欲張りすぎ百高山（蝙蝠岳・北荒川岳・新蛇抜山・安倍荒倉岳）

2023年05月17日(水) ~ 2023年05月18日(木)

• GPS: 30:10
• 距離: 47.3km
• 登り: 3,776m
• 下り: 3,776m

コースタイム

1日目

• 山行: 15:10
• 休憩: 1:14
• 合計: 16:24

4:21 鳥倉林道ゲート（駐車場）
4:42 4:49 鳥倉林道登山口
5:33 5:34 豊口山のコル
6:02 6:03 ほとけの清水
6:27 6:33 塩川・鳥倉ルート合流点
6:54 7:04 三伏峠小屋
7:23 7:23 三伏山
8:18 8:19 本谷山
10:22 10:35 塩見小屋
11:47 11:48 塩見岳西峰
12:18 12:19 塩見岳
12:43 12:43 北俣岳分岐
13:02 13:02 北俣岳
14:04 14:12 蝙蝠岳
15:19 15:19 北俣岳
15:42 15:44 北俣岳分岐
16:02 16:03 雪投沢源頭水場下降点
16:29 16:30 北荒川岳キャンプ場跡地
16:41 16:43 北荒川岳
17:45 18:03 新蛇抜山
18:21 18:21 竜尾見晴
19:23 19:24 安倍荒倉岳
20:45 熊の平小屋

2日目

• 山行: 13:06
• 休憩: 1:02
• 合計: 14:08

6:06 熊の平小屋
6:49 6:51 安倍荒倉岳
7:42 7:42 竜尾見晴
8:07 8:09 新蛇抜山
9:46 9:50 北荒川岳
9:57 9:58 北荒川岳キャンプ場跡地
10:46 10:47 雪投沢源頭水場下降点
11:40 11:46 北俣岳分岐
12:43 13:01 塩見岳
13:04 13:04 塩見岳西峰
13:54 14:00 塩見小屋
16:23 16:23 本谷山
17:33 17:34 三伏山
17:54 18:05 三伏峠小屋
18:18 18:21 塩川・鳥倉ルート合流点
18:47 18:47 ほとけの清水
19:19 19:20 豊口山のコル
19:57 20:03 鳥倉林道登山口
20:14 鳥倉林道ゲート（駐車場）

天候

☀（強烈紫外線…）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

府中ICー松川ICー鳥倉駐車場（4H）

コース状況／危険箇所等

5月17日時点で、三伏峠手前より残雪あり。私は三伏峠でチェーンスパ装着。その後、三伏山、本谷山、塩見小屋手前では装着が望ましいと。特に早朝。
塩見岳〜蝙蝠岳〜熊ノ平小屋までは、日が昇り、残雪が緩んでいたので気候と実力で判断というところでしょうか。ただ、熊ノ平小屋までは超残雪です（私は正直、時期を間違えました…夏にすればよかった…反省）。
雪がないルートでは、北俣分岐後〜北荒川岳までのザレ場がキョーレツに危険です。
冬に動かされた大きな岩たち、雪どけ水でどろどろの箇所あり。急登でどこに足を置けばよいのか…滑れば終わります。要注意です。

写真

5/17 3:51

4度目の鳥倉P。こんなに遠かったっけ？
手前の夕立神峠パノラマ公園。
真っ暗で本当に怖かったので、車のライトをつけて、ドアをフルオープンで女性用トイレをお借りしました（男は裏側で怖すぎた…）。

5/17 4:16

鳥倉Pより稜線と晴天。最高の天気の予感。

5/17 4:18

今回も、チャリ利用〜帰りの楽さを考えると無理してでも車に乗せて。
後から来た若い二人組の女性陣。自転車なしの塩見日帰りピス。ご自身で“健脚”というだけのことはある！
オヤジは楽させていただきます！

5/17 4:42

鳥倉登山口へ〜

5/17 4:46

さあ、欲張り百高山劇場の始まりで〜す。

5/17 4:48

実は息子のチャリなんだよね〜
ちなみに前回は奥さんの電動チャリ〜

5/17 5:06

久しぶりのカラマツ。
秋には金色なんだろうな〜

5/17 5:25

合間から見えるご褒美。

5/17 5:57

本日のご来光〜
実は、実は、10年前にこの場所で、次男坊の名前を考えたんです！
自分も輝きながら、かつ、他の人を温められ、輝かせてあげらるような人になってほしいと"晄”と。順調、順調☺

