サバイバル山行、燕岳〜餓鬼岳を目指すも残雪が多く敗退
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- GPS
- 08:34
- 距離
- 22.8km
- 登り
- 2,853m
- 下り
- 2,850m
コースタイム
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 8:35
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
先週の大天井登山で初めて餓鬼岳を認識し、次回は是非行ってみたいと思い、まさかの2週連続で中房登山口に、駐車場が心配だったがまだぎりぎり数台置ける状況だった。今朝出発時は終日曇り予報でしたが、予報は大幅に外れ朝から快晴。
気持ちよく登山開始、なぜか本日は調子が良い、サクサク登れる。
2時間弱で燕山荘着、この時点でバッテリーに例えると5%の消耗でしかなかった。いつも燕岳には登頂せず表銀座に行くので燕岳に登頂するのは久しぶりだ、そして更にその先の未知の領域に進む。
もう雪は残っていないものと思い込んでいたが期待は裏切られた、登山道が判らず彷徨いながら下っていく、残雪とハイマツの上を歩いたり、笹薮の迷宮を進み、途中道迷いで遭難の危機に遭いながらも何とか登山道に復帰することが出来たが、絶対に引き返すことは不可能。退路を断たれたのでもう先に進むしかない。
この時点でかなり彷徨い体力の消耗は激しかった、7割を切っていたのではないだろうか。
こんな時に感じるが、遭難するときは通常の登山道を歩くよりもかなり体力を消耗するし、精神的にも消耗するので相乗効果で悪循環となると思われる。
雪と笹の葉が濡れていたのでズボンと靴の中はびっしょり、靴下を絞って履くと少しは快適になる。
何とか東沢乗越に到着、果たしてここから下れるのだろうか?燕岳には戻れないのでここから下るしかないのだ。
期待して更に餓鬼岳方面に進む、登山道はほとんど人の手が入っておらず、今まで歩いた中でもワースト3に入る荒れようだ。稜線に出るまでの笹薮では雨が降ったのか、またズボンがびっしょり、ハイマツのトンネルは腰をかがめて歩かないとでとても疲れる。
稜線に出ると岩場歩き、更にアップダウンが多い、あと僅かで餓鬼岳という所で再び残雪が現れる。もはやここまでか、次回餓鬼岳から唐沢岳に登る時にここまで来れば繋がるからいいか、気力も失せたのでここで敗退を決意。
東沢に向かうことにする、帰りは早いが最後の笹薮はやはり堪える。
何故か東沢は笹が刈り払いされていたが、とても急斜面を下ることになる、沢に合流すると何度も渡渉をし、更に崖を巻くために相当登り返すのがとても辛かった。
下山口は何故か温泉施設内となっており、ここでも迷ってしまった。
稜線は晴れていたのですね。
東から見る分にはあそこから先はほとんど雪が消えていました。
もう少しでしたね。
しかし無茶苦茶速いですね。
そうです、早朝は晴れ渡っていましたが次第にガスに覆われてきました。
当日も遠めに雪は消えているように見えましたが騙されました。
餓鬼岳登山ももう少し先延ばしですね。
燕から東沢経由の餓鬼岳ですか!? なかなかきつそうなルートです。ケイトシマックさんの判断は正しかったと思います。
自分は6年前にスキーカスタムフェアの安曇野会場に行くついでに餓鬼岳を目指しましたが、6月でも雪渓横断中に軽アイゼンの軽装備で滑落し九死に一生を得ました。ついでに行く山ではないと実感しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1174954.html
山は逃げません。またのチャレンジを期待しています。
hareharawaiより
ご指摘ありがとうございます。
この時期嫌らしい残雪があり、軽装備で出かけると後悔することが多々あります。
お互い気を付けましょう。
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