朳差岳:石転び沢↑丸森尾根↓


- GPS
- 18:39
- 距離
- 30.7km
- 登り
- 2,994m
- 下り
- 2,996m
コースタイム
- 山行
- 9:53
- 休憩
- 3:29
- 合計
- 13:22
天候 | 1日め夕方まで霧と風。それ以降は晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回のコースでは以下の3か所でアイゼンとピッケルが必要だと感じた。その他の雪渓はツボ足で行けた。 \佚召啾雪渓、特に上部 ∨霧坡抛鄲δ床 4歐紅根上部の雪渓。一番急な所は斜度30度超えていそう。 石転び沢雪渓の下部は雪の溶け具合によって採るべきコースが細かく変わるので事前リサーチと現地でのルーファイが必要。梶川出合で梶川雪渓を渡ってまた夏道に入ったあと、自分はすぐまた雪渓に降りたが、そこから石転び出合まで既に雪渓に穴や亀裂がたくさんできていて、雪渓と露出した岩の間を行ったり来たりさせられた(後半の写真ご参照)。高巻道を行った人もいた(赤滝のへつりというらしい。らくルートには載っていない)が、へつりもまた大変だった様子。詳細な解説が山と高原地図の「石転び沢雪渓登降時の注意」に載っているが、今年の融雪状況は山と高原地図の想定よりも1か月半ぐらい早いように感じた。 |
その他周辺情報 | 水場: 頼母木小屋の炊事場はすでに管理人さんが引いて下さった水がじゃんじゃん(感謝!)。朳差小屋下の水場はまだ雪の下(そこで雪を集めてきてバーナーで溶かしている方はいた)。梅花皮岳下の水場は出ていると聞いた。門内小屋は不明。 小屋の混雑状況 自分が泊まった朳差小屋はほぼ一杯。1階は11人。 頼母木小屋は13時時点で1階は一杯。 梅花皮小屋と門内小屋は自分が通過した時点で誰もいなかったが、梅花皮小屋は最終的に11人だったらしい。 下山後は: ファミリーレストランメイクで食事。 http://www.vill.sekikawa.niigata.jp/tourism/2820/2824/index.html 桂の駅温泉ゆーむで日帰り入浴。水風呂がありがたかった。 https://www.sekikawamura.org/yu-mu |
写真
感想
ハクサンイチゲと残雪の飯豊の写真をヤマレコで見て感動したのが3年前。以来、いつか行きたいと思っていて、今回やっと実現できた。せっかく朳差岳に行くなら、有名な石転び沢雪渓を登って未踏の北股岳から北飯豊の稜線を縦走してみたいし、稜線上に泊まって朝陽や夕陽もみてみたい。幸い今年は5月17日に飯豊山荘まで車が入れるようになったので、1泊2日で石転び沢利用のロングコースにしてみた。
1日目は予想が外れて夕方までガス。風も強く、ハクサンイチゲを見に来て震えながらエビのシッポを見るとは思わなかった(笑)。
ガスの中を黙々と進み、朳差小屋手前のハクサンイチゲ畑で少し青空が広がった時は本当に嬉しかった。そして夕刻、ガスがすっかり晴れ、飯豊の稜線はもとより、はるか遠くの山まで姿を現してくれた。朳差小屋宿泊の他の方たちと、やっぱり今日来て良かったですね!と10回は話していた気がする(笑)。
また、夕景は頼母木小屋より朳差小屋の方が楽しめるので、初日のうちに朳差小屋まで進んで自分的には良かった気がする。朳差小屋南のハクサンイチゲ畑と朳差岳北の湿原が朝の光だと逆光になってしまうというのもある。
夕方、朳差小屋の中での山談義の最中に誰かが窓の外を指して「あ、青空広がって来ましたね!」というと皆んなであたふた外に出るということが2、3回あり、それも楽しい思い出。
2日めは予報通り晴れ。時間の余裕もあったので、写真撮りまくりの稜線歩きを存分に楽しめた。ゼブラ状に雪渓の残る山々とハクサンイチゲのコラボは本当に素晴らしかった。
ハクサンイチゲが特にたくさん咲いていたのは以下の場所。
・朳差小屋南約50mの鞍部
・大石山前後からそのすぐ南の1567m峰まで
・頼母木山と地神山北峰の間の鞍部
地神山北峰からは、事前にあまり知らずにいた急な雪渓を下る。雪渓のあとは段差の大きな急な尾根をガンガン下るけれど、そこも花がいっぱい。
*****
山の上の避難小屋での宿泊というのは今回初めてだった。食事も寝袋も問題なくこなせたので、今後の山行のパターンを増やせそう。朳差小屋付近の深夜の気温はおそらくちょうど0度ぐらい。シュラフの中でダウンを着てちょうど良かった。
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