またまた雨の六甲山全山縦走
- GPS
- --:--
- 距離
- 42.5km
- 登り
- 2,768m
- 下り
- 2,727m
コースタイム
- 山行
- 11:16
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 11:51
今回は、ひたすら歩くのに必死だったため、写真のアップは少ないです。
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:JR宝塚駅or阪急電鉄宝塚駅 ※今回は、前日から神戸ポートタワーホテルに1泊し、送迎バスで須磨浦公園まで送ってもらいました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
コースの案内表示は問題なし。 当日は生憎の天気(雨)のため、滑りやすい箇所有り。 |
写真
装備
備考 | 山登り必須アイテムの帽子忘れた。 |
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感想
過去2回、六甲全山縦走大会に参加していますが、いづれも雨。
今年こそは気持ちよく歩きたいと期待に胸を膨らますも、当日朝の天気予報では降水確率80%。どうなってるんでしょう・・・。
1週間前に、左膝に若干の違和感を感じていたため、今年は途中リタイヤもやむ無しという感じでしたが、今回は高校生の息子を伴っており、出来れば完走して全山踏破の感動を知ってもらいたかったので、できるだけ頑張ることにした。
AM4:15分、スタート地点の須磨浦公園に到着。既にスタート待ちの行列が国道2号線まで伸びていた。
待つこと約65分で、やっとスタートのチェックをポイントを通過し、第1の難所である須磨浦公園階段に取り付く。
階段を登りきったゴーカート乗り場付近で、腰に違和感を覚える。
まだ、スタートしたばかりで、先は長いのに、こりゃ今回は本当にアカンかなと・・・。
今回の作戦は、まず前半ピッチをあげて、大渋滞が発生する前に高倉台の階段と須磨アルプスをクリアし、後はペースを落として休憩を多く取りながら、東六甲縦走路で息子に夜間歩行をに経験してもらおうと考えた。
そのため、スタートからゴールまでの想定山行時間を14時間〜15時間に設定。
午前5時20分スタートなので、午後7時30分〜8時30分に宝塚のゴールを目指す。
AM6:10頃、第2の難所、高倉台の階段、通称「天空へ続く階段」に取り付く。
渋滞ではあるが、比較的流れていたので然程待つこともなくクリア。
AM6:40頃、須磨アルプスを通過し、大渋滞ポイントを全てクリアした。しかし息子のペースが落ちない。
ほとんど休憩もせずどんどん突き進む。
妙法寺を過ぎて、第3の難所である高取山の登りに取り掛かった途中で、知人のO氏を発見。
話を聞けばAM5:02にスタートしたとの事。
昨年は、スタートが遅れたため、赤鬼に追い越されて無念の途中リタイアの憂き目にあった為、今年は、ほぼ先頭に陣取り、尚且つ、禁煙6ヶ月の試練を乗り越えて今日のための準備をしたそうな。
息子がペースを緩めないため、軽く挨拶をして先を急ぐ。
高取山のトイレ広場で、少し休憩して雨合羽を装着。
ここから先は、苦手な住宅街歩きがはじまる。
微妙に坂がキツいんです。
AM9:15頃、菊水山下の休憩広場に到着。
少し休憩していると、先ほど追い越したO氏が追いついてきました。
いつもなら、二度と追いつかれることはないが、今回のO氏は一味違うようです。
第4の難所、菊水山に取り付きます。
ここで、ついに左ふくらはぎにキマシタ!