5/17 6:03

本当に、ほとけの水です。

5/17 6:48

だんだんと雪が出現。
でも、登りはそれほど不安なし。
不安があるとすれば、塩見経由、蝙蝠〜熊ノ平小屋泊。そして一泊二日の弾丸欲張りプラン。
先が長すぎるので、なるべくオーバーペースにならないように、ゆっくりゆっくり登るように心がけましたし、あと200歩といわれようが挑みませんでした。

5/17 6:53

2時間ペース。まずまず。
とは考えていたが、ここでゆっくり歩いたので、後で効いてきます...

5/17 6:58

真っ青！

5/17 7:04

木々の間から、塩見のお目見え〜

5/17 7:19

三伏山まで登れば、絶景あり。

5/17 7:19

小河内岳。
前回行ったときに、左の雪の傾斜で苦労した思い出が…

5/17 7:19

中央アと伊那谷

5/17 7:21

まだ全貌を見せない南ア

5/17 8:16

経由地。

5/17 8:18

ちょっとずつ見せますよ〜
千丈、甲斐駒、アサヨ、北岳、間ノ岳…

5/17 8:42

来た来た〜

5/17 9:00

塩見小屋前の急登。
カチカチなら、滑り落ちるね〜

5/17 9:41

それにしても、意外と残雪が多いなという感想。
予想ではもっと溶けてるはずなのに。。。
なかなかの踏み抜き地獄だし。

5/17 10:22

塩見小屋と塩見。
泊まりたいのになかなかタイミングが。

5/17 10:25

ここから見るご来光想像しただけで…昇天〜
ちなみに、今日の宿泊地は、手前の稜線をずっと歩き、間ノ岳（雪のかぶった山）を少し下った茶色の林ところ。
間に蝙蝠までの稜線を挟み…なんて無謀なプランを立ててしまったのか…百高山難関部を一日で踏むことに目がくらんでしまった…

