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Yamareco

記録ID: 5511360
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

駒ノ尾山〜後山 🚗美作市エビネ蘭園・山シャクヤク園🌸

2023年05月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:08
距離
11.2km
登り
802m
下り
803m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:44
休憩
0:20
合計
5:04
9:36
9:37
33
10:10
10:15
26
10:41
10:41
6
10:47
10:48
21
11:09
11:09
18
11:27
11:29
21
11:50
12:01
43
13:35
13:35
5
13:41
ゴール地点
駒ノ尾山ちくさ高原登山口からの上りはゆったりとした上り。谷側にヤマシャクが続く楽しい登山道。稜線も快適ハイキングコース♪。舟木山からの下りのみ膝をかばいつつ慎重に下る。
天候 麓,曇り後晴れ,稜線はガス時々☀
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
岡山市内より美作道路,美作市内を北東に進み西粟倉村から峰越峠を越えて千種高原へ。今日は兵庫側から上がる。
コース状況/
危険箇所等
千種高原クリンソウ群生地→道べりに広大なクリンソウの湿地。散策道や木道がきっちり整備されている。
駒ノ尾山ちくさ高原登山口〜大海里峠→細いトラバースが一部あるが,全体的に非常によく手入れされた快適な道。
大海里峠〜駒ノ尾山〜後山→起伏が少なく快適なハイキングコース
船木山〜船木山登山口(兵庫県側鍋ヶ谷林道)→踏み跡明瞭。濡れていると滑りやすいところがある。テープ等の標示有り。
鍋ヶ谷林道入り口〜駒の尾山ちくさ高原登山口→林道と車道。曲がりくねった林道が意外と長かった。
その他周辺情報 西粟倉に湯〜とぴあ黄金泉,千種側にエーガイヤちくさ。温泉に惹かれたが,美作市エビネ蘭園・山シャクヤク園に道草する。
峰越峠を越えて千種高原へ。兵庫側のちくさ湿原に一大クリンソウの群生がある。
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峰越峠を越えて千種高原へ。兵庫側のちくさ湿原に一大クリンソウの群生がある。
ぶわーっ!と赤紫の花弁が立ち並ぶ。太陽が当たらなくても鮮やか。
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ぶわーっ!と赤紫の花弁が立ち並ぶ。太陽が当たらなくても鮮やか。
和名の由来は輪生する花を,仏塔の先にたつ「九輪」に見立てたことから付いたそうだ。洋名のプリムラは早春に咲くことから名づけられたらしい。
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和名の由来は輪生する花を,仏塔の先にたつ「九輪」に見立てたことから付いたそうだ。洋名のプリムラは早春に咲くことから名づけられたらしい。
赤の強い色のタイプも混ざって咲く。サクラソウの仲間です。
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赤の強い色のタイプも混ざって咲く。サクラソウの仲間です。
登る前からすっかり花三昧。でも花見はまだまだ続く。千種高原登山口から駒ノ尾山へ。
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登る前からすっかり花三昧。でも花見はまだまだ続く。千種高原登山口から駒ノ尾山へ。
昨日の雨で谷筋は水量が多い。沢なりの響く道を上がって行く。
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昨日の雨で谷筋は水量が多い。沢なりの響く道を上がって行く。
徒渉ポイントにオククルマムグラ。小さな花がいっぱい。
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徒渉ポイントにオククルマムグラ。小さな花がいっぱい。
そして道の左手,遙か下の谷に白いぽこぽこがいっぱい見えるようになる。
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そして道の左手,遙か下の谷に白いぽこぽこがいっぱい見えるようになる。
滴を纏った白ボコちゃん。瑞々しい。
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滴を纏った白ボコちゃん。瑞々しい。
ちょっとだけよ♪。
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ちょっとだけよ♪。
沢筋には至るところにヤマシャクが続く道。労せず花見ができます。少し谷に下りればさらに観察できるが,もう満腹。
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沢筋には至るところにヤマシャクが続く道。労せず花見ができます。少し谷に下りればさらに観察できるが,もう満腹。
ツクバネソウ。やっと咲いたヤツに出会った。めしべがおもしろい。
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ツクバネソウ。やっと咲いたヤツに出会った。めしべがおもしろい。
キブシにとまるエナガ。今日はツツドリとカッコウの鳴き声を至近距離で聞き,飛翔を確認する(写真は撮れず,つまり逃げるのを見ただけ💦)。どちらも地鳴きは「グェゲゲエ」と野太い声で品?がなかった。
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キブシにとまるエナガ。今日はツツドリとカッコウの鳴き声を至近距離で聞き,飛翔を確認する(写真は撮れず,つまり逃げるのを見ただけ💦)。どちらも地鳴きは「グェゲゲエ」と野太い声で品?がなかった。
久しぶりに大海里峠に来た。稜線はガスの中。多分晴れていたら正面に那岐山とかが見えそう。この登山道,歩きやすくてほんとによい道でした。
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久しぶりに大海里峠に来た。稜線はガスの中。多分晴れていたら正面に那岐山とかが見えそう。この登山道,歩きやすくてほんとによい道でした。
道中出会った花たち。ムラサキケマン,ニシキゴロモ,サワハコベ,チゴユリ。
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道中出会った花たち。ムラサキケマン,ニシキゴロモ,サワハコベ,チゴユリ。
本日一座目,駒ノ尾山1281mはガスの中。岡山側から上がってくる人が多かった。軽く食べて次へ。
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本日一座目,駒ノ尾山1281mはガスの中。岡山側から上がってくる人が多かった。軽く食べて次へ。
途中日が差すこともあった。新緑の梢に青空が広がるとテンションも↑。暑くなるのはヤダ。
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途中日が差すこともあった。新緑の梢に青空が広がるとテンションも↑。暑くなるのはヤダ。
