岩手山：御神坂コースは圧巻のカタクリロード

2023年05月03日(水) [日帰り]

• GPS: 05:21
• 距離: 13.4km
• 登り: 1,602m
• 下り: 1,601m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:49
• 休憩: 0:32
• 合計: 5:21

9:26 岩手山御神坂登山口
9:37 9:37 御神坂登山道入り口
9:57 9:58 切接
10:15 10:16 わらじ脱ぎ場
10:36 10:37 大滝展望台
11:07 11:08 笠締
11:45 11:46 鬼ヶ城分岐
11:49 11:49 不動平避難小屋
12:08 12:09 岩手山神社奥宮
12:31 12:31 岩手山
12:34 12:34 焼走り分岐
12:49 12:49 不動平
12:56 13:20 鬼ヶ城分岐
13:45 13:46 笠締
14:08 14:08 大滝展望台
14:20 14:21 わらじ脱ぎ場
14:30 14:30 切接
14:39 14:39 御神坂登山道入り口
14:47 岩手山御神坂登山口

天候

晴れのち薄曇り

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

盛岡駅近くに前泊。当日朝レンタカーを借りて御神坂駐車場まで往復。

コース状況／危険箇所等

・御神坂コースは近いうちに伐採のため一時閉鎖になるらしい（登山前日に焼走り自然観察路のスタッフの方から聞いた話）

・一部残雪があるが、ツボ足で行けた。すべり止めを使っている人はほとんどなし。

・鬼ヶ城は雪の急斜面があって危険。すべり止め持っていたけれど引き返した。

その他周辺情報

下山後はゆこたんの森で日帰り入浴。受付終了は平日が16時、土日祝日が15時。
https://www.yu-kotan.jp/hotspring/index.html#img/hinoki_large01.jpg

