ピンネシリ(砂金沢ゲートから 帰りは林道へ)
- GPS
- 06:32
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 808m
- 下り
- 799m
コースタイム
- 山行
- 5:09
- 休憩
- 0:54
- 合計
- 6:03
天候 | 晴れ時々曇り。気温やや高め。風弱い。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
分岐する砂利道へ。全体に荒れ気味で、特に入ってすぐ2ヶ所にある洗い越しが 深いので十分に減速。 砂金沢登山口からさらに乗り入れ、沢から離れる所の閉鎖ゲートの手前に駐車。 10台弱とめられそう。登山口すぐ先のゲートは機能しておらず、今後も乗り入れ できそうで、これからはこちらが主流になると思われる。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
Co.800以上、マチネシリの北側を巻くところでは半分が雪。登山道を外すと ネマガリで進退窮まるが、ピンクテープは2ヶ所のみ。帰路のために自分で付ける べきところ。ストックか軽アイゼンもあったほうが良い。 日にちが経てば融雪が進んで、歩きよくなるとは思います。 下山は巻道の途中で迷うよりはと思い、思い切ってマチネシリとのコルから林道へ 下りましたが、雪が切れて沢に追い込まれ、靴を濡らしてます。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
フリース
グローブ(+予備)
スパッツ(使用せず)
防寒着兼雨具
日よけ帽子
行動食
非常食
飲料
地形図
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
携帯(GPS&コンパス兼)
時計(高度計兼)
タオル
カメラ(コンパス兼)
|
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備考 | ストックか軽アイゼンがあったほうが良かった。ピンクテープの準備も |
感想
南より北のほうが天気が良さそうなので、しばらく行っていないピンネシリに、
行ったことのない新十津川側から登ってみる。2回登っているが、かつて縦走路が
存在した隈根尻と神居尻からそれぞれ縦走の形で、前者の時期はほぼ同じだ。
総富地川から砂金沢へ入る分岐に標識がない。そっち岳スキー場を過ぎると
分岐する砂利道へ左折。荒れ気味で、特に入ってすぐ2ヶ所にある洗い越しは
深いので十分に減速。
砂金沢登山口すぐ先のゲートは今後も機能しなさそうで、さらに乗り入て、沢から
離れる所の閉鎖ゲートの手前に駐車。先着1台(山菜採り)。10台弱とめられる。
従来の登山口からだと標高ロスがあるので、今後はこちらが主流になりそう。
朝は曇っていたが、これは下層雲で、スタートするとまもなく雲が切れ始める。
標高464の交差点は特に標識はないが、尾根を乗越すのでわかるだろう。登山道は
笹の中でしばらく展望には恵まれないが、スミレ(紫・黄)、エゾエンゴサク、
カタクリ、ヒメイチゲ、サンカヨウ(少)、ザゼンソウ(少)、オオカメノキ(少)、
ムラサキヤシオツツジ(少)等、花で飽きない。倒木が数ヶ所。これから整備される
かも。
・711を過ぎ、崖記号の近くで展望が利いてくる。シラネアオイもこの辺から
増えてくる。標高750mを越えると残雪が多くなる。800mでは半分が雪。急斜面を
トラバース気味に行くのでストックが欲しいところだが、同時期の経験から不要と
してしまった。もっと困ったのが、ルートファインディングが難しいこと。登山道を
外すとネマガリで進退窮まるが、ピンクテープは2ヶ所のみ。自分で付けるべき所
だが、持ってない。(標識が一ヶ所)
途中で下を見ると、なんともグリセードに適した斜面だ。帰りは適当に林道へ
下るか等と、この時点ではまだ甘く見ている。何とか巻き道を過ぎてコルに着く。
当別側も稜線上もまるで雪がない。同時期に来たと言ってもこっち側の世界しか
知らないから、計画段階で考えが甘かったわけだな。予定ではピンネ→マチネの
順だったが、帰りが流動的なので先にマチネシリへ向かう。
マチネシリでは隈根尻の先の三角山が印象的だ。廃道になった隈根尻への
ルートは、廃道後数年だし密な木の階段があったから、もっと道らしいかと思って
いたが、かなり笹が出ている。
ルートログを見て帰路を考える。ルートロスせずに来られたのは神仏のご加護の
おかげに思えてきた。
(1)840m位まで往路を下ってから林道へ下る。そこまでの労力もかかるし、
ルートロスで不適切な場所からの下りを強いられるかもしれない。また、林道の
標高も下がるから下部で雪が切れる可能性も増す。そこまで下ったら登山道を戻った
ほうが良いだろう。
(2)ピンネ山頂からずっと林道。一番安全だが、いかにも長い。
(3)コルから林道に下る。下部の傾斜も緩く安全に思えた。【これを採用】
ピンネシリへ向かう。当別側の登山道分岐のすぐ先に道の崩壊がある。そこから
ほどなく、20年前にも見た場所にハクサンイチゲが咲いていた。花弁が多い特徴も
同じだ。旧友に再会したみたいに懐かしい。
ピンネシリは巨大なドームが目障りだが、増毛山地の展望が良い。また、神居尻が
当別側から見るのと違って貧相に見えるのも特筆すべきと思う。
さて、戻ろう。コルの途中までから見下ろすと、林道まで雪がつながってない
感じがする。が、マチネ山頂で考えた通り、やはり最適解はここで下ることなのだ。
コルわずか手前から、立ちグリセードで下る。(結局、グリセードしたかっただけか
もしれない等と考えながら)
だが、標高差50mほどを残して、やっぱり沢に出てしまった。直接原因は微地形の
読みが甘くて、沢の二股の中間尾根を下っていたせいだが、いずれにせよ雪は
切れたと思う。この沢は両岸とも立っているが傾斜は緩くてあまり問題なく、林道に
到達。靴は濡らしたが。
林道は残雪1/4〜ゼロという感じで、距離的にも登山道と差はなく、かえって
早かったと思う。なかなかきれいな春紅葉を眺められたのも、またよかった。
[以下毒だし:読まなくて良い]
当別側の登山道は完全に無雪だったが、道民の森一番川はWebでは5月下旬からと
記載があるだけで(他にもツッコミどころ山盛り)、それまでは車道すら通行止だ。
また、事前に予定日を示すこともない。(5/23現在、衛生携帯電話(ママ)の番号が
追加されてたからオープンしたのか? オープンしましたくらい書けばいいのに)
梟大橋とか、道民の森の専用道路ということなのだろうか。だからと言って施設がオープンするまで開けないというものではないと思うのだが。これは神居尻(毎年5/1
から)も同様である。まったくのお役所体質だ。
お役所体質といえば、隈根尻の登山道、かつて不必要なまでに階段や東屋等
整備しておいて、壊れたら直す気ないのは、作るのが目的でしたと、語るに落ちたと
いうべきか。神居尻-ピンネシリ間も「通行止」(いかにも土木官庁の表現)になって
から数年後に縦走しているが、大した問題なく通れる状況だった(20年近く経つ今は
多分駄目)。
ちなみにコルからピンネシリへの途中にも崩れている場所があるぞ、通行止に
しないのかね。新十津川町と喧嘩になるかもね。
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