鈴鹿の深部イブネ・クラシへ―根の平峠・杉峠・小峠周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 17.1km
- 登り
- 1,105m
- 下り
- 1,095m
コースタイム
- 山行
- 7:06
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 8:08
天候 | 曇のち晴れ(天気予報では晴れのち曇りだったのに…) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
朝明駐車場:500円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:朝明駐車場すぐそばの朝明バス停横辺りにあります。 トイレ:朝明駐車場にあり、きれいです。 危険箇所:という程のものはありませんが、イブネ北端〜小峠は激下りです。 昭文社の「山と高原地図」にはルートが載っておらずバリルート扱いですが テープはありますし、踏み跡もそこそこあります。 また、上水晶谷〜コクイ谷出合は標識に騙されやすいかも…。 私はこれを信じて直進してしまい、ロストルートしました。 全く赤ペンキもテープもない川原を渡渉しつつ高巻きしつつ、 とぼとぼ歩く破目に…。 根の平峠で道を教えて下さった女性にも 「上水晶から杉峠へのとっつきがわかりにくいから」と言われました。 皆さんが迷いやすい場所かもしれません。 |
その他周辺情報 | 片岡温泉(アクア・イグニス):600円 鈴鹿の山へ登った時は、もうここが定番になっています。 ぬるめのお湯でゆっくり浸かれて、しっかり体の芯まで温まるのが良い。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
ちょうど1年前の11月23日、コクイ谷を遡って雨乞岳へ登った時からずっと、「次はイブネ・クラシ...次はイブネ・クラシ...」と思い続けていました。
かつては「鈴鹿の秘境」とも呼ばれた、鈴鹿深部。
それが1年経って、念願叶って挑戦できることに。
当初はクラシから尾根を下って大瀞、中峠を周回して朝明へ戻るルートを予定していました。
イブネ・クラシを歩かれた皆さんのレコをつぶさに眺めて参考にさせて頂き、特にクラシ北尾根からのバリエーション・ルートを歩かれた方たちの足跡を確認し。
しかし、往路の上水晶谷を渡渉した後、岩場で足を滑らせて前のめりにばったり転んでしまいました。
今でもなぜあんな所で前向きに転んだのか訳がわかりませんが、おそらく降り積もった落ち葉が足元を隠していて、その中に濡れてよく滑る岩が隠れていたのだと思います。
悔しく、残念。
咄嗟に左腕をついて防いだのですが、飛び出している岩に思い切り左肋骨下部を打ち付けてしまいました。
一瞬、呼吸が止まったかと思うほど痛かったです;;
立ちあがって歩き出したものの、その後、痛みでペースが上がりませんでした。
歩く振動がそのまま肋骨に響いて、痛いのなんの。
その時は「これは打撲。これは打撲。大丈夫、大丈夫」と自分に言い聞かせて歩いたのですが、後から考えたらただの打撲ではなかったのかな、と。
とにかく目的地だったイブネ・クラシを目指しましたが、帰路はやむを得ずイブネ北端から小峠の尾根を下るルートに変更しました。
バリエーション・ルートに対して少し自信がなかったので、根の平峠で行き会った鈴鹿に慣れているという女性(地元の方だそう)に話を聞き、杉峠で出会った初老の小父様達にもお話を聞き(千種街道を滋賀県側から歩いて大瀞まで行った話をして下さいました)、更に佐目峠手前で出会った10人くらいのパーティの方に、小峠へ下るルートを教えて頂きました。
その方たちは小峠からイブネ北端へのルートを登って来られたそうで、「テープも踏み跡もそこそこあるから、迷うことはないはず。単独だったらそちらの方が安心だよ」とアドバイスしてくれました。
地図やGPSまで見せてくれてルートを詳しく教えてくれました。
そして、異口同音に言われたことは、「初めて通るバリエーション・ルートの尾根筋なら、下りで使うよりも登りで使った方が良い。その方が尾根筋を外すことなく、迷うリスクが少なくなるから」ということ。
なるほど、確かにその通りです。
次回、クラシ北尾根に挑戦する時には、登りで目指してみることにします。
皆さん、本当にどうもありがとうございました。
憧れ続けていたイブネ・クラシは、辿り着いた時にはちょうど雲も切れてしっかりした明るい陽射しがあって、良い眺めでした。
時期的には少し遅かったかな...という気もしましたが、それでも苔は青々、1,000m級の高地にいるとは思えないような庭園が広がっていました。
ここは絶好の休憩&ランチスポットですね。
テン泊したら気持ちがいいだろうなぁ…と思い、来年にはテン泊デビューしようかなぁ、なんて野望まで抱いてしまったり。
イブネ北端からの小峠への下りは本当に激下りでした。
両手をフルで使って、木の幹や枝にしがみつかなければ下りられず。
また、激下りを下りる足の一歩一歩の振動が、肋骨に響いて響いて。
この下りでようやく「これってただの打撲じゃないのかも」と感じ始めました。
コクイ谷出合そばの崩落地の前に出た時には、正直ほっとしました。
思わぬアクシデントのあった山歩きでしたが、行動時間8時間ちょい、たっぷり15km以上歩けて満足でした。
痛いのもしばらく我慢していれば治るし...と思って、だましだまし生活していましたが、連休明けに仕事をしていたらやはり痛くて、観念して病院へ行ってレントゲンを撮ったら、左の第10肋骨が折れていました_/ ̄¶●
山では、少し転んだだけでも思わぬケガになることがありますね。
以後、もっと慎重に行こうと思いました。
折れてましたかぁ ポッキリじゃなくて、ヒビですよね?
dachanhさん、こんばんは
念願のイブネ・クラシ、アクシデントにあいながらも登頂出来て良かったですね
根の平から行くと山の懐に深く入り込んでいくような感覚、杉峠からの解放感、穏やかな山頂、味わい深い好いルートだと思います 自分も今度登る時は逆廻りで登ってみよう
暫くは無理をなさらずケガしっかり治してくださいね、あと風邪ひくと咳で肋骨にビンビン響くんで、ひかないように気を付けて、お大事にしてください
lowriderさん、こんばんは。
そうなんです、折れていました
外傷が何もないのに、咳やくしゃみや歩く振動で中からずきずき痛むのはやはりおかしいだろう...と思って病院へ行ったら
整形のドクターに「折れてるのではなくて、軽いヒビじゃないんですか…?」と訊いてみたら、「ヒビも骨折も同じです!」と言われました
ドクターと一緒に自分のレントゲンを見ましたが、ギザッとしているところがあったので、やっぱり「骨折」とのことでした。
少し無理をしてしまったのかもしれませんが、イブネ・クラシには行けて良かったです。
鈴鹿の他の場所では味わえないような独特の雰囲気が魅力的ですね。
来年また、もっと時間に余裕がある状態でゆっくり歩きたいなぁと思っています。
残念なことにアレルギー体質で、秋花粉にも少し反応してくしゃみが出たりするので、毎日肋骨にびんびん響いていますが 、出来るだけ安静にして、早く治るといいなぁと願っています。
お気遣い頂いてどうもありがとうございます
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