【天城山】秋の木漏れ日の中ブナの原生林を歩く【万二郎岳・万三郎岳】
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 964m
- 下り
- 952m
コースタイム
- 山行
- 5:40
- 休憩
- 0:35
- 合計
- 6:15
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
とても整備されていて歩きやすい道です。 |
写真
感想
今回の登山は「天城山」。
天城といえば「天城越え〜♪」のイメージしかありませんでしたが、百名山の一つなんですね。
朝9時に到着すると、もうハイカー専用駐車場はいっぱい、登山者ももちろんいっぱいでその人気の高さに驚かされました。
天城山は万二郎岳・万三郎岳を登る周回コースと、八丁池方面へ抜ける縦走路があるようですが、車で来た私達は周回コース一択。
距離の短いコースなので、トレーニングがしたいkenboさんは「八丁池まで行こう。」とはりきっていましたが、出発の時間からして日光白根山の二の舞になりそうだったので、途中の戸塚峠まで行って帰ってくることにしました。
駐車場から周回コースの分岐点の四辻までは、ほぼ平坦な道で苔の生えた癒しスポットなどもあってゆるゆると進んでいきます。
四辻から万二郎岳・万三郎岳へ登る道も、最後の階段は少し急でしたが、だいたい歩きやすい穏やかな道でした。
高尾山に続いて、2回連続のゆるゆるハイキングです♪
万三郎岳の山頂に着くと、そこはお昼休憩の人で溢れかえっていました!
山頂は木々に覆われていて展望は望めず、休憩するにも人が多すぎたので、とりあえずお昼ごはんはこの先の戸塚峠で食べることにして、早々に混雑した山頂を後にします。
山頂を過ぎるとぐっと人は減って、山本来の静かな雰囲気を楽しむことができました。
秋の木漏れ日の中、アセビや石楠花のトンネルが連続します。
きっと花の季節はすごく綺麗なんだろうなぁ。
そんな穏やかな道と何回かのアップダウンを繰り返しながら歩いて行くと、小岳を過ぎた所に「ヘビブナ」という看板がありました。
「ヘビブナって何だろう?」と思い、100m程進むとグニャンと大きく曲がったブナの木が。
ちょっとヘビには見えなかったけれど(とぐろとか巻いているのかと思いました。)、どうしてこんなに曲がってしまったのか気になる所です。
ヘビブナを過ぎて急な坂をしばらく下ると、今日の目的地戸塚峠へ到着。
急に強くなった風に震えながら、急いでお昼ご飯のパンを食べます。
あまりに寒かったので、Kenboさんのいれてくれた熱々のカフェオレが 身にしみました。
はぁ、生き返る~
お昼ご飯を済ませたら、あとは万三郎岳下分岐まで戻り、シャクナゲコースでゴルフ場の駐車場まで下ります。
この道は意外と山道していて、石がゴロゴロしている所を下ったり、狭い道をトラバースしたりします。
行きの万二郎コースとはまた違った、変化に富んだ道を楽しめました。
日が暮れる前に駐車場に戻りましたが、まだ続々と下りて来る登山者がたくさんいました。
そして、〆には海の幸と温泉を満喫。
今回も大満足の山歩きが出来ました♪
今度は、ぜひ花の季節に縦走コースを歩いてみたいですね。
東伊豆でダイビングをするため、山を始める前から天城山の存在は知っていました。7月に鳳凰小屋で泊まった際に、お隣さんたちが「天城山がどうして百名山なのかわからない」とお話しているのが聞こえ、「ふーん。私でも登れるかな?」と思ったのでした。そこで、どこかの週末で土曜日に天城山に登って近隣の宿に宿泊し、日曜日にダイビングをして帰ろう…。このような計画を立てたのでした。
しかし、今年の夏は週末の天気が悪い日が多かったこともあり、ダイビングは敬遠していたので、東伊豆方面に行くこともなく、天城山はお預け状態でした。このまま来年以降に持ち越してもいいかな?と思いましたが、天気の良い3連休だったので、登ってみることにしました。
地図で確認してみると、駐車場からの周回では呆気なく終了してしまいそうだったので、八丁池まで行って戻ることにしました。8時に出発できれば大丈夫かな?