山頂と言うには平べったすぎる鍋ヶ谷山1253m。
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山頂と言うには平べったすぎる鍋ヶ谷山1253m。
なかなか眺望は現れない。船木山1334m通過。麓の方だけ見えます。
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なかなか眺望は現れない。船木山1334m通過。麓の方だけ見えます。
20分ほどで岡山県最高峰後山1344mへ。相変わらずガスで氷ノ山方面全く見えず。人が多くいたので船木山へとんぼ帰り。平成の大馬鹿門方面,いつ下りる?
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20分ほどで岡山県最高峰後山1344mへ。相変わらずガスで氷ノ山方面全く見えず。人が多くいたので船木山へとんぼ帰り。平成の大馬鹿門方面,いつ下りる?
帰ってる途中で,やっと日名倉山が見えるように。そして,また隠れる...。
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帰ってる途中で,やっと日名倉山が見えるように。そして,また隠れる...。
舟木山で行動食。岡山から来られたご家族ハイカーとお話。小さなお子さん,元気に歩いて何よりです。足下にはオオカメノキの名残。作りものみたい。
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舟木山で行動食。岡山から来られたご家族ハイカーとお話。小さなお子さん,元気に歩いて何よりです。足下にはオオカメノキの名残。作りものみたい。
稜線の眺めがないので,鍋ヶ谷林道への道を下ることに。踏み跡はあるけど,細く滑りやすい道は心許ない。
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稜線の眺めがないので,鍋ヶ谷林道への道を下ることに。踏み跡はあるけど,細く滑りやすい道は心許ない。
ときどきコケの芸術。
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ときどきコケの芸術。
林道登山口まで1時間弱。上りとは違って,人工林が続く単調な道でした。林道沿いはギンちゃんが続々と並んでお出迎え。
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林道登山口まで1時間弱。上りとは違って,人工林が続く単調な道でした。林道沿いはギンちゃんが続々と並んでお出迎え。
ガクウツギも集まって開くと見事。
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ガクウツギも集まって開くと見事。
ホオノキのでかい花を横から。山に多くあります。
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ホオノキのでかい花を横から。山に多くあります。
帰路に見つけた花たち。ガクウツギ,ヒメレンゲ,ユキザサ,ヒメウズ。ユキザサは今季初。
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帰路に見つけた花たち。ガクウツギ,ヒメレンゲ,ユキザサ,ヒメウズ。ユキザサは今季初。
長い林道歩きを終えて,やっと県道72号に出た。この辺り,水の流れるところにはクリンソウが咲いている。
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長い林道歩きを終えて,やっと県道72号に出た。この辺り,水の流れるところにはクリンソウが咲いている。
峰越峠手前から,今日の山の復習。駒ノ尾山だけ仲間はずれ。てっぺんは最後まで雲の中です。
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峰越峠手前から,今日の山の復習。駒ノ尾山だけ仲間はずれ。てっぺんは最後まで雲の中です。
帰り道,美作市エビネ蘭園・山シャクヤク園に寄り道する。親切なSさんがすぐに案内してくださり,山野草園を自由に見学。入園料は500円也。
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帰り道,美作市エビネ蘭園・山シャクヤク園に寄り道する。親切なSさんがすぐに案内してくださり,山野草園を自由に見学。入園料は500円也。
山野草園は樹林の中にある。無数のエビネが出迎えてくれます。といっても時季が遅くて終わってる花も多い。
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山野草園は樹林の中にある。無数のエビネが出迎えてくれます。といっても時季が遅くて終わってる花も多い。
それでも,色とりどりのエビネたちに,今季やっと出会うことができた。キエビネがカラフル。
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それでも,色とりどりのエビネたちに,今季やっと出会うことができた。キエビネがカラフル。
白ボコ。
赤ボコもちゃんとある。
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赤ボコもちゃんとある。
赤茶弁のエビネがよく残っていた。Sさんによると買ったものも植えているらしい。
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赤茶弁のエビネがよく残っていた。Sさんによると買ったものも植えているらしい。
日が当たるとラン顔が美しい。
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日が当たるとラン顔が美しい。
とにかく。
あっちにもこっちにも。山いっぱいにこんなに植えてあるの初めて見たかも。阿哲のマンサク園もすごいらしいが。
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あっちにもこっちにも。山いっぱいにこんなに植えてあるの初めて見たかも。阿哲のマンサク園もすごいらしいが。
ここにもカラフル・クリンソウ。やっと日の光の当たる花を見て満足。
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ここにもカラフル・クリンソウ。やっと日の光の当たる花を見て満足。
湿生植物園にいました。カワトンボ♀かな。
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湿生植物園にいました。カワトンボ♀かな。
クリンソウにクロアゲハがひらひら。夢中です。
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クリンソウにクロアゲハがひらひら。夢中です。
山野草園には他にもいろいろ。ユキノシタ,フタリシズカ,シライトソウ,オダマキ。花が多くあって楽しめるところです。
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山野草園には他にもいろいろ。ユキノシタ,フタリシズカ,シライトソウ,オダマキ。花が多くあって楽しめるところです。
Sさんちのネコに見送られ,見学終了。よい一日でした。
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Sさんちのネコに見送られ,見学終了。よい一日でした。

