熊倉山 - 聖の支尾根から日野コース周回。やむなく城山も。
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- GPS
- 08:29
- 距離
- 14.9km
- 登り
- 1,327m
- 下り
- 1,327m
コースタイム
- 山行
- 7:50
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 9:06
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<聖尾根までの支尾根> ・P689直下にある岩峰は、左を巻いた方が良いです。直登していくと途中で詰まり、岩壁を横這いすることになり危険です。 <聖尾根> ・P1307手前にロープが張ってある急峻な岩場があります。ロープを使わずとも登れますが、細心の注意を。 ・標高1360付近の岩峰にもロープが張ってあります。私は、ロープに頼らないと直登は無理なので右から巻きました。 <日野コース> ・落ち葉などでルートを見失いやすい場所があります。ピンクテープなどを確認しながら進みましょう。 <城山へのピストン> ・問題ありません。 |
写真
感想
今日は天気最高。熊倉山日野コースの沢を訪ねてみることにした。3年前に歩いた時、紅葉の時期に来てみたいと思いながら実現していなかったからだ。
どう歩こうか。沢のお楽しみはやっぱり最後にするとして問題は登りだ。聖尾根は日が短いのでチョット厳しいか。。。考えた末、聖尾根上の障子沢の頭(P1165)から北に流れる支尾根を末端から登ることにした。(P689手前からwarutepoさんのレコがあり、参考にさせていただきました。)
城山コース登山口から自転車で林道を下り、尾根末端から取り付く。10分ほど登った平坦な場所に出ると、かつて賑わったらしいキャンプ場に出た。そこには錆びついた自動販売機や多くのバンガローがそのまま残っており、暗かったら廃墟っぽく不気味な感じがするかもしれない。中心部を進んで行くと笹が生い茂る様相となったが、なぜか歩く場所は刈払われている。とは言え切り口が5Cmほど残っているので、靴を擦るようにして慎重に進み、誘われるように最奥から抜け出ることができた。刈払われていない場合を考えると、キャンプ場には入らずキャンプ場を右に見て進んだ方が確かだろう。
ソコから先は障子沢の頭(P1165)まで、普段と変わらない尾根歩きだった。薄いながらも踏み跡も散見した。ただ一つ特徴的と思ったことがある。この尾根は、コンスタントに高度を上げるというより、肩のようなピークが点在し、暖斜面急斜面が交互に現れる、そんな印象を持った。
聖尾根に乗ると一気に神経を使う険しい場所の連続で、ロープ場では「本当に自分はココを下ったのか?」と思うと同時に、やはり登るより下る方が危険度は高いと思った。でも、とにかく飽きさせない聖尾根は、間違いなく面白い。
標高1180付近に右から合流する支尾根を見つけ、いつか歩きたいものだと思ったが、後で調べてみると末端は沢に挟まれており、状況が不明なまま下りで利用するのはリスクが高いことが判り今後の課題とした。
山頂に着くと予想外に誰もいなかったが、挨拶しに向かった祠の近くで2人組がランチ休憩中だった。にしても、世間でのシーズンはもう終了したのかな。ま、私にとっては喜ばしいことだが。
もうすぐ正午で腹も空いてきたが、沢の紅葉の中でランチにしようとすぐさま下山を開始した。
意外に長かった日野コースを下り切り、やっと念願の沢に到着。が、なーんか、3年前の印象と違う。少々期待が大き過ぎたか?
苔とか沢を流れる水音、残っている緑と紅葉、そして落葉。何が違うんだろう。はっきりとは分からないが、一つは水量の多さだと思った。時期的なものかもしれないが、もっと静かだった気がする。次に今日の天気。遠くに見える山肌が陽が当たってすごく明るいせいで、逆に薄暗く感じてしまうのかもしれない。それと、これは単に記憶違いだったようだが、もっと広々としていた気がしていたのだ。
紅葉は・・・緑もあるし色付いているのもあるが落葉も多い。もちろん木によって色付く時期は違うんだろうけど・・・一斉に色付く景色をココでは見られないのかもしれない。
そんなわけで、ランチ場所を見つけられないまま、気付くと林道に出てしまった。(腹減ったよぉ。)
城山コース登山口までの林道も予想以上に長かった。こんなことなら、林道終点に車を置けば良かったとボヤキながらも、この際ランチのために城山にでも行ってみるかと向かうことにした。
知らなかったが、城山は熊倉城の城跡の山だったんだね。山頂に案内板があった。ただ物的痕跡は何もなく、広い山頂を溝で2つに分けている地形だけが名残と言えば言えそうだ。
北西方向に明るい雑木林があったので、そこで少しの紅葉を楽しみながら、大切なランチタイムを辛うじて確保できた今日の山行だった。
朝晩の冷え込みが厳しくなってきた今日この頃。今朝の車載温度計は一時0℃を表示していた。山行中はもちろん汗はかくが、ジッとしていると身体は一気に冷えてくる。でも太陽に背中を向けると、風が無ければまだ温まれる。私はこのくらいの気候が一番好きかも。来週も晴れてくれよ。
さて、次こそアソコかな。
コメント
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kinoeさん、今度こそ奥久慈ですか??。もう悶々としてます
kilkennyさん、こんばんは〜
初めに断わっておきたいのですが、「おかめ山北東尾根」を超えることは、恐らく将来に渡ってないと思います。また、コレを私にとっての奥久慈の偉業(笑)としてこのまま鎮座しておきたいとも思うのです。
