【陣馬山〜高尾山】栃谷尾根コースからの富士山と紅葉
- GPS
- 08:15
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,308m
- 下り
- 1,338m
コースタイム
- 山行
- 6:53
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:08
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◎特に危険個所はありません。 ◆陣馬登山口から栃谷尾根コースに進み、20分ほどで最初の分岐を過ぎ、次に陣馬山方面に向かう分岐が標識はあるものの民家の軒先を横切るので一瞬躊躇する箇所がある。 ◆民家の脇を通過すると、一人分の幅のセメント簡易舗装の直登が続く。 ◆果樹園脇の簡易舗装の直登の突き当りを左に入ると漸く登山道となる。 |
その他周辺情報 | 紅葉見物シーズンの晴れた日曜日、ある程度の混雑は覚悟して出かけたが想像以上の混雑、トイレはどこも大渋滞。普段は比較的空いている3号路を下山コースにしたのだがここも大渋滞であった。 |
写真
感想
二か月ぶりとなった久々の山行。
9月、10月と其々三週間づつ風邪で愚図愚図してしまった。
仕事もこの時期、様々なイベントが次から次に入り、
忙しくて休めなかったため、体調不良が長引いた。
今年6月の異動で都心に通いだしてから体力低下が甚だしい、
良いことが全く無い。
爽やかな10月のシーズンを棒に振ってしまい残念であった。
きょうは未だ万全な体調では無く、やや気後れ気味だったが、
山仕度をしているうちに徐々に元気になってきたので、
久しぶりにお山歩することにした。
来週、還暦を迎えるので、たぶん五十路最後の山行。
紅葉シーズンの晴れた日曜日、混雑覚悟で出発。
今回は、病み上がりで少々不安ではあったが、
ゆっくりのんびりと長く歩いてみたかったので、
陣馬山から高尾山までの縦走コースと決めた。
陣馬山までのアプローチは、バスの混雑を避け、
JR藤野駅から「栃谷尾根コース」を選択、初めてのコースだ。
もう一つの「一ノ尾根コース」は二度ほど登ったが、
最後の急登と苦手の階段が続くので、
ほぼ同じコースタイム設定の「栃谷尾根コース」にしてみた。
このコースは最初はアスファルトの林道が続き、
途中から民家や茶畑、果樹園わきの簡易舗装の細い直登、
なかなかダートな登山道に辿り着かない。
それでも、予想もしていなかった民家を下に見る林道の途中で、
半分雲に覆われた富士山を見ることができたのはラッキーだった。
何故だか富士山に会えるとテンションがあがる。
結局、本日、富士山との対面は、このコースからのみであった。
登山道に入ると尾根道で軽快にサクサク歩ける。
心配していた体力も大丈夫そうな気がして来た。
しかし、昇りになるとペースが極端に落ちる。
急登を小刻みにジグザクに歩いて、呼吸を整える。
慎重に歩いていたつもりだったが、
黒い樹脂性の麻袋のような土嚢に足を滑らせ、
前のめりにコケて膝小僧を強打してしまった。
暫し、息を詰まらせて痛みを堪えた。
その場で屈伸運動などして様子をみているうちに
幸いにも痛みは引いていった。
このコースも後半は急登で、息もあがり、汗もかいた。
急坂を登り切ったところが、高尾山方面からの縦走路との合流点、
陣馬山頂まで200mのところである。
いきなり鮮やかな紅葉がいっぱいに広がった。
陣馬山頂には午前10時少し前に到着、ほぼ予定通り。
既に大勢の人達で賑わっていた、こども連れのファミリーが多い。
チェックポイントとして、シンボルの白馬の写真を収めようとするが、
記念撮影の人が途切れずにシャッターを切るまでかなりの時間を要した。
今回、全体を通して結構な枚数の写真を撮ったのだが、
人の顔が大きく映ってしまっているものが多く、
レコにアップ出来ずに残念。
陣馬山頂は相変わらず360度素晴らしい展望である。
富士山は雲の中で全く見えなかったが、周囲の山なみが美しい。
スカイツリーや江の島などがはっきり確認できる。
人混みを避け、山頂下のベンチでブランチ休憩、
湯を沸かし、カップの担担麺と温かいカフェオレで一息ついた。
やや脹脛に張りがあったのと、今までは経験したことは無かったのだが、
シューズの縁が当たる脛の部分に痛みを感じていた。
やはり、久々の山歩きのせいかも知れない。
そんなに気にするほどでも無いので、
予定通り、高尾山口を目指すことにする。
万が一辛くなったら、小仏辺りで降りることにすれば良い。
登山道は双方向とも混雑気味、トレランの人も走れない状態が続く。
ゆっくりのんびり歩くにはちょうど良い。
景信山は物凄い人出であった。
餅つきなどで人混みができていて、
通り抜けるだけでも結構な時間を要した。
小仏城山も茶屋の席はほぼ満席、トイレも大渋滞。
休憩する場所も見つからないので、紅葉の写真だけ撮って通過。
城山の富士山も居なかった。
整備された木道をゆっくり降りて、一丁平に差し掛かる、
一丁平の裏手のほうから鮮やかな銀杏の黄色が光って見えている。
誘われるままに一丁平を巻いて裏道を直進すると、
黄色、黄緑、薄紅色、紅色と、色とりどりの色彩が交差して、
素晴らしく美しい。
裏道は人影も少なく、充分紅葉を満喫できた。
一丁平からのコースに合流すると、再び大勢の人の流れができていた。
もみじ台も右側から巻いたのだが、こちらも結構な人出で渋滞気味。
高尾山頂は相当な混雑であることが容易に察することができるので、
山頂下の5号路で右側に巻き、稲荷山コースで下山しようと、
稲荷山コースに差し掛かると、山頂からの大勢の人の流れができていた。
5号路をそのまま進み、6号路との合流点まで行くと、
本日は混雑のため下り禁止の一方通行となっている。
さらに5号路を進み、3号路で降りることにした。
分岐点では3号路に進む人も疎らだったので、空いているかと思われた。
その期待は直ぐに覆ってしまった。
最初の木橋を渡るころから渋滞が始まっていた。
もともと3号路はすれ違い時もどちらかが退避して道を譲る状態なので、
長い渋滞の隊列を追い越して行くわけにはいかない。
普段ならサクサクと気持ち良く歩けるコースなのだが、
今回は仕方ない、整列に加わって、ゆっくりのんびりと歩いた。
結局、渋滞は2号路との合流点まで続いた。
その先のガレ場の急坂も普段よりも、多めの登山者だったが、
渋滞するほどでは無かったので、高尾山口には、
概ね予定通りの15時半には到着することができた。
後半は異様なほどの人混みに圧倒され
写真を撮るのも止めてしまったのだが、
一日を通してみると、お天気にも恵まれ、
久々に心地よい疲労感と、予定の行程を歩き終えた、
細やかな達成感を味わうことができ良い山行であった。
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