5/17 10:35

小屋の前には、烏帽子、小河内岳、そして赤石・大沢岳が。ここは楽園か！

5/17 10:36

それにしても、急…

5/17 10:40

鉄兜

5/17 11:17

つかねー

5/17 11:40

ラスト〜

5/17 11:43

西峰到着〜
西と東と富士山と〜

5/17 11:44

東峰と荒川・赤石。
かっこいい！

5/17 11:44

こっちも深いな〜
大沢岳。深すぎてもういけない…

5/17 11:45

下界の温度が高すぎて、今日は北がみえねー

5/17 11:45

南アオールスター

5/17 11:45

農鳥〜笹山をバックに西峰（bokさんいるかな笑）

5/17 11:46

そして、富士山と恋焦がれた蝙蝠岳〜

5/17 11:50

この稜線を歩いてみたかった〜

5/17 11:59

あまり時間の余裕がなくなってきたので急いでランチタイム〜
みかんは、がぶ飲みでした〜みかんはスープ笑

5/17 12:14

西峰と千丈

5/17 12:17

見てるだけで落ち着く〜

5/17 12:32

久しぶりのライチョウさん

5/17 12:42

だいぶ緩んでいます。
帰りはもっと融解が進んでいました。

5/17 13:00

雪が柔らかかったからよかったですが、硬ければ切れ味抜群ですね。

5/17 13:05

遠いけど◎

5/17 14:06

これまた絶景！

5/17 14:06

塩見も映えますね。

5/17 14:10

これは要らないか笑
絶景を邪魔するオヤジ

5/17 14:12

気持ちよくないわけがない！

5/17 14:12

意外とアップダウンがあったけど、気持ちよくないわけがない！！

5/17 15:45

あんまり時間がなかったので、急いで北俣分岐へ。
ここから未知ですね〜
百高山90位台のレアな山たち。

5/17 16:17

少し陽が傾き始める…まだまだ先が長すぎて焦る。急げ〜

5/17 16:29

ほんとはここ（北荒川岳キャンプ場跡地）でキャンプしたかった〜
シカが多いから？ダニ？

5/17 16:41

塩見小屋を反対から。
夕方最高です！

5/17 17:54

よめない〜しんじゃぬけやま。本家じゃぬけやまがあるのかな？しらべてみよ〜（調べてみたら違うことがわかった“じゃぬけ”）

この100位の山の前後の残雪がやばかった！
マーキングも少なく（見落としてるだけ？）、一歩一歩踏み抜きで進む…時間ないのに全然進まない（泣・泣・泣×100）

5/17 18:21

稜線に出れば、夕方。最高でしょ？
（でも時間なし！！）
この時、東斜面は暗闇です…

5/17 18:21

この後、日没へ（次の写真は夕方ではないですよ〜朝です）
熊ノ平小屋まで、暗闇の中約2時間以上ルート検索してやっと小屋へ…精魂尽き果てました。
考えることは、明日帰れるのか？あのルート（熊ノ平〜北俣分岐）を超え、長いルートを歩き、チャリまで帰れるのか？？
寒さも加わって、夜何度も起きてしまった…せめて寝かせてくれ〜

5/18 5:11

翌朝（何度もいいますが、朝日）。

5/18 5:35

これまた癒される〜
少し頑張る気になってきた（単純）。

5/18 6:05

太陽って不思議

5/18 6:04

小屋にたどり着けなかったら、どうなっていたことか。
ありがとうございます！
ただ、なんだか気持ち悪くて、ご飯がのどを通らない…

5/18 6:05

枯れない水場

5/18 6:33

俺のゴールは、無事に塩見の向こうにある登山口まで無事に帰ること！！

5/18 6:50

眺望は別にして、きれいな青の安倍荒倉岳でした！

5/18 7:36

朝は踏み抜きは多少マシ。
自分が踏み抜いたところを踏めば、それ以上踏み抜くことはめったにないし、雪も硬い。
これが何時まで持つか。北荒川まで早く抜けたい。

5/18 7:43

今日もいい天気！
おいらがやることはただ一つ。
無事に帰る！

5/18 9:49

鉄兜恐るべし

5/18 9:57

キャンプ場跡地。シカが飛ぶように走っていく（何にもしねーよ）。

5/18 10:54

今回の雪がないルートの最難関。
一番上のドームみたいなところ。
安定した足場がほとんどない。

5/18 11:33

ぐずぐずのザレ場。
夏場になれば皆が踏んで安定するのかな？

5/18 12:52

分岐まで戻れた〜長かった〜

5/18 12:53

蝙蝠の稜線。癒される〜
また来れるかな？

5/18 12:53

最後の尾根。
右から左へ全部歩いたあと、登山口まで2時間下って、20分自転車。4時間運転…

5/18 13:04

朝からほとんど水物しかのどを通らない…
完全シャリバテ風。最後まで持つのかな…

5/18 17:35

三伏峠小屋✨

5/18 18:03

やっと、ここまで帰ってこれたけどもうすぐ日没…
二日続けてナイトハイク。
ただ、朝のこれから明けるナイトハイクと、今から始まるナイトハイクは全く不安感が違う。いい勉強になった〜

5/18 18:44

のどに物が通らないから、水ばかり飲んで水も尽きて2時間。
ほんとに、ほとけの水。

5/18 19:58

そして、やっと鳥倉登山口へげざーん。
ご褒美第2弾。自転車に仕込んでおいて、CCレモン。
最後はこれ飲むことばかり考えてた笑

5/18 20:15

そして、いろいろ反省しながらチャリで駐車場へ。
本当に、今回の山はいい勉強になった〜
お、つ、か、れ、でした〜

撮影機器：

iPhone SE (第2世代) 128GB au Apple

感想

ひっと

正直、今回は欲張りすぎ、無茶しすぎです❗️
この時期に、一泊二日で挑戦するには無謀すぎる…
（筋力低下、体力低下が否めないので、どうしても、今年中に百高山を。という願いが無理なプランニングを…深く、深く反省）

車で4時間。自転車30分でやっと登山口。
そこから初日16時間（朝4時〜20時）。二日目14時間（朝6時〜20時）の30時間、累積高度4000m近く、約50キロ歩き。しかも予想以上の超残雪でした😅（帰って体重測ったら-4キロ😱😱😱。すぐに戻りそう笑）
山を楽しむための準備、情報収集の大切さ、心構えが必要だなと今更ながら強く感じる山行でした。本当に良い勉強になりました！
ただ、やっぱり山は、どんな時もきれいだった〜✨