あのルートは思い返すたび、その無謀さにソラ恐ろしくなります。地元在住でないから挑めたんでしょう。
そんなわけで、変な期待などするだけ無駄ですよ。
kinoeさん こんばんは
バンガローの写真、衝撃的でした。
いつも近くを通りながら、全く気付きませんでした。
ネットも全く引っかからないし・・・(廃墟マニアではありません
今度、是非寄ってみようと思います。
P689直下の岩峰は直登できないのですね。ここもモヤモヤが残っていた場所です。
前回ここを通った時は、直登しようとして木の枝にメガネもひっかけ落としてしまい
散々な目にあったことを覚えています
メガネが見つかって、また直登しようとしましたが、何か悪い予感がして巻きましたが、今回のレコを見る限りそれが正解だったような
山中では、直感が大事な時もあるもんですね〜
warutepoさん、
> ネットも全く引っかからないし・・・
ホントですねぇ。ありそうなもんですけどねぇ。
バンガローにはNo.が振られていて100番台もありましたが、目にしたのはたぶん30くらいでしょうか。数枚写真を撮ったのですが、ボツになってます。
ちなみに写真左に写っている「お知らせ」には「月ヶ峰キャンプ場」と書いてありました。こちらも同様に引っかかりませんが・・・
尾根筋ではなく、もう少しマシなココに行く道があるのでしょう。
P689直下の岩峰はwarutepoさんがメガネを落とした岩峰です。写真で確認しました。まぁ、クライマーなら行けるのかもしれませんけど。。。私は詰まった場所から岩壁を横に這う方を選択したのですが、途中に1本の細い木がいい具合に邪魔していて、下まで戻るべきだったと反省しています。
warutepoさんの直感は、もう動物の域かもしれないですね。
kinoeさん こんばんは〜
いつもですがまずコースの地図を広げてどのエリアなのか見てからコースを見てます、今回もお得意のエリアのバリルートだったようですね!
写真24の和名倉山の写真、やっぱりこっちから見てもなんだか懐の深い、それで山頂がえらくのっぺりの山だなと思えます、本当に雄大ですね
それにしてもこの数日で本当に寒さが増してきましたよね、車中泊とかでももうきつい感じですけどこれからもお互いに体調管理も気をつけて山登っていきましょうね
・・・お疲れ様でした〜
drunkyさん、
仰る通り和名倉山は、裾野が広く単独峰と言っても良いほどの山容なので、日帰り周回族にとっては、なかなかの強敵です。いつかは登りたいと思っていますが、いつになることやら・・・です。
車中泊ですが、私のシュラフは-10℃でも快適なので、その点は大丈夫なのですが、車が軽なのに加え神経質な性格のせいか熟睡できないし、目覚めた後はうがいして顔洗わないと気持ちが悪いし、でも寒いし億劫だし朝飯のこともあるし・・・なので、できれば早朝に家を出て到着後すぐ出発、の方が精神的にはいいんですよね。
それから、今冬は山以外の理由があって、生意気にもスタッドレスを履く予定なので、積雪を気にせず動けるかなとチョット楽しみです。
キノエさん こんにちは。
聖尾根ルート有難うございます
皆さんのレコでまた一つまた一つと 聖尾根のルートが解けてきます
あとでしっかりと復習させてもらって いざ・・・いつにしよう
電車だと始発でも三峰口駅にAM8時近いので
あせっても面白くないからと待つと半年後になってしまう
おっとレコを書いていたら ビールの時間です
さっさと店を閉めましょう
またヨロシクお願いします
ビギさん、
イメトレはいいから、もう行っちゃいなさいっ!
シュラフは持ってないですか?
前夜に駅かどこかで寝て、翌早朝にシュラフをコインロッカーにでも預けて周回するってのはどうでしょう。
半年待とうなんて思っても、半年後には熱も冷めて「ま、いいか」ってなことになりかねませんよ。鉄は熱いうちに叩かないと。
>イメトレはいいから、もう行っちゃいなさいっ!
ホントにホント
シュラフ買おうと思ってましたがそういう使い道なら 子供たちとキャンプに行ってた頃の
ヤツが4つもあるワ
>半年待とうなんて思っても、半年後には熱も冷めて「ま、いいか」ってなことになりかねませんよ。鉄は熱いうちに叩かないと
すべてその通り過ぎて 大きくうなずき大爆笑でしたぁ
ただ駅のベンチで日本酒飲んで始発まで寝ていたら
不審者で通報されますね
でも大丈夫 実はビギはキノエさんに似ているところがあるようで
車の中じゃ寝れないし、いつも山の帰りはかなり飲んで電車に乗って目をつぶっても
やっぱり寝れないんです
飲みが足らないのでしょうか
ビギさん、
あら、そんなに繊細だったとは意外ですねぇ。
とてもB型とは思えません。
kinoeさん こんにちは
宗屋敷尾根 聖尾根 勝チャン新道と、未踏がドンドン増えていき・・・・・
さらに
ぱっと見た時は白久(林道)を通ったのかな?っと思いましたが・・・・
なにやら違う感じがしたのでログをカシミールに落として、やっと納得できました
熊倉山の魅力がますますUPですね〜
も〜!!kinoeさんとwarutepoさんbeginner53さんが、どんどん開拓するので
頭に入りきりませ〜ん
RossiRossiさん、
まぁまぁ、焦ることはありませんよ。
熊倉山に続く支尾根、更にその孫尾根は、まだまだ他にもあるし、新たなルートを自分で企画するのも楽しいですよ。
山頂まで行かなければならないわけでもないし。
要は、自分は自分でいいんじゃないですか?
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