【播磨探索78】時間がある限りバリ探索継続、播磨alps桶居山
- GPS
- 04:59
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 745m
- 下り
- 728m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 4:59
天候 | 曇のち一時雨、下山後本降り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
バリルートについて記載します。 1.地徳山西尾根 尾根末端から取り付きましたが、そこには道はありません。少し登ったところで左からの明瞭な踏み跡が合流してきましたので、その入り口を探して登った方がよいです。この踏み跡を忠実にたどれば地徳山南側で縦走路に合流します。下草の藪はまだ少なかったですが、灌木の枝が踏み跡の上に伸びていてうっとおしいところはありました。時々岩場もありましたが、斜度がそれほどないので問題ありません。 2.桶居山の東の210m圏鉄塔山の北東尾根 鉄塔の下から草に覆われたかすかな踏み跡に踏み込むと、5m位ですぐに立派な踏み跡になり、草藪も少なくなります。この踏み跡は次第に細くなり羊歯藪に覆われるようになります。羊歯の中のかすかな踏み跡をたどりますが、松の枝が邪魔をします。190m圏のピークにある白ザレから先はさらに踏み跡が不明瞭になり、最後のピークの登りでついに踏み跡がなくなり、密な羊歯藪に阻まれます。ピークを巻く踏み跡も見つからず、やむなく稜線上の密藪をサルトリイバラやチクチクする針葉樹の枝を避け、腰高の羊歯の海を泳くようにかき分けながら強引に突破してピークまで登りましたが、その先の下りは羊歯+灌木の密藪で到底突破は無理な状態でした。 この播磨アルプスの桶居山から鷹ノ巣山の間の北東側の派生する枝尾根6本は、いずれも尾根の上に踏み跡があっても最後の尾根末端への下降部分が羊歯藪に覆われていて、下まで降りられるのは私が踏査した限りでは1本しかありません。 |
写真
感想
天気がはっきりしないこの週末。この日の高砂の予報はYahooでは日中は曇、ウェザーニュースではずっと雨。加古川のホテルで様子を見ていたら、9時にはホントに止んだので、Yahooを信じて播磨アルプスの桶居山の南壁直登ルートをやってみることにしてホテルを出発。
電車の中で具体的に歩くルートを考えていましたが、なんと降りる駅を間違え。桶居山にまっすぐに行くには姫路別所で降りるべきなのに、一つ手前の曽根駅で下車してしまいました。降りて歩き始め、GPSを見て気が付き愕然としました。
でも雨上がり桶居山直登コースは下部の猛烈藪でずぶ濡れになること、上部の急な岩場が滑りやすくて危険なこと等で本当に登るかどうか少し迷っていたこともあり、予定を変更。ヤマレコでは2013年のyamayaさんの記録(下りで使用し、途中から北側に逸れて下山している)しかない地徳山の西尾根を探索することにし、先月の播磨探索で帰りにチェックしておいたの尾根末端の取り付き点から登山開始。
はじめは地面が段々になっていて昔は果樹畑だったと思わせる藪を古い踏み跡を探して登り、いったん緩やかになると左から登ってくる明瞭な踏み跡とテープ印に合流(たぶんyamayaさんたちが下ったルート)。そのあとはこの踏み跡を忠実にたどって登ることで、灌木の枝が邪魔をして朝までの雨で濡れていて鬱陶しかった(ズボンと靴が濡れた)以外は思いのほかに快調に登り地徳山手前で縦走路に合流。あっさり目的を達してしまいました。
とりあえず百間磐を登って別所奥山まで行き、その先どうするか考えました。百間岩の感じでは半分乾いてきてそれほど滑らないので、鷹ノ巣山から仙人岩を通って桶居山の方へ行き、いったん下って桶居山の南壁にトライすることにしました。
先月探索した岩山や仙人岩、鷹ノ巣山、私の好きな播磨雲の平(私が勝手にそう呼んでいます)を薄日が差す予想外の好天の中を堪能しました。
桶居山の手前の鉄塔まで来ると、この鉄塔から北へ派生する細くて明瞭な尾根があります。ヤマレコでは記録がなく未踏になっていて、以前から気になっていました。前に来たときは藪がひどくてこの尾根への下り口がわからず諦めたのですが、今回ダメ元でもう一度踏み跡がないかどうか調べたら、見つけてしまいました。
これはもうこの尾根を降りろ、という神の思し召しに他ならないと感じて予定を変更し、この尾根を探索することにしました。
尾根下り口の藪を突破するとすぐに明瞭な踏み跡になって藪も少なくなり、しばらくは濡れた松等の枝を避けながら快適に尾根を下りました。しかし次第に羊歯の藪が出てきて木の枝の通せんぼも多くなり、踏み跡も不明瞭なところが多くなってきて、最後の地形図で標高180m圏のピークの手前で踏み跡は完全に消滅。ピークを巻く踏み跡も探しましたが見つからず、羊歯、とげとげサルトリイバラ、松の枝、モミかツゲの葉っぱがトゲトゲした木、蜘蛛の巣、とどめはここで急に天気が悪化して降雨も加わり、とうとうこのピークまで頑張ったところで撤退を決定。縦走路へと戻りました。
雨は幸い縦走路まで戻ったところで止み、ここでレインジャケット等を脱いで、ストックで濡れた葉っぱの露払いをしながら桶居山に登頂しました。
桶居山の南壁ルートは山頂から見下ろすと下が見えない急斜面で下りではさすがにさっきの雨で岩が濡れていて絶対無理なので今回は断念しました。雲行きは改善しそうもなく、天気予報では夜に向かって再び悪化するはずだったので、桶居山からは北側の夕陽ヶ丘へ下る未踏のルートでエスケープしました。
登山口に降り立つと同時に雨がまた降りはじめ、今度はすぐに強くなってきてそのまま本降りとなりました。下山前に降られなかったのは昨日同様で幸運でした。
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