この年になって、ある意味、また大きな壁を超えられた気がします❗️
（でも、もう無謀な挑戦はやりません‼️）

コメント

bok8sora2nar

hitさん

いやはやもう、ほんと、トンデモ山行でしたね。あんな深山のしかも残雪読めないこの時期に、なんてチャレンジャー😱有言実行、でもこんな早い時期だとは思いませんでしたー笑
晴天に恵まれた平日2日間、気温高めでご苦労された部分も大いにあったでしょうね。
日暮れ迫る中での焦り、よーく分かります。無事脱出への目標切り替え、すごーくよく分かります。
自転車に仕込んだご褒美、ホントご自身のことをよく分かってますね。微笑ましかったです。
ご無事で何よりです❗️hitさんのことなので、最後のところは全く心配してませんがね。

bokは晴天を横目に仕事していて、南嶺にはおりませんでした！
でも何だか半分自分がチャレンジしたような気持ちで読ませていただきました。ご馳走様でした😋
このルート、私はいずれ2泊で歩きに参ります?
ちなみに塩見以降は、誰ともスライドなしでしたか？？

hitさんのおかげで百高山に魅せられた私は、今週末、三ノ沢岳にチャレンジしてきます。初の中アです。今まで気持ちが向きませんでしたが、お陰様でいいモチベーションをいただきました！

ともかく難関一気回収おめでとうございます🎉
まずは、ゆっくり疲れを癒してください！

ひっと

bokさん
コメントありがとうございます。
当日は、鳥倉駐車場には私を含め、4台の車があり、途中でテン泊が2張りと2人組の塩見ピスの健脚女性のみで、私のような塩見を超え、熊ノ平までというおバカはおりませんでしたよ。
ただ、小屋まで踏み跡がいくつかあり、熊ノ平のメモ帳に宿泊されたようなコメントがありました。
でも、正直もう少し雪がなくなって歩いたほうが楽しいですよ。

三ノ沢岳！いいですね〜私も昨年の初冬に行ったような記憶があります。
最後の部分に雪が多めに残っていたのと、途中ちょっと雪が残っていれば不安そうなところがあったように記憶しています。まあ百戦錬磨のbokさんにいうことではありませんが。
中央アルプスの木曽駒⇔空木岳の稜線はなかなか良いですよ。山並みがきれいですので、ぜひ時間があれば行ってみてくださいね。
ただ、サルに気を付けてください。結構多いです。
私は稜線でボス猿に行く手を阻まれ、駐車場付近でサル軍団に四方八方囲まれ、威嚇された記憶があり、
あれ以来サルを苦手にしています。

次回私は、療養目的でもう少しまったりとした山に行こうかと考えています。
（ただ、聖が気になっています…）
ではまた。

bok8sora2nar

hitさん
はい、私は無理せず夏場に行こうと思います😅夏場の熊の平は水が豊富でオアシスですからね。ここの赤線繋ぎは悲願なので、今年か来年か、早めに歩きたいと思います。

中アの稜線も峻険でカッコいいですよね。是非直に眺めてみたいです。山小屋が苦手でして、テント泊しづらい中アは遠かったんですよね。今回は残雪期限定の宝剣山荘幕営で行ってきます。
しかしサルですか、、。サルにはどう対処したらいいんですかね…。山でも会ったことはありますが、取り囲まれたら恐怖ですね…。

聖も遠い山ですが、私も何度登っても憧れの存在です。また次のhitさん山行楽しみにしてます。

yamasemi

hitさん こんばんは
遅くなりましたがビックリしました！
こんなに早く挑戦されるとは！ この時期に凄いですね
蝙蝠はいつか行こうと思いながらもここまできてしまい、この先行くことあるのかなぁって思い始めてましたが、hitさんの激歩きに刺激を受けました！
体力戻ったら考えてみます　私の場合は蝙蝠までですが

お体もすっかり回復されたようで安心しました^^
これからも無理せず頑張ってくださいね^^

ひっと

yamasemiさん

お疲れ様です。
コメントありがとうございます！

今回はホントに無謀な挑戦しました😅だいぶ猛省中なんです…
ただ、あそこを2回にわけて行くより、何とか一度に〜と欲を出してしまいました。

yamasemiさんのように、山歩きを上手く楽しめるように、成長せねばと思っております。
心と身体が落ち着いたら、またぼちぼちあるきます。

今年は槍にお邪魔したいと思っております。