下手な筋肉の使い方をすれば、確実に足がつります。
ただ、ここもハイカー数珠繋ぎ状態でゆっくり登れたので、何とか「こむら返り」を起こさずに菊水山チェックポイントに到着。
但し、左足からは「いつでも準備OKよ!」的なレッドシグナルが出まくってます。
ここから先は、極力ふくらはぎの筋肉を使わずに太ももの推進力で歩くことを余儀なくされます。
第5の難所、鍋蓋山に取り掛かります。
ここで、我が愚息が「お腹が減って死にそう」と、のたまいます。
まだ、10:00頃ですが、朝ごはんが3時半頃だったので、致し方ありません。
私は、しんどすぎて食欲がないのに、さすが若者です。
本当は、摩耶掬星台で昼食を考えていましたが、大竜寺で食事を取る事にします。
食事中も相変わらず、雨は降っていますが、気温はかなり暖かく、無風のため、寒さはそんなに感じません。
不幸中の幸いでしょうか。
さっと、食事を済ませ、前半最後の難所であり、且つ、縦走コース最大の難関である摩耶天狗道に突入します。
ここまで来ると、この登りをクリアすれば後は楽。という気持ちが働き、何とか気合と根性で登り切ります。
しかしながら、この登りで新たな問題が発生しました。
左膝、左ふくらはぎ、腰の次に左膝裏、左ふとももまでが、悲鳴をあげだしたのです。
左足については、いつ「もって行かれても」仕方のない状態です。
掬星台で、通過チェックを済まし、ホットレモンを頂戴しました。
カッパを着ているせいか、とても暑く、冷たいホットレモンを所望しましたが、ホットレモンは温かかったです。
ここから先は、もうしんどい登りはありません。
ただ、異常に喉が渇くため、体が「がぶ飲み」を求めるので、自動販売機ごとに水分補給してしまいました。
六甲山上郵便局さんで、甘酒が振舞われており少し立ち寄った時に、このままでは明るいうちに宝塚に到着してしまい、夜間登山ができないことに気がつきます。
もう少し、休憩を多く取りゆっくり歩こうと息子に提案しましたが、敢え無く却下。
天気も悪いし、早くゴールしたいとの強い要望が有り、仕方なく先を急ぎます。
ガーデンテラスから一軒茶屋までの間は、山道の正規ルートと車道とどちらを歩いても良いことになっていますが、ほとんど99%以上のハイカーは車道を歩きます。
しかしながら、2箇所ほど、山道の正規ルートを歩くほうが、かなり楽なショートカットとなる事を知っているハイカーは意外と少ないです。
六甲山を熟知している私は、このような数多くあるショートカットポイントを駆使して、タイムを稼ぎます(決してズルではありません)。
最終チェックポイントの一軒茶屋前にPM3:00到着。
ここから先の東六甲縦走路は、展望もなく薄暗い森林道を歩く事になりますが、基本は緩やかな下りが続くので、健脚者は休むことなく疾風の如く歩いて行きます。
既に足に限界がきている私が、健脚者と同じ速度で歩くと確実に足を持っていかれてしまいます。
普段、ストック(トレッキングポール)を持たない私も、ストックがあればいいのにと思う瞬間です。
話は逸れますが、六甲全山縦走大会のような、人が密集するイベントでストック使用は、いかがなものでしょうか。
私は、ストック反対派ではありません。むしろストックの効用を認めています。
しかしながら、2,000人からの参加者がひしめき合う六甲山縦走では、正直、ストックを使ってる人が鬱陶しいです。
後ろを歩いていると、体に刺さりそうになったり、足に引っ掛けそうになります。
また、手を左右に広げてストックを使っているので、邪魔で横から追い抜くことができません。
せめて、周りに人がいないか、適度に密集がバラけた時だけに使用してもらいたいと思いました。(自論です。反対意見は受け付けません。)
色んなことを考えているうちに、塩尾寺に到着。
昨年は、ここで完全に脚にきてしまい、脚を引きずりながら、ゴールした記憶が蘇ります。
今回は、まだ余力が残っています。気を抜くと足がつりそうになりますが、昨年とはうって変わって、快適に坂道を下っていきます。
また、現在、PM5:00であり、コースタイム12時間を切りそうだったので、先を急ぎます。結果、5:15分頃にゴールし、コースタイム12時間を切ってしましました。
今回、自分の限界に近いハイスピードで歩いてしまいましたが、次にもし歩く機会がありましたら、14〜15時間かけてゆっくり歩いてみたいです。
余談ですが、我が愚息も現在筋肉痛で足引きずってます。
(今回の水分補給)
ヴァームウォーター500ml×2本
アクエリアス(レモン)500ml×1本
三ツ矢サイダー500ml×1本
コカ・コーラー500ml×1本
その他、途中でホットレモンや甘酒も頂きました。
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