御池岳(鞍掛トンネル東口から東ボタンブチピストン)
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- GPS
- 06:03
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 814m
- 下り
- 816m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り一時雪(吹雪) 5.4℃(鞍掛峠)、2.1℃(往路御池岳丸山)、2.1℃(ボタンブチ)、1.0℃(復路御池岳丸山)、3.0℃(稜線950M地点) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
鞍掛トンネル東口手前に駐車スペースが現時点で2ヶ所ありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
車道から一旦下って橋を渡った地点に登山ポストがあります。(用紙あり) 鞍掛トンネル東口から鞍掛峠までが直線的なトラバース(左谷)中心で崩落箇所もあり、初心者や高所恐怖症の方には不向きです。鞍掛トンネル西口からは植林地帯を進むルートなのでこちらがお勧めです。 鞍掛峠から鈴北岳までの稜線歩きは”強風”と”泥濘”に注意です。この時期は樹林帯も落葉が進み風除けの効果は半減しています。霜柱が解けた後は泥濘化しますのでスリップ注意です。特に鈴北岳直下の急勾配区間。(スリップして転んでも衣服が汚れるだけですが・・・) 鈴北岳からはいわゆる”テーブルランド”ですので急なアップダウンはありません。踏み跡もしっかりしていますので、コースを離れない限りは安心です。しかし、どこでも歩けそうな地形なので、濃霧時などは道迷いに要注意です。 |
その他周辺情報 | 下山後はR306を南下し、阿下喜温泉・あじさいの里(500円)を利用しました。 |
写真
感想
ヤマビルを避け、鞍掛峠越え(R306)の冬季閉鎖までの数少ないチャンスに御池岳を目指しました。前回は2年前の同じ時期に訪れましたが、その時は集中豪雨被害でR306の三重県側が通行止めで、彦根IC経由で鞍掛トンネル西口から登りました。
今回は、やっと復旧したR306を検分する楽しみもあり、三重県側からチャレンジしました。8時半の到着時にはメインの駐車スペースは満車、サブのスペースも横並びのスペースは1台分のみで、そこに滑りこませました。
鞍掛トンネル東口(615M・登山ポスト)からの登山道は標高690M付近までは折り返しの道ですが、690M辺りからは直線的なトラバース道となります。斜度は大したことはありませんが、左谷の道は幅も小さく、崩落箇所もあり、嫁はんが嫌がる道でした。(下りには使いたくないと云っておりました。)
途中で男性ハイカーに追いつかれたのですが、道をお譲りするスペースも見つけ辛い状況でした。嫁はんに先に行かれるか聞いてもらったところ、「このままで良い」とのことだったので、鞍掛峠まで先導させて頂きました。その方は鞍掛峠でウエアリングの調整のため休憩されたので、先に進みましたが数分後には追いつかれたので道を譲りました。
この方以外にも結構な人数が登っておられました。私と同じ考えの方が多いのかと思います。9時半頃に初めての下山者と遭遇しました。挨拶をして、「随分早い下山ですね?」と申し上げましたが、「早くに登りました。」とのことでした。その後も、下山される方の多さに驚きました。
ほとんどの方は風を通さない素材のウエァを着用されていました。(鞍掛峠で5.4℃でした)嫁はんは寒がりなので万全の準備で、途中からは使い捨てカイロまで登場していました。私は、暑がりなので、上はウールの山シャツ、下はウールニッカです。山シャツの下にはファイントラックの冬用のドライレイヤーと長袖のベースレイヤー、ウールニッカの下は、ファイントラックの冬用ドライレイヤー、アルペンのタイツ、膝下はウールのニッカーホースという出で立ちです。
前日、好日山荘の各務原店で買い物をしたとき、女性サイズのハリソンニッカーホースが特売コーナーに置かれていたので、正規品の置き場を見るとニッカーホースはありませんでした。店員さんに聞くと(結論として)”売れないから置かない”とのことでした。この店舗だけかと聞くと、全店舗共通とのことでした。私の感覚としては、以前に比べて、二ッカーや短パン姿を多く見るようになったと思ったのに・・・、残念な出来事です。
さて、鈴北岳に到着すると結構な風が吹いています。次から次へと後続の方々が登って来られましたので、先を急ぎチョッと下ったところで休憩しましたが、ここは風が弱く助かりました。その後はテーブルランドの山歩きを楽しみながら、御池岳(丸山)ここで薄皮クリームパン5個の行動食、奥の平、ボタンブチと回り、ボタンブチの手前の窪地(鹿のトイレ併設?)で昼食としました。当初は尾西の白飯とアマノフーズの親子丼を予定していましたが、15分寒い中で待てないとの嫁はんの意見を容れ、ワンタンスープ、ホットランチパック、コーヒー、シナノスイート1個で済ませました。
昼食を終え、帰途に就こうとした時、雪(風花)が舞いました。窪地から出た後は、牡丹雪交じりの吹雪となり、雪が当たる頬が痛いくらいでした。気温は2.1℃を指しています。
さすがの私も、ソフトシェルを着込みました。手袋はウール製を鈴北岳で着用していたので、指先は問題ありません。嫁はんが指先の冷たさを気にしたので、私が用意していたモンベルの防水手袋を提供しましたが、この効果は抜群との嫁はんの評価です。
お会いするハイカーのほとんどは雨具を着用されていましたが、私たちは結局、雨具もザックカバーも着用しませんでした。カメラが防水仕様ではないので、写真撮影は控えましたが、標高が下がれば雪は止むとの予想が的中しました。(元々、晴れの天気予報でした)
標高950M(鈴北岳からの稜線途中)で気温も3.0℃まで上がってきました。それまでは視界も50M〜60Mくらいでしたが、遠望できるまでに回復してきました。
鞍掛峠からは滋賀県側に下りる案が嫁はんから出ましたが、GPSのログが途切れるのを嫌って私が却下し、東口に下りることにしました。当然、嫁はんのスキルも上がってきており、十分耐えうるとの判断です。
折悪しく、一番危険な崩落箇所で登ってこられたお二方に遭遇しました。私が、「一番の隘路(アイロ)でお会いしましたね?」と申し上げたところ、「???」でしたが、「御池ですか、三国岳ですか?」と聞いてくださったので、「御池岳です。ボタンブチまで行って帰っています。」と申し上げました。お二人は崖によじ登る形で道を譲ってくださいました。ありがとうございました。
結局、ヤマビルには遭遇しませんでした。気温が低いこともあり、汗を搾ることもありませんでした。また、二人で消費した水分もポカリ900mlを用意しましたが、半分以上残した状況でした。稜線途中で嫁はんに「ナルゲン1000mlの水は捨てても大丈夫。」と告げましたが、「まったく重くない。」とのことでそのまま下山しました。
下山後は、阿下喜温泉・あじさいの里(500円)に直行しました。その後は、お決まりの”あみやき亭”、今回は”桑名大山田店”でした。東名阪道・大山田PAで仮眠してからの帰宅となりました。
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