ダイビングで何度も行っている方面であるため、自宅から天城高原までの距離感、到着予想時間は何となく掴めていましたが、東名高速でまさかの渋滞等があり、現地着が9時過ぎになってしまいました。八丁池まで行けるかどうか?様子を見ながら進むこととして出発です。
駐車場は既に満員御礼だったこともあり、私たちは遅いスタートのはず…ですが、前後に多くの登山者がいました。途中で渋滞が発生しそう…。そのようなことを考えながら進みます。
四辻を通過して万二郎岳の手前までは、緩やかな傾斜の無い道を歩くような感じで、木漏れ日が差す中、苔や紅葉などに癒されます。天城山が人気があるのは何となく理解できました。
その後、階段が登場します。高尾山で「階段嫌だー」と仰っていたkazuruさんは大丈夫かな?時折後ろを振り返りながら進み、万二郎岳山頂に到着です。ここでは、特に嬉しくなるような眺望を拝めることはできなかったので、とっととメインの万三郎岳に進みます。
縦走路と言えど、いきなり下りとなり、標高を下げてしまいます。万二郎岳より100mほど標高が高い万三郎岳に到着するためには、登り返さないといけません。おっ!これはトレーニングになるかな?なんて、心配そうなkazuruさんを横目に密かにワクワクしてみましたが、同じく昇り階段が登場するのみで、普通に万三郎岳に到着してしまいました。
万三郎岳の山頂では、大勢の方が昼食休憩をされていました。山頂だけでは収まりきれず、その先の道の脇でも休憩されています。駐車場が満員御礼だったのですから、当然ですね。
ここでも特に嬉しくなるような眺望を拝めることはできなかったので、この先をどうするか考えます。スタートが遅かったため、このペースで八丁池まで行って戻ると17時頃のゴールとなりそう。不可能ではないけれど、kazuruさんに迷惑をかけてしまう…。仕方がない、いつか縦走する時のお楽しみとして、今回は八丁池は諦めよう。戸塚峠までなら、15〜16時の下山が可能なはず。
ただ、時間的には、お昼にするには少し早い。このまま駐車場まで下山するならここで昼食としますが、戸塚峠まで行くのであれば、そこで昼食にしよう。
万三郎岳下分岐点から縦走路に進むと、これまでが嘘のようにガクッと登山客が減ります。少し急な斜面を下り終えると、ブナの原生林が生える開けた場所に出て、しばらく優しい道が続きます。
休憩している方が数名いた小岳を過ぎると、ヘビブナという標識がありました。「きっとトグロを巻いている形の木だと思うよ」とkazuruさんが仰るし、距離が0.1kmだったので、行ってみることに。落ち葉で道がわからない中をてくてく歩くと、そこには凄い生え方をした木がありました。どうしてこのような育ち方をしたのだろう???
縦走路に戻って進むと、少しザレている部分がある急斜面の下りが登場します。ここを通過したところが戸塚峠なのかな?落ち葉で滑りやすくなっているので、ゆっくりと下ります。途中でkazuruさんが転倒してしまいましたが、大事に至らず。下る途中で冷たい風がビュービューと吹いては止み…を繰り返し始めました。やはり、11月にもなると低山でも寒いなぁと思いながら、本日の目的地の戸塚峠に到着です。
ここで昼食としますが、残念なことにこの昼食中が一番風が強かったです。身体を温めることを兼ねて入れたカフェオレも、あっという間に冷めてしまう感じ。風下に顔を向けるようにしながら持参したパンを頬張り、早く動いて身体を温めたいので、そそくさと戸塚峠を後にしました。
少し心配であった万三郎岳下分岐点までの2つの登りは、思ったよりも大したことはなく、あっという間に分岐点に到着しました。さぁ、駐車場まであと2時間程度。予定通り16時までには下山できそう。
ここから先は、北側の道になるので湿っていて滑りやすかったです。また、これまでの優しい道から普通の道に変化し、ようやく登山をしているという実感が湧いてきました。そのせいか、歩くペースが速まったのでしょうか、kazuruさんから「速い」と指摘されて、少し反省。
下るとともに風は止み、四辻手前では2頭のシカさんに会うことができ、楽しみながら歩いてゴールとなりました。
スタートからゴールまで辛いと思う部分が全くなく、楽しみながら歩くことができる天城山。これなら、百名山に選ばれても良いような気がします。でも、今回は消化不良というか、物足りなさが残る山行だったので、次回はぜひ縦走したいと思います。
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