感想

昨日の雨はすっかり上がって土曜日,☂マークなしの県北。先達のレコで気になる後山方面へ千種高原から上がる。千種高原のクリンソウが見頃との情報があり,出発から楽しみになる。6時前,少し遅いスタートだが,その方が天気はよくなりそう。G.W.後半以来週末の天気に恵まれず,やっと少し遠くまで足を伸ばした。
千種高原のクリンソウは見頃を迎えていた。朝早くから大きなカメラを抱えた方が熱心に撮影されていた。うわさのクリンソウが湿原にびっしりと咲いて見応えあり。人も少なくゆっくりと花見。山に登る前から花三昧で登山口へ。
千種高原から上がって行くと,すぐにヤマシャクヤクが谷底に見えるようになる。まだつぼみも多くあるので,しばらく楽しむことができそう。岡山の広戸仙辺りよりも花がずいぶん遅い感じだ。よく整備された緩い道で,すっかりお気に入りのコースになりそう。
大海里峠から上はガスがかかった幽玄な道だった。周囲が明るかったのは上の雲が薄いからだろうか。駒ノ尾山〜後山の稜線歩きは時おり太陽がのぞき,周囲の景色も見えた。ただ1300mより上は最後まで雲が取れなかった。
後山から船木山に戻り行動食を摂る。景色がよければ往路をピストンしようと思っていたが,見通しは回復せず。下山は船木山登山口(兵庫県側鍋ヶ谷林道)へ下りてみた。踏み跡はしっかりとある。しかし,人工林の続く単調な道で花はない。倒木をくぐり,滑りやすい場所に用心しながらゆっくりと下りた。最後の長い林道沿いはギンリョウソウ天国だった。
帰路,美作市エビネ蘭園・山シャクヤク園に道草。入園料500円かかるが安いものだ。Sさんが管理されている山野草園で,親水公園のような庭にクリンソウなどの花,そして山野草園になっている山に,エビネやヤマシャクヤクが無数に植えてある。エビネは終わりかけ,ヤマシャクはこれからが見頃だそう。今年はエビネをじっくり見る機会がなく,やっと花に出会うことができた。
自生したものでなくても手間暇かけて育てられた山野草は見応えがある。帰り間際にお茶をおよばれし,よもやま話でしばらくくつろいだ。自然は豊かでも,田舎暮らしはなかなか大変だそうだ。山野草は鹿にやられたり,温暖化でいたんだりと不安が尽きないとか。ご自身の年齢も気にされていた。しかし花いっぱいの山野草園は好きな人には嵌まってしまうところ。少しでも多くの方が訪れ,活気ある場所となることを願わずにはいられません。

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