那須岳で なす術無い展開

2023年05月08日(月) ~ 2023年05月09日(火)

• GPS: 10:21
• 距離: 16.7km
• 登り: 1,351m
• 下り: 1,333m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:00
• 休憩: 0:22
• 合計: 2:22

距離 3.8km 登り 290m 下り 286m

14:16 峠の茶屋駐車場
14:19 登山指導所・登山ポスト
14:35 中の茶屋跡
15:28 15:49 峰の茶屋跡避難小屋
16:24 中の茶屋跡
16:35 16:36 登山指導所・登山ポスト
16:38 峠の茶屋駐車場

2日目

• 山行: 6:32
• 休憩: 1:13
• 合計: 7:45

距離 12.9km 登り 1,062m 下り 1,060m

6:29 峠の茶屋駐車場
6:30 6:36 登山指導所・登山ポスト
6:55 中の茶屋跡
7:19 7:20 峰の茶屋跡避難小屋
7:31 剣が峰
7:37 恵比寿大黒
8:25 8:26 朝日の肩
8:33 8:38 朝日岳
8:43 8:44 朝日の肩
8:58 熊見曽根
9:04 1900m峰
9:22 清水平
9:37 三本槍岳・中の大倉尾根・北温泉分岐
10:08 10:30 三本槍岳
10:52 三本槍岳・中の大倉尾根・北温泉分岐
11:02 清水平
11:19 11:33 1900m峰
11:37 熊見曽根
11:44 11:45 朝日の肩
12:00 12:02 恵比寿大黒
12:07 12:08 剣が峰
12:14 峰の茶屋跡避難小屋
12:18 硫黄鉱山跡
12:42 お釜口
12:55 13:12 那須岳
13:17 13:18 山頂口
13:20 お釜口
13:37 硫黄鉱山跡
13:41 峰の茶屋跡避難小屋
13:57 中の茶屋跡
14:10 14:11 登山指導所・登山ポスト
14:14 峠の茶屋駐車場

天候

初日：暴風　二日目：どピーカン

アクセス

利用交通機関：

自家用車 飛行機

成田までLCC　レンタカーで移動

コース状況／危険箇所等

火山なので樹林帯が少ない→風が強い傾向

写真

5/8 13:53

下界は晴れてたのに　ここは悪天

5/8 14:58

登山道は　激・超・烈・暴「風」でした

5/8 15:16

小屋見えた　何とかあそこまで行けば・・・

5/8 15:59

残念ながら連行されます

5/8 16:07

人命最優先です　致し方なし

翌日は　打って変わって静かな晴れ

5/9 6:42

まだ山桜が咲いてます

5/9 6:53

昨日は見えなかった山々

5/9 7:19

そして　峰の小屋アゲイン

ヘリを見つめる隊員さん(と私)。

5/9 8:03

昨日遭難の方　無事で何よりでした

5/9 8:56

樹氷と朝日岳　強風の成果

5/9 9:13

雪渓と池　冷たそう

5/9 10:08

お約束の三本槍岳　その名の由来も納得

5/9 11:02

清水平から三本槍

5/9 11:19

1900m峰にて昼食

5/9 12:48

茶臼への登りから峰の小屋

日本百名山　85座目〜♪

雄大な連山でした

5/9 14:15

そして下山　色々ありました

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

L-01L LGE

感想

はるひよ

GWも勤務上関係なく働きましたが、今年はなぜか直後から連休設定。何となく遠征行きたいなと色々検討し、久々に関東のお山　那須岳に決定。但しアクセスが問題、コスト面から関空〜成田をLCCで往復、現地では格安レンタカー利用としました。車だと8時間かかるので　帰りが心配で・・・
初日朝一から飛行機、車で登山口に14時着。憧れの三斗小屋温泉まで2時間歩く予定です。が、駐車場に消防、救急と車がずらり。「訓練かな？」
ちょうど下りてきた方が「今日は無理、小屋のキャンセルした」と。確かに下界が快晴なのに駐車場は小雨交じりの天候でしたが、キャンセルするほどでは…と準備しておりますと、今度は消防の方が「現在強風が吹いておりまして、中止されることをお勧めします」と。　えー、そんな・・・と宿に連絡すると「避難小屋まで来れれば大丈夫と思いますが・・・」と言われました。葛藤の末チャレンジします。
最初のうちは木々の間を行きますが、「ゴーッ」という爆音が響き木々が揺れまくります。そのうち道がザレてくると強風が体にあたり、まともに歩けません。コースタイム50分のところを70分かけて這うように歩き、ようやく峰の避難小屋へ到着。ここまでくれば何とかなる！と思い外のベンチで風を避けて休憩していると、中にオレンジの服を着た消防の方々が7-8人。「現在風で下山できなくなった方2組待機中です」「朝日岳付近で2名行動不能になっています。これ以上遭難者が出ても助けられない」と、何で登ってきたの？という感じでしたが仕方ない状況でした。小屋に連絡すると「え、そこまで来ていて止められたんですか？・・・まあ遭難者が出ているなら仕方ないですが・・・」とキャンセル料なしにしていただきました。私としても　ここまで来たのに・・と後ろ髪引かれる思いでしたが断れる状況ではなく、あえなく下山の道へ。
登山者1名に一人ずつ隊員さんが付き、ロープでつないで歩きます。
中にはザレ場の歩きがおぼつかない隊員の方も^^;）
登山をされる隊員さんからは「ここは三本槍がおすすめです。ぜひまたこれに懲りずに来てください！」と励まされました。無事駐車場へ到着後、住所と名前を警察に報告して終了。　泊まるとこ探さないと・・・