（ちなみに登山前日は妻と松川温泉峡雲荘の温泉を日帰り利用）

写真

5/3 9:25

御神坂駐車場より。山頂が見えているのかな？

5/3 9:39

ここからカタクリロードが始まった。

5/3 9:39

キクザキイチゲもたくさん。

5/3 9:45

この子はうっすら紫色。

5/3 9:48

紫のキクザキイチゲとカタクリ。

5/3 9:53

カタクリロード！

5/3 9:58

切接（きりはぎ）の標識もカタクリに囲まれている。

5/3 10:04

ホントにすごい。

5/3 10:07

キクザキイチゲ3兄弟。

5/3 10:11

オオバキスミレ

5/3 10:13

ショウジョウバカマ

5/3 10:16

わらじ脱ぎ場

5/3 10:25

カタクリと残雪の稜線。

5/3 10:36

大滝展望台の少し手前から。写真中央の少し右に大滝が見える。

5/3 10:37

西側の展望。右が秋田駒、左が和賀岳。

5/3 10:38

展望台の標識はこちら。

5/3 10:42

大滝展望台を超えると斜度が上がり、少し残雪。シャーベット上の雪に踏み跡が付いていたので（踏み抜きの跡も）、ツボ足で進んだ。

5/3 10:46

キクザキイチゲ

5/3 10:54

ここで樹林帯が終わり、一気に火山っぽくなる。

5/3 11:01

ダケカンバ

5/3 11:02

標高1500mのカタクリ。これより上では見かけなかった。

5/3 11:07

笠締。相当登ったつもりだけれど、水平距離だとわずか2.7キロか。

5/3 11:24

巨大な岩がトンネルを作っている。登山道はこの右側。

5/3 11:46

鬼ヶ城分岐。目の前の雪渓を下って登り返した先に山頂が見える。この雪渓もツボ足で。

5/3 11:49

雪渓を下り切ると不動平避難小屋。

5/3 12:04

山頂に向かったつもりが山頂とは遠い側でお鉢に登ってしまった・・・予定を変更して反時計回りでお鉢を回ることにする。

5/3 12:04

お鉢の中に降りてみよう。

5/3 12:05

火口湖到着。夏はこのあたりにコマクサが咲くらしい。

5/3 12:08

岩手山神社奥宮

5/3 12:16

いざ、山頂へ。馬の背と呼びたくなるような稜線。

5/3 12:25

裏岩手縦走路の絶景。

5/3 12:26

到着！

5/3 12:32

西岩手山のカルデラ。中央には火口湖の御苗代湖がまだ雪で丸く縁取られている。左奥には・・

5/3 12:25

秋田駒ヶ岳。

5/3 12:35

東岩手山のカルデラの中の内輪山、妙高岳と、その右には噴火口。

5/3 12:35

お鉢の南側を歩いて行く。

5/3 12:39

山頂と妙高岳を見納めて、いざ下山。

5/3 12:44

登りの時、この分岐を左（西）に行くつもりが分岐に気づかずに右へ登ってしまったようだ。

5/3 12:49

写真左下の不動平避難小屋から写真右側の鬼ヶ城へ、途中まで行ってみることに。

5/3 13:01

鬼ヶ城に乗り上げるとそこは岩ゴツゴツの世界。

5/3 13:03

このゴツゴツを下ってきた。

5/3 13:04

見たかった西岩手山のカルデラ。中央に御苗代湖。右奥は外輪山の屏風尾根。

5/3 13:05

ふたつ頭の巨岩の左奥に赤鬼の首が見える。

5/3 13:10

赤鬼の首のすぐ東地点。先に進むにはこの急な雪渓を下る必要があり、難しそうだし、その先が見えなかったのでここで折り返すことにする。

5/3 13:11

ふたつ頭の巨岩と岩手山山頂。

5/3 13:12

少しだけ石鎚山っぽい。

5/3 13:24

先ほど折り返した地点を下から見上げる。雪渓と岩稜の境が縦になっている所を途中まで降りてきて折り返した。あれを下り切ると次は岩稜下の急な雪渓のトラバースだった様子。岩稜左上の突起が赤鬼の首か。

5/3 13:30

盛岡の町を見下ろしながら下って行く。

5/3 13:51

大滝！ 展望台よりもここからの方がよく見える。

5/3 14:24

帰りもカタクリロード！

5/3 14:47

駐車場に無事下山。

5/3 15:56

下山後はゆこたんの森で日帰り入浴。

5/2 9:19

麓からの岩手山の写真を5枚ほど――最初は前日に妻と散策した焼走り溶岩流自然観察路から。東側から見る岩手山は綺麗な円錐形。

5/2 11:39

上坊牧野の一本桜。北から見る岩手山は左に進む新幹線のよう。今年の一本桜は4月末が満開だった様子。

5/2 15:12

県民の森から。翌日と翌々日（5/4・5）が八幡平さくらまつりらしいけれど、写真の桜には既に葉が出ていて、名物の夫婦桜は完全に緑になっていた。今年はどこも早い。

登山当日の朝、小岩井農場に妻を送る途中で見つけた菜の花畑から。南から見る岩手山は右に進む新幹線。

小岩井農場で妻が撮った牛たちと岩手山。

感想

Echigoya

2人で盛岡駅近くに2泊し、中日は車で岩手山の周りをぐるぐる。3日めは別行動にして、自分は岩手山に登って来た。

御神坂コースを選んだ理由は、�．�タクリが延々と咲いているらしいこと、��他のコースよりも雪解けが進んでいて歩きやすそうなこと、�５乾�城に少し足を踏み入れてみたかったこと。

*****
カタクリは圧巻だった。標高約700mから約1500mまで、本当に延々と咲いている。標高1280mの大滝展望台までは、ぐるっと見渡してカタクリが見えないポイントは1つもなかったんじゃないだろうか。今まで登った山の中で断トツNo.1のカタクリロード。開花に7年もかかる花がこれだけたくさん咲いてくれていて、ただただ感動。
https://youtu.be/dI6APIaHUaA
（↑ブレブレの動画ですみません）

キクザキイチゲもたくさん咲いていて、真っ白から紫まで様々な色合いを見せてくれていた。

*****
お鉢回り、富士山と吾妻小富士以外では初めてかな。お鉢の中と対岸を見渡しながらぐるっと回るのはやはり楽しい。

*****
鬼ヶ城は思ったよりも雪の急斜面が厳しく、赤鬼の首と言われるポイントの手前で折り返し。でも、見たいと思っていた西岩手山のカルデラは見ることができた。

*****
岩手山の山開きは7月初めのようだけれど、残雪の岩手山も、御神坂コースのカタクリも、文句なしの素晴らしさだった。