツツジ新道を下ります。
この道の素晴らしさは、木道の歩きやすさもさることながら、眺望のある場所はずっと富士山が目の前にあること。
ある程度下ると、たまにロープ等があったりしますが、注意しながら通過すれば問題はありません。
ゴーラ沢を通過し、初めての渡渉を経験。
ほどなく、ウェルキャンプ西丹沢のある、誰もいない河原に出ました。
天気はいいのですが、吹きっさらしの河原は意外に寒い。
持参したお握りをよく味わいもせずに詰め込み、早々に歩き出します。
用木沢出合に向けて川沿いを歩き始めてほどなく、喫茶店を発見。
観光シーズンにはお客がたくさん入っているであろう店も、一組の家族以外は誰もおらず、ガラーンとしています。
河原ですっかり身体が冷えてしまったので、ここで暖かいコーヒーを飲み、人心地つきました。
店を出て用木沢のほうへゆるゆると向かいます。
出合には車がそこそこの台数止まっていたのですが、不思議と人にはほとんど会いません。
ここから犬越路までの登り返し…実は自分では大丈夫と思っていたのですが、想像以上にきつかったです。
ここまでに檜洞丸を登ってきていたので、精神的に満足していたのもあるかもしれませんが、とにかく足が重く、ゆっくりとしか登れません。
そんな登り途中で、下りてきた方に「これから〜?」と笑顔で聞かれ、「神ノ川から檜洞登ってきて、これから戻るところです!」と答えると、拍手して「若いね〜!」と言っていただけたのは、本当に救いになりました。
笹が濃くなり、かきわけながら進むとようやく犬越路。
素晴らしい景色を見ながらしばし休憩。
通らなかった大笄方面を見て、いつかそっち方面にも行きたいなあと思います。
あとは日陰沢を下るだけ。
しかしこの下りが、ガレているというのかザレているというのか良くわからないのですが、かなり滑りやすくて難儀でした。
足元に注意しながら慎重に下って、車道に出たらすぐに神ノ川ヒュッテ前。
後半はかなりキツかったですが、大満足の山行になりました!
そんないい気分のまま車で帰路についたところ、神ノ川からほどないところのカーブが凍結しており、スピン!
事故には至りませんでしたが、かなり焦りました。
朝は滑らなかったのに…と思ってたら、友人に「少し溶けたくらいの時が一番滑りやすいんだよ」と教えられました。
車で冬山に行くときには、慎重にならなくてはと改めて思い知らされた山行でした。
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