二日目は早朝から青空が。駐車場はかなりの車が停まっていますが、まだ救急と消防車が・・・。
この日は昨日のことが嘘のように風もなく最高の状況。まずは昨日苦渋の決断をした峰の小屋へ向かいますが、その道中オレンジの連隊が朝日岳方面へ向かっています。その後すれ違ったおじさんは「朝日岳行こうとしたけど騒々しくておっかないんで下りてきた」と。昨日下りれなかったんだなあ…
私も予定の行程を変更したので小屋から朝日岳〜三本槍岳へ向かいます。そして・・・　朝日岳直下あたりで2名の隊員さんから「この後ヘリが来ますので　ここで待機してください」と。　やはり昨日から動けなかったんだな…と思いつつ「お二人の救助ですか？」と聞くと「ご存じなんですか？2名をこれから搬送します。男性はしっかりされてますが女性がちょっと衰弱されていて」と。命に別状なしと聞いて「よかった〜」と一安心。　警察の方がシュラフを着せてずっとついていらしたようで、まあ大変な仕事だなと改めて実感しました。
しかし救助に相当時間がかかり、強烈なダウンウォッシュを浴び続け体が冷え冷えに。固まった体で朝日岳への急登を登ると、昨日お助けいただいた隊員さんたちが撤収準備中。ご挨拶すると「早速リベンジですか！」と元気にお話しいただきました。ゆっくり休んでいただきたいものです。
この後は朝日岳ピストンからの三本槍岳ピストン、待ちの時間が長かったので早めにやっつけていざ本丸の茶臼岳へ。日百85座目！　いい天気　いいお山！火山の火口お鉢巡りができましたが、私史上最小の火口でした^^
どうしようもないことですが予定が思い通りいかないときにどうリカバリーするかを考えるトレーニングになりました。しかし疲れました・・・・

コメント

mayss

よく爆風が吹く気難しい山ですがいい山です。
裏那須の稜線もオススメですよ♪
また季節を変えてお越しくださいね。

はるひよ

mayssさん　ご親切なコメントありがとうございます^^
本来は三斗小屋泊で周回するつもりでしたので
またチャレンジしたいと思います~

no-bol5050

はるひよさんの2日目、私の初日ですが多分清水平の全校でスライドしてますよね。
お話ししたかわからないですけど。

8日は本当にお疲れ様でした。こちらを拝見して話題の前日状況がよーく分かりました。何とお慰めしたら良いのやら…
私も当初は同じ日程で予定組んでましたが、天気の推移を見て１日ずらしたんです。
またどこかでお会いできる日を！

はるひよ

no-bol5050さん　お疲れ様です。
確かにすれ違ってますね、私はサングラスに淡い色のタオルを巻いてました！
恐らくあのドロドロあたりで足元ばかり見ていた時ですね^^；）
遠征は日をずらせないのが弱みですね。
また北関東狙ってますので　お会いしたらよろしくお願いします。

伝右衛門

　haruhiyoさん　お久しぶりです

　大変な山行でしたね。
　風は写真に映らないのでなかなか臨場感が伝わりにくいですがケガ無く無事に達成され何よりでした。
　私も一昨年の東北遠征で暴風の岩手山で山頂碑が見えてるのに撤収したことがあります。
　お山相手なんで　いろいろなんか難しいとこですね＾＾

　haruhiyoさんが　近々　１００名山　踏破しそうな勢いで　刺激になります(*'▽')ノ

はるひよ

でんえもんさん　ご無沙汰してます。
コメントありがとうございます！

　遠征の場合は日程の都合もあってちょい無理しがちになります。
今回は終わってみたら無事登れましたがもしその日しかなければどうしていたか？考えさせられる遠征となりました。

でもこの山はコンパクトながら見処多くめっちゃオススメです！
でんえもんさんも最近はパートナーゲットに成功されたようで、楽しく登られてますね〜何よりです(^^;
　
日百はあと7年計画でじわじわやりたいと思ってます、どうなることやら･･･😅