記録ID: 5492592
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山滑走
飯豊山
結びのBCスキーは飯豊・石転び沢雪渓へ「北股岳」
2023年05月13日(土) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 08:04
- 距離
- 26.0km
- 登り
- 1,834m
- 下り
- 1,831m
コースタイム
天候 | 曇り一時晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
・駐車スペースは30台程度 ・現在、車道は駐車場先から通行止め(例年5月下旬に開通) ●倉手山駐車場から温身平まで電動アシスト自転車を利用 ・車道は通行止めになっているが除雪は完了、まだ、カードレール未設置、路面に木屑等があり走行は要注意(自己責任) ・温身平まで約5km、標高差100mだがアップダウンあり ・ピン付き長靴を履き、板と靴を背負って走行 |
コース状況/ 危険箇所等 |
★登山道整備度:-(良5・4・3・2・1悪)階段や木道、鎖等の整備度 ★体力難易度 :4.5(難5・4・3・2・1易)歩行距離、累積標高差、急登等 ★技術難易度 :4(難5・4・3・2・1易)鎖場、アイゼン等の頻度や時間等 ★登山道の眺望:5(良5・4・3・2・1悪) ★山頂の眺望 :5(良5・4・3・2・1悪) 【すれ違った登山者の数:約15人】 ◆登行の状況(温身平〜雪渓端部) ・砂防ダム手前に残雪があり、自転車は温身平でデポ。引き続き、ピン付き長靴を履きスキーと靴は背負って出発。(融雪水が多いので、靴より長靴が良いかも) ・砂防ダムの階段を登ったところから本格的な登山道になる。残雪があり、夏道と雪道を交互に進んでいく。 ・序盤は平坦な箇所が多く、新緑のブナ林を眺めながら歩くことができるが、後半はやや険しくなり、注意が必要なヘツリ箇所が2か所ある。 ・最初のヘツリ箇所は、既にロープや鎖が設置され特に支障はない。2つ目のヘツリ箇所は、ロープ等がないので慎重に歩く。どちらも背負ったスキーが岩や木に当たることが多いので歩き難い。また、スキー靴での通過は厳しく靴が傷だらけになるかも。 ・温身平から約1時間歩き、標高635m地点で雪渓端部の入渓地点に到着。 ◆登行の状況(雪渓端部〜梅花皮小屋〜北股岳) ・標高635m地点で雪渓端部からシール登行スタート。 ・入渓後200〜300mは、デブリの残骸で雪面の凹凸が沢山あったり、沢の中央部が割れ始めている箇所がある。また、標高730m付近は雪割れが多く、安全な箇所をルーファイする必要があるが、それ以外は、概ね雪面が安定して登行しやすい。 ・標高860mの石転びの出合から約4km続く石転び沢雪渓に入る。今年は大規模なデブリが少なく昨年に比べれば雪面は奇麗な感じ。ただし、デブリの残骸等で雪面は小さな凹凸や木屑、小石等の汚れはそれなりにある。 ・標高1250m〜1600m付近は、特に左岸から落石の恐れが高いので、常に上部の状態を確認が必要。(通過後に下方斜面で小規模なデブリが轟音とともに発生) ・標高1400m付近から雪渓の斜度が急勾配になるので、シートラにチェンジしアイゼンを装着し梅花皮小屋まで登行した。 ・標高1650〜1750m付近が最大斜度。概ね斜面角度が35〜40度あり、スキー場の上級者コースを登っていく感じ。 ・梅花皮小屋から北股岳までの標高差170mは、約6割が夏道で、山頂直下の4割ほどを雪上を歩く。山頂直下の雪面はやや急登のためアイゼンを再度装着して上り下りした。 ◆滑走の状況(詳しくは↓動画をご覧ください) ・梅花皮小屋直下から標高635mの雪渓端部まで滑走可能。 ・序盤は急斜面だが、スキー場の上級者コース程度。本日はやや雪面が固く縦溝があり少し滑りにくかったが、標高1500mくらいまでは雪面が奇麗なので気持ちよく滑走できた。ただし、時期や雪量によっては横クラックが発生する場合があるので滑走時は注意したい。 ・標高1500m以下は斜度も緩やかになり、滑走自体は支障はないが、落石や木屑等が多くなるので、地雷を踏まないように注意して滑走する。 ・標高800m以下になると雪渓が割れ始めている箇所があるので、ルーファイしながら安全なルートを滑走したい。 |
写真
撮影機器:
感想
昨年春から始めたBCスキー、今シーズンは20回ほど行くことができました。
先週の白馬大雪渓で板に傷が沢山付いてしまったので、どうせ傷が付くなら再び雪渓に行ってまえ〜と、飯豊連峰の石転び沢雪渓に行くことにしました。
ということで今シーズンのBCは今回で締めてチューンナップに出そうと思います。
石転び沢雪渓までは、長い道のり。。
車道の通行止めが解除されていないので、温身平まで約5km自転車を使い、更に険しい山道を1時間余り歩くとようやく雪渓端部に到着しました。
石転び沢雪渓を登行中に、突如轟音が鳴り響き、落石か、雪崩か、どこだ、と緊張が走りましたが、幸いにして下方斜面で小規模なデブリが発生。
やはり、石が転ぶほどの沢ということで、常に落石等の警戒をして登る必要があるんですね〜
BC滑走はというと、やや雪面が固く、溝あり、凹凸あり、木屑・小石ありで、気持ちよくクルージングすることはできませんでしたが、4km強に及ぶロングな雪渓を満喫することができました。
最後の自転車走行で、急に大きなクマが車道に出てきて、タイヤをロックするほどフルブレーキ。
私もビックリでしたが、あちらもかなり驚いた様子、パニックでこっちに向かって襲ってくるんじゃないかと一瞬思いましたが、斜面上部に逃げてくれて事なきを得ました。
自転車は熊鈴もならないし、音なくスピードが出てしまうので、クマさんが気づき難いのでしょうね〜
クマには何度も会っていますが、自転車は要注意と感じました。
<石転び沢雪渓の滑走を撮影したGoPro動画はこちら↓>
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